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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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まずはコチラをご覧ください。→ある介護士の日記



偶然にも、

今日このことに関する記事を書こうと思っていました。

いわゆる「ちょっと待って」対策です。




最近は、「少々お待ち下さい!」と、

言葉使いだけ丁寧になった割には、

相変わらず放置したまま、てな具合に、

ますます強力化しています。




時には、「ちょこっと待って下さいねと、

可愛く言って誤魔化そうとしたりします。




さらには、「しばらくお待ちください!」と、

開き直りとも思えるような突然変異を起こします。




これらの現象を解決するためには、

新型「ちょっと待って」対策が必要です。




ちなみに元気の家では、

ちょうど10月の全体会議のときに、

その対策が発表されました。




その内容は、

一度でも「ちょっと待ってください。」と言ったスタッフは隔離して、

陰性反応が出るまで出勤停止にする、

といったもの…ではないです。もちろん。




その取り組みはいたって簡単で、

「ちょっと待ってください。」という言葉を禁句にして、

「○分お待ちください!」

と言うようにしたのです。




想像してみてください。




入居者の立場として

「1分だけお待ちください!」

と言われた時の気持ちを。




悪くないでしょ?

つーか結構気持ちいいでしょ?

スタッフの言葉に真実味と誠意を感じるでしょ?

納得して待てるでしょ?

なので確実にナースコールの連射が減ります。




想像してみてください。




スタッフの立場として

「3分後に必ず私が参りますから。」

と言う時の気持ちを。




いい加減なことは言えないでしょ?

約束する前に業務をシュミレーションするでしょ?

そしてこの約束は簡単には破れないなと思うでしょ?




仮に予定通りの時間に対応できなくても、

「すみません、さらにもう2分だけ待っていただけますか?」

とか、

「申し訳ないです。予定よりも3分多くお待たせしてしまって…。」

という対応になるでしょ?

しかも自然に。




この取り組みは、

当然、時間の認知がある入居者には大好評でした。




でも、そうでない方に対しても、

「○分お待ちください。」ということにより

スタッフが「自分との約束」をすることになるので、

いい加減な対応は随分減りました。




なので、皆さんの施設においても、

この取り組みの導入をお勧めします。

てか、サービス業全般にお勧めします。




お気に入りのキャバ嬢が、

他の客から呼ばれて席を立つ時に、

「10分だけ待ってね

と言われたら、もう延長するしかないですね




☆本日の結論
「この取り組みの導入はちょっと待ってください!って言われそう。」

やっぱ朝だな

ヨーイ、スタート!

で、出遅れてしまったら、

そこから巻き返すのは難しい。




途中でその出遅れを挽回しようと頑張っても、

その無理がたたって、結局余計にヘトヘトになる。




仮に出遅れても、でもって途中で無理をしても、

余裕で勝ってしまうのは彼くらいのもんだろう。

やっぱコイツはスゲーな的動画




介護の現場も同じである。

昼頃現場を見て雰囲気が悪いなということで、

スタッフが一所懸命そこから巻き返しを図るのだが、

やはり立て直すのは難しい。

そういう時はスタッフの頑張りが見事に空回りしている。




スタートダッシュの朝から良い流れを作らなければ、

良い一日は作れないのである。





特にイベント時にはそれが如実に現れる。

イベント開始時間になって気合を入れても、もう遅いのだ。




また、

私が施設を見学するときに、

現場スタッフから、

「一瞬だけ見て分かるんですか?」

と言われることがあるが、

その一瞬に朝からの流れが集約されているので、

十二分に分かるのである。





その瞬間だけ取り繕って誤魔化そうと思っても、

必ずどこかに無理が生じるので、バレバレなのだ。

ディープインパクトのようなスタッフがいれば別だけど…。




なので、

老人ホームでもデイサービスでも、

良い一日を作ろうと思ったら、

朝から全エネルギーを注ぎ込むのが一番である。





そうすれば後が楽なのである。




朝、MAXまで持って行っておけば、

その後もある程度のレベルは保てるものなのだ。




老人ホームの場合だと、

起床→朝食→トイレ誘導(主に排便目的)

が勝負時間帯である。





ここを上手く乗り切れば、

必ず良い一日が作れるはず。




ここで下手を打てば、

グダグダな一日になるはず。




お試しあれ。




☆本日の結論
「合コンも出会った瞬間が勝負でござるよ

最近は吸収力の高いオムツがありますよね。

例えばテーナ




これって、

夜間オムツ交換の為に眠ることが出来ず、

疲労とストレスで限界が…。


という家族介護者には超お勧めアイテムですが、

プロは使っちゃダメですよ。




排泄ケアに苦戦している介護士の中には、

「早くテーナを使いてーな。」

なんて思っている人もいるかも知れませんが、

ダメです。




テーナ使用派の意見として多いのが、

夜間のみの使用ならアリだと思います!

