あらためて
「介護の目的ってなんだ?」と思い、
ググッてみました。
するとおなじみの文章が!
※介護保険法抜粋
(目的)
第一条 この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。
要は、利用者が
「尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した
日常生活を営むことができる」ように支援することが
介護保険上における介護の目的らしいです。
私は、この目的のあいまいさが、
全てを狂わせていると思っています。
例えば、ケアプラン。
ケアプランとは、
言ってしまえば、
「主に介護に関する利用者の問題解決プラン」なのですが、
その解決の方向性が、
「尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した
日常生活を営むことができる」ことでは、
そりゃケアマネも訳分からんでしょう。
なので、
同じようなケースでも、
ケアマネごとに十人十色の目標設定&アプローチ
になってしまいます。
つまり、
個々のケアマネのバックボーンや価値観が
ケアプランの方向性の根拠になってしまうのです。
これってすごくいい加減ですね?
だからケアマネさんはいつも悩んでいます。
「私の方針ってもしかして間違っているのかしら?」
「本当に利用者にとって幸せだったのかしら?」老人ホームにおいても、
介護の目的が曖昧なため
職種やスタッフごとにケアの方向性がバラバラになってしまい、
いつも衝突が絶えません。
で、結局は
声の大きいスタッフの方針が採用されます。なんじゃそりゃ?ですよね。
かと言って、私は
厚労省に介護の目的をもっと具体的にしろ
とは言いません。(誰も聞きませんが)
厚労省も介護の概念を狭めることによって、
そこから溢れてしまう人の声を恐れているのでしょうから。
介護というジャンルは
医療ほどシンプルではなく、
宗教や哲学的な要素も含まれているので、
具体化すればしたで、
問題になってしまいます。
で、
何が言いたいのかと言うと、
事業所(法人・会社)ごとに介護の目的を具体化しろ!ということなのです。
つまり、
ビジョン(理念)を掲げろ!ということです。
事業所の選択の余地のないド田舎や離島はともかく、
複数の事業所が乱立している地域(ほぼ日本中コレでしょ)
においては、その理念こそが
利用者にとって選択に資する情報になるべきだと考えています。
「当社はとことん自立支援にこだわります。」
「当社は何よりも心のやすらぎを追求します。」
「当事業所は機能訓練の場です。」
「当法人の存在意義は社会のセーフティネット足りうることです。」このように、国が定める介護の定義から
脱線しない程度のビジョンを
事業所(法人・会社)ごとに掲げてくれたら、
利用者も分かりやすいし、
何より働く人が分かりやすいです。仕事の目的がはっきりしますから。逆に言えば、
少なくとも介護業界においては、
具体的なビジョンのない事業所(法人・会社)は、
自動的に、
「何がしたいのか全くわからない所」
「中身がない所」と位置付けされてしまいます。
「老人をダシに金を儲けている所」と言われても仕方がないでしょう。
☆本日の結論
「公の資格や研修よりも、社内教育の方がすんごく大事ってことですね。」
(おまけ)
当法人のビジョンは、
利用者に心身共に元気になってもらうこと。
またそのご家族や地域全体、もちろんスタッフも元気になること。
仮に元気になる気配がなくても諦めずに元気を生み出すこと。
つまりは「元気を創る」ということです。
文句あるか?!(笑)詳しくは
コチラをどうぞ!