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多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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ソーシャルワーカー(SW)の専門性を語る前に

大事な大前提があります。




それは、

ソーシャルワーカーの専門性を

ほぼ完璧に身につけることが出来たとしても、

それだけで飯が食える保証はない。


ということです。




なので、

おまけの専門性

という位置付けで良いと思います。




事実、

私も、私の友人・知人も、

そしてこのブログの読者も、

福祉系大学を出た人たち(略して「私達」)は、




社会福祉士あるいは社会福祉主事

という資格のおかげで職に就けた

という有難みはあるかもしれないけど、




それらの専門性によって、

素晴らしい仕事が出来て

それが評価されて所得がUPした

ということはないと思います。




私達の評価の源は、

そのほとんどが、

学校で学んだ知識や技術ではなく、




福祉業界に就職した後に身に付けたもの、

あるいは先天的な素質を磨いたもの

だと思います。




なので、

私達にとって、

それらの資格は

仮に素晴らしい専門性がなくとも

名称独占さえいただければ十分なのです。




福祉系大学を出て

福祉業界で仕事をしている人は、

それだけで、

多少なりとも恩恵に授かっているわけです。




今のところは。




なので、

私達は、

誰かに刺激されない限り、

日常的には、

ソーシャルワーカーの専門性だの

社会福祉士の地位だのということは、

ほとんど考えません。




考える必要がないからです。




極端な話、

ロシア文学科を卒業した人が

トヨタで車の営業をしているようなもので、




ロシア文学科の専門性がどうであれ、

自分の仕事には関係ないのです。




大学時代の思い出があればいいじゃないか。

大学時代の友人が一人でもいればいいじゃないか。

という次元で考えれば、




ロシア関係の仕事においてしか価値が見いだせない

超レア専門性のロシア文学科よりも




福祉系の仕事全般に有利に働くこの資格は、

名称独占だけでも十分ありがたい

という謙虚な気持ちが生まれます。




福祉の仕事をする人は謙虚でないといけません。




というわけで、




「福祉業界に就職した後に身に付けたもの、

あるいは先天的な素質を磨いたもの」

で飯を食っている人(グループA)は、

余裕の気持ちでいきましょう!




ただし、




「福祉業界に就職した後に身に付けたもの、

あるいは先天的な素質を磨いたもの」

がほとんどなく、




社会福祉士あるいは社会福祉主事

という資格の価値がゼロになった瞬間に

全く飯が食えなくなる人たち(グループB)

穏やかではありません。




彼らにとっては、

それらの資格の地位向上は死活問題なのです。




この両者に温度差があるわけです。




グループAの一般例としては、

・介護施設等での現場力・実践力を持っている人

・管理職としての能力を持っている人


であり、




グループBの一般例としては、

・福祉系大学の教授

・社会○祉協○会のような組織で働いている人


だったりします。

※あくまで一般例なので例外も多くあります。




グループAの人たちにしてみれば、

あればラッキーくらいの

SWの専門性や業務独占が、




グループBの人たちにしてみれば、

死に物狂いで獲得すべきもの

になっているわけです。




で、




グループBの人たちにしてみれば、

グループAの人たちがSWの専門性を

まるで無視しているかのように働いているのが、

イラつくわけです。




でもグループAの人たちにしてみれば、

目の前の仕事で成果を上げる方が一億倍重要であって、

そんな価値のあるやらないやら分からない

曖昧な専門性を考えている暇はないわけです。




グループBの人たちの空回り感は、

そのような構造の元に生まれているのです。

(例:社会福祉士会への熱い勧誘等)




でもね。




冒頭に書いたように、

そもそもそれ単体で飯が食えるような専門性がない以上、

グループBの人たちが業務独占や権力の拡大に努め

仮にそれに成功したところで、




それこそ悪質な利権になるだけで、

世のため人のために反する集団に

なってしまう恐れすらあります。




果たしてそれが、

ソーシャルワーカーたるものが目指すことなのか?




なので、

このブログでは、

グループBの人たちの立場は無視して、

グループA目線で、

気楽に専門性を考えていきたいです。

※グループB目線での意見は、

 ググればいくらでもヒットするだろうし…。





「お!そういえばSWの専門性って

意外とそういう部分で役に立つかも!」




「せっかく高い授業料払って大学出たわけだし、

コレも何かの縁ってことで、

もうちっとばかしSWの勉強をしてみっか!」





みたいなノリで。




少なくとも、

今の世の中においては、

それが健全かつ現実的な方向性だと思います。

(↑この立ち位置設定が実はとても重要です。)




続く。




☆本日の結論
「なんか、久々に炎上しそうだな…。」


悲しい過去

前回の記事にも書いたように、




私は、

福祉の専門職たるものが、

その専門性だけで飯を食おうなどと考えるべきではない


と思っています。




世のため人のために貢献していきます

という強いカラーこそが、

福祉専門職の最大の専門性だと思うからです





あくまで、

利用者のための専門性の主張であるべきで、




己の保身のための利己的な主張というのは、

釈然としないわけです。




しかし、

そのように歪んだ訴えをせざるを得ない

悲しい過去もあるわけです。




さかのぼること10数年前。




時は措置時代。




そのとき、

社会福祉士をはじめとする

ソーシャルワーカーたちの多くは、

今で言うケアマネのお仕事をしていました。




あらためて説明しますが、




福祉業界において、

ソーシャルワーカーとして、

現実的に最も専門性を発揮できる立場は、

今で言うケアマネのお仕事です。




ソーシャルワーカーは、

「様々な福祉的な課題を抱える人々の問題の原因を探り、

その原因を解決するために働きかけていく専門職であり、

そのプロセスにおいては自らが直接援助するより、むしろ

必要な社会資源(機関や専門職)を積極的に活用していく。」


人たちと言えます。




要するに、

①問題を明確にし

②アセスメントして

③解決のための計画を立て

④関係機関や職種にアプローチしていく


わけですから、




ケアマネのお仕事そのまんまなのです。




さて、




当時、

入所施設においても在宅においても、

社会福祉士や社会福祉主事という資格を持った

生活相談員という人たちが、

そのようなお仕事をしていました。




ところが、




そのような役割のほとんどが、

介護保険開始と同時に

(特に高齢者分野においては)

ケアマネージャーの仕事としてスライドしてしまったのです。




しかも、

ケアマネになるための要件として、

社会福祉士は、

その他大勢の一つ

に成り下がってしまいました。




社会福祉士であろうが、

介護福祉士や看護師たちと同様に

5年以上の実務経験が必要。




この時点で多くの、

社会福祉士たちは失望しました。




自分たちが最も得意とする業務が

全職種に解放されてしまったのです。




わしゃ、なんのために大学まで行ったんやねん。




このとき、

社会福祉士という資格は

死に体と化しました。




合掌。

合掌








もし、

あの時点で、

社会福祉士に限り1年の実務経験で

ケアマネの受験資格を認める。

ってなことになっていれば、

その後の社会福祉士の価値も

大きく変わっていたでしょう。




たった一年の実務経験でケアマネをするかも

という緊張感があれば、

養成校のカリキュラムもレベルアップ

せざるを得なかったでしょうし、




養成校のステータスも上がり、

学生の質も高くなっていたでしょう。




今となっては後のカーニバルですが。




…。




ついでに言うと、




今も、

社会福祉士になるための現場実習で、

アセスメント&ケアプラン作成

なんて課題がありますが、




どれだけ頑張ったところで、

(デイの介護計画や地域包括の予防プランは別として)