という主張です。




日中は、

自然排便を促す意味でも、

活動量を増やす意味でも、

さらにはオムツ外しという目的のもと、

「高性能オムツは必要ない。」

と言う人でも、




夜間に関しては、

オムツ交換のたびに入居者を起こしてしまっては

安眠が妨げられるから、


高性能のオムツをつけて…」

というスタンスになりがちです。




一見正論ですが、

ダメです。




しかもその提案の裏には、

オムツ交換の回数を減らして夜勤者の仕事を楽にしたい

という願望が見え隠れします。




そのことによって

本当に入居者が熟睡できるのであれば、

それでいいのですが、

実際はそうではなかったりします。




夜間失禁してしまう方は、

どこかで一度起きて、

しっかりとおしっこを出してもらった方が

熟睡出来る可能性が高いです。





いくら尿意が怪しい人でも、

寝ながら豪快におしっこをするという行為は、

潜在意識でかなり葛藤しているはずです。




その葛藤が睡眠を浅くします。




しかもテーナと言えど、

朝まで交換しなければ、

表面サラサラというわけにはいきません。

特に冬は濡れて冷たくなります。

「朝から冷てーな。」




ついでに、

おしっこをいっぱい吸収したオムツは

「やけに重てーな。」




毎朝のこの状態は身体にとってかなりマイナスですね。




というわけで、

入居者が温かい状態で熟睡し、

さわやかな朝を迎えるためには

テーナに頼ってはダメなのです。




着けるにしても普通のオムツで十分です。




てか、

そんなこんなで気が付いたら、

夜間のオムツも不要ということになります。




まあ、

テーナは高額なので、

「買ってーな!」

と言っても

却下している施設の方が多いんですけどね。




☆本日の結論
「どんどんオムツを外してーな。」

今日はちょっと怖いことを書きます。




「自分は誰かに必要とされている」

これは人が元気になるために絶対に欠かせない思いです。




例えば老人ホームの入居者の場合、

施設内でなんらかの役割を担い感謝されるなり

他入居者や家族に存在を必要とされるなり


ということがなければ元気になれません。




「生きるんだ!」

という強い気持ちが生まれてきません。




このことは誰もが理解できると思います、




一方、

介護スタッフも同じ人間ですから、

「誰かに必要とされること」

を求めて仕事をしています。




これが危険要因になります。




なぜなら、

介護スタッフは無意識的に

「お年寄りに必要とされたい!」

と思っているからです。




言い方を変えれば、

「お年寄りたちは私の介護を求めているんだ!」

という期待を持っているのです。




もちろん、

「介護を必要としている人のためになる」

という部分が介護士のモチベーションであることは否定しません。




てゆーか、

その部分こそが介護の仕事の魅力でもありますから。




けど、その思いだけだと、

ついつい必要以上の介護をしてしまいます。

無意識的に「ありがとう」という言葉を求めてしまいます。

そのことがお年寄りのためになっていると思い込んでいます。





これではお年寄りは元気になりませんよね。




介護スタッフが(勘違いして)いきいきするだけです。




介護スタッフは、むしろ逆に、

お年寄りに「ありがとう」と言わなければいけない立場です。

自分が感謝されることよりも、お年寄り同士、お年寄りと家族との

関係を強化していかなければならない立場です。





介護士とゆーのは、

「自分が誰にも必要とされなくなること」

を目的とし、やりがいとしなければいけない立場なのです。





こう考えると介護の仕事ってすごく謙虚ですよね。

陰徳ですよね。




しかし、ここのところを理解しておかなければ、

「子離れ出来ない親」ならぬ

「お年寄り離れできない介護士」

になってしまいます。




特に、一見親切で情熱的な介護士ほど

実はそのような心理が強く働いていたりします。




そういうスタッフが多いと、

表面上は温かい施設になりますが、

次第に入居者は廃用症候群になり

意欲も失われていきます。




だって、

お年寄りが「介護なし」の状態になることを

介護士たちが無意識に阻んでいるのですから。





やはり、

介護の仕事と言うのは、

その目的と何がやりがいなのかということ(ビジョン)を

明確にしておかなければいけないですね。




でなければ、怖いことになってしまうのです。




☆本日の結論
「夜勤中にナースコール80連発ってのは必要とされ過ぎぃぃぃ。」

ダイエットのための食事方法として、

朝は多く、

昼もまあまあ多く、

でも夜は少なく。

という方法がある。




確かにこの方法はダイエットのためには効率が良いが、

人間のライフサイクルという面からは、

非常に効率が悪いと思う。


特に老人ホームのお年寄りにはお勧めできない。




なぜなら、

しっかり食事をすると、

副交感神経優位になるからだ。




副交感神経優位になるということは、

非活動的になるということ。




入居者に午前中からウトウトされると困る。




「百歳バンザイ!」を観るまでもなく、

健康的なお年寄りは、

もれなく午前中にアクティブである。




だから、

「お酒はぬるめの 燗がいい

じゃなくて、

「朝食は軽めの 方がいい」

のである。




朝食を軽めにすると、

他にもいいことがある。




入居者が朝食に要する時間が少なくなり、

スタッフも朝食業務に要する時間が少なくなることで、

その他の朝の活動に時間を割くことが出来るようになる。




その他の朝の活動の中で最も重要なものは、

朝のトイレ誘導である。

次に重要なものは、

朝の散歩である。




朝のグッドタイミングなトイレ誘導により、

すっきり自然排便。





朝の散歩により、

脳と身体が覚醒。





この二つがビシッと決まると、

素晴らしい一日になる可能性が

飛躍的に高まる。




お年寄りにとって、

午後の活動はある意味惰性である。

だから、昼食はある程度しっかり摂る。




そして副交感神経優位になったところで昼寝をする。

あるいはソファーに座ってリラックスする。




無論、

そのまま夜までダラダラ過ごしてはまずいので、

夕方ごろにはまた活動的になって欲しい。




一休みしたら、

夕方にまたお散歩に行こう!

夕食に向けてテンションを上げていこう!




そして夕食はガッツリ食べる。

副交感神経が超優位になったところで夜はぐっすり寝る。




夕食が少なめだと、

夜間に交感神経優位になってしまい、

昼夜逆転や徘徊の原因になってしまうかもしれない。




食事の摂り方によって、

自律神経(交感神経、副交感神経)をコントロールして、

理想的な日課を目指てみよう!

ってなことを考えています。




但し、

生活習慣として、

「朝からしっかり食べないと一日の元気が出ない」

という方もいるので、

そこんとこはケースバイケースで。

ちなみに、こういうタイプの方は、

胃腸がとても強いようです。




☆本日の結論
「スタッフは昼から仕事しないってわけにもいかないから、昼食も抜きで。」

本日は外出について書きます。




老人ホームにおける入居者の外出は、

大きく二つのカテゴリーに分けることが出来ます。




一つは生活上の必然のある外出。

例えば通院や生活必需品の買い物ですね。

これを「生活系外出」と名付けましょう。





もう一つは単なる娯楽の外出。

例えば映画やショッピング(生活必需品の買い物とは異なる)等。

他にもドライブ、花見、温泉、遊園地、夏祭り、海水浴、

スポーツ観戦、コンサート、サーカス、キャバクラ等。

これを「娯楽系外出」と名付けましょう。




以下は私の個人的な意見ですが、(いつも個人的な意見ですが)




