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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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銀河系軍団

9/6の記事で予告した夕食の選択メニュー化は、

HPでも紹介したとおり、→元気の家HP(活動報告)

順調な滑り出しを見せています。




選択メニューのヒントを与えてくださった、

さばねこさんの独立開業計画よりも順調なので

申し訳なく思っております




さて、HPの写真を撮ったついでに、

そこのフロアの盛り付けの様子を激写しました。

盛り付けシーン

※マスクはインフル対策ではなく衛星用です。




このフロアは比較的、この手の能力の高い方が多く、

画面の奥に座っている人も同じような活動が出来ます。




そんな身体能力の高いプレーヤーでも、

サブに甘んじているという、

まるでレアル・マドリードのような状態です。




ちなみに、この画面には写っていませんが、

立位歩行でお膳を運んでくれるという、

クリスティアーノ・ロナウド級のポイントゲッターもいます。




よって、何名かの方は、

明日から他フロアに「レンタル移籍」することになりました。

「レンタル移籍」という言葉に馴染みのない方は、

「助っ人」、「ヘルプ」というニュアンスで解釈してください。

あるいは「出稼ぎ」(笑)。




レンタル先での活躍に目覚ましいものがあれば、

そのまま本移籍となる可能性もあります。

もちろん、その際はフロア間で高額な移籍金が動きます。




信じるか信じないかはあなた次第。




☆本日の結論
「能力があるのにジッとしている人をみると勿体無い!と思う。」

本日は仕事論です。




まずは、

利用者はいったい何のために仕事をするのか?

という部分から整理して書いていきます。




利用者に仕事をしてもらうという取り組みには

以下の4つの目的と効果があります。




①自己重要感を高める→意欲的に生きれる

②身体機能の向上

③認知症の予防・改善

④スタッフの仕事が楽になる





まずは、

①自己重要感を高める

について。




自己重要感とは

「自分ってスゲーやつじゃん!」

と感じることです。




人は誰しも

「自分の存在が重要だと認めて欲しい」

と思っています。




他の表現だと、

「誰かに必要とされたい」

「自分の価値を認めて欲しい」


ってな感じです。




その欲求が満たされる可能性がなければ、

生きていく意欲は失われます。




その欲求がもっと満たされるかもしれない!

という思いを「希望」といいます。




希望のない人生は歩めません。

仮に無理やり歩んだとしても心は死んでいます。




なので、仕事の最大の目的は、

「必要とされている」

「価値を認められている」


という実感を得てもらうことになります。

それが自己重要感につながります。




そのためには、

何でもいいので、

とくかく誰かの役に立つこと(仕事)をする

という環境を作っていきます。





そして、それに対して、

周囲の人々の感謝の言葉があることですね。




よって、

介護スタッフは、

仕事をしてくださる利用者には

全身全霊で感謝の言葉を伝えましょう。




しかもその利用者がしてくださっている仕事が

④スタッフの仕事が楽になる

ことであれば、リアルに感謝できるはずです。




特に、毎日当たり前のように仕事をしてくださっている

利用者には感謝のメッセージが薄くなりがちです。

注意してください。




それでは何のために仕事をしているのか

分からなくなります。





極端な話、利用者は、

感謝してもらうために仕事をしてもらっている

わけですから。




感謝の言葉があるから、

その仕事に

やりがい、生きがい、価値、楽しみ

を見出すことが出来、

いきいきと取り組むことが出来ます。




なので、

スタッフはとにかく

スペシャルサンクス

を忘れないことですね。




また、

利用者にとって

もっとうれしいのが、

他の利用者や家族から感謝されることです。





彼らの存在はスタッフより

はるかに影響力が高いですから、

効果も絶大です。




なので、

スタッフは、

彼らから自然に感謝の言葉が生まれるような

環境作りや働きかけをしていく必要があります。





おい!ちょっと待て!

じゃあ、実際に仕事が出来ない人は

どうやって自己重要感を高めるんだよ!