ケアマネとしてそういう仕事をするには

早くても卒業して5年後なのに…

というむなしさがあります。




でもって、




その状況にも負けず

あくまでケアプラン作成は

ソーシャルワーカーの専門性だと言い切るにしても、




肝心のケアを養成校で全く教えていないという

致命的な矛盾があります。




仮に卒業時に、

ソーシャルワークの手法を完璧にマスターしていたとしても、

医療、ケア、リハ、栄養等の専門知識が、

全くと言っていいほどないので、

現場ではさっぱり使えないわけです。




というわけで、




社会福祉士をはじめとするソーシャルワーカーの世界は、

介護保険設立をきっかけに

このようにグダグダな状況になってしまっているわけです。




「ねぇねぇ先生!SWとケアマネってどう違うの?」

「なんで私たちも5年の実務経験が必要なの?」

「なんで介護福祉士と同じなの?」

「医療や介護の勉強してないから不安なんですけど」

「4年も大学に通った意味あるんすか?」





という学生や卒業生たちのピュアな質問に

あたふたしてしまうわけです。




という状況なので、

ソーシャルワーカたちの専門性の主張が歪んでも

仕方がないかも知れません。




①大して専門的な勉強をしていない人たちの

②数少ない業務独占的なポジションが

③他職種に解放されてアドバンテージがなくなった

④しかも業界はそれで十分成立している。

⑤つまりニーズが満たされている。





その状況においても

自分たちの専門性や必要性を訴えているわけですから、




そりゃわけ分からんよね。




矛盾もするよね。




説得力もないよね。








次回から本題に突入。




☆本日の結論
「私も記事を書いてて涙が出てきました。」

ソーシャルワーカー(SW)に限らず

専門性というものを考える上で

最も大切な視点は、




その専門性に世の中のニーズがあるのか?




ということです。




医師

看護師

栄養士

理学療法士

介護福祉士




これらの職種の存在意義に疑問を持つ人は少ないでしょう。




つまり、

これらの職種の人は

「私達に何をもたらしてくれるのか?」

という部分が分かりやすいのです。




利用者に対しても。




会社に対しても。




つまり、




利用者「お前は何者だ!」


PT「理学療法士です。」


利用者「何だそりゃ?で、わしに何をしてくれる人なんだ?」


PT「リハビリの専門家ですから、機能向上のお手伝いをします。」




会社「あなたの職種は?」


PT「理学療法士です。」


会社「あなたを採用することで、

   そのPTとやらの専門性は当社にどのような

   メリット(利益)をもたらしてくれるのですか?」



PT「御社の利用者の機能向上に確実に貢献します。

   その結果、御社の評価も高まるかと。」





ということです。




では、ソーシャルワーカーの場合はどうでしょう?




利用者「お前は何者だ!」


SW「ソーシャルワーカーです。」


利用者「何だそりゃ?で、わしに何をしてくれる人なんだ?」


SW「…」




会社「あなたの職種は?」


SW「ソーシャルワーカーです。」


会社「あなたを採用することで、

   そのSWとやらの専門性は当社にどのような

   メリット(利益)をもたらしてくれるのですか?」



SW「…」




「…」の部分をはっきりと言えるのか?

ってことです。




しかも、

その内容が、

個人の資質やSW以外の知識・技術でなく、

あくまでSWの専門性だけでプレゼンできるのか?

ってことです。








SWのような曖昧な専門性を考える時は、

このようにニーズから考えていくと分かりやすいと思います。




日頃ニーズに直面していない人たちが

会議室の中で延々と話をしても

現実とかけ離れた理想論

あるいは専門家のためだけの専門性論

しか生まれないでしょう。




だからグループBの人たちは…(以下自粛)




続く。




☆本日の結論
「配置基準に守られているだけじゃイカンのです。」

前回の記事に↓のような問いかけを書きました。




会社「あなたの職種は?」


SW「ソーシャルワーカーです。」


会社「あなたを採用することで、

   そのSWとやらの専門性は当社にどのような

   メリット(利益)をもたらしてくれるのですか?」



SW「…」




例えば

これが採用のための面接時のやりとりであり、

SW=施設の生活相談員希望の人なら

どう答えればよいでしょう?




そういえば前々回の記事で、

↓のようなことを書きました。




ソーシャルワーカーとは

「様々な福祉的な課題を抱える人々の問題の原因を探り、

その原因を解決するために働きかけていく専門職であり、

そのプロセスにおいては自らが直接援助するより、むしろ

必要な社会資源(機関や専門職)を積極的に活用していく。」

人たちと言えます。





この言葉をそのまま活用して、




「私は様々な福祉的な課題を抱える人々の問題の原因を探り、

その原因を解決するために働きかけていく専門職です。

そして、そのプロセスにおいては私が直接援助するより、

むしろ必要な機関や専門職を積極的に活用していく

という形で仕事をこなしていこうと思います。」





と言ってしまったら、




100%採用されないでしょうね。




「…で?…なに?」

と言われてしまいます。




なので、

ここは分かりやすく、

「私が入社することで、

利用者の抱える問題をより明確にし、その解決のための

各部門の役割分担や連携力も高めることが出来ます。

また家族にもしっかりと協力してもらえる体制を構築します。

その結果、御社の利用者へのサービスが効率的に向上し、

その心身の状態を向上させることに繋がります。」


などと言ってみてはいかがでしょか?




すると絶対に、

「そんなこと、どうやってやってのけるんだ!?」

と興味と疑いに満ちた質問が返ってきます。




そこで相手が納得するような

具体的な方法論を示すことが出来れば、

かなり価値のある専門職といえるでしょう。




ポイントは、

「利用者の抱える問題をより明確にし、

その解決のための各部門家族の役割分担や連携力を高め、

家族にもしっかり協力してもらい、

結果として利用者へのサービスを効率的に向上させる」

ための専門職だという位置付けを明確にする

ということです。




この自覚を持ち

それを宣言するだけでも

随分違います。




仮に、

介護福祉士や看護師が同じ立場に就いたとしても、

どこかで介護士としてのエゴ

看護師としてのエゴが

顔を出してしまい、

100%その役割に徹することは難しいでしょう。




自らの専門性を発揮するためには、

そして向上させるためには、




自分に対しても、

周囲に対しても

自らのミッションを明確にすること

が重要ですね。




逆に言えば、

ミッションがはっきりしていない状況で、

いったい何に対してどのように専門性を発揮するのか?

ということになります。




また、例えば、

「各部門の役割分担や連携力を高め、

家族にもしっかりと協力してもらい、

結果として利用者へのサービスを効率的に向上させる」

ことが上手くいっていないとき、




つまり、

「各部門が上手く連携出来ていない場合」や、

「家族の面会が相変わらず少ない場合」は、

ソーシャルワーカーの責任

ということになります。




当然そのようなリスクも背負うわけです。




専門性が曖昧だということは

リスクも曖昧だということです。




現実的には、

専門性がないと嘆きつつ、

実はリスクもうやもやにしている

というズルイ側面もあるのかもしれません。




自らの役割を明確にした以上、

連携のまずさを、

他部署のスタッフのせいにばっかりして、

陰口叩くだけというスタンスは通用しません。




あるいは、

家族が非協力的であることを

愚痴っているだけでは話になりません。




良いとこ取り的に専門性を主張しても

説得力に欠けますからね。





続く。




☆本日の結論
「専門性確立の第一歩は、役割とリスクの明確化」



前回の記事で書いた

生活相談員(ソーシャルワーカー)の仕事は、

ご存知の通り、ケアマネージャーの役割でもあります。




なので、

例えば社会福祉士がケアマネを持っていて、

施設でケアプランを作っているのであれば、

まんまソーシャルワーカー(SW)の専門性を発揮しつつ、

ケアマネとして活躍すればOKです。




逆に、

SW以外の人がケアマネの場合であれば、

生活相談員はSWとして、

ケアマネの仕事をしっかりとサポートしてあげるべき

だと思います。




この場合、

「ケアマネなんて

ケアプランに名前が記載されるための資格のようなものだ。

本当のマネジメントはオイラがやってやるんだ。」


というくらいの意気込みを心の奥底で持っているくらいで

良いと思います。




それがSWとしてのプライドです。




もちろん、




例えばケアマネが看護師である場合、

その看護的な視点による

自分には出来ないアセスメントをしているのであれば、

それはそれで大いに勉強になるわけです。




でも、

①利用者の問題を明らかにし、

②多様な社会資源(機関・職種・家族)を有効活用して、

③アプローチして結果を出す。


ということにかけては、

あくまでオイラの専門性なんだ!