私は、

施設のスタッフが利用者と娯楽系外出に行くことに

若干の違和感を感じております。




もちろんその理由は、

「娯楽系外出は介護サービスとは認められない!」

という、いつもヘルパー事業所やデイサービスを悩ましている

お堅い行政指導的な意見ではないです。




娯楽系外出ってね…

あの…

その…

つまり…

外出そのものの楽しさよりも、

「誰と行ったか」

という部分の方が大事だと思うんですよ。





そういう意味では、

やっぱり家族と一緒に行ってもらいたいなと。




百歩譲って、

仲の良い入居者同士で行ってもらいたいなと。




無論、

家族のいない方(あるいは家族からの支援が全く期待できない方)や

他の入居者との関係性がない方

に関しては、スタッフが一緒に行けば良いと思います。

てか、残念ながらそれしか方法がないです。




でも、

少しでも家族が協力してくれる可能性があるならば、

とりあえずそこに対してチャレンジするのが、

優先順位第一位の仕事だと思います。




それをせずして、

スタッフが行事計画して、連れてって、

「楽しかったね」ってのは、

やはり違和感がアルゼンチン。




なんかね、悲しいと思うんですよ。




例えば、スタッフと入居者で花火大会に行ったとしましょう。

そしたらね、その入居者は絶対に思うはずですよ。

「昔、娘や孫たちと来たなぁ」って。




でも横にいるのは、

花火を見てはしゃいでいる介護福祉士。




思わずその場で、

回帰型認知症にでもなりたくなるっつーの。




でもって、

空気が読めないスタッフが、

「昔は娘さんなんかとよく見に来たんですか?」

なんてぶしつけに声かけした日にゃぁ…

もう涙が出てしまいそうですよね。




でもね、

もしこれが家族と一緒だったらどうなるか。




「おばあちゃんと一緒に花見を見るのなんて久しぶりね。」

「確かこの前見たときはまだ大二郎が小学生に上がる前で…。」


なんて会話になるんですよ。




そういう外出だったら、

認知症の方だろうが何だろうが、

入居者はどんどん元気になりますよね。

心の底から充実した時間を過ごすことが出来ると思います。




そう考えると、

やっぱスタッフが計画して連れて行くだけの娯楽系外出って、

どうなのか?と思うのです。




単なるスタッフの自己満足になってねーか?

とすら思ってしまいます。




「入居者はきっと自分たち(スタッフ)と行くよりも

家族と行くことを望んでいるはず。」


まずはその発想が大事だろうと思います。




施設としても、

個別外出という非常にマンパワーを要するサービスを

家族が担ってくれたらとてもうれしいですしね。




そのことにより外出機会も多く確保できるようになれば、

まさに一石三鳥ですね。




☆本日の結論
「車椅子利用者の方の送迎はしっかりスタッフが協力しましょう。」

よくさぁ、

言うじゃない。




介護の仕事ってのは、

マニュアルじゃないんだよ。

って。




そのときそのときの利用者の状況に合わせて

ケアしていくんだ。


って。




その通りだよ。




確かに、その通りだけど、




どんだけの介護士がそういうケアしてんの?




それはあくまで理想や目標であって、

現実は違うでしょう。




現実は、

そのときそのときの介護士の気分とやる気に

合わせてケアしてるんだ。


でしょ?




介護士は個別&臨機応変に適切なケアをしている

ってのは、

業界全体の希望的観測ですよ。




現実は、

利用者ごとの個別でなくて、

介護士ごとの個別だから。





まずはその現実を受け止めましょう。




そして、

個別&臨機応変なんてハードルの高いことは求めず、

ルーティンワークを確実にこなせることを求めましょう。




マニュアル通りの仕事が出来るようになってもらいましょう。




その方が確実に利用者の利益に繋がると思います。




そもそも日本人ってのは、

柔軟な発想や理論的な思考は苦手だけど、

ルーティンワークをきっちりこなし続けることにかけては

世界一じゃないですか。




その長所を生かして経済大国になったじゃないですか。




その長所をないがしろにして、

目の前の利用者に合わせたケアとかどうとか

小難しいことばっか求めるから、

結局何も出来ずじまいで利用者はボーっとしてんじゃん。




そういう意味では、

ユニットケア論者なんかに散々否定されてる

タイムスケジュール式ケアも

悪くないと思うよ。




タイムスケジュール廃止!

日課廃止!


とか言いながら、

結局、何もしてないだけ

って施設は多いと思うよ。




ジダンやロナウジーニョ(ちょっと例えが古い)

のような臨機応変でファンタジックな

プレーが出来る人は滅多いないんだから、




まずは走れ!

ってことなんだよ。




定時にトイレ誘導!

確実に水分補給!

2日に1度は入浴!

毎日散歩!





マニュアルに反対するのは、

それが余裕で出来るようになってからでしょう!




☆本日の結論
「出来ることから確実に!名付けて『送りバント式ケア』」

本日元気の家にて夏祭りを開催しました。

詳細はコチラ→「レトロ夏祭り 」




とても大勢のご家族が来てくれて、

大盛況でした。




中でも一番印象に残っているのは、

家族と過ごしている時の利用者の笑顔です。




こういうときの笑顔って、

普段のそれとは明らかに質が異なります。





こういうときは、

心の底から温かく輝いた笑顔を見せてくれます。




このときの笑顔に比べると、

普段の生活の中で見せる笑顔なんて、

これくらい↓のレベルかな?



とすら思えてしまいます。




もちろん、

身寄りのない方や、

家族が来たくてもどうしても来れない

ってこともあるけど、




老人ホームを運営していく上で、

一番大切なのはやはりこの部分だと、

再確認しました。




「寄り添う」だの

「個別ケア」だの

言ってるけど、




ぶっちゃけ、老人ホームなんて

美味い飯と

ある程度のレベルのケアがあれば、

いいんだよ。





あとは家族との良い関係さえ構築できれば、

それはもう入居者としてかなり幸せなのではないか?





そう思ったサマーカーニバルでした。




☆本日の結論
「人という字はね、お互いが支え合って…。」

秋といえば

やっと涼しくなってきました。




今こそ、




まさに今こそ、




散歩の季節です。




冬が来れば、




「寒いから…」




という理由で行きづらくなります。




春は花粉が飛んでいます。




なので、




今こそ、一年分散歩に行きましょう!




☆本日の結論
「ただし、夏の疲れにも注意しましょう。」

今、君が行っているその仕事は

本当に意味があるのか?




それをすることによって、




利用者の




身体の機能が向上するのか?




認知症が予防・改善されるのか?




自尊心が向上するのか?




不安やストレスが緩和されるのか?




情緒が安定するのか?




食欲や活動意欲が向上するのか?




家族や他利用者との人間関係が豊かになるのか?




便秘が改善されるのか?




清潔が保てるのか?




運動量が増えるのか?




血行が促進されるのか?




日常生活の問題が解決されるのか?





今、まさに君が行っている仕事が、

それらのどれかをもたらしていると思うか?




そのイメージを持てているのか?




もしそのイメージが持てないのなら、

今、君がしている仕事は無駄かもしれない。




仕事をしているようで、

実は単なる時間つぶしかもしれない。





逆に、




一見、君が無茶苦茶な仕事をしていても、

結果的に利用者にこのような効果をもたらすのであれば、

それは良いケアと言えるかもしれない。





介護の仕事に正しい方法なんてないかもしれない。




だからこそ、

結果を意識しよう!




勝てば官軍!




元気にしたらグッジョブ!




