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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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スコトーマという言葉をご存知でしょうか?

ストーマじゃないですよ(笑)。

スコトーマとは、心理的盲点という意味です。

詳しい意味を説明すると長くなるので、コチラを読んで見てください。

→スコトーマとは



要するに、人間はそれぞれの立場や思い込みによって

実際に見たり聞いたりした情報でも、

脳がスルーしているものが多い。

そういった盲点のことをスコトーマと言う。

ということです。



先日、カンブリア宮殿に、

セブンイレブンの鈴木会長が登場
して、

「(売り手が)専門家になってしまったら、

商品を消費者目線で見れなくなってしまう。

だから私は、いつも素人でいようと思う。」


という感じの名言を語っていましたが、

これもスコトーマのことを言っているのだと思います。

ちなみに、この言葉、

介護士・看護師にもグサッっときますね。



では、本日から、

「介護士のスコトーマ論」

スタートです。




「弱った老人には介護が必要だ!」

という思い込みも、スコトーマを生みます。

実は介護をする必要がないのでは?

と思わせる場面を見たとしても、

スコトーマの働きにより、

脳がその映像をスルーしてしまいます。




また、「この人は認知症だから」と思い込むと、

その人の全ての言動が認知症に映ります。

で、「やっぱり認知症だな」と再認識し、

どんどんスコトーマが強くなります。

実際には、ボケていない場面があったとしても、

それに気付くことは難しくなっています。




老人ホームの介護士のうち99.9%は、

多かれ少なかれこのようなスコトーマが働いています。

(もちろん私も含めて)




だって、

そもそも彼らは、

弱った老人を「介護するため」に

働いているのですからね。


入社前からスコトーマがあるのです。




そんな人たちに囲まれているから、

入居者はどんどん弱っていき、

認知症も確実に進行します。




逆に、

「どんな入居者でも絶対に元気になれるんだ!」

「認知症の人でも、何でも出来るんだ!」


と本気で思い込むことが出来れば、

そういったガネティブなスコトーマが外れます。





そうすると、

「あれ?この人のトランスファー介助って本当に必要?」

「あれ?実は自分でトイレの場所が分かってるんだなぁ」


というように、

今まで当たり前のように見ていた光景から

思わぬ発見が生まれます。





介護士には、マインド教育が何より大事

だということは、このことからも分かります。




だから、私は介護福祉士の学校で

毎日、NHKの「百歳バンザイ!」を見せることを

推薦しているのです。

そうすれば、

「もう年だから…」という思い込みは絶対になくなります。

老人を見るときのスコトーマも、少しは外れることと思います。





もし今、あなたの職場に、

「年だから…」

「認知症だから…」

と言って消極的な仕事しかしていないスタッフがいたら、

「そんなことばっか言ってるから

スコトーマが働いて、

何も見えなくなってんだよ!」


と言ってやってください。




明日に続きます。




☆本日の結論
「常に現場の真っ只中にいるスタッフは、まるでロンドンの霧のようにスコトーマに覆われまくっている。」

カリスマ介護ブロガーたなかいごさんの許可を得て、

マニア学科版「ポジティブ・ジョーイ」を作ってみました。

結果的には、

単なる「クレバー・ジョーイ」になってしまいましたが…。



But!そんなことは気にせず、Let’s Go!



ここは老人ホーム 「ヒルズ・オブ・ポジティブ」。

安心と信頼のサービスが売りで、

設備も立派でスタッフも優しくて地元でも評判Sa



最近問題なのは201号室のキャサリンばあちゃん。

日頃より家族の面会も少なく、いつも寂しそう。

最近はスタッフの声かけにも上のskyで、

まともに食事も水分も摂ってくれな~い。オーマイゴッド



いつもなら、あの手この手でキャサリンを元気にする

介護主任ジョーイだが、

なぜか、今回は見て見ぬふり??



そしてなんと!

「キャサリンには市立ジエンド病院へ入院してもらいましょう」

とジョーイの口からネガティブな提案!

