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元気の子

Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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彼の名前はアントニオ・ゲン

老人ホームでアルバイトをしている覆面レスラーだ。

さて、今日はどんな必殺技が炸裂するのか!?




誤嚥性肺炎の疑いで入院したキラー・カーンさん。

2週間後の本日退院です。




自立歩行だったカーンさんが、

退院時はなぜか車椅子でした。




その姿を見たゲンは、

延髄斬りをまともに食らった直後のように

意識がもうろうとしてしまいました。




「立て、コノヤロー!」

気を取り直したゲンの叱咤激励を受けて、

立ち上がったカーンさんの立位は非常に不安定でした。




まるで散々アリキックで痛めつけられた後のように

下肢が弱っていました。




それを見たゲンは、顔を硬直させ、

右手のナックルパートに力を込めると

一目散に病院へ、と思いきや、

ホームの看護師の所へ。




「おい、タイガー・ジェット・看護師ン!

お前はカーンさんが

こんな状態になることが分かっていたのか?」





「そりゃあ、悪くなることは予想していたわよ。

でも、病院じゃあ寝かせきりだから仕方がないわよ。」





「仕方がないだとぉぉぉ

テメーそれでも看護師かぁ!

誤嚥性肺炎が治っても、

足がボロボロじゃリングに上がれんだろうがぁ!

テメーが病院の奴らとデスマッチしてでも、

悪化を防ぐべきだろうがぁ!!」





病院だから仕方がない。

入院中は寝かせきりだから。


そんな理由で状態の悪化を平然と受け入れている

老人ホームのスタッフは多いです。




でも、本当にそうでしょうか?

それはベストを尽くした結果でしょうか?

実はカウント2,5で肩を上げることも

出来たのではないでしょうか?




病院スタッフからの、

カウンターのアックスボンバーを恐れていては

何も出来ません。




特に窓口である看護師や相談員は、

嘱託医や家族を通じてでも

積極的に要望を伝えるべきだと思います。

マネジャーの若松のように

しっかりアナウンスすべきです。




それすらしてないのに、

入院していたから仕方がない、というのは、

単なる怠慢ではないでしょうか?




また、現場の介護スタッフも

そんなスモールパッケージホールド

丸め込まれているようではダメです。




ゲンが吐き捨てるように言いました。

「病院の奴らが文句言ってきたら俺に言え!

いつ、何どき、誰の挑戦でも受けてやる!

医療と介護で異種格闘技戦だ!コノヤロー!!

どうですか、みなさぁ~ん!!」





ちなみに、ゲンはアルバイトなので、

週に2日しか出勤していません。




最後にゲンはカーンさんに優しく声をかけました。

「カーンさん、大丈夫だよ。

毎日ヒンズースクワット千回すれば、

すぐに足腰は丈夫になるから。

俺も付き合うから、一緒に頑張ろう!」





☆本日の必殺技
「病院とのやり取りを面倒がるスタッフにチョークスリーパー!」

彼の名は大仁田ゲンキ

老人ホームでアルバイトをしながら

生計を立てている覆面レスラーだ。

さて、今日はどんな必殺技が炸裂するのか?!




ゲンキは新規入居者の面談のため

他法人のグループホームを訪れました。

(ちなみに面談は相談員でゲンキは運転手です。)




そこでは介護主任のミスター・ポーゴが案内してくれた。

「うちは2ユニットありまして、

さくらユニットはお元気な方で、

ゆりユニットは認知症が進んでいる方です。」





その一言がゲンキの表情を一変させた。

「おいポーゴさんよぉ、

認知症は邪道だとはっきり言ったらどうじゃぁぁ!」


しかし一同スルー。




「今度そちらに入居されるターザン後藤さんは、

ゆりユニットの方なので、こちらにどうぞ。」


「あっちょっと待ってください。

ゆりユニットには電子錠が付いているんですよ。

今、パスワードを入れて開けますからね。」





「おい、ちょっと待てよぉ。ポーゴさんよぉ。

電子錠とはどういうことじゃぁぁぁ?!」





「まあ、入居者の方が勝手に外に出たら危ないので…」




「危ないだとぉ?

命がけで仕事したことのないお前に

危ないなんて言われたくないわぁぁぁ!」





「はぁ?」




「こんな電子錠なんてさっさと止めろやぁ!

どうせならなぁ…

どうせならなぁ…

電流爆破にしろやぁぁぁ!!


「お前たちがやってることは、

建物のまわりを有刺鉄線でグルグル巻きに

しとるんと同じなんじゃぁぁぁ!!!」


ここでも一同スルー。




「こちらが、ターザンさんです。

(ターザンさんの耳もとで)ターザンさん、こんにちわ!

こちらは来週にターザンが行くことになる施設の方ですよ。」





「おい、ポーゴさんよぉ。

そのわざとらしいコミュニケーションは止めろやぁ!

それになんで、

わざわざ引退試合の日を伝える必要があるんじゃぁ?