☆本日の結論
「結果を意識すれば、やるべきことが見えてくる。」

試練の冬

急に冷えてきました。




空気も乾燥してきました。




冷え




乾燥




高齢者にとっては試練の季節がやってきました。




またそれは介護スタッフにとっても同じです。




冷えを防ぐために、




衣類が増える。

→更衣が大変。洗濯も大変。




湯船にしっかりつかる。

→入浴介助が大変。




下腹部を冷やさない。

→今まで以上にオムツに頼らないケアが大変。




飲み物も身体が温まる物を。

→水分補給の手間が大変。





でもって、

乾燥を防ぐために、




加湿器を使用。

→水の入れ替え等の管理が大変。




乾燥肌を防ぐ。

→入浴後の保湿ケアが大変。




冬でもしっかり水分補給。

→中々飲みたがらないから大変。





明らかに夏よりもやることが多くて大変です。




お年寄りにとって冬は天敵なんですよ。




ただ、




確かに大変なんだけど、




良い事もあるんです。




何が良いって、




これからは…




飯が美味くなるんです。




☆本日の結論
「厨房さん、頼んだよ!」

私は理容師(あるいは美容師)と話すのが嫌いだ。




その理由は、

理容師がオッサンだからというわけでもなく、

美容師がチャラついているというわけでもない。




私が気に入らないのは、

彼らが「心そこにあらず」で話すからだ。




あの、

「適当に会話されてる感」

が非常に心地悪いのである。




私と話をしているようで、

実は隣の客の仕上がり具合が気になっていたり、

部下への指示のことで頭がいっぱいだったりする

ということが良くある。




特に、

相手から話を振ってきておいて、

それをこちらがそこそこ本気モードで返している時に

そういう対応をされたら、

かなり胸〇〇悪い。




それならむしろ始めから無言の方が良い。




私がどうしても話したい時だけ、

適当に相槌するなり話を合わせてるなり

してくれれば良い。




私にはそういうわがままな権利がある。




だって客だもの。




これと全く同じような構造の風景を

私は日常的にしょっちゅう目にしている。




それは、

認知症の利用者の訴えに対して

他の業務を気にしながら、

いかにも適当に対応している介護スタッフ

という場面である。




向き合っている感ゼロである。




介護スタッフにとっては、

それはもはやルーティンワークと化しているのだろうが、




当然のことながら、

利用者は常に本気で訴えているのである。




向き合っている暇なんてないのは分かる。




いちいち向き合ったところでどうにもならない

という思いも分かる。




だが、同時に、

それはとても失礼なことである

ということも理解しておいて欲しい。




そう自覚するだけで、

対応というものは変わってくると思う。




仮にその対応に要する時間や

掛ける言葉は同じだとしても、




表情や声のトーンは微妙にでも違ってくるはずだ

と思う。




そのちょっとした違いがあるだけで、

美容院トークも悪くないものになる

ような気がする。




☆本日の結論
「いつも同じことばかり聞いてくるなっつーの!」

北枕は縁起が悪いと言われているが、

実は健康に良いらしい。




それは科学的にも立証されているらしい。




マジです。




詳しくは…「北枕」でググッてみてください。

色んなサイトで説明しています。




もちろん、

縁起が悪いと信じ込んでいる人がそれをすると、

心理的なデメリットの方が大きいのでしょうが、




それさえなければ、

良眠の助けになるかもしれないですよ。




もし、

あなたの施設の入居者が睡眠障害で悩んでいたら、

北枕にしてみるという試みはいかがでしょう?





☆本日の結論
「介護の知識は幅広いのだ。」

ファッションの秋が到来しました。




老人ホームの入居者にも、

どんどんオシャレを楽しんでもらいたいですね。




入居者の皆さんがファッショナブルになると

良いことだらけなんです。





「明日は何を着ようかな?」

「まだこれは暑そうだし…」


などと考えることによって認知症予防になります。




頭を使うのは生活の必然の中でこそですね。

ストレスが溜まりませんから。





そのために、

まずは「興味関心」からです。




また、

服のことが気になると、

新しい服を買いに行きたくなります。




意味のある外出計画につながりますね。




「ちょっと待って!服を買いに行く時の服がないわ!」

というくらいの自意識を持っていただきたいですね。




そして何より、




入居者がお洒落になると、

施設内が華やかになります。





その華やかさが刺激となり、

これまた認知症予防になります。




そこにいる皆が同じようなグレーの服しか着ていない。

そんな空間にず~っといると、

どんどんボケるような気がしませんか?

あるいは鬱になるような気がしませんか?




私はそんな気がします。




もちろん、

入居者がカッコいい服を着ることによって、

入居者のステータスが上がり、

自尊心がUPし、社会とのつながりも深まる。


そんな効果もあります。




そうなれば、

知らず知らずの内に

スタッフの対応も一目置いたものになるでしょう。





さて、

そんなこんなで、

入居者にはfashonableに

なっていただきたいのですが、




そこは天下の老人ホーム、

そうやすやすとQOLの向上は達成できません。




第一の問題「素敵な服がない」




これはもう、

ご家族にお願いして購入していただきましょう。




何もデパートでなくても、

ユニクロやシマムラでもそこそこイケるんちゃいますか?

ありがたい時代ですね。




てか、

高級な服だったらスタッフが扱いにビビッてしまいます。




第二の問題「服を選ぶ暇がない」




入居者さんが自分で選んで着るのであれば問題ないですが、

そこに多かれ少なかれスタッフのサポートを必要とするなら、

「忙しい」という理由で一刀両断されそうですね。




特に起床時に服を選ぶとなれば、

朝はやる事多いわ、スタッフは少ないわで、

かなり優先順位が下がるでしょう。




で、




結果、




スタッフが一方的に服を選んで、

「これどうぞ」

というパターンになってしまうんです。




スタッフが本当に選ぶのであればまだマシで、

大抵が、

箪笥を開けて一番上にあるものを出すだけですね。




同じ服だけが、

ヘビーローテーションされているわけです。




たまに珍しい服を着ていたら、

「失禁して服が足りなくなったので箪笥の奥から…」

なんて残念な理由だったりします。




てな感じで、

綾小路きみまろのブラック漫談

みたいになってきましたが、

それが老人ホームの定石だと思います。




でも、どげんかしたい!




という方のために、

今回は秘密兵器を紹介します!




じゃーん!

ハンガーラック




ハンガーラックです。




キャスター付きが良いです。

(単純に便利だからです)




高さが調整できるものが良いです。

(車椅子の人にも合わせられるからです)




丈夫なものが良いです。

(ヤワな物は、施設では即壊れる運命なのです)




安いものが良いです。

(一人に一個、沢山買うことになるからです)




出来れば木製が良いです。

(雰囲気が良いからです)





※この条件を全てクリアした商品があれば教えてください。




ハンガーラックを購入したら、

季節の服はもう箪笥には入れず、

ハンガーにかけてぶら下げておきましょう。




画期的に入居者が選びやすくなります




仮に選べない方でも、

それを見ているだけで刺激になります。




スタッフも、

この方式なら選ぶ気になります。




よね?




