人はなぜ集団を形成するのでしょうか?

家族、職場、地域、国家等。

それは一人では生きていけないから、

つまり生き残るための手段として

いわば仕方なしに集団形成をしているのです。




逆に言えば、

一人でも生きていける完全な人間であれば、

あるいは、

一人でも生きていける完全な環境内にいれば、

集団を形成する必要はなくなります。




さて、

我々にとって重要だとされる

社会性やコミュニケーション能力というものは、

そもそもが集団形成に役立つものとして

発達してきました。




それらがなければ集団が崩壊する、

あるいは、

それらを持っていない個体は

集団から弾き出されるからです。




社会性が著しく欠けているサイコパスが、

集団から弾き出されるのは

そのためです。




ということは、




一人でも生きて行けるような環境内であれば、

社会性やコミュニケーション能力も

必要なくなるということです。




それは、人々が協力しなくても、

食べていける、ケガや病気が治せる、子育てができる、

そういう社会のことです。




このことは、

先進国ほど、

・家族が崩壊し

・少子化が進み

・介護施設が増え

・一人職場も増え

・地域もバラバラになる

ということを意味しています。




多くの人間は、

集団でいる必要がないのなら、

一人でわがままに過ごす方を選択するのです。




そして、

その世界ではサイコパスは躍動します。




ネット空間を覗くと分かりますよね。




さてさて、




何が言いたいかというと、




地域作りについてです。




地域作りとは、

地域における集団形成を意味します。




ところがこれは、

「一人では生きていけないかも」

という不安や危機感がなければ、

動機が生まれないのです。




夕張市が破綻し、市民病院がなくなったことを機に、

逆に地域住民同士の活動が活性化し、

皆が元気になった

という話を聞いたことがありますが、

まさにその典型だと思います。




つまり、

地域作りが促進される条件として、

財政破たん、過疎、医療・介護施設の供給不足

等の危なっかしい環境が必要なのです。




よって、

現状、そのような危機のない自治体においては、

本当の意味での地域作りは非常に難しいと考えます。




地域包括ケアシステム及び地域共生社会の実現は、

未然に達成できるものではなく、

住民がリアルに危機的状況に追い込まれてからですね。




仮に危機前に達成できるとしたら、

臨場感たっぷりに危機を煽る

カリスマリーダーの存在が必要でしょう。




☆本日の結論
「できたらいいな→失敗。やるしかない→成功。」

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