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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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「子供が心底行きたいと思う保育園」

このようなビジョンを掲げている保育園は皆無に等しいでしょう。

そもそも多くの保育園には保育目標はあっても、

保育園そのもののビジョンはないですからね。



ありがちな保育目標とは、

思いやりのある子供

挨拶の出来る子供

のびのびと育つ

楽しく仲間づくりができる


てな感じのものです。



この程度の目標は、老人施設に置き換えると、

安全に過ごしてもらいます

人権を尊重します

プライバシーを尊重します

QOLの向上に努めます

ゆったりと快適な暮らしを実現させます

その人らしく過ごしてもらいます


という言葉と同じくらいチープですね。



本気の目標と看板だけの目標は見たら分かります。

本気の目標は一言一句の臨場感が違います。



仮にどれだけ立派な保育目標を掲げたところで、

そもそも子供が嫌々保育園に来ている時点でOUTです。

そう思いませんか?




さて、




介護ブログのくせに、

なぜいきなり保育園ネタになったかという理由を申しますと、

実は当法人内には保育園がありまして、

このたびHPをリニューアルすることになったのです。




そこで広報の鬼である私が、保育園の広報担当に対して、

今後求められる保育園のビジョンなりUSP(売り)を伝えていく中で、

徐々にヒートアップしてきたのです。




倉敷市の保育園市場は、

老人ホーム以上に需要が多く、

完全に殿様商売なんですね。

なので、サービスの鬼である私が客観的に見ると、

同じ法人ながらイライラします。




私は、保育園の最大の問題は、

親と一緒に過ごしたい盛りの子供が毎日嫌々預けられている

という事実だと思います。




想像してみて下さい。

毎週日曜日の夕方になると、

「明日からまた保育園かぁ~

子供が憂鬱な顔をしているんですよ。




3歳にして早くも、

公務員のおっさんや、しがないサラリーマンと

同じ気持ちを味わってしまっているのですよ。





幼少期に毎日このような気持ちを植えつけることが、

本当に素直で優しい人間の育成につながるのでしょうか?





保育園は明らかにこの問題をスルーしています。




そして、その問題に向き合うことをせず、

「思いやりのある子供になってね!」

「挨拶をしようね!」

「英語を勉強しましょうね!」

という目標を掲げることに、

いったい何の意味があるのでしょうか?

ちゃんちゃらおかしいと思いませんか?




老人介護の仕事をしている人なら分かりますよね。

老人ホームに入居して孤独感に苛まれている人に対して、

いきなり、「リハビリして元気になりましょう!」

と無神経に声かけすることの愚かさが。




えっ?うちの保育園はその問題に向き合っているって?

絶対ウソだ!