☆本日の結論
「幅調整が出来るやつは壊れやすい。」

私が現場を見て歩く時って、

そりょあもう様々な部分をチェックしています。




〇〇や△△はもちろん、

□□の××な部分までチェックしています。




そんな私がいつもかなり気にしている部分は、

利用者の皆さんのです。




椅子に座っている方の脚がつま先立ちになってないか?

左右に大きくズレてないか?




車椅子で移動している時、

麻痺側の脚がきちんとフットレストに乗っているか?




また、座面やフットレストの高さが程良く、

脚が余ったり、足らなかったりしていないか?

特に自走される方は漕ぎ易いセッティングになっているか?




車椅子で移動している時以外は

脚がきちんと床についているか?




リクライニングに座っているの方の脚が投げ出されていないか?




脚が変な風に曲がっていないか?




他にも、




脚が浮腫んでいないか?




肌が露出して冷えの原因になっていないか?




俺は決して間違えていないか♪




等…

とにかくアッシは脚が気になります。




☆本日の結論
「手書きの時はもちろん『足』です。」

シールパワー

子供のころ、

何かと表にシールを貼らされた。




本を一冊読んだらシール。

夏休みのラジオ体操に1回参加したらシール。

マラソンの練習でグランド1周したらシール。




あるいは親や教師がハンコで印を押していたっけ。




当時は「なんのこっちゃ」

って思っていたが、

あれはあれで一種の達成感があった。




特に表が埋まりそうになったときは、

俄然シールを貼るのが楽しみになる。




その感覚はアリだなと思って、

元気の家でも導入することにした。




とりあえず、

一度散歩に行ったら

シールを貼るようにしよう。





で、

その表は目立つ所に置いておこう。




入居者、スタッフ、家族が一目瞭然の場所に。




入居者やスタッフがそれを頻繁に見ることにより

かなり散歩を意識することになるだろう。




また、家族も見ることによってさらに意識が高まる。




特に自分で貼れる人は、

結構楽しんでもらえるかもしれない。




これが上手くいけば、

他のことにも応用してみよっと。




最終的には、




朝、無事に起きたらシール。




なんちゃって。




☆本日の結論
「とにかく一度でも多く散歩に行って欲しいのだ。」

お年寄りに不足しているもの








運動








水分








自尊心(あるいはそれを感じさせる環境)












お年寄りに十分足りているもの








休養

















お菓子









☆本日の結論
「とりあえず、お菓子と水分はセットで±0に。」

介助するときに

その安全性と共に心がけなければいけないのは、

過剰介護をしないことである。




なぜ、過剰介護がダメかというと、

利用者が介助に依存するからである。




つまり、介助すればするほど、

どんどん自立から遠ざかるのである。




なので、介助するときは、

相手が介助されているのかどうか分らないくらいが丁度良い。




そう、

まるで薄っすらした霜降りの牛肉を、

サッと湯に通すかのごとく。




煮たのかどうか分らない程度が一番良い。




介助したのかどうか、

身体に触れたのかどうか、

分らない程度が一番良い。




決してガツガツと煮込んではいけない。

それは危険な安い肉のときだけにしよう。




本当に美味くて良質な肉は

サッと湯に触れるだけで良い。




本当に上手くて安全な介助も

サッと触れるだけで良い。




明日から介助するときは心でこう言おう。




「しゃぶしゃぶ」と。




もうそれでエエ!

それ以上触れたらアカン!




☆本日の結論
「あくまでイメージの話でござる。」
デイサービスを利用するようになって、

どんどん元気になった。




施設に入居して、

どんどん元気になった。




こういう事例が時々あります。




ちなみに、

その逆の事例は星の数ほどあります。




おそらく、

その利用者にとって、

良い環境、良いケアがあったため、

元気になったのでしょうが、




多くの場合、

それはたまたまなのです。




何かが良かったのだろうけど、

その何かが分らない。




あるいは、




結果的にその理由を知ることは出来たが、

事前には全く分らなかった。




そういうパターンがほとんどです。




これは変な話、

目をつむってバットを思いっきり振ったら、

たまたま芯に当たってホームランになった

てなもんです。




やっぱ、それではイマイチですねぇ。




たまたま良くなったということは、

たまたま悪くしてしまう可能性もあるということ。




狙い玉を絞って、

ヒットの確率を上げていかないとね。




ピンポイントで狙ってケアをする。




声かけひとつとっても、そこに狙いがある。




そういう意味と根拠のあるサービスが良いですねぇ。




でもって、

狙い通りヒットを打てるようになったら、

そりゃぁ、あんた、

面白くないわけがないでっしゃろ?




☆本日の結論
「少なくとも自分が打ったヒットの解説はできるように。」

皆さん経験ないですか?