と思う方もいますよね。




それに関しては明日書きます。




☆本日の結論
「世界中で一番ありがとうを集めるお年寄りを目指そう!」

引き続き仕事論です。




今日は前回の記事の最後に書いたように、

「仕事」が出来ない人の自己重要感の高め方

について書きます。




ちょっと仕事論からは脱線する内容ですが…

大事なことなので。




まず、大前提として、

自己重要感を高めるには

「役割」を担う必要があります。




さて、

私は「役割」というものを

広義の意味と狭義の意味とで使い分けています。





「仕事」というのは狭義の「役割」

という位置づけをしています。




では、広義の「役割」とはどういうものか?




それは、

その人の存在自体が

他者に対して何らかのプラスの影響を与えている


という状態を意味します。




では、

他者に対して何らかのプラスの影響を与えている状態

とは何か?




それは、

「その人のことが好き。」

「その人が側いるだけでうれしい。」

「その人の顔を見るだけで安心する。」

「その人と会話をするのが心地よい。」

「その人に会うのが楽しみだ。」


という思いを、

他者に対して与えているということです。




別に仕事なんかしなくても、

存在するだけ、側にいるだけで、

他者に貢献しているという

「役割」をこないしているわけです。





仕事なんてしていない小さな子供やペットでも

「広義の役割」は立派に全うしている

ということですね。




で、




施設の入居者が、

そのような役割を担うために

介護士がすべきことは何でしょう?




それは、

①入居者同士の良き関係作り

②家族との良き関係作り


です。




①を促進させるには、

まずはその入居者が、

他の入居者に受け入れられる存在

でなければいけません。





ところが、

暴言や不潔行為等の

いわゆる認知症の問題行動が

放置されたままでは…




あるいは、

髪がボサボサ

服も常によれよれのパジャマ

風呂に入ってなくて不潔

オムツをつけていて臭い

という状態では…




その上…

廃用症候群が悪化し

寝たきりで居室から出れない。

出れたとしてもリクライニング車椅子に座らされて

ぐったりしているだけ。

という状態では…。




他の入居者に求められる存在になるどころか、

敬遠されてしまいますよね。




さらには、

その存在を無視されてしまいます。




②の家族も同じような思いを抱き、

次第に面会の回数が減ってきますよね。




仮に面会に来たとしても、

その入居者に対して思わずマイナスのメッセージを

送ってしまうかもしれません。




そうなると、

その入居者はいよいよこの世での役割を失ってしまい、

生きる意味がなくなってしまいます。





これでは「元気を奪う」というビジョンになってしまいますね。




こう考えるとケアの目的もはっきりしてきます。




仮に「狭義の役割」である「仕事」ができなくても、

その方が周囲の人たちに必要とされる存在になるように、

プラスの影響を与える存在になるように、

認知症の問題行動を改善させ、

社会的存在としてのQOLを高め、

少しでも他者とのコミュニケーションが

出来るように身体機能の向上を目指す。





そういういたって全うなケアをすることにより、

入居者の存在価値が高まり、役割が生まれ、

自己重要感を高めることが出来るのです。





まとめるとこういう感じ↓です。




「利用者の自己重要感を高めるために

介護士がすべきことは、

その人間関係において「プラスの役割」が担えるように

その方の状態を仕上げていくことであり、

それと同時に、

その方と他利用者や家族との良き人間関係が構築できるように

双方に働きかけていくこと。」






ちなみに、

自己満足系介護士は、

他利用者や家族との関係作りを疎かにして、

自分と利用者との関係作りに終始してしまいます。




それは非常に危険な行為です。




なぜなら、

それをすればするほど、利用者は

「金をもらって働くスタッフにお世話されているだけの自分」

という役割を植え付られるからです。




普通の感覚の持ち主なら、

次第に生きる意欲を失います。




介護の目的…やはり大事ですね。

(↑CMで使えそうなフレーズでしょ?)




