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元気の子

Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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介護をするなら小規模施設の方が良いいう幻想があります。

特にゆったり系介護士の皆様には、

そのような傾向が強く感じられます。

※ゆったり系介護士って何?って方は→コチラをどうぞ!




でもね、

自分に負荷をかけずに楽しく仕事がしたいって人ならともかく、

介護の仕事で飯を食っていこうと思うのなら、

大規模施設で経験を積んだ方が良いですよ。




なぜかって?

それはね、大規模施設の方が仕事が大変だから(笑)。

経営は楽なんですけど、現場は大変なのです。

だからその分、しっかりと鍛えられます。




大規模施設で一人前になって、

小規模施設に配置換えor転職したら、

もう、全ての仕事が止まって見えます。

映画『マトリックス』のネオ状態です。→こんな感じ。




だから、そこでネオは思うのです。

「あれ?オレ何すればいいの?超ヒマじゃん…」と。




このように書くと、

小規模施設の皆さんはきっとこのように思うでしょう。

「大規模施設で鍛えられたと言っても、

所詮業務を素早くこなせるだけでしょ。

私たちはもっと利用者に寄り添ったケアや

中身のある深いケアをしているのよ。」
と。




でもね、何を言われたところで、

ネオにはスローモーションにしか見えないんですよ。

その中身のあるケアとやらも怪しく感じてしまうのですよ。

下手したら、ネオはそこで仕事中に居眠りをするかもしれません。




逆の場合はどうでしょうか?

小規模施設で育った人が、

大規模施設で働き始めたらどうなるか?




これは、もう、ついていけません。

パニックです。

「Dr.コトー」的な環境で働いていた医師が、

いきなり「救命病棟24時」で仕事をするようなものです。

そもそも吉岡秀隆江口洋介に太刀打ち出来るはずがない。




小規模施設の得意技である寄り添うケアとやらも、

炸裂させるヒマがないのです。

最低限の業務だけでアップアップですから。

界王拳4倍でも追いつきません。




また、皆の元気を溜める時間がなければ、

元気玉(寄り添うケア)も打つことは出来ません。

せっかくの必殺技も宝の持ち腐れです。

元気を溜めてるヒマがあったら、

もっとテキパキ動けよ!って感じです。




むしろ、大規模施設で揉まれたスタッフの方が、

余裕がある分、寄り添うケアをすることが出来ます。

もしかしたら、そのスタッフは、

「お前はちまちま動かなくてもいいから寄り添ってろ!

あとの仕事は全部オレがするから!」


と言ってくれるかもしれませんね。




やはり、どう考えても江口洋介の方が男前です。




大規模→小規模のスタッフと

小規模→大規模のスタッフでは、

どちらもすぐにはマッチしないものの、

明らかに前者の方が戦力になります。

スタッフとしても価値があります。




だから、特に若いときは大規模施設でしっかりと揉まれて

タフな仕事力を身につけた方が良いのです。

無論、入居者を完全にないがしろにして、

業務だけを淡々とこなすような施設ではロクな経験になりませんが、

でも、それは小規模施設にだってあり得る事なんで…。




最後に話は少しそれますが、

大規模施設の最大の魅力は、

仕事が大変な分、入居者の力を借りざるを得ない

という部分ですね。

大規模施設で働く人は、

是非そのノウハウを獲得して欲しいです。




☆本日の結論
「大は小を兼ねる。」



はっきり言って、

仮に介護スタッフの元気がなくても、

結果的にお年寄りが元気になるんだったら、

それでいいんだよ。




プロなんだから。




大事なのは結果だよね。




でも、大概の施設では、

まずスタッフが元気を出さないと、

お年寄りは元気にならないんだよ。




だからさぁ、

介護スタッフはやっぱり元気じゃないとダメなんですよ。




今日も元気に仕事をしよう!