座っていた時は何ともなかったのに、

歩き始めると急にオシッコに行きたくなること。




あれは、

多分、歩くことによって全身の循環が良くなるから

だと思います。




下半身に溜まっていた水分が

ふくらはぎの筋肉の収縮によって、

上がってくるのというのは、

有名な話ですよね。




まあ、

そんなこんなで、

ジッとしている状態→歩行状態

ってのはオシッコに行きたくなるわけですよ。





なので、

トイレまでの移動が車椅子or手引き歩行

なんて方がいらっしゃったら、

出来るだけ歩行で行きましょう。




その方がオシッコが良く出て、

その後の失禁リスクも減ると思います。




但し、

トイレまで遠すぎると、

それまでに出てしまう可能性もあるので、

注意が必要です。




また、応用編としては、




例えばトイレ誘導を拒否しがちな方でも、

とりあえず立ち上がって歩いてもらえれば、

尿意が強くなる可能性が高いということなので、




いきなりトイレ誘導の声こえかけではなく、

まずは別の用件で立ち上がってもらうという手法は、

生理学的にも理にかなっているってことです。




オシッコに行きたくなるから立ち上がる

のではなく、




立ち上がって歩くからオシッコに行きたくなる

というわけです。




そういうことを意識すると、

介護の仕事がまた楽しくなりますね。




☆本日の結論
「店を出る前にトイレに行くべし。」

起こされ地獄

リビングで椅子に座ってウトウトしているお年寄り

ってのは老人ホームで良くある光景です。




でも、

この椅子に座ってウトウトっていう状況は、

本人的には結構しんどいですね。




このまま放置しては良くないです。




よって選択肢は二つ。




①ベッドでしっかり寝てもらう

②起こす





①について、

明らかに疲れている場合や、

その時間帯に寝るのが習慣になっている方は、

ベッドに移動して寝てもらいましょう。




その方がしっかり疲れも取れて、

その後の活動につながります。




椅子で寝続けると余計に疲れますからね。




②について、

ベッドで寝るのでなくて、

しっかり起きてもらいたいという場合、

その方が興味関心を持つような活動を用意しましょう。




要するに暇だから寝ているわけです。




散歩に行くのがベストですが、

それが無理なら、

会話、お仕事等の活動を提案しましょう。




会話は、

スタッフとの会話よりも、

他入居者との会話の方が

あらゆる面で良い

というのは言うまでもないです。




最悪なのは、

起こしたはいいが何も提供しない

というものです。




起こされる



何もなくて退屈だから寝る



また起こされる



やっぱ何もないから寝る



すかさず起こされる






これはもう虐待ですね。




起こされ地獄です。




何も提供するものがないのなら、

①を選択しましょう。




でも①ばかりだと、

皆寝たきりになって廃用症候群になっちゃうから、

やっぱ活動を考えていくしかないんですね。




それが介護士の仕事です。




☆本日の結論
「いくら夜熟睡していても、退屈なら寝るのみ。」
今日、歯医者に行きました。




口を開けて、

患部周辺を触られる時って、

やはり緊張します。




緊張したところで痛みは同じなんだからリラックスしよう

と思っても、

やはり緊張します。




部屋中にリラックマのぬいぐるみが置いてあったとしても

この状況でリラックスするのは不可能です。




頬の辺りや首の辺りが緊張して

変な感じに固まってしまいます。

おそらく顔もひん曲がっているのでしょう。




で、

実際に痛い思いをすると、

その緊張は益々高まります。




話は変わりますが、




先日、

元気の家のリーダースタッフが

研修に行きました。




拘縮予防の研修です。




そのレポートに、

あり得ないくらい拘縮がひどい人は、

介助を受ける時の痛みが大きな原因だ

と書いてあった。




介助時に痛みが発生する



緊張する



拘縮が進む



ますます介助が難しくなる



ますます介助時に痛みが強くなる



ますます緊張し拘縮が進む




という

負のスパイラルトルネード

にハマってしまうとこのとです。




なので、

拘縮のある人ほど、

ゆっくりと丁寧に介助する必要がある

ということです。




これは

今まで何となく理解はしていたものの、

確実な理論付けは出来ていなかった知識です。




今後、

施設内研修でも強調すべきことだと思いました。




もうバッチリです。




この重要な知識は、

本日の歯医者のエピソード記憶と共に

確実にインプットされましたから。




☆本日の結論
「この理論はフィジカルケアだけでなくメンタルケアにも応用できる。」

介護の仕事はホット&クールが必要だと

最近どこかのブログに書いているのを読みました。




現場ではハートウォーミングな態度で利用者に接して、

頭の中は問題解決に向けてクールに働かす。




これが理想です。




でも、

多くの人がどちらかなんですよね。




前々回のブログにも書きましたが、




愛想があればキレがない。

キレがあれば愛想がない。




と、なりがちです。




だからこそ、

チームプレイが大事なわけで、




ホームランは打つけど足は遅い

足は速いけどパワーがない

そういうメンバーを上手く生かして

強いチームを作りましょう。




ところで、




介護の現場には

ホット&クール以上に大事な要素があります。




それが、

スピーディー&スロウリィ

です




ルーティンワーク業務

記録

ホウレンソウ

引継ぎ

状況判断

整理整頓




これらの動きは

スピーディーに行うべきです。




そして、

利用者とのコミュニケーション

利用者への説明

利用者への介助

についてはスロウリィに行うべきです。




前者の業務をテキパキとスピーディーに行うことが

出来れば出来るほど、

後者をスロウリィに丁寧に行う余裕が生まれます。




優秀だと言われる介護スタッフは、

この使い分けがきっちりと出来ています。




逆に、

一般業務がスロウリィで

コミュニケーションや介助がスピーディーなスタッフは

かなり痛いと言えます。




さらには、

仕事全般がスロウリィなのに、

飯を食べる時や帰宅するときだけ

ハイパースピーディー!

という方も時々お見かけします。




かつて中日ドラゴンズのエースだった今中慎二の投球術

(140㎞超のストレートと100kmのスローカーブ)

のようなメリハリのある仕事術を

身につけたいものです。







☆本日の結論
「言うは易し、行なうは難し。」
一時期、

「鍵や薬に頼らない認知症ケア」

という発想がもてはやされました。




でも、最近は

リスク管理の視点から

鍵や薬もアリなのでは

という考えになりつつあるそうです。




世間がどう考えようと勝手ですが、

私は賛同しかねます。




そもそも、

なぜ「鍵や薬に頼らないケア」

という考えが必要なのか?




私は、

これを単なる理想論と考えてはいません。




はっきりって、

鍵や薬は、

その場しのぎの「しのぎケア」です。




原因分析も何も出来てない状況下で

とりあえず何らかの対策が必要である場合に

やむを得なく用いるものです。





食事介助

オムツ使用

機会浴使用

車椅子使用




これらも似たようなものです。




私が問題視しているのは、

本来その場をしのぐためだけの「しのぎケア」を

継続して行うことです。




例えば、

入居したてのAさんの生活歴も傾向も対策も何も分からない

という状況下で、とりあえずAさんの安全を確保するためには

鍵を掛ける行為は必要悪かもしれません。




でも、

本来それは期間限定の策であって、

1週間なり1ヶ月の間に問題解決して

鍵を掛けなくてもよくする必要があります。




しかし、

安易に鍵を掛けることを容認し、

それに対して期限も設けなければ

どういうことになるでしょう?




「鍵が掛かっているから」

という安心感のため、

介護スタッフはAさんの問題解決に

本気で取り組もうとしないでしょう。




この時点ではAさんの分析すら出来ていないので、

そもそも、Aさんにとって、鍵を掛けることが

長期的に見て悪影響をもたらすことなのか、

そうでないのか

ということすら分かっていないはずです。




そういう基本的な分析すらせずに、

半永久的に

「とりあえず鍵を掛ける」

という対策を取り続けるわけです。




もし問題解決をしたとするなら、




①Aさんはここを自分の居場所だと感じていない。



Aさんが皆に認めれら必要とされるような取り組み。






②Aさんは便秘の時に落ち着かなくなる。



便秘解消の取り組み。





③Aさんは自由な行動を望んでいる。



自由な行動を提供できる体制作り。





④Aさんは家族の面会がなく孤独感が強い。



家族の面会を促す。あるいは他入居者との関係作り。





⑤Aさんは特に理由なく扉を開けて出たり入ったりしているだけ。



Aさんが興味関心のあるものを提供。





以上のような取り組みが行われるはずです。




特に上記の内、⑤以外は、

「問題解決せず単に鍵を掛け続ける」

ということを続けると

Aさんの元気は確実に低下していきます。




それが問題なのです。




なので、

「鍵や薬に頼らないケア」

というのは、




しのぎケアという退路を断つことによって

解決ケアをせざる得ない状況を作り出す

とうことに意義があると思っています。





もちろん、

解決ケアが出来る保障はないです。




ただ、もし仮に上手く出来なければ、

それは素直に実力不足として反省しましょう。




「自分たちに実力がないがために

鍵や薬に頼ってしまっています」

と謙虚に認めましょう。




そういう謙虚さもないまま、

当たり前のような顔をして、

鍵や薬に依存する介護士を

私は認めることが出来ません。




あ、認めねぇ~!