周囲はアンビリーバボ&エキサイト

「入院の決断は早いぜ!」

「ヘイ、ジョーイ!ユーは介護に対して情熱がなくなったのかい?」

「もしかしてキャサリンのことが嫌いなのか?」

「しかも、あの病院は設備もサービスも悪いと有名!

それはもちろんyou know?!」


と批判の声が続出。

それらの声を無視して、ジョーイは主任の権限で入院決行!



1週間後、スタッフのダニーが心配して病院に行ってみると、

なんと、キャサリンは笑顔で元気になっていた。

ノーマルなケアすらまともにされているようには見えないのに。

「Why?」



ヒルズ・オブ・ポジティブに帰って、ダニーがジョーイに報告すると、

ジョーイはニヤッと笑って、こう言った。

「だろうNe♪ あの病院はBadサービスだから、

強制的に家族に洗濯や付き添いを依頼するんだYo

だから必然的に家族と会う機会も増えるってわけSa!」



「今のキャサリンに必要なのは、

僕らのcareではなくて、家族と時間をshareすること!」


※share=共有



ご静聴ありがとうございました。

元祖の作品とは、まったく趣が異なりましたが、

これに懲りず、また挑戦します。

では本日もスコトーマ論です。




「スコトーマって何?」という方は、昨日のブログをご覧ください。




新人スタッフが現場に入った時に、

最初にリーダーや先輩から仕事を教わりますね。




その瞬間から、

施設のサービスに対して、

入居者の状態に対して、

非常に強いスコトーマが生まれます。





入居者は週に2回くらいしか入浴しないものだ。

入居者は滅多に外出しないものだ。

18:00に夕食を食べたら、その後はそのまま就寝するものだ。





あるいは、




Aさんは車いす利用者だ。

Bさんはトイレ誘導しなければいけない。

Cさんはコミュニケーションができない。

Dさんは食事介助が必要だ。

Eさんはいつも居室で過ごしている。

Fさんはいつもオムツを使用している。

Gさんはソフト食だ。

Hさんはフロア内に気の合う入居者がいない。

Iさんの家族は滅多に面会に来ない。





一日も早く仕事を覚えたい!という有能なスタッフほど

メモをとって、丸暗記しようとしますね。

まだ不安も大きく、余裕もないので、必死です。




でも、

一旦そういう情報が入り込んでしまうと、

例えば、

「毎日入浴しよう!」

「毎日散歩に行こう!」


という、(普通の感覚では)ごく当たり前の提案が、

生まれることはないでしょう。




さらには、

「Aさんは歩くとことが出来るかも?」

「Bさんは自分でトイレに行けるかも?」


ということも、イメージすら出来ないでしょう。




あっという間にスコトーマに覆われます。




なので、

せっかくフレッシュで有能な新人が入社しても、

サービスは相変わらず現状維持で、

入居者の状態も、

悪くなることはあれど、

良くなることはないのです。




もったいない話です。




かと言って、

新人スタッフに業務や入居者の状態を

一切教えないというわけにもいかないですね。




さて、

あなたが教える立場ならどうしますか?

どうするジョーイ




☆本日の結論
「やっかいなのは、新人スタッフ自身が無意識的にスコトーマを求めていること。」

キリンから、とうとうアルコール度0.00%のビールが出ました。

KIRIN FREE キリンフリー です。

CMでもおなじみです。

こんな商品、スコトーマが外れていないと開発できませんね。



正真正銘、これはお酒ではないのです。



なので、

運転中も堂々と飲めます

検問の時でも、警察官の前で堂々と飲めます



また、飲み物の持ち込み可能な場であれば、

会議中に上司の前で堂々と飲めます

大学の講義でも最前列で堂々と飲めます

高校の食堂でも先生の前で堂々と飲めます



絶対に叱られることはありません。

だって、お酒ではないのですから。

なので、「夏はやっぱビールだなぁ!」と言いながら飲みましょう

(詳しく言えば「ビールテイスト」)



