今週は、
介護スタッフの労働時間を減らしつつ、
入居者をさらに元気にするためにはどうすればいいのか?というお題です。
今日は、テキパキランドになるためのノウハウを思いつくままに書きます。
なるべく
少人数スタッフ論とかぶらないように書きます。
また、世に多く存在するタイムマネマネジメントの本とも、出来るだけかぶらないように書いてみます。(でも、多分かぶっています)
「記録は現場以外の場所で集中して早く書くべし!」介護の仕事において記録に時間をかけるほど、無駄なことはありません。
ケース記録を現場で入居者とお話をしながら、あるいは見守りをしながら書く、
ということをしている施設もあります。
この方法は一石二鳥のように思えますが、逆に効率が悪いです。
そのように
集中できない環境下では、
時間をかけた割には質の悪い文章しか書けません。
文章を書くときは、火災報知器が鳴っても気付かないくらい集中しましょう。
そして、
通常20分かかる内容を5分で書くトレーニングをしましょう。日頃からそれをすることで、
アウトプット力が鍛えれられ、
理解→思考→発言の能力もアップするので、
現場や会議中でもさらに活躍できるようになります。これこそ一石二鳥です。
「問題はすぐに片付けるべし!」問題を放置しておくと、無駄な労働が膨らみ、
残業が増えます。
特に仕事を抱えやすい中間管理職は注意すべきですね。問題が発生したら、その日のうちに関係者と議論し解決策を出しましょう。
その解決策は、
「いつまでに」「誰が」「何をする」というところまで決めないと、
いつまでたっても実行されないものになります。
決まったことはノートに書いて、トップの承認をもらいましょう。もし議論が5分以上続くようなら、
トップに持ちかけてジャッジしてもらいましょう。
部署間の「なすくり合い」に時間をかけているようでは残業は減りません。
また、有益な問題提起を多くしたスタッフには、何らかの報酬を与えるべきです。
「勤務終了時間がきたら、容赦なく帰るべし!」これはオムツ外しをするときに、いきなりオムツを外すというアプローチと同じです。
少しの間はかなり混乱しますが、最も有効な方法です。仕事の途中で帰ってしまうわけですから、
入居者にも他のスタッフにも迷惑をかけてしまします。
なにより、自分の仕事が片付かないので自分が困ります。
そこまで困ることによって初めて、「
本気」になれます。
普段は「まあ、残ってやるからいいかな。」という
甘えがあるのです。
「
残れない!」という状態に追い込まれてこそ、脳が動き始めるのです。
クリスマスの日は、彼氏のいるスタッフは残業しません。そのときの彼女の仕事のスピードは、
まるで
「マトリックス」のキアヌ・リーブスのようです。
大事な試験や会議の日に、朝寝坊したときの身支度のスピードです。
その集中力を毎日発揮してもらうのです。
眠っていた潜在能力が飛躍的に向上し、
これまた現場や会議においても、目を見張る活躍が出来るようになるでしょう。
「パソコンが苦手なスタッフはパソコンを触るべからず。」そのまんまです。
介護スタッフは特に文系が多いのでパソコンが苦手な方が多いようです。
☆本日の結論
「4つともそれなりに説得力を感じますが、一番目のは
コチラでも伝えている通り、マルチタスクは止めておけということですね。でも、ここに書いてあるようなことでも、上司が部下を指導する際は慎重に言葉を選ばないと、今の時代だとパワハラとかブラックとか言われますからね。」