というスタンスで活躍してもらいたいものです。




ソーシャルワーカー道をまい進している人であれば、

その部分のテクニックにおいて、

他職種には絶対に負けないはずです!(希望的観測)




それが出来れば、

5年(ケアマネの受験資格のための経験年数)も待たなくても

SWらしく活躍できるわけです。




ただ、その際に、

しゃしゃり出すぎてケアマネや他職種と

不協和音を起こしてはいけません。




チームを上手くまとめる役割であるSWが

自らの専門性を発揮したいがために

それを損なうようなことをしてしまったのでは、

見事な本末転倒ですからね。

↑ありがち~




縁の下の力持ち的なサポートを通じて、

次第に皆に頼られるように持って行くのがポイントです。




謙虚さこそがSWの必須条件ですから。




そして、

謙虚であるからこそ、

SWの専門性を磨きつつも、

医療や介護の知識も蓄え

隙あらば経験を積んでいく

という姿勢を自然と持ってもらいたいです。




やっぱ、

そのへんの知識もしっかりないと

前述した看護師のアセスメントも

的確に理解できないですからね。




続く。




☆本日の結論
「何度も同じことを言っている気がする。」

ここんとこずっと、

ソーシャルワーカー(SW)の専門性について書いてます。




私はSWの専門性

いや、必殺技は

合気道だと思っています。




相手の力を受け流し、

むしろそれを利用して

勝利する。




合気道





え?合気道そのものが分かりにくい?








んじゃ、「トキの拳」ということで。




トキ





例えば、

知識と経験豊富な専門職がそろっている病院や施設では、

それらの対立が生まれがちです。




専門職同士の

プライドやエゴのぶつかり合いです。




そうなると、

結果として、

全体としての成果は

1+1+1+1+1=3

のようになってしまいます。




さらには、

利用者の利益よりも

専門職のプライドやエゴが優先されて

物事が決まったりします。





全体力の低下&目的の喪失(暴走)




この状況を力でねじ伏せようとするのが、

ラオウの拳。




ラオウ



しかし、

ラオウの拳は即効性が期待できるものの、

非常にハイリスクなのです。




で、

トキの拳の使い手であるSWの出番です。




自我の強い専門職集団の中にあって

SWは謙虚に冷静に立ち回り、

問題解決にむけて彼らの能力を生かしきるわけです。




目立たず、

決して敵を作らず、

慎重に繊細に行動し、




それでいて決して目的はブラさず、

少々寄り道したとしても、

その目は利用者の問題解決というゴールを

しっかりと見据えている。




そういうワークが出来る人こそが

ソーシャルワーカーらしいと言えます。




そういう意味では、

施設や病院において、

SWの専門性というのは

他の専門職たちのそれとは明らかに異質であり、

とてもオリジナリティーなものです。




他の専門職を活用するのがSWの専門性。




それを管理職という立場でなく、

あくまでSWという職種で行うところに

価値があるわけですね。





もちろん、

管理職になったときもその専門性は

十二分に生かされることは

言うまでもないです。

※管理職編は後日書くっす。




また、

上記の例では、

施設や病院における職種間の調整

という場面でしたが、




これをそのまま地域に置き換えると、

「地域における住民や各団体の調整」

というワークになります。




コツは全く同じです。




続く。




☆本日の結論
「麦わら海賊団に例えると、ロビンがやってることがSW。さりげないから分かりにくいけど。」

さて、

今まで書いてきたような

ソーシャルワーカー(SW)の専門性を

生まれ持ったキャラや能力で

こなせる人は恵まれています。




※SWの専門性には、

 独自の知識・技術・考え方は少ないので、

 適性が高い人なら特に専門の勉強をしなくても

 出来てしまうことが多かったりします。




でも、

多くの人がそうであるように、

先天的にそのような能力に

恵まれていないのであれば、




やはり勉強していくしかないですね。




いつも言ってる、

・各専門分野の知識・技術・考え方の理解

の他に、




各専門職間の調整力を高めるため、

・人材マネジメント学

・心理学

・コミュニケーション能力
 等




問題解決能力(論理的思考・柔軟な発想)

説明力を高めるため、

・マインドマップ

・KJ法

・QC七つ道具

・ブレーンストーミング

・ポートフォリオ分析

・ピラミッドストラクチャ

・ロジックツリー

・PDCAサイクルガントチャート

・ゼロベース思考

・仮説思考法 等





そして謙虚さを身に付けるためには、勉強ではなく、

・毎朝の清掃活動

をお勧めします。




大変だわいな。




続く。




☆本日の結論
「こういうのをしっかり教えたら養成校も価値があるし、社会福祉士の試験問題もこんな感じでお願いしたい。」

ここまで書いてきたような

ソーシャルワーカー(SW)の専門性は、

当然、リーダー的立場で仕事をする時にも

大いに役に立ちます。




リーダーの仕事は、

まさにマネジメントですからね。




部下という社会資源を活用して、

利用者の問題を解決する。




あるいは自らが調整役となり

他職種を積極的に活用していく。




等など…。




でも、




リーダーに向いている人と、

SWの立場でこそ成果を上げることが出来る人ってのは、

やはり違いがあります。




SWの立場であれば、

問題解決能力、謙虚さ、調整能力さえあれば、

かなりの活躍が見込めますが、




リーダーとなると、

それだけでは弱い気がします。




牽引力

強い言葉

情熱

有無を言わせぬ決断

スピーディーな指示・命令





リーダーとして成功するには、

多少なりとも

こういう「強さ」が必要だと思います。




なんてったって、

リーダーですから。




縁の下の力持ちオンリーでは

きついわけです。




なんてったって、

リーダーですから。




自分には明らかにこのような要素はないな。

と思う方はリーダー的立場になることよりも

SWという職種としてのレベルを上げて

キャリアアップを狙うことをお勧めします。




もう続かない。




☆本日の結論
「職種としてのマネジメントと上司としてのマネジメントの違いがミソ。」

・なぜ、この利用者はこのサービスを利用することになったのか?

・なぜ、数ある施設からうちの事業所を選択したのか?

・利用者や家族は我々に何を求め何を期待しているのか?




そういったことを、

インテークからの一連の流れで掴み取り、

現場にきっちり伝えるのが、

生活相談員なりケアマネージャーによる

窓口スタッフの重要な役割である。




なぜなら、

利用者にとっては、

それが一番伝えたいことだから。





しかし、

それがなかなか伝わらない。




その理由としては、


①窓口スタッフが

 それを理解できないままサービスを開始するから。
 
 あるいは、自分は理解できていたとしても、

 それを現場に伝えることが出来ないから。


②現場がその情報を欲しがらないから。



の二つがあげられる。




①は純粋にインプットとアウトプットの能力の問題である。

窓口スタッフとしての適正を疑わざるを得ない。




②に関しては現場スタッフの問題である。

多くの場合、

現場スタッフは、

利用者のニーズよりも、利用者の取扱説明書を求める。




つまり、

・食事は自力で食べれるのか?