皆さん、さっそく明日からでも試してみてください。

実践報告をお待ちしております



ということで本日もスコトーマ論です。

新人スタッフへの教育方法を考えてみました。




「スコトーマってなんやねん?」という方は、

3日の記事からご覧になって下さい。




脳は、

必要以上の情報をスルーして

必要以上に考えないようになっています。




つまり、

スコトーマは脳が楽をするために生まれます。

省エネシンキングです。




なので、スコトーマを外すということは、

より脳を活性化させるということなので、

多くのエネルギーが必要です。

疲れます。




前回の結論で言ったように、

新人スタッフは、

自ら積極的にスコトーマを生み出そうとしています。


理由は、もちろんその方が楽だからです。

無意識的に自ら脳の働きを抑えているわけです。




しかし、新人の時からそのような仕事習慣を身につけられると、

考える介護解決ケアの実践者にはなれませんね。




そのままだと、

単なる肉体労働者であり、

寝たきり老人作りの匠になってしまいます。




しかし、上司や同僚に迷惑をかけないように

(「利用者に迷惑をかけないように」が一番ではないのがミソ)

スムーズに仕事ができるかどうか不安な新人に対して、

「俺の教えることはベストではないぞ。

お前はもっと色々な角度から見て、

より良いケアの形を考えろ!」


と言ったところで、どうしようもないです。




逆に、そんなことばかり考えて、

一向に業務や入居者の状態を覚えないスタッフも

現実的には全く使えないですしね。




なので、効果的な教育のステップとしては

以下のようになります。




まずは、現状の業務や入居者の状態を覚えてもらい、

仕事に慣れてもらいましょう。

もちろん、このときに、

「一旦現状のことを教えるけど、決してベストではないよ。」

とだけは伝えておきます。




次に、数ヵ月後にそれを全て壊します




このときの壊し方には、かなりのテクニックとパワーが必要です。

具体的な方法としては、

「何で?」攻撃「絶対に?」攻撃は有効です。




完全に壊すことさえできれば、

再び創り上げるのは難しくないです。




でも、しばらくすると再びスコトーマに覆われるので、

また壊します




このように、

破壊と創造を繰り返すことがポイントになります。




そのようにして、

多角的で柔軟な頭でサービスやケアを考えることが出来れば、

絶対に良い施設になると断言できます!


スタッフが途中でリタイアしなければの話ですが…。



☆本日の結論
「壊せる人はとても貴重だよ。1000万円パワーだね。」

面白い話があります。



サーカスの象は、子象の時から杭につながれている。

子象の力では杭を抜くことができない。

何度抜こうと思ってがんばっても抜けない。

子象はやがて大人になる。力も強くなる。

でも象は逃げようとしない。

子供のころからできなかったことだから、

できないと思いこみ、杭を抜こうとすらしない。




この子象には強烈なスコトーマが働いていますね。



この子象を、老人ホームの入居者に例えてみても

同じようなことが多々あると思います。

本当は必要ないのにオムツを着け続けている人。

本当はしっかり噛めるのにおかゆばかり食べる人。


という感じです。



「杭が外せること」を気付かせるのが

介護士の仕事でもありますね。




本日もスコトーマ論です。




よく野球やサッカーの試合をTVで観戦していて、

状況判断の悪いプレーを見ては、

「なにやってんだよ!バカじゃねえのか?!」

と言うことがあると思います。




(もし、今日ウォッカが負けていたら、

武豊も容赦なく言われていたと思います。)




しかも、そういった意見は、

実際に正しい判断だったりします。

阪神ファンの監督や選手に対する愚痴は、

意外と正論が多いのです。




ど素人の人間にバカと言われるプロのスポーツ選手って

いったいなんなんでしょうね?