☆本日の結論
「単なるお世話と本物の介護は、一見同じようでも中身は正反対。」

今回も仕事論から少し脱線して、

広義の役割論です。




前回と前々回の記事で書いた役割というのは、

人に必要とされる、感謝されるという

「プラスの役割」のことでした。




今回は「マイナスの役割」について書きます。




基本的に要介護老人(利用者)は、

介護を受ける

人に世話になる

手間をかける

迷惑をかける

という「マイナスの役割」を担っています。




なので、

前回の記事の最後にも書きましたが、

人は献身的に介護をされればされるほど、

自らの存在意義を失い、

生きる意欲が低下していきます。





よって、

介護士にはそのマイナス面を少なくするという

働きかけが必要になります。




つまり、

利用者が、自分の力で身の回りのことが出来るようになる

ための支援をするということです。




いわゆる自立支援ですね。




このように、

自立支援ケアというのは、

利用者のマイナスの役割を少なくし、

意欲を引き出すという目的もあるのです。





心身の状態が不自由な中でも頑張って、

少しでも自立することが出来れば、

やはり、利用者は自己重要感を得ることが出来ます。

それがさらなる元気へと繋がります。




介護士のケアの方向性が、

自立支援に向いているのか、

単なるお世話で終始しているのかでは、

利用者に与える影響は正反対になるんですね。




と、ここまで書いてきたように

「役割」という視点でケアの目的を説明すると、

前回までの記事と合わせてこんな感じ↓になります。




利用者を元気にするために介護士がすべきことは、

①自立支援ケアにより利用者のマイナスの役割を減らすこと。

②利用者の心身の状態を仕上げ、プラスの役割を増やすこと。

③「仕事」を通じてさらにプラスの役割を増やすこと。


です。

この3つの方向性が互いにリンクし合って、

それらの相乗効果により、

利用者はどんどん元気になります。




☆本日の結論
「プロの介護士は献身的に介護をしたらアカンのよ。」

























(おまけ)

献身的に介護をしても良いのは家族です。

もちろん嫌々介護をしているケースは例外ですが、

もしポジティブに介護をしている家族がいたとすれば、

それはお年寄りへの一種の愛情表現になるからです。




そういう愛に満ちた介護を受けているお年寄りは、

介護されればされるほど自己重要感が高まります。





またその部分こそが、

「お金と引き換えに他人を介護している」という

悲しい前提を背負ってしまっているプロの介護士との

決定的な違いです。




よって、プロの介護士は、

上記の①~③をやり遂げてこそ評価されるのです。




自己満足系介護士の皆様には、

是非、その部分をしっかりとご理解いただきたいです。




☆本日の結論2
「将来、子供にポジティブに介護されるような人間になりたいものやね。(わては無理やけど…)」

大切な条件

利用者が「仕事」をすることの効果として、

利用者の自己重要感を高めることが出来る

と説明してきましたが、

そのためには絶対欠かせない

条件があります。




それは、

スタッフの利用者に対する態度が

基本的に謙虚である


ということです。




利用者に仕事をお願いする時には、

徹底的に低姿勢でなければいけません。




もし、スタッフが、

高圧的な態度で仕事を依頼したら、

利用者は、

「仕事をさせられている」

と感じます。




これでは、

単なる労働であり、

こき使われているだけです。




その場合、

利用者の自己重要感は高まるどころか、

低下してしまいます。





もちろん、

仕事を依頼する時だけ謙虚な態度を取ってもダメです。

日頃からそのような態度であることが重要です。




利用者の役割作りという取り組みを

してみたいなぁ、と思っても、

この条件をクリア出来なければ、

失敗します。




はい。

この時点で、

ほとんどの施設が脱落してしまいました。

残念ながら。




敬語の徹底すら出来ていないレベルで、

利用者の役割作り(仕事)など出来るわけがないのです。





このことが言いたくて

「役割」の意味を力説してきた

今日この頃です。




☆本日の結論
「形だけの役割作り(仕事)は、虐待になってしまうからね。」

久々の行進…

いや、更新です。




え~と、何書いてたっけ?




あ!そうだった!

4/26の記事からのシリーズ「仕事論」

でしたね。




なになに、

「感謝が大事…」

「役割とは…」

「とにかく謙虚に…」


おお!

超いいこと書いてるじゃん!




よっしゃ!

今日も気合を入れて書くぞぉ!




では、今回は、

仕事による効果その②

身体機能の向上

について書きます。




仕事をするということは

知らず知らずの内に身体のアチコチを動かすということですね。

だから当然、身体機能も向上します。




おしまい。




☆本日の結論
「シンプル イズ ザ ベスト」

またまた久々の口唇…

いや、更新になってしまいました。




まあ、でもしょうがないですよ。

だって…超忙しいんだから。




えっ?「忙しい」なんて言うもんじゃないって?