・トイレは自立しているのか?

・夜間は寝てくれるのか?

・興奮した時はどのように対処すればいいのか?

という情報である。




これらは一見利用者のための情報のようであるが、

実はスタッフの利己的な情報である。




つまり、

自分達が困らないための情報なのである。




しかし、

本来、最も重要な情報は、

前述したニーズに関する情報なのである。




なぜなら、

それによって、

サービスの方向性が全く異なるからである。




だが、どの現場でも、

説明書には恐ろしいまでの興味を示すものの、

ニーズには驚くほど関心がない。





なので、もちろん、

「ケアプランに書いてありますよ。」

なんてことだけで、

伝わるはずはない。




まあ、

百歩譲ってそのこと自体は、

仕方がないとしよう。




現場スタッフは、

どうしても目の前のことを優先してしまう

傾向があるのだから。




なので、

窓口スタッフには、

それを前提とした上での

根気強い「伝える作業」が必要になる。




現場のスタッフ一人一人が、

利用者の背景や家族にニーズを的確に把握して

ケアすることが出来れば、

確実に最強軍団に一歩近づくことになる。




☆本日の結論
「窓口スタッフは大事です。」
社会福祉士会というものがあります。




私はこの会の活動には全く詳しくないのですが、




多かれ少なかれ、

他の業界団体同様に、

徒党を組むことで、

発言力や影響力を増し、

最終的に自分たちによって有利な施策を導きたい

というのが第一の目的なような気がします。




そのために、

会員増加のための活動や

研修等による切磋琢磨が行われている

って感じでしょうか。




で、




私は昔から思っているのですが、

介護福祉士とか社会福祉士…

特に社会福祉士なんですが、




一番の売りは、

技術ではなくて、

「謙虚さ」だと思っています。




なので、

徒党を組んで、

自分たちのために主張・要求するという

利己的な活動が、

どうもしっくりこないのです。




あくまで利用者目線というのが売りなのに、

そういうことをしていると、

いつの間にか資格者目線になっているような気がします。




なので、




これは私の勝手な思いなのですが、




社会福祉士会のスローガンは、




「主張しない!」

「要求しない!」

「媚びない!」





がいいと思います。




自分たちの地位向上のために主張は一切しない。

こういう業務独占をくれという要求も一切しない。

その代り、行政やドクターにも一切媚びない。




そういう崇高かつ独立性溢れるキャラを目指したほうが、

結果的に社会福祉士のステータスが上がるような気がします。




ドクターや看護師や弁護士と同じ土俵で勝負したところで、

結果は目に見えていますから。




いつになっても、

業界団体の中では下から数えた方が早いでしょうから。




そんな勝負をしていても、

ステータスは下がる一方です。




現実的に、

ドクターや弁護士が社会福祉士を雇用することはあっても、

その逆は滅多にないですからね。




だからこそ、

雇われていても「媚びない」という精神がありかと思います。




そのためには、




とりあえず、




「資格で食っていく」

という発想を捨てる必要があります。





食うための資格ならいくらでもあります。




食うことには直結しないけど魅力的な資格。




やっぱ、そういう崇高さがよく似合います。

社会福祉士には。




☆本日の結論
「武士は食わねど高楊枝」

ケアマネの仕事をしていると,




・家族にもっと協力して欲しい

・家族にもっと利用者への興味を持って欲しい





という思いが生まれますよね。




そういうときって

どうしています?




私がお勧めするのが,

カウンセリングです。




つまり,

家族と,利用者の話をする前に,

カウンセリングをするのです。




内容はいたって簡単で,

ひたすら傾聴&共感的理解の繰り返しです。




利用者の介護に非協力的な家族というのは,

要は余裕がないのだと思います。




利用者の問題よりも,

・配偶者との関係の問題

・子どもの問題(いじめや不登校等)

・経済的な問題

・配偶者の親の介護の問題


等がたくさんあったりします。




なので,

まずは,

それらに関する悩みや愚痴を

しっかり受け止めて,




相手がスッキリし,

尚且つ,

話を聞いてくれたケアマネに対して

親和的な印象を持つようになった段階で,

利用者の問題を切り出すわけです。




そうすれば,

ポジティブに考えてもらいやすいのです。




逆に,

その作業をせず,




いきなり利用者の問題を投げかけ,

協力を要請すると,




「なこと,知らんわい!」

という感じで,

拒否反応が出やすいです。




「私はそれ(利用者)どころではない」

という思いがありますからね。




最初に,

そのストレス(大変さ)を

きっちり拾ってあげましょう。




これは,




保育士が,

問題行動がみられる子どもの親に

子育てアドバイスを伝える時




上司が,

仕事ぶりに問題のある部下に

仕事のオファーや評価をする時




にも共通しているノウハウです。




時間はかかりますが,

お勧めします。




☆本日の結論
「これをすると信頼関係もかなり構築できます。」

知識を持っていることと,

それを活用する能力とは

違います。




何が違うって,

脳の機能が違います。




詳しくは書きませんが,




要は,

知識を正しく効率的に使うということは,

問題が起こるたびに,その都度,

正しい解決方法を思いつくことができる

ということです。





例えば,

火事になったら119番

という知識があることと,

本当に火事になった時に

119番をするということを思いつく

ことは違うのです。




で,




この「思いつく」という能力は,

一度経験すれば,

次からは容易になります。




同じことであれば。




なので,




実践的な力を身につけるには,

知識と経験が大事なのです。




知識だけなら学校や書籍で学べます。




しかし,

それを問題解決のために使う

という経験をしないと,

生きた知識にはならないのです。




で,




今回,何が言いたいかというと,




うちの地域包括支援センター

(かつての在宅介護支援センター)

の永遠のテーマが,




地域への広報・啓発活動

でありまして,




というのは,

地域内で介護に関する問題が発生した時,

まず地域包括に連絡を!

というケースがなかなか生まれず,




まわりまわって,

やっとこさ連絡が入る

という状況が,

10年以上続いているわけです。




その都度,

広報活動に力を入れよう!

とやっているのですが,




全く効果がなく,




普段よくコミュニケーションをしている

地域の民生委員でさえ,

問題発生時に連絡をくれなかったりして,




「ああ,そういえば,

こういう問題は地域包括だったな…」

と後で言われて落ち込むという感じです。




なぜ,

これだけ広報をしても,

このような状況かと

考えたところ,




実は,

広報活動の中身は,

住民に知識を与えていただけで,

地域包括に連絡を入れることを

思いつかせるための工夫が全くなかった

ということに気が付きました。




というわけで,




今後は,

そこに力を入れて

広報活動をするそうです。




☆本日の結論
「介護に関する問題は,一般の方は何度も経験しないから,思いつかないのです。」

ソーシャルワーカーから

ケアマネになる人と




その他の専門職から

ケアマネになる人とでは,




大きな違いがあります。




少なくとも理屈の上では。




ソーシャルワーカーというのは,




利用者を取り巻く諸問題を整理し,

利用者個人へのアプローチ方法や

社会資源との結びつけといったものの

効率的かつ効果的な形をデザインします。




で,




他の多くの専門職というのは,

自分の専門分野内の見立てにより,

利用者個人へのアプローチ方法を提案します。





つまり,




ソーシャルワーカーが「森」なら,

他の専門職は「木」になります。




ソーシャルワーカーが「現場監督」なら,

他の専門職は「職人」になります。




ソーシャルワーカーのみの能力で,

ケアプランを作成しようとすると,




医療・介護に関する専門知識の欠如から,

まず,正確なアセスメントが出来ません。




仮に出来たとしても,

適切なアプローチの提案ができません。




逆に,




他の専門職のみの能力で

ケアプランを作成しようとすると,




自らの専門分野のアセスメントは出来ても,

他の分野のアセスメントが出来ず,

支援の全体図も描けません。




なので,




その不足している部分を勉強で補ってもらい

その証を確認する

という考えが,

ケアマネ試験になります。




が,




果たして,

自己学習で本当にそういう能力が身に付くのか?