実はこれには訳があって、

要するに、

グラウンドの外にいる人は、

スコトーマが外れているのです。





逆に言えば、

グランウンド内でプレーをしている人は、

スコトーマだらけなのです。





グラウンド内では、

実際の視野も心の視野も狭くなります。




格闘技の試合にも多いですね。

セコンドの言うとおりにさえしていれば勝てるのに、

なぜかワンパターンな攻撃ばかりして失敗したり、

暴走して負けてしまったりとか。




どうも、グラウンド内にいる人に対して、

スコトーマを外して考えろ!

と言っても難しいようです。




というわけなので、

現場の介護士のスコトーマを外す役割を担うのは

グラウンド外にいる人物が適任でしょう。




かなりの知識や眼力も必要なので、

老人ホームでいえば、

生活相談員

ケアマネージャー

施設長


のような立場の人が「壊し屋」には適任です。




逆に言えば、

彼らにそういう視点がなければ、

介護現場はボブ・サップのように暴走して、

施設は終焉へと向かいます。




なので、グラウンド外にいるスタッフは、

スコトーマを外して現場を見ようとする姿勢が必要です。

全ての前提や思い込みを捨てて、現場を見ましょう

全ての出来事を疑って、現場を見ましょう。





ただ、介護現場というグラウンドでプレーしている人たちは、

「私たちはこれだけ一生懸命仕事をしているのだから、

感謝こそされ、ダメだしされる筋合いはない


という自分本位の思い込みがあるいます。

自分たちのケアは正しいと思い込んでいるのです。

その思いから生まれるスコトーマがかなり強敵です。

「朝鮮中央放送」くらい強敵です。




特に、

「介護してあげている」という意識がどこかにある人

あるいは、

自己主張をする利用者が少ないフロアで働いている人

には、そういう傾向が強いです。




しかも、

泉ピン子クラスの戦闘力を持っている人もザラにいます。

頑張ってください



☆本日の結論
「現場に居ながらにして、自らスコトーマを壊すことが出来る介護士がいたら、是非紹介してください

誰かが言っていました。

本気で出来ると思い込むことができれば、

人間に不可能なことはないと。



病気も「治る」いや「治った」と心の底から

思い込むことができれば、治る。



本気で飛べると思えば、空を飛ぶこともできる。



但し、0.00001%でも、恐れや不安があったら、

出来ないそうです。



もし、大きな鷲に育てられた赤ん坊がいたら、

「飛ぶのが当然」と思って、飛べるのでしょうか?



羽根の有無や物理的な理屈は関係ないらしいです。

あれらは全て後付けの知識らしいです。



少なくとも地球上で最初に飛んだ鳥は、

とてつもない「思い込み野郎」ということですね。

鳥の中でスコトーマが外れた瞬間、飛べたのでしょう。



というわけで、本日もスコトーマ論です。




そう考えると、車椅子の利用者は、

「自分は歩けない」と思い込んでいるだけかもしれませんね。

アルプスの少女ハイジのクララのように。




空を飛ぶことを思えば、歩くことなんて簡単!簡単!

日本の介護士が世界最先端の介護を目指すなら、

それくらいのマインドで臨むべきでしょう。





なのに、なのに、なのに、

全国の介護士は、

足腰の弱ったお年寄りがクララのように立とうとすると、

「危ないと言ってダッシュで駆け寄り、

「転倒するからもう立ったらダメよとマジで念を押します。




一方で、

「歩けるようになりましょうね

と言いながら、平行棒でリハビリをします。




「あなたは歩けない」と洗脳しつつ、歩く練習もする。




これは、明らかに入居者をおちょくってますね。




本当に歩いて欲しいのなら、

「あなたは歩ける」と洗脳すべきでしょう。





介護士に言わせると、

「認知症や病態失認があるから、スタッフが気を付けないと…。」

ということなのでしょうが、

スコトーマ論においては、認知症や病態失認というのは

とてもありがたい症状です。




もし、認知症や病態失認がなければ、

そのお年寄りは、クララのように

必要以上に歩くことを恐れるでしょう。

その結果、本来歩くことができる能力があるにも関わらず、

車椅子利用者になります。




そして、車椅子利用歴が長くなればなるほど、

自分は車椅子なしでは生活できないという思い込みが強くなり、

自分で自分の歩く可能性を見失います。(スコトーマの発生)