「忙しい」とは「心を亡くすという意味なんだよ」って?




そんな屁理屈知らねーよ!

忙しいもんは忙しいんだよ!




じゃあ何か?

営業マンが「お忙しい所申し訳ありませんが…」って言うのは

「心を亡くしているところ申し訳ありませんが…」

ってことなのか?




なわけねーし。




ビジネスマンにとっては、

「忙しいでしょ?」というのは、

もはや褒め言葉だし。




「暇でしょ?」

って聞く方が遥かに勇気がいるから。




てか、

そもそも人間は忙しくしている方が良いんですよ。




老人ホームのお年寄りを見れば良く分かるでしょ!?




ってわけで、

あ~忙し!




ということで、

本日は、仕事の効果その3

「認知症の予防・改善」

について説明します。




仕事をするということは、

段取りや作業の手順を考えないといけません。

見る、聞くといった五感への刺激のほか、

記憶、予測、判断といった脳の機能をフルに使います。




だから、脳の廃用症候群を防ぐことが出来ます。




また、仕事をして周囲に認められることによって、

自尊心がUPします。




だから、メンタルが安定します。




前回説明した身体機能の向上と合わせて、

身体、脳力、メンタル

の3つが向上するので、

当然、認知症の予防・改善に超効果的です。




次回はこれらの仕上げ方や

目標の設定の仕方について

詳しく説明します。




☆本日の結論
「次回の更新は早めにします!」

仕事論の続きです。




前回の予告どおり、本日は、

身体機能、脳力、メンタルの向上を図る上での

ポイントを説明します。




まずは身体機能

身体機能の向上=運動ですから、

その方の課題となっている運動が組み込まれた

仕事を行ってもらうと良いです。




座位が崩れがちな方なら、

しっかり座位をとらなければ出来ない

食器洗いとか。




あるいは、

下肢筋力の低下や足のむくみが問題になっている方なら

多く歩行してもらえる物品の配達とか。




便秘が問題の方なら、

とにかくしっかりと活動してもらえる

掃除や食事作りとか。




そんな感じで。




次に脳力の向上ですが、

これは仕事の中にいかに「考える」要素を盛り込むか

という視点で設定していきます。




よって、

利用者のレベルに応じて

出来るだけ単なる作業ではなく

やや複雑な仕事の方を設定していきます。




その設定のポイントは、

頑張れば100点が取れるというレベルです。




頑張っても上手く出来ないレベルにしてしまうと

やる気がなくなります。




また、逆に簡単過ぎる仕事だと、

利用者のモチベーションや自尊心が低下してしまいます。




つまり、

難し過ぎる仕事も簡単過ぎる仕事も

利用者にストレスを与えてしまって

逆効果という危険があるとうことです。





このことは、何も利用者に限らず

皆さんが仕事を選択するときの目安と同じですね。




メンタルの向上に関しては、

とにかく周囲からの感謝に尽きます。

存在を必要としている。

存在や働きを認めている。

そういうメッセージを大いに浴びせていきましょう。




また、

認知症による問題行動がある人は、

仕事をすることにより情緒が安定する

というのは、もはや定説ですよね。




そういう意味でも、

「仕事」はメンタル面にプラスに作用します。





てな具合に、

利用者の仕事を考えていく上では、

少なくとも以上の3点は含ませ

レバレッジの効いたものにしたいですね。




他にも、

・一緒に仕事をすることにより他の利用者と仲良くなる。

 →孤独感の解消(メンタルUP)

・コミュニケーションが増える。

 →認知症の予防

・整容意識の向上
 
 →自尊心のUP

・スタッフの仕事が楽になる。

という要素を盛り込めば、

さらにレバレッジの利いたものになりますよね。




次回は、

その中でも特に私が重要視している

仕事の効果その4

「スタッフの仕事が楽になる」

について説明します。




☆本日の結論
「今月は更新が少ないなぁ…。」

仕事論です。




本日は、仕事の効果その4

「利用者が仕事をすることによってスタッフが楽になる」

について説明します。




利用者の仕事を継続させようと思ったら、

その仕事が本当に意味のあるものでなければいけません。

取ってつけたような無意味な仕事は

フェードアウトしていく運命にあります。




意味のある仕事ってどんなのがあるかなぁ?