というのは永遠の疑問です。




しかし,




福祉大学でソーシャルワークを学び,

介護現場で経験を積み,

医療・介護の知識技術を習得した人は,




かなりの説得力を持って,

その両方の能力を有していると言えるでしょう。




将来ケアマネとして

本当の意味で機能したい人にとっては,

お勧めプランです。




☆本日の結論
「理屈の上では。」

地域のソーシャルワーカーって,

求められる役割やスキルは

ほぼ市会議員のおっさんと同じだな

と思いました。




市会議員より少し領域が狭くて,

少し福祉関係に詳しい

程度の違いですね。




そもそも

そういうものなのですよ。




ソーシャルワーカーというのは。




おしまい。




☆本日の結論
「これ,意外と深いな。」

特養のソーシャルワーカーというのは,

外部から問題を引き受けるために,

内部を調整する機能である。




外部からの問題とは,

利用者や家族の悩みであり,

その多くは入所依頼と処遇改善である。




それらの問題を解決すべく,

施設内部の各専門職に働きかけるのだが,




まあ,




これは,

組織がノーマルな状態であれば,

さほど難しくないミッションである。




よって,




1歩先を行くソーシャルワーカーは,




外部を調整することで,

外部の問題解決機能を高める


ということに挑戦して欲しい。




その多くは,




家族の状況を整えることで,

特養の利用者の在宅復帰を促進する


ということである。




もちろん,

そのためには,

入居者の状態改善という内部のミッションも必要だが,




実は,

特養の入居者でさえ,

入居理由の多くは環境要因だったりする。




つまり,




利用者の心身の状態以前に,

家族が見れない理由があるのだ。





それを

ソーシャルワーカーが解決しよう

という試みである。




そして,

そこでのポイントは,




介護にまつわる問題以外の方が多い

ということである。




家族の家庭における

・経済問題

・嫁姑の問題

・仕事のストレス

・夫婦間の葛藤

・子や孫が抱えている問題

等である。




つまり,




親の介護どころではない

という問題である。




ということは,

それを片っ端から片付けることができれば,




親の介護をする余裕も生まれるかもしれない。




で,




それをするのが

ソーシャルワーカーの使命でもあるのでは?




と,本日の私は主張しているのである。




これが出来れば,




1歩どころか

50歩くらい先に行けそうですね。




☆本日の結論
「解決の手段もソーシャルワーカーらしく。」



もし,

自分の親が急に倒れたら,

認知症を発症したっぽくなったら,




介護のスペシャリストのあなたであったとしても

かなり慌てると思います。




自分がどんなに知識を持っていても,

誰かに相談したくなります。





すがるような思い。

不安。

誰かに頼りたい。

誰かに助けて欲しい。




そんな心理状態になると思います。




あなたの元に介護の相談にやってくる人は,

そういう人なのです。




とても困っている人なのです。




なので,




まずは,

その思いをきちんと受け止める所から

支援をはじめましょう。





専門職として経験を積むにしたがって,

そこのところを軽く考えてしまうようになる

という傾向を

常に警戒しておく必要がありますね。




☆本日の結論
「いくつになってもロールプレイ。」

ソーシャルワークの仕事をしていると,

複雑で難解で根気のいるケースに出会うことがある。




熱意あるワーカーの場合,

それに対して

ガッツと行動力で挑む場合が多いのだが,




そんな姿勢で仕事をしていたら,

遅かれ早かれバーンアウトしてしまう可能性が高い。




なので,




巧みにマネジメントしていく技術が必要になる。




具体的に言えば,




アセスメントにより問題を明確にし,

問題解決のためのチームを構造化し,

それぞれの役割分担や枠組みを設定し,

誰にも無理がかからないように

長期的にサポートできるシステムを築くための技術

のことである。




ただ,




中心となるワーカーに熱意がなければ,

周囲の人々を巻き込めず,

結局,システム作りもままならない

ということになる。




つまり,




ソーシャルワーカーに必要なものは,

周囲を巻き込む(説得させる)熱意と,

マネジメントのスキルである。




このバランスが大事なのである。




で,




この度,私が言いたいのは,




後者のスキルは教えることができるが,

前者のメンタリティーは教えることができない

ということである。




よって,




そのメンタリティーこそが,

ソーシャルワーカーとしての資質であると言える。




特に若くて元気があるうちは,

猪突猛進型であるくらいがちょうどかも知れない。




てか,

若者ワーカーの場合,

それくらいの感じでなければ,

誰の協力も得られないような気がする。




☆本日の結論
「マネジメント技術がありながら,あえて熱すぎる姿勢を見せるというのが極意。」

ソーシャルワーカーと

ケアマネージャーの違い




言い換えれば,

ソーシャルワークと

ケアマネジメントの違い

というのは大変分かりにくいと思いますが,




少なくとも職種の定義としては

完全に別物ですね。




ソーシャルワークとは,

クライアントの生活上の問題を解決するために,

本人に働きかけたり(エンパワメント),

環境に働きかけたり(社会資源の活用,創出),

双方をマッチングさせたりするものです。




ちなみに,

社会資源の中には,

病院や施設,助成金といったフォーマルなものと,

家族や友人,ボランティアといったインフォーマルなものがあります。




一方,




ケアマネジメントは,

ケアをマネジメントするわけですから,

クライアントにとって必要なケアを

どういう形で提供するかを考えるわけです。




なので,




理想は,




ソーシャルワーカーと

ケアマネージャーがタッグを組み,




ソーシャルワーカーが生活全般を担当し,

ケアマネージャーがその中のケアの部分だけを担当する

という抱え構造でワークするという形になります。




例えるなら,

医師とPTのような関係です。

(上下関係という意味ではないですよ)