ところが、

認知症の人の場合だと、

最初からスコトーマも何もないので、

歩けると思い込んでくれています。




また、仮に転倒するようなことがあっても、

そのネガティブな事実も

すぐに忘れてくれるので

助かります。

恐怖体験が常にリセットされるので最強マインドですね。




認知症でなければ、ふらついただけで、

「やっぱり危ないから、もう歩かない!」

となってしまいます。




認知症も悪くないですね。




というわけで、

私は、クララチックなお年寄りが歩くためには、

「自分は歩くことができるのだ!」

という思い込みが最も重要であり、

筋力やバランス感覚や関節の柔軟性云々は

後付けの理由に過ぎないと考えています。




介護士の、「絶対に転倒してはいけない」

という思い(恐怖?)が、強烈なスコトーマを生み出し、

このような発想をする機会を奪っていると思います。





☆本日の結論
「入居者のセルフ・エフィカシーを高めて、スコトーマをどんどん外していこう!」

昔読んだ、松下幸之助の本にこんなことが書いてありました。



「あのなぁ、売上を1割伸ばせと言ってもダメなんや。

思い切って、10倍にせぇ!ゆーたら上手くいくで。

なんでかっちゅうたら、1割UPやと現状の方法の

延長線上でしか考えよらんのやけど、10倍にしょー思たら、

根本的な考えを変えざる得ないんやな。これが。

どや?ワシええこと言うやろ?ワッハッハッハッハ!」




多少脚色しましたが、確かこんな感じだったです。



さすがに経営の神様と言われるだけあって、

スコトーマの外し方が良く分かってらっしゃいます。



介護の仕事も同じです。

今日は、そんなスコトーマ論です。




スコトーマ論は今日で最後にします。

最近スコトーマを連発しすぎて若干ノイローゼ気味です。




「スコトーマってなんすか?」という方は、

6/3の記事からお読みください。




もし、

「フロアの業務がスムーズにこなせない

という悩みが現場から上がってきたら、

施設長や介護主任は、

安易にスタッフを増やすべきではないです。




むしろ、そのフロアからスタッフを1名抜いてください。

5名のフロアなら4名にしてください。




い~え、大丈夫です。

その状態でも、現状維持のサービスは行えるはずです。

なぜなら、人間は変化を嫌い、現状維持が大好きだからです。

普段は迷惑な存在であるこの習性を

逆に利用しちゃいましょう。





なので、4名になればなったで、

以前では思いもつかないような工夫で無駄をなくします。

本来5名で行うと思い込んでいたサービスを、

4名で行わなければいけないと思った瞬間、

今までとは違った景色が見えてきます。

=スコトーマが外れます。





そして、

4名での効率の良い動きが身についたところで、

抜いた1名を戻しましょう。

超楽勝で業務がこなせるはずです。




でも、しばらくすると、再び無駄が生まれてくるので、

1名戻すときには、以前出来ていなかったサービスを

新たに行うことを条件にしましょう。


結果、サービスレベルのUPです。




仮に、スタッフ5名のままで、

「どうすれば上手くいく?」と考えたとしても、

絶対に無理です。

スタッフの脳裏に5名のスタッフで仕事をしている

イメージがある以上、画期的なアイデアは生まれてきません。

当然、サービスレベルのUPもあり得ません。




このように、スコトーマを外すには、

ちょっとあり得ないくらいシチュエーションを変えてみる

ことが有効だと思います。




もちろん、

利用者へのサービスが雑になってしまっては意味がないです。

あくまで、無駄の排除と利用者の能力の活用という部分で、

スタッフの動きを効率化するのがポイントです。




それこそ、私の大好きな「介護スタッフ少人数論」であります。

そして、「テキパキランド」への道であります。




業務改善を行う場合は、

現場の要望とは逆の発想をして、

スコトーマを外してから考えると良いです。





同じような要領で考えていけば、

老人ホーム入居者の