☆本日の結論
「理念、方針、取り組みは、常に結果につながらないと薄っぺらい。」

介護の仕事って、

業務の範囲がすごく多いですよね。




さまざまなケアはもちろん

人間関係作り

役割作り

体調管理

空調管理

衛生管理

衣類管理

整理整頓

…最果てなく多い。




その上、日々めまぐるしく変化する情報を

正確かつスピーディーにインプット・アウトプットしていく。

しかも、交代勤務の中でのその作業はとても困難である。




さらに、

イベントはあるわ

部会(委員会)はあるわ

会議はあるわ

研修はあるわ




でもって、ふと気が付けば、

業務に振り回されている!ってことになるから、

常に介護の目的を明確にし、

利用者ごとの個別のビジョンを明確にし、

ケアの内容を修正していかなければいけない。





また、そのときそのときで、

様々な取り組みにもトライしていく。




おっと、

今日から新規の方がご利用になるぞ。

一から情報を読み込み、

適切なケアを行った上で、

早急にマニュアル化しなければ。




え?

Aさんが転倒したって!?

原因は?

今後の改善策は?

ちょっと緊急カンファしませんか?




このように、

介護の仕事って真面目にやると

「交通警察24時」

の10倍ハードなんです。




ハードと言っても、

肉体的にハードなわけではないですよ。

これらの仕事をスムーズに処理していくのは

脳の仕事です。




理解力

記憶力

観察力

コミュニケーション能力

視野の広さ

想像力

創造力

タイムマネジメント力

優先順位決定能力

段取り力

連携力

確認する能力

システム化の能力

でもって現場では余裕の笑顔が出せる能力

…その他もろもろの能力が求められます。




誰だ!

「介護の仕事は健康な身体と優しい心があれば出来る」

なんて言った奴は!




誰だ!

「情熱さえあれば良い介護が出来る」

なんて言った奴は!




はっきり言って

頭が良くなければ良い介護は出来ません。





肉体労働的な考えでは、

酷くレベルの低い介護しか出来ません。




もう一度言います。




良い介護をしようと思ったら、

介護士は頭が良くなければいけません!





☆本日の結論
「これってタブーじゃないよね?」

介護の専門性とはなにか?




そんなものはない。




だって、

何も知らない人だって、

介護施設に就職すれば介護士なのだから。




え?




「うちは現場に出る前にバッチリ研修をするから違う」

ですって?




仮に超バッチリ研修したところで、

たかだか数ヶ月でしょ?




数ヶ月で身に付く専門性がナンボのもんじゃい!

って話なんですよ。




では、本当に介護士には専門性はないのか?




っと聞かれれば、




やっぱり「ある」って答えます(笑)




決しておちょくっているわけではございません。




専門性の解釈が違うだけです。




私は、

本当の意味での介護士の専門性とは、

その姿勢にあると考えています。




その姿勢とは?




お年寄りの介護に関する、

ありとあらゆる知識・技術・考え方を

ジャンルにとらわれることなく、

貪欲に吸収してレベルアップしていく姿勢


と考えています。




その姿勢こそが介護士たるゆえんであり、

価値だと考えています。




だから一流の介護士は、

何でも知っているんです。

何でも出来るんです。




医療、リハ、栄養、清掃、事務、

関係なく何でもです。




男子のために分りやすく格闘技に例えましょう。




例えば、

医療がボクシング

看護が空手

リハビリが柔道

栄養がテコンドー

だとしたら、




介護は総合格闘技なのです。




総合格闘家って、

ただそれを名乗っているだけの怪しい人もいれば、

本当に超強い奴もいるでしょ?




総合格闘技ってね、

どんなジャンルンの技を使ってもいいし、

公のライセンスも持ってなくていいの。




ボクシングのライセンス持ってなくても、

殴っていいの。




殴るとみせかけて投げてもいいの。




要は試合に勝てばいいのよ。




だから、

総合格闘技の専門性って何?