さらに言えば,

ケアマネージャーは

ケアを直接担当するケアワーカーやコメディカルを

抱えているという構造になります。




こういった3重構造を明確にして,

各々がワークすれば,

何の問題もないのですが,




往々にしてこの構造が破壊されるため

問題がややこしくなるのです。




その一番の原因は,

ケアの定義が明確でない

からです。




ケアの定義が拡大すれば,

ソーシャルワーク>ケアメンジメント

という領域が,

ソーシャルワーク≒ケアマネジメント

となり,




さらに拡大すると,

ソーシャルワーク<ケアマネジメント

となってしまうわけです。




ケアの定義を

せいぜい

「クライアントの心身の状態の維持・向上あるいは予防

を目的とした支援であり,

且つ医療機関で行われるべきことを差し引いたもの」


くらいにしておけばいいのに,




「その人らしく生きていくことへの支援」

なんて超拡大する人がいるから困るのです。




そこまで拡大されたら,

ケアマネージャーがクライエントに宗教を勧めることも

業務として認めざるを得なくりますよ。




よって,

なるべく狭義のケアを定義し,

ケアマネージャーはその部分だけアセスメントし,

その部分だけの提供体制を考えれば良いですね。




私は,ここの線引きが非常に重要だと考えます。




で,




現実的には,

ケアマネージャーとソーシャルワーカーがタッグを組む

なんて贅沢な環境は珍しいわけで,

ケアマネージャーがソーシャルワーカーの役割も

兼ねざるを得ないのですが,




そこで,




「兼ねている」という認識

自分も周りもすることが大事ですね。




本来なら分担すべきことを

一人二役でしているのだ

という認識です。




つまり,

自分の中で役割の構造化をするわけです。




もしかすると,

過疎地や離島等では,

ケアワーカーの役割も兼ねざるを得ない

かもしれません。




その場合は,

一人三役をしているんだという認識ですね。




この自覚がいちいち大事だと思います。




一部の情熱的なケアマネージャーに見られることですが,

「ケアマネージャーとして出来ることは何でもしなきゃ!」

というノリで,

あたかも,全てがケアマネージャーの役割であるがごとく

ワークしてしまうことってありますよね。




こうなってしまうと,

もうゴチャゴチャ状態で,

自ずと困難ケースになってしまいます。




あらゆるワークは中途半端になり

当然クライエントも混乱します。




多くの場合,

困難ケースとは,

援助者側が混乱した結果ですからね。




援助者側が支援構造を整理できていれば,

意外と困難ケースは生まれにくいものです。




☆本日の結論
「日本のケアマネージャーはソーシャルワーカーを兼ねている。」

些細な提案

地域包括支援センターの職員が

地域を巡回訪問する時,

必ず,

「何かあれば支援センターまで電話ください」

と言い,

そのお年よりも,

「分かった。電話する。」

と言うのですが,




本当に何かあった時に

実際に電話がかかってくることは稀です。




いざという時には,

そこんところの回路が繋がらないわけですよね。




これは私達にも当然あることで,

後になって,

「あぁ,最初から〇〇に相談すれば良かったんだ」

と反省することは少なくないです。




さて,




地域包括の職員は,

それでもなんとかして,

いざというと時に電話をかけてもらいたいと

必死なわけで,




そこで,

私から些細な提案をしました。




それは,




訪問時に,

実際にセンターまで電話をかけてもらう


ということです。




もちろん,

何の用もないですが,




電話をかけるという体験を1度することで,

いざという時に思い出しやすくなり,

心理的抵抗も少なくなる

という狙いです。




ちなみに,

お試し電話をかける際は,

電話料金に配慮して,

職員の携帯電話を使用するのが

現実的かと思います。




また,




電話対応した職員について,

「さっき電話に出た職員は〇〇と言って,

人当たりが良く経験豊富なベテランの方なんですよ。」

とか,

「声はあんな感じだけど,男前ですよ。」

と言って,

興味と親近感を呼び起こすのも手かと思います。




些細な提案ですが,

意外と効果は大きいかもしれません。




皆様も試してみてください。




☆本日の結論
「何事も経験。」

在宅のソーシャルワークの最大の難しさは、

仕事が構造化されていないことにつきる。




つまり、

Aさんの援助に関して、

いつ、誰が(どの機関が)、どんな援助をする

ということが明確にならないために、




ソーシャルワーカー(SW)が、

長期的にそれを丸抱えしてしまうという状況である。




情緒的な共感性の高いSWほど

この傾向は強い。





クライエントへの必要以上の感情移入や、

「私がなんとかしなければ」という使命感があるため、

ついつい介入が大きくなってしまうのである。




この状況を「巻き込まれ」と呼ぶ。




特にSWは、

他の専門職と比べ、

仕事の枠組みが緩いため、

ゴミ箱のようにあらゆる援助を投げ込まれやすい

という背景もある。




さて、




この問題が難しいのは、

巻き込まれてはダメだと一概に言えないからである。




クライアントとラポールを形成する段階、

あるいは、危機介入的な段階では、

巻き込まれなど気にせず突っ込んでいく必要もあるからだ。




そして、

徐々に問題を整理して、

他機関に役割を振って、

自らは巻き込まれから脱出していくのが、

理想なのである。




つまり、

援助体系そのものを構造化し、

自分の仕事(関わり)も

その構造の1部に落とし込むのである。




この作業こそがSWの専門性なのである。




よって、

重要なのは、

巻き込まれている時の自覚である。




この自覚がなく

熱心に援助している自分に酔ってしまうと

つまり、錯覚してしまうと、

ドツボにはまる。




大変、大変と言いながらも、

自らが援助の主役で居続けようとするからだ。




そういう点では、

ケアマネジメントのシステムは貢献している。




ケアマネの役割と

各サービス事業所の役割を

明確にせざるを得ないからである。




ケアマネが主役という形は

とりたくてもとれないし、

それをしている人は

明らかに異常な状態だと気づかれやすいからだ。




というわけで、




情緒的なSWほど

スーパービジョンが欠かせない


という話でした。




☆本日の結論
「SWの事例検討のテーマはこれだけでも良いくらい。」


今日は高齢者分野の記事です。




今回の介護保険制度改定により,

看護職やリハ職といった医療系専門職の役割が

脚光を浴びているようです。




しかし,

個人的には社会福祉士が最も脚光を浴びるチャンスだと

考えています。




なぜなら,

機能訓練の概念が広がり,

心身機能や活動の維持・向上という

ピンポイントのリハビリ領域から,

社会参加を重視するようになったからです。

また,生活支援の重要性もあらためて指摘されています。




これを

デイサービスの役割に当てはめた時,

まさに以前に書いた記事「モデルで介護を考える」

のような状況になっているわけです。




あの記事では,

デイの役割を「機能」と「場」に分けて論じましたが,




機能=心身機能や活動の維持・向上

場=社会参加,生活支援

と考えることができます。




で,

この「場」の構築において,

もっともこれを専門としているのが社会福祉士なわけです。




今,行政は,

「場」を地域やボランティアに求め,

介護保険事業の対象から外そうとしています。




しかし,

現実的には,

コミュニティーが脆弱な地域や

地域活動に参加できない特性の利用者

が非常に多いわけです。




そこに介入するのが社会福祉士ですね。




また,結局のところ,

その方たちの「場」を

誰かが引き受けざるを得ない状況になります。

でもって,

相変わらずデイサービスはその最もたる資源なのです。




ただし,

今までのように,

ただ引き受けただけでは,

専門的な援助とはみなされません。




よって,

今後は,

デイを利用しつつも

地域の資源とどう組み合わせるか

という技が必要になります。




本来は,

地域包括支援センターが行うことを

デイの社会福祉士が行うイメージです。




そして,

その作業と効果の検証こそが,




2025年に向けた

最大の研究課題だと

私は思っています。




なぜなら,

この作業が効果的に実践されないと

看護もリハも生きてこないからです。




おしまい。




☆本日の結論
「『お宅のデイは社会福祉士さんがいるから頼もしいわ』と言われる時代がくる(かも)」

今日も高齢者分野の記事です。




昨日の記事で

社会福祉士の時代かも

と書きましたが,




この領域は,

非常に効果測定の難しい分野なのです。




一見,効果測定が容易に思えるリハにしても,

それはPTの話でありOTの領域は困難だったりします。