よろしゅう顔




☆本日の結論
「薬を飲み、問題行動が少なくなった利用者へに対しては、スタッフの関わりも減る。これ意味なし。」
介護施設というのは特殊な空間である。




そこは人が人にサービスを提供する場所であるのだが、




一般常識では考えられないような失礼なサービスが

まかり通っているケースが多い。




プライバシーの無視であったり

不衛生な環境であったり

相手への配慮のなさであったり





なぜそうなってしまうのかと言うと、

サービスを受ける側であるお年寄りの意識が甘い

あるいはサービスに対するチェックが甘いからである。




それは、

認知症のせいであったり

感覚の鈍化であったり

遠慮の気持ちであったり

あきらめの気持ちであったり


するわけで。




例えば

特別養護老人ホームなんかにおいては

極端な話、




一日中オムツを替えなかったり

1ヶ月風呂に入らなかったり

一年間居室を掃除しなかったり

洗ってない皿で食事を提供しても


お年寄り自身の口からは不満が出ない

確率の方が高い。





なので、

「お年寄りから不満が出てないから」

という基準でサービスを組み立てると

とんでもないことになってしまうのである。




もちろん、

家族や行政といった第三者の目によって

改善されるという面もあるが、

それだけではどうしようもない。




なので、

介護を提供する一人一人が

あるいは介護施設を経営する者自身が




せめて一般常識に当てはめてもおかしくない

というサービスレベルを意識し続ける必要がある。




これには実はかなりの意識が必要である。




二度と人前で裸になる機会はない

と分かっていながら、

常に板チョコ腹筋をキープするくらいの

ストイックさが必要なのである。








介護施設には、

元々常識のある人がスタッフとして就職したにも関わらず、

そこで働いているうちに感覚が麻痺して、

非常識なサービスをさせてしまう魔力があるのだ。




しかも、

その人たちは施設外では

相変わらず常識的な振る舞いを維持しているのである。




異常な言動は、

施設内のみ

勤務時間のみ

である。





サービスを受ける側の意識が低い(チェックが甘い)

という状況だけで、

これだけ恐ろしい魔空空間を生み出してしまうのである。




ここで一つ注意して欲しいのは、

お年よりは単にサービスを受ける側としての意識が低い

というだけであり、

質の悪いサービスを受けても平気というわけではない。




平気なわけがない。




質の悪い介護サービスを受け続けると

お年寄り自身が顕在的にそれを理解(実感)

していようといまいと関係なく、

確実に心身の状況は蝕まれていくのである。





それが介護サービスの怖さである。




なので、

前述したサービス提供側の強い意識の必要性というのは

単に一般常識云々というだけでなく、

お年寄りが辛い思いをすることなく

心身ともに元気に暮らしていく為に

とってもとっても大事なことなのである。




というわけで、




介護の仕事を続ける中で、

魔空空間に惑わされず、

変な介護(「怪護」と言うらしい)をしないように

お互い意識し合い、指摘し合い、気をつけていきましょう!

という会が発足しようとしているらしいので、

その紹介でした。→詳しくはコチラ




☆本日の結論
「私が一番言いたかったのは9段落目です。」

よくある対立

かつてあった事例です。

オープン間もないデイサービスで、

一人の利用者の入浴方法に関して、

意見が割れていました。




スタッフAは、

利用者が自分で出来ることは

可能な限りしてもらいながら、

とことん利用者のペースに合わせて

介助をしていました。




スタッフBは、

スタッフ側がテキパキと介助して、

早くに入浴を終えるような方法でした。




普通にこの二つを比較すると、

スタッフAの介助が圧倒的に正しく、

スタッフBは問題あり

と思われるでしょう。




でも、その根拠が、

利用者のペースに合わせる方が良いに決まっている

という単なる思い込みであれば、

これも問題ありです。




さて、

この問題を考察する場合、

やはり「理念」は何か?

ということが重要になります。




理念が異なれば答えも異なるからです。




ちなみに、

「元気を創る」という理念で考えると、

・利用者が気分良く入浴すること(ストレスを与えないこと)

・入浴により利用者の健康を害さないこと

・利用者の自立を促すこと


等といったところがテーマになります。

(※実際はケースによる)




ベストな介助方法は何か?を議論する時は、

これらのポイントに関して、

それぞれ方法のメリット・デメリットを

検証しながら進めていく必要があります。




もし、

入浴時間が長くなることによって、

利用者が嫌がったり、

健康状態の悪化が予測されるのであれば、

むしろスタッフBの介助が正解に近い

ということになります。




だが、

その介助を続けると、確実に自立からは遠のいてしまうので、

その条件下でいかに利用者の能力や意欲を引き出していくか

というお題が残ります。

よって、後はそれをどのようにして解決していくのか

ということを考える必要があります。




もちろん、

ゆっくり入浴しても

嫌がることもなく、

健康状態に影響もない

というのであれば、

断然スタッフAの介助が正しい

ということは言うまでもないです。




このように、

どっちの介助が正しいかという判断は、

①理念を確認する

②利用者の状況を分析する(アセスメント)


という作業を経なければ答えは出ないわけです。




そのように考えていけば、

スタッフ同士が介助方法をめぐって

感情的に対立する

感情的対立

ということはなくなると思っています。





ちなみに、

今回のスタッフBの根拠は、

「今後利用者が多くなったときに

ゆっくりしていたのでは間に合わないから」

という論外なものでした。




これは「根拠」と呼べる代物ではなく

単なる「言い訳」ですね。




もし、

全てのスタッフが本気でそのように考えてしまったなら

日々のサービスはテキパキとこなせるけど、

利用すればするほど元気がなくなるデイサービス


と化してしまうでしょう。




「元気を創る」という理念があるのなら、

まずはそれを実現させることを考え、

その後で、人数や時間といった現実的な問題と

折り合いをつけていく(問題解決していく)