毎日全員入浴、毎日全員散歩

の可能性も生まれてくるはずです。




☆本日の結論
「本当に今の人員で今のサービスがベストなの?と毎日疑いましょう。」

今、元気の家のHPにて、

写真研修を受けたスタッフによる写真をアップしていますが、

どうせなら、美観地区で腕を磨いてもらいたいなと思いました。



モデルとなる入居者と同行し、

あるいはスタッフ同士で、

撮影会ですね。



最高の一枚が撮れれば、

JR西日本のポスターに推薦します。

谷村新司の歌声に負けない写真を期待しています。



というわけで、

今日は、「スコトーマ論」です。




認知症研修をしていて再確認したことなんですが、

利用者のことを最も良く理解している人こそ良い介護が出来る。

というのは嘘ですね。

そういう人は末期的にスコトーマに覆われていますから。




特に認知症の方の問題解決を考える場合は、

むしろ、その方の顔も名前も知らない介護士が適任です。





もちろん、情報提供はしっかりとされるべきです。

なので、認知症の利用者のことをよく知っている介護士が、

全く知らない介護士に情報を提供しながら

相談するという形が良いです。




私が、その方が良いと思う理由を以下に書きます。




まず、なんといっても、当事者ではないので、

客観的に問題に取り組めます。

なので、落ち着いた精神状態で、

とことん理論的

考えることが出来ます。




逆にいえば、

当事者が考えると、

興奮した状態で、

感情的に問題に取り組むので、

理論無視の感情ケアが生まれます。

感情ケアとは、イコールしのぎケアですね。




解決ケアはとことん理論的でなければ出来ません。




在宅介護をしている家族に

正しいケアの方法を説明しても

一向に聞きいれてもらえないのも、

感情が高ぶっているからです。




問題行動を引き起こす利用者の近くにいる人ほど、

その影響を強く受け、感情が高ぶっています。

認知症の方がもらたすストレスとは、

誠に凄まじいものですね。




まるでアイ・アム・レジェンドのウイルスみたいに強力です。




もし、あなたが相談を受ける前に

その利用者の状況を下手に目の当たりにすると、

その瞬間、

「無理かもしれない」

「大変そうだ」


という思いを抱いてしまい、

どうしても、ネガティブな発想になってしまいます。




しかし、何も知らないのであれば、結果的に、

ポジティブに解決に向かうことができます。




知らないということは強いのです。




相談相手がどんなに感情的に介護の大変さを訴えてきても、

その感情には一切共感せず、

コンピューターのように、必要な情報を聞きだし、

有効と思われるアプローチを提案していきましょう。





中小企業のオヤジを相手にしている

コンサルタントのようなイメージです。

「会社の伝統?それは単なるあなたの趣味でしょう。」

「事実、その部門が経営の足を引っ張っています。」

「そういう部門こそ真っ先に廃止しましょう。」


みたいな。




感情移入しなければ、

ゴールへの道のりがくっきりと見えるものです。





それくらい冷酷非情にならなければ、

結局、あなたもウイルスに感染して、

「大変だ」

「難しい」


という結論になってしまいます。




認知症という難問を解決するために

冷静理論的ポジティブに取り組むには、

あなたはターミネーターになるしかないのです。




もし、自分の担当する入居者の認知症の問題を、

自らの力で解決しようと試みるのであれば、

知識以前に、マインドから鍛え直す必要があるでしょう。




以前のスコトーマ論で、

利用者の問題を解決するときには

思い込みや固定概念を持たないことが大事
と書きましたが、

同じような意味で、

利用者に対する感情を捨て切ることも、

スコトーマを外す手助けとなります。





☆本日の結論
「ターミネーター相談法は、決して家族に対して行ってはいけない。少なくとも表情や態度は徳光和夫を目指しましょう。」

日曜日なので、

ノホホンとした話題を書きたいと思います。