なぜなら,

PTの仕事は成果を数値化することが容易だが

OTの仕事は困難だからです。




デイケアやリハ特化デイでは,




その機能による成果を

数値化してケアマネや家族にフィードバックする

ということが流行りました。




確かに分かりやすいですし,

本人もモチベーションが上がるかもしれません。




しかし,

いくら数値が上がっても,

肝心の生活に好ましい変化が生まれず

結局,入所してしまった

ということになれば,

なんのこっちゃなのですね。




だからこそ,

昨日の記事にあるような,

社会活動や生活の構築が重要なのです。




で,




話は戻りますが,




この領域は数値化が困難です。




生活の課題や有様は

人それぞれですから,

統計的にも表現しにくいのです。




また,

何をもって成果とするか

という設定も難しいです。




なので,




一つ一つの事例を通じて,

納得してもらうしかないのですね。




成果を量的でなく質的に評価してもらう

ということです。




その積み重ねが信頼となり

仕事上の成功となるわけです。




昨日の記事に書いた

作業と効果の検証とは

このことです。




そういうエビデンスを

社会福祉士が作り出せるか

というのが2025年に向けたテーマになる

と個人的に予想しておきます。




☆本日の結論
「ソーシャルワーク(ケースワーク)を極めよ!」

医師や弁護士と聞くと,

賢いだとか,儲かるといった

イメージが浮かぶと思いますが,




この二つの仕事に共通していることは,

困っている人を助ける

ということです。




特に,

はじめて訪れてくるクライエントは,

大きな不安を抱いています。

警戒心もあるかもしれません。




よって,

これらの仕事において初期の場面で重要なのは,

しっかりと話を聞いて,

クライエントに味方だと思ってもらうこと


ということになります。




これが

ラポール形成

というやつです。




一方,

我々の業界も,

相談員やソーシャルワーカー,

あるいはケアマネージャーという職種があり,

それこそ困った人たちの対応が主な仕事となります。




これらの職種は

医師や弁護士ほど専門性が高くなく

従って,説得力もやや弱いのですが,




それを補って余りある

話を聞く技術があります。




ラポール形成に至るプロセスも

長けています。




てか,




そのあたりの技術において,

医師や弁護士に負けているようでは,

立つ瀬がないですからね。






ね?





おしまい。




☆本日の結論
「困った人の話をしっかり聞いてくれる弁護士といえば→コチラ。」

介護保険開始当初から,

将来,団塊の世代(第一次ベビーブーム世代)が

介護保険の対象になると,




サービスに対する要求が高くなる,

すなわち,質の低いサービスは選択されなくなるから

今から危機感を持っておくように




と言われ続けてきました。




で,




今は既にそのような年代になっているわけですが,




在宅介護の場面で起きている問題は,

実は,サービスの質以前であり,




・家族関係の希薄化あるいは険悪化

・権利の主張の強さと責任転嫁

・協調性のなさやわがままさ

といった特徴を背景に,

ソーシャルワーク事例

が続出している


というのが実感です。




これらの最大の要因は,

核家族化

だと私は思っており,




大家族の中で,

どうにか安定を保っていた

モラルや人間関係におけるバランス感覚が失われ,




それに

認知機能の低下がミックスされた結果,




ケアプラン以前に

もはや,

援助そのものが成立しがたい状況になっていることが

多いように感じます。




こうなると,

従来のケアマネージャーの仕事概念では

到底太刀打ちでず,

ガチでソーシャルワーカーとして臨む必要があります。




どういうことかと言うと,




1+1=2

という

理論的なケアプランを考えるだけでは

仕事にならず,




予測不可能で解決の糸口が見えない中を

諦めずに対処し続け,

でもって,最悪のリスクだけは回避しつつ,

自らもバーンアウトしないように援助方法を

柔軟的に調整していく

といった仕事が求められます。




これは,

ケアマネージャーにとってはもちろん,

地域包括支援センターの専門職にっとっても

非常にストレスフルな仕事であり,




もはや,完全に

介護<<<<<<福祉

というレベルで,




場合によっては,

宗教的な思想に支えられなければ

モチベーションが持続しない

こともあるかもしれません。




なので,




えい!もう面倒くさい!

てな感じで,

小規模多機能にパスするケースが

激増しているように思われます(笑)。




☆本日の結論
「段階の世代のニーズは,ソーシャルワークなり。」

本日は,

団塊の世代における要介護者の爆増,

すなわち2025年問題に対処すべく謳われている

地域包括ケアシステムについて。




まず,

このページにあるお馴染みのイラストについてですが,




ここでのポイントは,

・左側の医療→介護や地域との連携

・中央の「住まい」→サ高住

・右側の「介護」→小規模多機能

・下の「生活支援・介護予防」→ボラ的な活動

となります。




つまり,

医療と介護が効率よく連携(協調)して,

住まいの問題はサ高住への住み替えで解決し,

在宅介護は小多機を積極的に活用しつつも,

比較的元気な人は公費を使わず自分たちで予防しなさい

というモデルですね。




で,




今,最も注目されているのは,

最後の部分に当たる活動で,

特に自治体による予防の取り組みです。




先ほどのリンクページを

下スクロールすれば,

全国の代表的な取り組みが見れますし,




コチラのページからは,

取り組みを都道府県→市町村別に検索できます。




ちなみに,

我が岡山県は,

津山市の取り組みがかなり活性化されております。




まあ,

この手の取り組みは,

・過疎傾向にあり,

・危機感が強く

・やや小さめの自治体が

活性化しやすいわけなので,




そういう意味では,

ビッグシティーである岡山市が

自治体の活動ではなく,

NPOの個別ケースをだけを掲載しているのも

苦肉の策かも知れません。




ただ,

No.2の規模である倉敷市が何も掲載していない

というのはいただけませんねぇ。




行政の取り組みが難しいのは分かりますが,

立派に活動しているケースがあるではないですか。

→立派なケース





必要なら我々で資料を作成するので,

とりあえず掲載しておきましょう!




さて,




本日,私が言いたいことは

そんなことではなく,




このボラ的な活動の限界についてです。




その限界とは,

参加者に関するもので,




参加者には

ある程度の協調性

求められるという点です。




ちょうどあのイラストのイメージに合った人が

対象者というわけですね。




で,




そういう人というのは,

もともとサクセスフル・エイジングに

ほぼ合致している人が多いわけで,




つまり,

何やったって上手くいく人たちなのです。




まあ,

だからこそ,

公費を使わなくてもなんとかなるでしょ

という位置付けなのでしょうが。




一方の,

あのイラストの空気感とは,

全く異質なオーラをまとった方々,




彼らへの対応こそ,

まさに2025年問題の本質であると

私は考えています。




前回の記事にも書きましたが,

団塊の世代に見られるダークな側面への対処

すなわち,

地域はおろか家族とも

さらには自分自身とも協調できていない人たち

にどう対処すべきか

という点ですね。




はっきり言って,

そういう方々に対しては,

インフォーマルな資源では難しいでしょう。




てか,

フォーマル対応でもかなり難しいのですが。




どの道,

そこに多くのフォーマル資源が投入される以上,

経済的にも性格的にも平均レベルの方々は,

ますます公費の対象外になるという,




良いような悪いような

うれしいような悲しいような

もどかしいようなせつないような

話でした。




☆本日の結論
「社会福祉士の潜在的ニーズが高まってきてますよ。」

これから書くことは全くの思いつきで

絵空事のように思えますが,

実現したら絶対に面白いです。




さて,




特養におけるソーシャルワークというのは,

その定義が非常に難しい,

あるいは曖昧であり,

「私,特養でソーシャルワークやってます!」

と胸を張って言い切れる人は少ないと思います。




一方,ケアワークは誰にでも説明可能で,

とても分かりやすいですね。




で,




概念としては,

ソーシャルワークの中に

ケアワークが内包されているのですが,




現実的にはケアワークの仕事の中に

ソーシャルワークが内包されています。




例えば,

ケアーワーカーがカンファレンスにて

ソーシャルワーク的な視点で意見をする

というようなことです。




では,

ソーシャルワーク的な視点とは何か?