スコトーマだらけの保育士の頭から、そんな発想が出るはずがない。

それこそまさに子供の表面上の部分しか見てない証拠ですね。




一見楽しそうに保育園に通っているけど、

実は「保育園に行かなければ…」と泣く泣く割り切って、

いや、あきらめてしまっている子供の

心の内を見ようとしていないのです。




もし、

本気でスコトーマを外したいのなら、

月曜日の朝、保育園の駐車場に立って見ていればいい。

子供が親の車から降りるときに、

どれだけ哀愁たっぷりなのか、分かるはずです。




もし、本気でその問題に向き合っていると言うのであれば、

口で言うだけでなく、

早速、アンパンマンの着ぐるみを着て、

駐車場で出迎えるべきです。




また、

保育園の玄関もディズニーランドのように楽しいものにして、

音楽も子供のテンションが上がるもの

(アニメや戦隊ものでもいいじゃん)を流し、

少しでも子供のネガティブな気分が払拭さえるように、

工夫すべきです。




そして、保育士は全員、

そういった子供の気持ちを察した上で、

心の底からの満面の笑顔と元気一杯の挨拶で

子供を迎え入れるべきです。




その程度の簡単なことすらしていないし、

メリット・デメリットを考える以前に、

しようという発想すらないのが、

多くの保育園の実力だと思います。




デイサービスセンターは、

時に、お年寄りの保育園と揶揄されたりしますが、

デイサービスで本気で仕事をした人から見れば、

「そんなことは当然」ですね。




明日に続く。




☆本日の結論
「保育園批判というパンドラの箱を開けると、ツッコミどころ満載ですよ。」

そもそも保育園のニーズが高まった原因は、

・働く母親が増えたこと

・核家族化により、母親以外に子供の世話をする人がいないこと

ですね。




つまり、元々が子供のためではないのです。

子供的には保育園に預けられないほうが良いに決まっています。




でも、この純然たる事実は、

女性の社会進出や核家族化による経済の活性化を狙っている

人たち(政・官・業)にとっては、「不都合な真実」なのです。

※女性の社会進出→労働力の確保
※核家族化→世帯が増えることによる内需拡大




つまり、赤子の頃より保育園に預かられる子供たちは、

日本経済の維持向上のための犠牲者
だと言えます。




その不都合な真実を捻じ曲げるために、

・育児ノイローゼを回避するために子供は預けたほうが良い。

・小さい時から集団生活に慣れたほうが良い。

・子供のときから、あきらめること、我慢することを覚えたほうが良い。

・保育園で生活するほうが発達が早い。


というような都合の良い情報を引っ張り出して、

問題を摩り替えているのです。

その象徴が保育目標です。




問題を摩り替えるということは、

本当の問題に向き合っていない証拠です。




もちろん、本当の問題とは、

大人たちの事情により、

子供たちが毎日嫌々保育園に預けられている
ことです。




なので、保育士はそのような子供の悲劇を受け止めた上で、

まずはその嫌な思い、ネガティブな思いを消し去ることに

全力を傾けるべきです。




保育士の専門性の90%は「そこ」になければいけない

と、私は思っています。




でなければ、

自分に自信がなく、ネガティブで、あきらめが早く

人に冷たい日本人が増えてしまいます。




明日に続く。




☆本日の結論
「実は介護の問題も全く同じなんだよね。」

本日も保育園論です。

尚、老人ホームの介護士の方は、

以下のように変換してくださっても結構かと思います。

子供→老人

保育園→老人ホーム





もし、保育園に嫌々来ている子供がいれば、

保育士は即カンファレンスを開くべきです。

必要に応じて親も交えて欲しいです。

そして、早速翌日からどのような取り組みをすべきかを

決定し、即実行に移してもらいたいです。




このようなことを当たり前のように行っている

保育園が、いったい全国に何%あるでしょうか?




お遊戯やお勉強を充実させることよりも、

まずはこの部分にエネルギーを注ぐべきだと思います。




ほとんどの保育士は、

明らかに子供が嫌がって来たり泣きながら来ても、

「仕方がないなぁ」

「また泣いているよ」


てな感じだと思います。




そのへんの感覚は、

かなり麻痺していると思います。





もちろん、子供は良く泣くものなので、

いちいち子供が泣くたびに深刻に考える

必要はないのですが、

解決すべき問題を抱えている場合であれば、

徹底的に考えてもらいたいですね。




また、新規の子供が始めて保育園に来る時も、

事前にその子供の性格や好みを調べ上げて

最初から好印象を抱いてもらえるように

ベストを尽くしてもらいたいです。




子供が不安でいっぱいなのは明らかなのだから、

「やりすぎる」ということはないですね。




老人施設では当たり前のこのアクションも

多くの保育園では行われていないでしょう。




なぜ、これらの仕事が行われないのか?

それは、それをしなかったからといって、

(顧客である)子供が逃げるわけではなく、

仮に逃げたとしても、待機者が多く、

経営上困らないからです。




需要過多のために、供給側が強気なのです。

このことは、利用者が保育園を選べないということも意味します。

ここがポイントです。




もし、利用者が保育園を自由に選べる環境であれば、

「ここの保育園は子供が嫌がるから、あっちにしよう。」

ということも可能かもしれませんが、

(それでも行きつけのスーパーを変えるように安易ではないが)

選べない以上、子供が嫌がっても我慢するしかないのです。




だからこそ、保育園が、

「嫌なら来なくても結構」

という殿様商売的スタンスをとることは罪深いのです。




園長先生には、

「子供側に選択の余地がない以上、

保育園側が子供に合わせていくべきだ。」


という経営方針を掲げてもらいたいのです。




ましてや

社会福祉法人ならそれが使命

でしょう。




☆本日の結論
「古今東西、需要過多の状況に胡坐をかいている事業所に未来はない。」

昨日で終了した保育園論ですが、

最後にひとつだけ言いたいことがありました。



「子どもに勉強してもらいたいのなら、

まず、子供が勉強を好きになることが大切。」




「仕事で成功したいのなら、

まず、その仕事を好きになりましょう。」




その道のエキスパートは必ずこのようなことを言いますね。



だったら、保育園も、

「保育園でのびのびイキイキと発達してもらいたいのなら

まず、保育園に来ることを好きになってもらいましょう。」


ということが言えると思います。



子供が嫌々保育園に来ている時点で、

どんな素晴らしい保育目標も、

どんな素晴らしいカリキュラムも、

全く子どもに入っていかないのです。



そこが保育園における最大のスコトーマなのです!



そこをクリアすれば、

グズる子供も減って、

カリキュラムにもポジティブに参加してくれるので、

保育士の仕事も随分と楽になるはずだし、

大きな成果も上げることができるでしょう。



なので、しのぎ保育は卒園しましょう。



本日は、上記にもあった、「仕事論」です。




良い介護士を育てるためにはどうすればいいのか?

それは、「まず介護の仕事を好きになってもらうこと」です。




いまさら言うまでもありませんが、

人間、好きなことのために汗をかくことは、

「努力」だと感じません。

「頑張っている」とも感じません。




だから、仕事が好きになったら最強なのです。

他者から見たら、「よくあんなに頑張れるなぁ」

と思うようなことでも、

本人は面白がってやっているだけなのです。




さて、

では具体的にどのようなことをすればいいのでしょう?

その答えは…書きません(笑)。




でも、

読めば読むほど介護が好きになる

超お勧めのブログ
があります。

それは、このマニア学科でも良く紹介している

たなかいごです。




介護の話カテゴリーはすべて読むことをお勧めします。

特に最近の記事はかなりグレードアップしています。

注)ちょいと一息。カテゴリーは、
  
  『たなかいご』初心者にはお勧めしません(笑)。




☆本日の結論
「たなかいご氏から賄賂は一切もらっていません。多分…。」

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