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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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オフロスキーってご存知ですか?

NHK教育の「みいつけた!」という番組の

1コーナーに登場する人です。



このコーナー、

あくまで子供番組なので、内容は子供向けなのですが、

キャラと演出は、どう考えても超シュールです。

見たことがない方はまずはコチラを→オフロスキーの映像



どうでしたか?

天性の才能を感じませんか?

全てアドリブのような気がしませんか?



ちなみに、私が初めて見たのは、

6月中旬くらいに放送された「ドアノブの歌」の回でした。

朝の番組で油断していたせいもあって、

まともにヒットしてしまいました。

これだからNHKは侮れない。



この記事を書くために「オフロスキー」で検索したら、

ネット上でも話題騒然でした。



近い将来、この人気に目をつけた人たちによって

ゴールデンタイムのトーク番組なんかに

軽々しく引っ張り出されないことを願っています。



というわけで、

本日は「入浴ケア論」です。





入浴はとてもレバレッジの効いたケアです。




そもそも

日本人は冷えや血行障害が起こりやすい体質や生活習慣

だと言われていいます。




具体的にはどういう体質なのか?、

どういう習慣が悪いのか?

という疑問への回答はここではスルーします。

でも、一応大雑把に言うと、

気候・風土・DNA・食べ物・生活習慣の急激な変化

などの要因が影響しているらしいです。




なので、日本人にとっての入浴とは、

単に清潔を保つものではなく、

健康上欠かせないものとなっています。

(これはもう、かなり使い古された説明ですね)




しか~し

もはや常識となっているこの入浴理論を

ほぼ度外視してケアを考えている方もいます。




前々回のブログで紹介した岡田氏は、

週刊ダイヤモンド(2009/5/2・9合併特大号)のP50にて、

北欧の施設では週に1度のシャワーのみであることを

例に挙げた上で、

日本の施設においては、週に2回以上入浴を実施し、

しかも、浴槽への出し入れという大変な業務をこなしている

介護職員の負担を指摘しています。




この内容からも、

岡田氏は入浴を主に清潔のための行為としか

認識していないということが分かります。




仮に清潔という観点から見ても、

高温多湿の日本と北欧の気候の違い

さらには、元々の生活習慣の違いを考えれば、

同列に考えることなど出来ないはずですが…。




もし、岡田氏のアドバイスの通り、

湯に浸かることを止めたなら、

日本のお年寄りの血行障害は加速され、

便秘になり、(腸の機能低下)

浮腫はひどくなり、(循環機能の低下)

褥創が発生し、(皮膚や筋肉組織の血行不良)

関節が拘縮します。(関節が固くなる)

また、脳の血行も悪くなるので、認知症のリスクも高まるでしょう。




お年寄りにどんどん入浴してもらって、

気持ちよくなってもらうと同時に、

これらの症状を防ぐのがいいのか?




あるいは、入浴を止めて、

これらの症状が多発するのがいいのか?




果たして長期的に考えたとき、

介護職員としてはどちらが大変なのでしょうか?

どちらがストレスを生むのでしょうか?




(明日に続く)




☆本日の結論
「日本人はみんなオフロスキー!」

入浴は週に2回以上。

というのが老人ホームにおける基準です。

以前、私はその根拠を調べたことがあるのですが、

結局、分からず仕舞いでした。

いったい何が根拠なのでしょうね。



根拠がないのなら、そんな基準はなくせばいいと思います。

なぜなら「週に2回以上」と言われた施設側は、

「週2回以上入浴しなければ」と思うのでなく、

「週2回の入浴で良いんだな」と思ってしまうからです。



そして、いつの間にか、

「週2回入っていれば大丈夫

と思い込んでしまいます。



「ちゃんと週2回入浴しているでしょ!

それで何が不満なの?」


みたいな感じになります。



恐ろしい話ですね。



入居者が全員毎日入浴というのは不可能でも、

夏場、活動量が多く発汗量も多い。

冬場、冷え症が原因で状態が悪化する可能性が高い。

これといって生活の楽しみはないが、お風呂は大好き。


というような方々には、

毎日入浴というケアプランがあっても良いと思います。



スコトーマを外して考えてみてください。



とうわけで、

本日も「入浴ケア論」です。




お年寄りは(もちろん若者もですが)、

お風呂に入ると元気になります。




その理由は、

昨日のマニア学科の記事

北九州のオフロスキーさんの記事

に書いてありますが、

他にもあります。




それは、体力の向上です。




はっきり言ってお風呂に入ると疲れます。

明らかに身体に負荷がかかっているからです。




身体を洗う時は、

湯気が充満した室内で

忙しく体を動かします。




車いす利用者の方は、

浴室で立ったり座ったりするだけで、

かなりのフィットネスです。




湯船に入れば、

身体中に水圧がかかります。

これにより全身の筋肉や内臓が圧迫され

鍛えられます。




しかも、

入浴中は複雑な動作を連続的に行うために、

頭も使います。

認知症予防です。




なので入浴後は、もうグッタリですね。

でも、グッタリして休んだ後は、

さらにパワーアップしている
はずです。




しかも、

お年寄り自身はトレーニングをしているという認識ではなく、

大好きなお風呂に入っているだけなので、

ストレスになりません。




中途半端なリハビリを繰り返すくらいなら、

入浴の回数を増やした方が元気になる


と、私はマジで思っております。




☆本日の結論
「水不足に苦しんでいる国のことを思えば、本当にすまないと思う。」

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