と考えたとき、

間違いないのが、

現在スタッフがしている仕事を利用者にしてもらう

ということです。




しかも、

その仕事をほぼ利用者にお任せ出来るように

しなければいけません。

常にスタッフが付き添っていなければ出来ない

という形では、これも長続きしません。





なぜなら、

そういう形で行われている仕事は、

スタッフが忙しい時や

スタッフの人数が少ない時には

省略されてしまうからです。




それでは本当の意味での役割とは言えませんね。

単なるレクリエーションです。




スタッフが少ない時こそ頼りにされる。

そんな仕事だからこそ、

スタッフもその利用者に対して

心底感謝することが出来ると思います。





もちろん、

そのような仕事を利用者がすぐに出来るわけはないです。

それが出来るようになるまでは、

スタッフがみっちりと付いて指導・アドバイス・工夫

していく必要があります。




そこには十分に手間暇をかける必要があります。




その後、

徐々に自立して仕事が出来るように仕上げていきます。




でも、それは利用者に限らず、

普通の新人スタッフにも言えることですから。




時には利用者の方が覚えが早かったりもするでしょうし…。

うれしいような悲しいような…。




とまあ、このように、

利用者が仕事をすることによってスタッフが楽になる

というのはとても大事な要素なのです。




もし、

その利用者が体調不良になったり

入院してしまったら、

スタッフが困る。

そういうのが良いですね。




頼むから元気でいてくれ!

というスタッフの思いが自然に強くなりますから。




ここにもレバレッジが効いてますねぇ。




また、

この方向性というのは、

私の持論である少数スタッフ論へと繋がっていきます。




スタッフの数が少ないからこそ、

利用者にも自然と仕事を依頼できる。





てか、スタッフが多かったら、

利用者の手を借りようという発想すら生まれない。




仮にその発想が生まれて、

利用者に仕事を依頼したとしても、

「大勢いるんだから、お前らがやればいいじゃん」

って思われますよね。




そして、

利用者が仕事をしてくれることによって、

スタッフは益々少なくて済む。




あるいは、

本当に必要性が高い方への十分なケアや

余暇活動の充実といったことに

マンパワーを投入することが出来る。




という、正のスパイラスが生まれます。




次回は、

仕事を選択する上での注意点

について書きます。




☆本日の結論
「スタッフが多くて利用者の役割まで奪ってしまうのは最悪だよ。」

仕事論です。




今日は、

利用者にどんな仕事をしてもらおうか、

と考える時の注意点について書きます。




注意点その1

好きな仕事、得意な仕事をしてもらう。




そのまんまですね。

面倒なのでイチイチ説明しません。




けど、

生活歴のみにとらわれず、

色々とチャレンジすることが大切です!




注意点その2

ステータスの低い仕事は避ける。




例えば、

窓拭きは〇だけどトイレ掃除は×

みたいな感じです。




仕事を通じて利用者のステータスを上げる

という目的も考慮した上で、

利用者には、

なるべく華のある仕事をやってもらいたいですね。





注意点その3

え~と…

思いついたら加筆します




☆本日の結論
「これでいったん仕事論はおしまいです。」

コップ洗い

コップ洗いという仕事を

介護スタッフがするのは簡単だ。




ただ洗えばいい。




でも、

それを利用者の方々にしてもらおうと思ったら、

ちょいと大変だ。




まず、

謙虚にお願いする

という作業が必要になる。




日頃から利用者に謙虚な態度で接していなかったら、

これすら出来ない。




利用者に頭を下げてお願いするくらいなら、

自分で洗ってやる!