という手順を踏んで欲しいものです。




思考の優先順位が逆なわけです。




ついでに説明すると、




「元気を創る」という理念は、

「介護のまつわる様々な問題を、

利用者を元気にすることによって

解決していく」


という考え方がベースになっています。




仮に、入浴時間を早くしたいのなら、




業務やスタッフの動きを効率化させると同時に、




その利用者がさらに元気になって

自力で前向きにテキパキと出来るような状況を

目指せばいいのです。





スタッフばかりがテキパキ介助することによって、

その利用者にいったいどのような未来があるのか…

ということです。




このように、

「理念」というのは、

問題を紐解く方程式の役割を持っています。


方程式




「理念」がない施設というのは、

方程式がないということなので、

いつまでたっても論理的な正解が見つからず、

感情的な議論(対立)が絶えない

ということになるわけです。




☆本日の結論
「私、理念に関してもしつこいあるよ。」

介助のコツ

介助時、利用者の手や足を掴まない。




そのルールを守るだけで、

(あるいは守ろうとするだけで)

より正しい介助に近づいていきます。




まず、




「掴む」ということは、

それだけで相手の皮膚・骨・筋肉に

負荷をかけてしまいます。




一般的にお年寄りのそれらは弱いので、

スタッフがついつい力んで掴んでしまうと、

かなりのダメージを与えてしまうでしょう。




結果として、

内出血や表皮剥離ということも起こるかもしれません。




次に、




利用者の立場としても、

「掴まれる」という状態は、

いかにも主体性がないです。




自らの意思で起こす行動ではなく、

完全にスタッフにコントロールされている状態です。




その状態で、

自らの潜在能力を発揮することは難しいでしょう。





もう一つの理由は、




「掴む」=「引っ張る」

ということです。




介助の場面では、

出来るだけ「引っ張る」とか「持ち上げる」といった

力技は避けたいのです。




それでは、

単なる介護士の肉体労働になってしまうからです。




相手の意欲や筋力やバランス感覚を引き出しながら、

最小限のサポートをしていくというのが

理想です。




もちろん安全を確保しつつ。




そのためには、

手を添えて介助する

というイメージが良いです。




「今日から介助時に指関節を曲げるの禁止!」

と言うくらいで丁度良いと思います。




正しい方向に動作を導けば、

それでもかなりのレベルの介助が可能だと思います。




つまり、




この手ではなく
マジックハンド




この手で
ヘラ




ということです。




もし、

「手がヘラ状態では上手く介助できない」

ということがあれば、

それは基本的な介助の方法が

間違っているのかもしれません。




そういうチェックも出来るので

お勧めです。




☆本日の結論
「美しくさりげない介助を目指しましょう!」

例えば、

社内でトランスファー研修などをやっていたとして、

「質問は?」

と聞くと、




必ずといっていいほど、

超体重が重い人の移動方法や

超身体が硬い人の移動方法といった

レアケースを質問してきます。




なぜか私は

そのことに常々違和感を抱いていましたが、

最近やっとその正体が分かりました。




結局のところ、

これって利己的な質問なんですよね。




利己的というのは言い過ぎかも知れませんが、




「(介助者である)自分が困っているから聞きます」

というスタンスなんですよね。




主体が介助者なわけです。




本来の主体者であるはずの利用者に対して

より良い方法を模索した結果

というのとは根本的に違うわけです。





しかも、

数ある質問の一部がその手の物ならともかく、

その手の質問だけで終始することが多いので、

益々違和感なわけです。




本当に大事なのはそこではないですよね。




特にトランスファー研修において大事な部分というのは、




介助者は日頃何気なくなくやっているけど、

利用者には確実にマイナス要因を与えている介助。





コレを見直して欲しいわけです。




つまり、

レアケース対応を聞く前に、

もっと基本的な部分に目を向けろよ


って感じでなわけです。




所詮、トランスファーなんて、

やろうと思えば力ずくでも

素人考えでも出来るわけですから。




だからこそ、この部分に、

改善すべきポイントがたんまりあるわけです。




しかも、

これらの介助って、

日頃、介助者は何気にやっている(出来ている)わけで、

介助者自身は特に困っていないわけです。




困った目に合うのは利用者だけで。




なので、

介助者自身に、

「日頃自分がやっている介助って本当に正しいのだろうか?」

という謙虚な姿勢がなければ、

そういう部分を見直そうという発想にはならないのです。




単に自分たちが対処に困っている

というだけの視点ではなく

日頃の自らの仕事ぶりを見直すような姿勢(探究心)こそが

専門職のあるべき姿だと思いました。




ちなみに、

認知症対応に関しても

同様に思うことが多々あります。




☆本日の結論
「個人的には、レアケースは好きですが…。」

「安心と信頼」というステージをクリアしなれば、

「自立支援」のステージには行けない。




てか、行ってはいけない。




例えば、

本来なら車椅子を自操した方が良い

という利用者であったとしても、




その利用者が

新たな環境(施設)に不安を感じてる時や

はじめて見るスタッフに警戒心を抱いている段階で、




「じゃあ、頑張って自分でこいでみてください!」

と言うのは、かなりリスキーである。




そのときは少々過剰介護でも良い。




その手の声かけは、

「この環境は自分にとって味方なんだ。」

と利用者が感じてからにすべきである。




始めから自立支援を承知で施設に来た人以外には、

そのようなステップを踏む必要がある。




でなければ、

自立支援作戦は高確率で失敗するだろう。




☆本日の結論
「ラオウのような強靭な精神力(反骨精神)があれば別ですが…。」

今行っているトランスファーが正しいかどうかのチェックポイント


1、利用者が痛がったり不安がったりしていないか?




2、掴んだり、引っ張ったりという動きがないか?




3、そのトランスファーを続けることで

  利用者の機能の維持向上は図れるのか?




4、無意味なボディータッチをしていないか?

 (何気なく行っている介助で、

  それは安心も安全ももたらさず、

  むしろ動きを阻害する場合すらある手出し)




5、スタッフの腰痛の原因になっていないか?








トランスファーを行う上で注意すべきポイント


1、事前の声かけ(説明・同意)が適切に出来ているか?




2、声かけと介助が同時になっていないか?




3、ボディータッチは最小限にとどめ、

  出来るだけ声かけやジェスチャーで動きを伝え、

  利用者に動いてもらえているか?




4、利用者が動く気になっているか?




5、利用者が動くタイミングまで待てているか?





トランスファーに関する一通りの知識さえあれば、

以上の点をチェックするだけで随分改善されると思います。




☆本日の結論
「自分では問題なしと思っている何気ない介助こそチェックを!」

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