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元気の子

Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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面白いブログを発見しました!

スラスラと気持ちよく読めて、

内容も共感できることばかりでした。



是非とも皆さんに紹介したいのですが、

それは不可能です。



なぜなら、そのブログとは、

以前のサイトで私が書いていたものだからです(笑)。



2008年2月~5月くらいの間に書いたもので、

内容はマニア学科よりさらにマニアで辛口でした。



というわけで、本日は、

お蔵入りしているサイトから、

「これは!」と思うものを引っ張り出して、

掲載したいと思います。




タイトルは「ゼロベースで考えるとは?」です。

この頃はスコトーマという言葉を使っていなかったようです。




(ここから)

今年入社した新人スタッフを対象に研修を行った。

その中で、私はある新人スタッフに質問をした。

「もし、『君のフロアの入居者全員が

明日から毎日午前中に散歩をするように出来ないか』

とオーダーされたら、どうする?」
と。




その新人スタッフはしばらく考え込んだ。

私は「もしかして今『出来ない理由』を色々考えている?」と聞いた。

「はい、そうです。」

「その理由とは?」

「水分補給やトイレ誘導が出来なくなるので、難しいのでは・・・

と考えていました。」


「ということは、君は散歩の案には反対?」

「はい。」

「では、もし君が入社したときから、

当たり前のように毎日全員が散歩していたら、

それでも君は散歩に反対する?」


「いいえ。」

「君は散歩自体したほうがいいと思っているの?

しないほうがいいと思っているの?」


「したほうがいいと思っています。」

「では、なぜ反対するの?」

「・・・。」




この新人スタッフの問題は、

毎日散歩することが良いか悪いかということよりも、

今現在の業務の都合をまず考えてしまっていることだ。




つまり、

新たなサービスに取り組むかどうかを決定する際の一番の根拠が、

そのサービスによってもたされる効果よりも、

現状の業務量との比較になってしまっているのだ。





さらに問題なのは、そう考えてしまったのが

入社してたった2ヶ月の新人スタッフであったということだ。

たった2ヶ月で早くも「現場の業務はこういう感じだ」

という固定概念が芽生えてしまい、

そこからの変化を恐れてしまっているのだ。




散歩というのは一つの例えだが、

食事の提供方法にしろ、

入浴の回数や方法にしろ、

かなりの部分が固定概念に侵されてしまっているに違いない。




入社2ヶ月の新人でこういう状況なのだから

もう何年も同じような業務を繰り返してきた先輩達から

新たな提案が出るということは奇跡に近いだろう。




このことは、

現場の中からイノベーションは起こらない

ということを証明してしまっている。




現場スタッフが「これは新たな発想だ!」と感じるような変化も、

実は既存サービスに毛が生えた程度のものであることが多い。



(中略)



ゼロベースで考えるということは、

今自分達が行っている業務を全てリセットして考えるということだ。

決して今の業務の延長線上で考えてはいけない。

それでは僅かな変化しか起こせない。




以前このブログでも書いたが、

「新人は仕事はきちんと習わないといけない、

でも習ってはいけない。」


ということの意味はそこにある。




新人スタッフが習い、今行っている業務は

「とりあえず(あるいはやむを得ず)行っていること」であり、

決して理想でもベストでもない。




新たなサービスを考えるときには、

今現場で行っていることなんて微塵も考えてはいけないのだ。

(ここまで)




いかがでしたか?

このときの新人スタッフも、もう1年4ヶ月のキャリアですね。

当時の期待通り、柔軟な発想を手に入れているかな?