と開き直ったら、

ゲームオーバー。




仮にお願い出来たとしても、

そのときの利用者さんのごきげんが悪かったら

応じてはくれまい。




なので、

利用者さんには気分良く過ごしてもらう必要がある。




変なケアや声かけをして、

不機嫌、無気力な状態を生み出さないようにしないとね。




そうそう、

基本的にそのスタッフがその利用者さんに好かれてないと

まず厳しいだろうね。




また、

コップ洗いをお願いするとき

声をかけるタイミングも難しい。




日頃から、

その利用者さんのことを良く理解して、

観察していないと、

ナイスなタイミングで声をかけることは難しいだろう。




もし、

それらを全てクリアして、

見事コップを洗ってもらったとしても、

その後の感謝の言葉を伝え忘れると、

たちまち不機嫌になるだろう。




もしかしたら、

次回から洗ってくれないかもしれない。




相手のことを理解し、

よく観察し、

謙虚に接して、

感謝する





こういう要素が必要なわけ。




だからこそ、

利用者さんにコップを洗ってもらったら

元気になるってこと。




☆本日の結論
「目的はコップ洗いにあらず。」

仮に利用者の名前を山田さんとしましょう。




「山田さん、すみません、今いいですか?」




「ああ、いいよ」




「今日は体調とかはいかがですか?」




「いいよ」




「それは良かったですぅ」




「実は、いつもいつもで申し訳ないんですけど、

山田さんに是非お願いしたいことがありまして…」





「何?」




「すみません。あの~

昼までにこのタオルを畳まないといけないんですけど、

少しでも協力していただければと思いまして…」





「いいよ。それくらい」




「本当ですか!?ありがとうございます!

いつも山田さんには無理ばっかりお願いして、

本当に申し訳ないです。」





「そんなことないよ。それくらいのこと」





「そう言っていただけると、本当にうれしいです。

じゃあ、今日もお言葉に甘えてお願いしてもいいですか?」





「いいよ。いいよ」




「もう、無理はなさならくてもいいんで、

できる範囲でお願いします。」





「分かったよ。これだけやればいいんだね」




「はい。山田さんにはいつもお世話になりっぱなしで、

本当に助かります。」





「まあまあ、それはお互い様でしょ。」




「ありがとうございます!

じゃあ、無理のない程度でお願いします





「あいよ」




作業終了。




「わあ!山田さん、ありがとうございます。」





「お安い御用よ」




「いや、今日もすごく丁寧にしてくださって、

いつも感心します。」





「またまた」





「本当ですよ。スタッフも皆言ってますから。

山田さんのおかげで大助かりだって」





「よく言うわよ」




「本当ですって。もう山田さんがあっての私たちですから

本当にありがとうございます。」





「また、なんかあったら言ってくれればいいからね」




「本当ですか?うわぁ、助かります。

じゃあ、また困ったときは頼ってきますんで、

そのときはよろしくお願いします」





「あいよ」




「じゃあ、失礼します。

ありがとうございました!」





たかがタオル畳みという作業をお願いするにしても、

その前後で毎回最低でもこれくらいの声かけをしましょう。




特に、いつも気前よくやってくださる方に対して、

当たり前のようにお願いしないように注意しましょう。




それが出来ないのなら、

利用者に仕事を頼むという取り組み自体

しない方が良いです。





☆本日の結論
「仕事そのものよりも、このようなコミュニケーションに価値があると心得るべし」

6/14の記事の解説です。




「山田さん、すみません、今いいですか?」

→いきなり本題に入らず、まずは常識的なお伺いから入る。

 介護スタッフにはこの常識が欠如している場合が非常に多く、

 いきなり、「トイレ行きましょう!」と言ったりしている。

 そういう失礼な声かけは当然、拒否や不穏の原因にもなる。





「ああ、いいよ」




「今日は体調とかはいかがですか?」

→仕事を依頼する前に、

 まずは体調や気分を伺うのも常識としたい。

 もちろん、しんどいときは依頼してはいけない。

 今後のモチベーションに悪影響をもたらします。

 
 また通所施設の場合、ここで、

 「今日もご利用ありがとうございます。」

 と入れても良い。





「いいよ」




「それは良かったですぅ」




「実は、いつもいつもで申し訳ないんですけど、

山田さんに是非お願いしたいことがありまして…」


→ここでも、まだ本題には入らず、

 さらにワンクッション入れる。

 そういった丁寧さで相手の存在を尊重する。





「何?」




「すみません。あの~

昼までにこのタオルを畳まないといけないんですけど、

少しでも協力していただければと思いまして…」


→仕事を依頼するときは、

 必ずその方に頼む理由と必然を説明すること。

 「とりあえずやっといて下さい」的な依頼

 あるいは「誰でもいい」的な依頼は、

 利用者の自尊心を傷つけてしまいます。





「いいよ。それくらい」




「本当ですか!?ありがとうございます!