引退興行で一儲けしようって腹かぁ?」





「そりゃ、オメーだろ!」

ここは一同ナイスなツッコミ。




「ターザンさんは歩行が非常に不安定なので、

目が離せないですよ。

ウチの施設でも何度も転倒して、もう限界で…。」





「おいミスターポーゴよぉ!

転倒がなんじゃい!?

転倒結構!骨折結構!出血結構!

オレは1000針以上縫っとんじゃぁ!

お前はそんなことを言い訳にして

ターザンを引退させようとするんかぁぁ?!」





「でも転倒すると痛いのはターザンさんなんで…」




「うそつけぃ!

どうせスタッフが愚痴っとるんじゃろうがぁ!

スタッフのための転居じゃろうがぁぁ!

お前らなんかクソ邪道じゃぁぁぁ!!!





「いえ、そういう訳では…」




「ふっ、もうええ!

どうせこんな団体に居ても、

一度転倒骨折で入院したら、

そのまま無理やり引退させられるのがオチじゃい。

ターザンはワシが面倒見たるわぁ!

ワシはなぁ…

ワシはなぁ…

ワシはなぁ…

介護が好きなんじゃぁぁぁぁぁぁ!!!!」





☆本日の必殺技
「こんなヘドが出そうな施設にはサンダーファイヤパワーボムじゃぁぁ!!」




※プロレスファン以外の皆様、昨日今日とすみませんでした

※プロレスファンの皆様!今後もお楽しみに


オレの名はジ・アンダーテイカー・ゲン

老人ホームでアルバイトをしている覆面レスラーだ。

さて、今日はどんな必殺技が炸裂するのか、フッフッフ…。




チーン、チーン、チーン…

デーンデーンデデーンデーデ デーデデーデデーン(※1)




今日もまた、レクの時間を伝える鐘の音か…。

担当者がオレを呼ぶ声が聞こえるぜ。

とうとうオレの出番がやってきたってわけか…。




でも、どうせまた玉投げゲームの的か

綱引きのハンディキャップマッチの相手だろう。

あるいは得意のオールドスクール(綱渡り)をやらされるのか…。




レク以外にも、

電球の取替えの時とインテリアの飾り付けの時には、

オレは必ず呼ばれる。




なぜならオレの身長が208cmもあるからだ。

だから、ベッド上のオムツ交換をするとすぐに腰が痛くなる。

介護主任はベッドに片膝をつけば良いとアドバイスしてくれたが、

一度それをしたらベッドが破壊された。

なぜなら体重も134kgあるからだ。




オレがなかなか夜勤をさせてもらえないのは、

そういう欠点のせいかと思っていたら、

実はそうではなかった。




以前、オレが夜勤をしていたとき、

必ず一人以上入居者が亡くなっていたからなのだ。

これは全くの偶然なのだが、

そのせいで、俺は皆に「墓堀人」と呼ばれている。




さて、とある日の申し送り時、

フロアリーダーが、

「マクマホンさんは今日からターミナルになりました。」

とわけの分からないことを言った。




その意味を聞くと、

「もう回復の見込みはないし、

いつ亡くなるか分からないという意味よ。」


と説明してくれた。




オレはその瞬間、そいつのクビ根っこをつかんで

チョークスラムで叩きつけてやろうかと思った。




回復の見込みがない、などと、

どこのどいつが言いやがったんだ!

どうせ、あのリック・フレアー医師だろう!




多くの医師は、

医療の限界=生命の限界

だと思い込んでいるようだが

オレに言わせりゃちゃんちゃらおかしい。

余命数ヶ月といわれながら

サバイバー・シリーズを生き続けた人はたくさんいる。




俺たち介護人のジョブ次第で、

寿命なんて全然違ってくる。





第一、いつ亡くなるかわからないのは、

他の入居者も同じだし、オレだってそうだ。

事実、オレは何度か生き埋めにされている。




まあ、百歩譲って医師がそう言ったとしても、

介護リーダーまでもがそんな調子では、

この施設もラストライドだな。




オレはマクマホンさんが復活することを祈る。

だから、マクマホンさんには、

「オレが夜勤をするときに、YOUは死ぬのだ。

だから、それまでは絶対に死なないから安心しろ。

とりあえず今月は夜勤の予定はない。」


と伝えよう。

「墓堀人」も使いようってわけだ。




ただし、万が一、

オレの予想以上に早く亡くなることがあったら、

その時は、ノータッチ・トペで飛んできて、

お別れを言わせてもらうぜ。




最後にオレの特技を教えよう。

オレが入浴担当の時は、

死んだ意識(寝台式)の特浴は必要ない。

どんなに寝たきりの人であったとしても、

オレがずっと抱えることが出来るからだ。

無論、オレのパワーならワンハンドで十分なのだが、

年寄りたちが不安がるから両手で優しく支えている。




☆本日の必殺技
「軽々しくターミナルという奴にツームストン・パイルドライバー!」




※1)アンダーテイカーの入場曲→こんな感じで口ずさんでください。

※2)アンダーテイカーって誰?って人は→コチラを参考に!

※3)明日からは普通の記事を書きますんで


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