☆本日の結論
「体力がないときはチョイチョイこの手で…。」

眠いです。

なぜなら、昨日の深夜にひょんなことから観た映画が、

か~なり面白かったからです。

しかも、最初から最後までビッシリ、みっちり、たっぷりと。



まあ、映画というのは期待と気合を込めて観に行ったものよりも

ひょんな機会にフッと観た時に爆発することが多いものですが、

仮にそのシチュエーション加算を差し引いたとしても、

かなりの高得点です。



パッと思いつく最近のメジャーな映画と比較しても、

満足度という面では、

「レオン」「マトリックス」「ガタカ」と同じかそれ以上でした。

※↑の映画たちは私の中では未だに「最近」の部類です。



久々に元映画マニアの血が騒ぎましたね。

アジアの映画だと思って、完全に油断していました。



後から調べたら、この映画もかなりメジャーだったのですが、

昨日見るまでは、なぜか全く情報を持っていなかったので、

かなり得した気分になりましたよ。



おばあさん目線でいえば、

久しぶりにデイサービスに行ったら昼食が寿司でした。

みたいな感じですかね。



脚本、キャスト、音楽、編集、すべて☆☆☆です。

さっきネットで検索したら、やはり多くの人が絶賛していました。



特に主役の○○○ ○○○は、

最近公開されてかなりヒットしている○○○○○○にも

堂々と出演していますが、

同じ役者でもここまで違うのか!というくらい、

昨夜観た映画の方が遥かに良い味を出していました。



もし、まだご覧になっていない方がいれば、

超お勧めします!



えっ?早くタイトルを言えって?

それが…

舌が絡みそうなタイトルで覚えていないんですよ(笑)。

ヒントは2002年のアジア映画です。




というわけで、

本日は睡眠不足にて、

昨日に引き続き、

お蔵入りブログからのベストセレクションです!




(ここから)

先日の会議にて、

「Aさんは立ち上がったら危険だとかという理由で

ずっと車椅子に座ったままの生活だった為、

今となってはまともに歩くことが出来なくなった。」


という問題が挙げられた。



その解決策として、

「車椅子に座らせたままにしてしまったのは現場スタッフのミス。

早速明日から、車椅子なしでの生活を支援しましょう。

例え、かなりの介助が必要でも歩行をしてもらいましょう。」


という結論になった。




しかし、その後、そのフロアの介護士より、

「いきなり車椅子なしというのは

本人にとっても、かなりの負担になるので、

まずは一部車椅子なしから開始したい。」


との提案があった。

無論、その提案は全くの正論である。




引っかかったのは次の言葉で、

「できればPTに相談してから始めたいのですが・・・。」

(※ちなみに当時は当施設内にPTはいなかったので、

専門的な相談があるときは、外部のPTに来てもらい

アドバイスをしてもらっていた。)




この提案もいたって正論なのだが、

何か釈然としないものを感じるのは私だけだろうか?




意地の悪い私はこう言いたくなる(というか言った)。

「では、Aさんを車椅子に

座らせたままにしようとしたときにも、

専門家のアドバイスを求めたのか?」





老人ホームで最も避けるべきことは確かに事故だが、

それと同様に恐ろしいのは廃用症候群である。

よって、

廃用症候群を招く恐れのあるケアを行うときこそ、

専門家に予見してもらい、

そのリスクを回避する方法を考える必要があると思う。





しかし、多くの施設ではその逆で、

廃用症候群を招くようなことは現場判断で勝手に行われ、

廃用症候群を改善するような取り組みをしようとすると、

急に弱腰になり専門家の意見を求めようとする。





さらに、その専門家が自らに降りかかるリスクを回避するために、

消極的な判断を下す場合も少なくない。




介護施設において、

どんどん寝たきり老人が造られている「仕組み」は、

こういうところにもある。

(ここまで)




いかがでしたでしょうか?

介護現場のこのような傾向は、

以後のマニア学科でも、

「廃用症候群という名の事故」

「生意気な新人スタッフ事件簿2」

という記事で主張していますね。




それではみなさん、また明日お会いしましょう。

「さよなら、さよならさよなら。」




☆本日の結論
「21世紀になって映画はさっぱりだったけど、いいのもあるね。」

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