いつも山田さんには無理ばっかりお願いして、

本当に申し訳ないです。」


相手がOKしてくれたら、

 まずは感謝感激をしっかりとアピールする。


 OKしてくれるのが当たり前と思ってはいけないのだ。





「そんなことないよ。それくらいのこと」




「そう言っていただけると、本当にうれしいです。

じゃあ、今日もお言葉に甘えてお願いしてもいいですか?」


→もし、相手が謙虚な言葉を言ってくれたら、

 それをさらに上回る謙虚さを示す必要がある。





「いいよ。いいよ」




「もう、無理はなさならくてもいいんで、

できる範囲でお願いします。」


→念のため、この言葉はかならず添えたい。

 この仕事は決して無理強いではなく、

 本人の意思でいくらでも調整できるということを

 しっかりと伝えておく。





「分かったよ。これだけやればいいんだね」




「はい。山田さんにはいつもお世話になりっぱなしで、

本当に助かります。」


→「スタッフが助かる」というキーワードは大事。

 利用者が「スタッフに与える」感覚を持ってもらいたい。

 いつも与えてもらうことの多い利用者なら、なおさら。





「まあまあ、それはお互い様でしょ。」




「ありがとうございます!

じゃあ、無理のない程度でお願いします」


→最後まで丁寧に。




「あいよ」




作業終了。




「わあ!山田さん、ありがとうございます。」

→ここでも、しっかりと感謝感激の感情を爆発させる。

 利用者は、スタッフのこの反応を楽しみに待っている場合が多い。





「お安い御用よ」




「いや、今日もすごく丁寧にしてくださって、

いつも感心します。」


→必ず仕事の内容を褒める。

 特に利用者がこだわって頑張ってくれているところは

 絶対にスルーしてはいけない。





「またまた」




「本当ですよ。スタッフも皆言ってますから。

山田さんのおかげで大助かりだって」


→自分だけでなく他のスタッフの感謝もしっかり代弁すること。

 このことで利用者の価値をぐっと上げることが出来る。

 
 通所施設の場合、

 「山田さんが来られる日は皆助かるって言ってます。」

 と言っても良い。





「よく言うわよ」




「本当ですって。もう山田さんがあっての私たちですから

本当にありがとうございます。」


→相手が謙遜しても、堂々と畳み掛けていきましょう。

 利用者は自分たちの価値を半信半疑に思っています。

 スタッフの強いアピールでそれを確信に変えましょう。





「また、なんかあったら言ってくれればいいからね」




「本当ですか?うわぁ、助かります。

じゃあ、また困ったときは頼ってきますんで、

そのときはよろしくお願いします」


→次回の仕事の依頼につなげつつ、

 さらに利用者の価値を高める。





「あいよ」




「じゃあ、失礼します。

ありがとうございました!」


→最後の言葉は、最大級の感謝の気持ちを込めて、

 やや大きな声で、気持ちよく言い切る。





これだけポイントを押さえておけば、

利用者は「やらされた感」がなくなる上に、

充実感と満足感を得ることが出来ます。




☆本日の結論
「結局、当たり前のことなんですけどね。普通の社会では。」

ずっと前、

TVか何かでやっていたのだが、




サファリパークか動物園か忘れたのだが、




動物たちが病んでいるというのだ。




活気が無い、元気な無いというのだ。




特に肉食動物たちが。




その原因を探っていくうちに、

ある仮説に当たったらしい。




サバンナより狭いから?




違う。




気候が異なるから?




違う。





人々に見られるから?