って聞かれても、

特に答えられないわけよ。




しいて言えば、

自分が試合に勝つために必要なことは何でも出来ること

って感じでしょ?




試合に勝つために、

ジャンルに関係なく技を身につけて

レベルアップしていく姿勢こそが

総合格闘家の特徴だからね。




例えばボクサーは違うよ。




どんなにヨワッちくても、

習ったとおりにパンチが打てたり防御が出来れば、

それが専門性として認められるのよ。




試合に勝つことが専門性じゃなくて、

ボクサーとしての振る舞いがきちんと出来ることが

専門性なの。




仮にお年寄りのために何一つ貢献できないPTがいたとしても、

それでもその人はPTという専門家なの。

PTという資格はそれだけ価値があるの。




でも介護福祉士は違う。




お年寄りのために何一つ貢献できない介護福祉士は、

単なる素人。





誰にも認められないし必要とされない。




だから介護士は貪欲に進化し続けるしかない。




進化すれば、

他の専門職に負けないだけの実力が身に付く。




仮に進化しなければ、

いつまでたってもド素人のまま。





介護士として評価されたいなら、




多彩な技を駆使して、

試合に勝てる(お年寄りを元気にできる)

スーパーファイターになろう!





☆本日の結論
「サイヤ人ってね、ただサイヤ人ってだけでは怖くないのよ。闘いを通じてどんどん戦闘力が上がってくから恐ろしいの。」

「俺はこのペンで食っていく!」




「包丁一本、さらしに巻いて~♪」




「メスが握れなくなったら引退する。」




「鉋と金槌と鋸さえあれば仕事が出来る。」




「またメガホンを握りたい!」





いいなぁ~。

その職業をイメージさせる道具って。




ちなみに、

上から順に、

作家

板前

医師

大工

映画監督

です。




他にも色々ありますね。




例えば…(面倒くさくなったので省略)




介護士も、

それを代表する道具があればいいなぁ~

と思いました。




条件は常に携帯できる物ですね。




現状で考えると…




ない




まあ、

なくてもいっか。




☆本日の結論
「フッ、俺たちに道具なんていらないのさ。」

少し前の記事で、

介護の仕事は総合格闘技だ!

介護士は総合格闘家だ!


と書きましたが、

我ながら良いこと言うなぁと思いました(笑)




総合格闘技は、

例え、柔道10段、テコンドー20段

という肩書きがあっても、

それだけでは結果が出ません。




むしろ、

その道の達人(専門職)であるがゆえに、

自分のスタイルにこだわりすぎて、

損な戦い方をしてしまいがちです。




柔道家であってもいきなり殴る、

とか、

テコンドー選手なのに一切蹴らない

という割り切った戦い方が出来る人が勝ちます。




割り切るということは、

変なプライドを持たないということです。




自分の専門性に捉われない姿勢。




戦いとはこうあるべきだ

という思い込みを持っていない。




勝つために最も効率的な方法を

選択するだけの作業。





要は勝てば良い。




そう考えれば、

老人介護も専門性が高い職種ほど

厳しい戦いを強いられる可能性が高いといえます。




むしろ専門知識や経験に捉われない

介護士の方が自由に闘えるので

勝てる可能性が高くなると思います。




もちろん

基本戦闘力は同じ

というのが前提ですが。




だから、

いくら自由に闘える介護士だからといって、

勉強や工夫をしないやつはダメですよ。




要は利用者を元気にすれば良い。




その結果のために、

専門性や思い込みに捉われず、

最も効率の良いケアをしていきましょう。




☆本日の結論
「時には金的攻撃や目潰しも出来るのが介護士の強さ。」

介護のダシ

先日、2名の見学者がやって来ました。

2名とも現役の介護士です。




元気の家を見学してもらい、

例によって感激してもらったわけですが(笑)




