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元気の子

Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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西暦201*年4月

新型インフルエンザの突然変異の連続で、

日本中に殺傷性の高い強烈なウイスルが蔓延してしまった。

原因はワクチンだ。あのワクチンが逆効果となり、

ウイルスが信じられないくらいパワーアップしてしまった。




死亡者は続出し日本中が大パニックとなった。

そして201*年6月、

ついに日本の人口は5%にまで減ってしまった。

そしてウイルスに感染せず僅かに生き残った人々とは…




なんと…高齢者だった。




しかも、なぜか認知症、脳卒中後遺症、パーキンソン病等の

疾病を抱えた人たちほどウイルス耐性があったのだ。




日本中の地域が、老人ホームが、病院が…

高齢者だけになってしまった。




当然、医師や、看護士、介護士なんていない。

テレビも流れていない。

水道・ガス・電気等のライフラインはかろうじてつながっているが、

それもいつ途絶えるか分からない。




そんな絶望的な状況の中で、

やはり医療・介護なしでは生きていけない人々は

次々と力尽きていく…。




もはや日本は全滅か…。

と思いきや、



プルルルルルルルル

プルルルルルルルル



ガチャッ



「はい、もしもし。」



「もしもし、もしもし、お宅は元気の家ですか?」



「そうじゃが。」



「あぁ、良かった、やはりお宅の施設は生存者が多いのか?」



「皆生きとるわい!で、アンタのとこはどうなんじゃ?」



「ワシのところも危なかったが、

とりあえず食べ物には困っておらんよ。」




「そりゃよかった。

何といっても飯は大事じゃからのう。」




「ワシは今、日本中の老人ホームに電話して

生存確認をしとるんじゃ。」




「なんでじゃ?」



「生き残ったワシら年寄り連中が力を合わせて何とかせんとな。」



「なんでここが分かったんじゃ?」



「ホームページじゃ。元気そうな老人ホームはないかと思って

『元気 老人ホーム』で検索したらお宅が一発でヒットしたんじゃ。」




「よう分からんが、たいしたもんじゃのう。」



「元気の家さんもスタッフは全滅なんじゃろ?」



「ああ、全滅じゃ。キレイさっぱりな。

でも、ワシらは以前からスタッフを当てにしてなかったから

実はあんまり関係ないんじゃ。」




「そりゃ、ええのう。

ワシのとこはスタッフが至れり尽くせりじゃったから、

こうなってしもうて、往生しとるんじゃ。」




「じゃろうな。それはどこも同じじゃろうで。

で、これからどうするんじゃ?」




「とりあえず、次々電話してみるわ。

噂によると同じ年寄りでも大きな病気のない人たちは

ウイルスにかかってしもうたらしいからのう。

有料老人ホームよりも特養の方が生存者が多いとみとるんじゃ。」




「だったら病院の方が多いじゃろう。」



「さすがに病院にいる人は…」



「そうか…そうかもしれんの…。

よし!そういうことならワシらも協力するぞ。

この元気の家の近くで生存者がいる施設を教えてくれ。」




「どうするんじゃ?」



「ワシらで作った飯を届けるんじゃ。

運転ならワシがなんとか出来るかもしれんからのう。」




「おめぇ、すげぇなぁ。ホンマに特養の入居者か?」



「こう見えても、脳卒中後遺症で要介護3じゃい!

でも、今、皆必死で生きているから、

明らかに介護度は軽くなっているけどな。」




「ウチも同じじゃ。なんか皮肉なもんじゃな。

今考えたら、何のためにあんなに大勢スタッフがおったんか

さっぱり分からんわ。」




「ハハハハハハ、今頃気付いたかぁ!まあええがな!

それじゃあ、今日からは日本復興を目指して

第二の青春を謳歌するかぁ!」




「ヨッシャ、頑張ろう!

こりゃぁ、寝る間もないくらいに忙しくなるぞぉ!」




「アホ!何を言っとんじゃ!

今まで十分過ぎるほど寝とったろうが。

しばらくの間は寝んでも大丈夫じゃ。」




「そりゃそうじゃ!」



「わっはっはっはっはっは!」
「わっはっはっはっはっは!」




(シーズン1 END)




☆本日の結論
「求む映画化!」

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