違う。








それは、




























当たり前のようにエサがもらえる環境

だったのだ。




肉食動物は、

エサをゲットするのが唯一の生業である。

生きがいである。




そのために長い年月をかけて進化してきたのだ。




その肉食動物が、

エサを無条件でもらえるようになると、




本能を削がれ、




自分達の存在意義を見失い、

病んでしまうのだ。




もはやガオッ!と威嚇する必要も無く、




サラブレッドより早く走る必要も無いのである。




そりゃ、

やる気のない顔して寝てるしかないわな。




で、




そのサファリパークだか動物園が、

エサの獲得を困難にしたところ、




彼らは見事に再生したそうな。





このエピソードを見て以来、

私はこれに力を入れるようになったのである。




☆本日の結論
「先進国の人ほど心が病んでいるのも同じ理屈かな。」

施設内銀行

当施設では、

入居者が仕事をして給料をゲットしているのですが、




給与の支払い直後に、

スタッフがお金を預かり通帳に記帳する

というパターンが多いのです。




それも、なんだかなぁ~、




ということになり、




通帳記帳までの流れを

より入居者が主体的に出来る方法がないか考えてみました。




すると、

ちょうどその前頃に、

入居された方が、

元銀行員であったことを思い出し、




この方に、

給料日限定で銀行を開設してもらい、

記帳作業してもらえないかと

お願いしました。




事務所の一角を銀行にして、

そこに、入居者がお金と通帳を持って行くわけです。




で、




一ヶ月前に実際にやってみました。




最初は、

不慣れなことが多く苦戦する場面もありましたが、




次第にスムーズに出来ておりました。




あと何回かすれば、

完全にお任せできるのではないか

と期待しております。




おそらく多くの入居者は、

本物の銀行員だと思っていたはずです。




銀行の様子




しかも、かなりお偉いさん風です。




☆本日の結論
「お仕事、ありがとうございます!」


利用者の方に

食器洗いのような

仕事をお願いする。




という取り組みをしている施設は多いと思う。




その効果は大きいのだが、




時として、

利用者にストレスを与えてしまう場合がある。




そして、それは認知症が余りない方に

よく見られることだと思う。




認知症がない方は、

長期記憶が保持されているので、




「どうせ、今日も私のところに頼みに来るだろう。」

「はいはい、やっぱりまた来ましたね。」

という感じになるのである。




言うまでもなく、




ストレス=「やらされている感」を与えて

仕事をしてもらうということは、

マイナスの効果の方が大きいので

避けなければならない。





なので、




そういう方に気持ちよくお仕事をしていただこうと思ったら、

かなり戦略を練る必要がある。




ワンパターンではダメなのである。




そのとき、

最も意識すべきことは、

配慮である。




利用者が、

「私のことを気遣ってくれている。」

と感じることが出来れば、

ストレスにはならないのである。








逆に、

認知症のない方というのは、




そのときそのときの

誠心誠意謙虚な姿勢があれば

上手くいく。




変な戦略は必要なかったりする。




まあ、

別の問題があったりもするが…。




とういうわけで、




具体的な配慮方法について

お知りになりたい方は

例によって連絡ください。




☆本日の結論
「駆け引き上手になろう。」


言葉の技術

当施設では、

入居者が夕食を作る

いわゆる「夕食作り」

というものが毎日あります。




で、




「今日も、夕食作り、お願いできませんか?」

とスタッフが誘うと、

時々拒否する入居者が数名います。




さあ、




拒否の理由はなんだと思いますか?




ヒントは文章の中にあります。




さあ?




なんでしょう?




答えは、


















「夕食作り」という言葉が原因

です。




仮に認知症がほとんどなくても、

特養の入居者で、

「夕食作り」という言葉から、

作業内容を的確にイメージできる人は

少ないのです。




皆さんも、




上司や同僚に、

「今日、俺んちの夕食作り頼めないか?」

と言われたら、

何を想像しますか?




実際の作業は、

鍋料理のための野菜の買い出し

だけだったとしても、




上記の声かけだけでは、

「ムリ、ムリ、私にはムリ」

って思いますよね。

反射的に。




つまり、




言葉の扱いが雑なのです。




スタッフの持っている夕食作りのイメージを

全然伝え切れていないのです。




ましてや、

当施設の夕食作りの場所は、

入居者の居住スペースとは離れた場所になり、

ビジュアルで伝えられないから

なおさらイメージできないのです。




よって、




もっと、

入居者が実際の作業をイメージしやすいように

分かりやすく説明する必要があります。




例えば、




「すみません。

人参や大根を何本か切っていただいても

良いでしょうか?」




とお願いすれば、




「ああ、それくらいならイイよ。」

となる可能性大ですね。




そういう意味では、

「夕食作り」という抽象的な言葉は

もう禁句にしてもいいくらいです。




ちなみに、これは、

様々な声かけに応用できることなので、

是非心がけてみてください。




☆本日の結論
「言葉はイメージを運ぶ荷車」

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