さて、何かと話題の酒井法子事件ですが、

一般的に清純派との思い込みが強かっただけに、

多くの国民は完全にスコトーマに覆われていましたね。



今後「スコトーマ」の用語解説時に用いられる、

最適な事例となるかもしれません。



一方、押尾学事件ですが、

こちらは逆に「押尾が悪いに違いない!」という

思い込みからスコトーマが働いています。

それは、彼が誰もが認める悪キャラであり、

嫌われキャラだからでしょう。



もし、草なぎ剛だったなら、

少し違う展開になっていたと思います。



なので、仮に

この事件が第三者によって強引に作り出された

偽装事件だったとしても、

押尾学の有罪はすんなりと決まるでしょう。

裁判員制度においてはなおさらです。



実際、映画の脚本ではこの手のパターンは良くありますね。

政府やマフィアが黒幕というパターンで、

無実のチンピラキャラを犯人に仕立て上げるために、

偽装事件のお膳立てをした後、

追い詰められたチンピラキャラが、

「お前たちが黒幕だって、警察にしゃべってやるぞ!」

と言うと、黒幕が余裕たっぷりに、

「お前みたいな前科者のチンピラが無実を証明したって、

誰が信じるものか。フッハッハッハ。」


てな感じで。



映画から人生を学習している私は、

今回の押尾事件が余りに典型的なパターンなので、

ついついそういうことすら考えてしまいます。



もしそうだとしたら、

このタイミングで押尾学や酒井法子の事件が発生し、

それが連日マスコミで取り上げられることにより

得をする人たちとは?



しかも、警察やマスコミをも操るだけの力を持っている

人たちとは?



これ以上書いたら、

戯言と言えど炎上するので、

ここらで止めておきます。



以上、全くノホホンとしない話題でした。



というわけで本日は

「介護施設で容疑者にならないための講座」です。




もし、あなたの施設の入居者に

不自然なアザが見つかって、

もしかして虐待か!

という騒ぎが勃発したら一番に誰を疑いますか?




目を閉じてその人の顔をイメージしてください。




では、私がその人の特徴を言い当てましょう。




<特徴その1>

一人勤務時の認知症利用者への誤薬のように、

「自分から言わなければ誰にもバレないミス」

を自己申告してきたことがない。



<その2>

認知症高齢者の言動に時々イラッとしている。


<その3>

日頃から介助が雑。


<その4>

入居者に対する言葉使いの乱れがある。

態度も上から目線である。


<その5>

上司に対して素直でないことが多い。

また、日頃上司が注意し難いキャラである。


<その6>

会議中の発言はネガティブである。


<その7>

現場で笑顔が少ない。

だが、飲み会の時はだれよりも笑顔である。


<その8>

日常的に言い訳が多い。

時には、何も聞いていないのに勝手に言い訳を言い始める。


<その9>

自分は正しいと信じている面がある。

なので、妙に堂々としている。


<その10>

顔が押尾学に似ている。




いかがでしたか?

スバリ当たっていたでしょう?




決定的な証拠でもない限り、

施設内の容疑者は日ごろの仕事ぶりから与えるイメージ

によって特定されます。




なので、イザという時に疑われたくないのなら、

どんな細かいことでも自分のミスは素直に報告し、

入居者には謙虚な態度で接っし、

言葉使いも正しくし、

常に笑顔を心がけ、

上司に対する態度も素直なものにあらため、

人に意見に耳を傾けるようにしましょう。





ハイ、無理ですね。

全部は無理です。

それが出来れば世話ないです。




ならば、せめて最初の報告の部分だけでも心がけましょう。

「あのスタッフは自分のミスは必ず報告してくれる。」

というイメージだけでも持ってもらえれば、

イザという時の上司からの信頼は随分違ってきます。




☆本日の結論
「正直者はバカを見ない。」

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