最も印象に残ったことを聞くと、

「スタッフ全員が入居者に敬語で話をしていたこと。」

と教えてくれました。




2011年の今日でも、

特養においてこの事実はサプライズなようです。




分らなくはないです。




そもそも介護士は利用者に敬語を使いたがらない

という習性がありますから。

※参考記事→「敬語論」(期間限定公開)




でもね、




ケアを料理に例えると、

敬語というのは出汁(ダシ)なんですよね。




出汁がないのに、

どんなに良い食材を使って、

どんなに手間隙かけて調理しても、

料理として成立しないんですよ。




「敬語で話す」という基本が出来ていないのに、

〇〇〇ケアだの〇〇〇方式だの導入しても、

全く意味がないんですよね。





本当に利用者のためだと思うなら、

本当に利用者に元気になって欲しいなら、

まずは敬語で話すべきでしょう。




それが介護士としての第一関門だと思います。




☆本日の結論
「〇潟県から遠路はるばるありがとうございました!」

「利用者さんがお風呂に入りたい時に入る。」




これは介護の理想型のひとつとして、

ちょいちょい出てくるキーワードです。




でも、

この言葉が理想型として通用するのは、

自分の意思やライフスタイルが確立されている方だけです。




多くの利用者、

特に認知症の方にとっては、

そもそも「お風呂に入りたい時」がありません。




そんな「時」を待っていたら、

10日以上入浴していない人が続出するでしょう。




多くの介護サービス利用者、

特に施設入居者にとっての理想型は、

「時」ではなく「気分」です。




「時」も「気分」を満たすための要素の一つに過ぎません。




気持ちよく「じゃあ、お風呂に行こうか」

と言ってもらえれば、

それが理想です。





逆に、ダメなのは、

明らかに利用者の意に反する形で

浴室に連行されるパターンです。




なので、

良い介護士とは、

利用者が「お風呂に入りたい」時に入浴ケアをする人

ではなく、




利用者を「お風呂に入りたい」という気分にさせる人

なのです。




仮に「時」が

朝であれ、昼であれ、夜であれ、




あるいは、

浴室フル回転で1日15名入浴させようが、

効率良く入浴の順番を決めようが、




全ての利用者をそういう気分にさせて

気持ちよく入浴してもらう事が出来れば

それが理想です。




これは、食事、トイレ、水分摂取、口腔ケア、散歩、レク等

全てに言えることで、




介護士というのは、

いかに利用者をその気にさせるか

という能力が問われているのです。





その気にさせる専門職

なのです。




逆に、

その気を奪ってばかりの専門職

になってしまっている方は、

とりあえずこの記事を参考にしてみてください。

過去記事「ストレートな声かけ」




☆本日の結論
「声かけをする時は、いきなり本題に入らず、ワンクッション、ツークッション入れていきましょう。」

家族の手による介護は、

被介護者の心に

安心感と温かみと満足感を与える。




けど、

その代わり、

間違った知識による介護で、

事故や廃用症候群を招くかもしれない。




あるいは、

家族ならではの感情的な対応により、

認知症の悪化につながるかもしれない。




一方、




プロの介護士による介護は、

被介護者の心に

何も与えることは出来ない。





けど、その代わり、

正しい知識と技術に基づいた介護で、

被介護者の機能を向上させることが

出来るかもしれない。





あるいは、

余計な感情がない分、

優しく丁寧な関わりが出来るかもしれない。

そのことにより認知症の改善につながるかも知れない。





家族による介護は、

素人介護であることのマイナスを

「家族自ら介護している」というプラスにより、

打ち消している。(余りあるくらい)





なので、




プロの介護士は、

他人であることのマイナスを、

プロらしい知識・技術、

さらには他人だからこその優しさというプラスで

打ち消していかなけれないけない。




プロの介護士なのに、

知識も技術もなく、上から目線の態度であれば、

家族に介護してもらったほうがよっぽどマシである。




☆本日の結論
「プロとして、プロだからこそ、何が出来ているのか?という自問自答ですな。」

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