それは,

個々の利用者が,

特養という環境の中で,

「いかに生きるか」という面に注目し,

利用者と共にそれを意識し,

・その生きる力を引き出し(エンパワメント),

・時に利用者の代わりに代弁し(アドポカシー)

・その力が発揮しやすいように環境に働きかける(環境調整)

というものです。




しかし,

ケアワーカーがこれらの意見を

カンファで主張するには,

限界があるのです。




なぜなら,

ケアワーカーの存在自体が

最も大きな環境だからです。




よって,

環境調整に関してもバイアスが働くし,

それ以前にエンパワメントの方向すら,

純粋に利用者の視点に立っているかどうか

怪しくなってしまうのです。




極端な話,

利用者とケアワーカーは

利害関係において対立している

すなわち敵対関係


とすら考えられなくもないからです。




時間と手間と技術と想いのある良い介護

VS

ケアワーカーの質と労働とモチベーション


という図式ですね。




したがって,

ケアワーカーが,

本当に利用者の立場を代弁して

何かを主張したところで,

自作自演的,あるいは利己的という疑惑が,

完全には拭えきれなわけです。




なので,




ソーシャルワーク的な視点で

利用者のことを考え,代弁し,環境に働きかけるのは,

現場のケアワーカー以外の人が良いです。




そういう人が,

場合によっては現場のケアワーカーと対立する覚悟で

動いてほしいのです。




となると,




生活相談員とかケアマネージャー

という役職が真っ先に思い浮かびますが,




実は,

この人たちは,

日頃の業務においてケアワーカーと連携する立場であり,

随所に妥協せざるを得なくなる可能性が高いのです。




本当は,

施設従業員以外の人,

例えば成年後見人のような人が,

その役割を果たしてくれればベストですが,




おおまかな動きはともかく,

利用者が「施設で生きる」上での

細かな支援までは難しいでしょう。




そこで目をつけたのが…!




☆本日の結論
「特養におけるソーシャルワークの本質がやってこさ見えてきました。」

BSW

昨日の続きです。




そこで目をつけたのが,

別フロアのケアワーカーです。




もちろん,

社会福祉士の資格を持っていて,

そっち方面の意識が高いスタッフです。




その別フロアのスタッフのことを

以降「BSW(別フロアのSW)」と表記します。




例えば,

2FのとあるBSWが,

3Fの利用者Aさんのソーシャルワーク担当になるわけです。




BSWは,

Aさんの3Fでの生活の様子をじっくりと観察し,

Aさんの思いに耳を傾け,

Aさんの望む生活(ニーズ)を一緒に考えます。




Aさんは,

相手が日頃世話になっている3Fのケアワーカーなら,

本音を言わないかもしれませんが,

BSWだと警戒心もかなり和らぎます。




また,

Aさんが,もし重度の認知症であり,

想いをくみ取ることが難しければ,

Aさんの生活ぶりや,

3Fスタッフのケアを受けるAさんの様子から,

Aさんの真のニーズを考察します。




そうやって明らかになったAさんのニーズを元に,

目指す状態を(可能なら)お互いが共有した上で,

Aさんを応援します。




Aさんと面談するごとに,

Aさんの生きる力を後押しするのです。




また同時に,

施設スタッフに対するAさんの主張も

後押しします。




Aさんにその能力がなければ,

代弁します。




3Fのカンファレンスにて,

BSWが

Aさんにとってふさわしい環境を要求します。




仮に,3Fのケアワーカーが協力的でなかたっとしても,

妥協を含めた交渉等,あの手この手で働きかけます。




その際のプレゼンが重要で,

「3Fのスタッフの皆さんが,

入浴のお誘い等でAさんに話しかける時,

まずはAさんの意見を聞いてもらえれば,

Aさんの自己肯定感は高まり,

次第に自分の思いを口にすることが

できるようになるはずです。

そうなれば,Aさんの活力と自己効力感は高まり,

積極的な日常を送ることができると

私は信じています。

なので,まずは1ヶ月間の徹底をお願いしたいのです!」

等と,熱く語ってほしいですね。




そして,

一か月後のカンファにて,

「皆さん,私の願いを聞き入れてください,

日々,Aさんへの丁寧な声掛け,

本当にありがとうございます。

私が見るに,明らかにAさんの眼に力が宿り

笑顔も増え,発語も増えたように思います。

自分の思いも今まで以上に語ってくださいます。

このようにAさんの力を引き出してくださって

本当に感謝しています。

これからもよろしくお願いします。」

とお礼を言うのです。




実は,

この行為が,今回の試みの最も重要な点です。




つまり,

介護の仕事は,

利用者からのフィードバックが希薄であり,

それがために達成感ややりがいが生まれにく

という構造にあります。




なので,

利用者に代わり

BSWがこのように伝えることができれば,

Aさんの利益のみならず,

3Fのケアワーカーの仕事の動機付けをも

向上させることができ

一石二鳥の効果が期待できます。





ケアワークの担当制とはまた別の,

BSWによる担当制。




いかがでしょうか?




☆本日の結論
「BSW担当1名当たりいくら,と報酬制にしても良し。」

施設の相談員にしても,

病院の相談員にしても,

(前者をSW,後者をMSWとも言いますが,)

外側に対する働きかけと

内側に対する働きかけとの

2種類があります。




外側に対する働きかけとは,

・入所,入院の際の窓口業務

・退所,退院の際の支援

の2つであり,




どちらかというと,

後者の方に

より専門性が発揮されます。




在宅生活,介護サービス,家族間の調整等

のことです。




まあ,でも,これも,

慣れればそれほど苦労することは少ないでしょう。




介護保険制度をはじめとする公的制度,

ケアマネジャーをはじめとする専門職,

介護サービス事業所をはじめとするインフラ

といったものが整備されておれば,

その枠組みの中で調整するだけで良いことが

ほとんどだからです。





今後,地域包括システムが発展すれば,

医療・介護の連携を含め,

そのあたりの調整はますます効率化される

と言われていますし…。





さらに,

経験を積むことで,

制度やサービスに関する知識が増し,

役所や事業所の職員との人間関係が構築されれば,

それらの仕事はどんどんやりやすくなっていきます。




特に

外部のサービス事業所にしてみれば,

相談員が“お客さん”を紹介する

という形になるわけで,

ありがたやありがたやと

感謝されることも珍しくないです。




ただ,

これらができたからといって,

一人前のSW,MSWとはならないんですよね。

(そう思っている人は多いかもしれませんが)




なぜなら,

もう一方の内側に対する働きかけが

重要だからです。




そして,

この内側への仕事は,

単なる知識や経験だけでは

成功どころか成立すらしないのです。




特に,

医療機関におけるMSWは

感謝どころか危険でさえあります。




まさに

鬼は~内なのです。




続く。




☆本日の結論
「内側への働きかけこそが,ソーシャルワークの神髄。」

MSWの内側に対する働きかけとは

すなわち,医師や看護師等に対して

患者目線でそのニーズを主張していく

ことになります。




まあ,

普通に考えたら

医師をはじめとした病院スタッフにとっては

鬱陶しいだけの存在ですよね。




下手したら

完全に孤立するかもしれません。




ビークー

の可能性すらあります。




なので,

内側への働きかけは

あえてしない人も多いはずです。




しなくても

とがめられることはないですからね。




でも,




実はメリットもあるのです。




特に

患者からの苦情や不信感に対する

リスクヘッジの機能

は大きいと思います。




患者の意思を無視され続けた

という抑圧感が爆発すると

訴訟問題なんてことになりますからね。




日頃から,

患者の想いに共感的に対応して

そのニーズを汲み取り

場合によっては代弁してくれる人がいれば,

そういった患者のフラストレーションは

蓄積しないでしょう。




また,




内側への働きかけを進めるにあたって,

・物事の伝え方や

・スタッフとの人間関係の構築

は,やはり重要ですね。




伝え方のポイントは,

・プレゼンと

・配慮

で,




その主張は,

患者の利益ばかりでなく,

スタッフや機関全体の利益にもつながる

というプレゼンが理想ですね。





言うまでもありませんが,

MSWの自己満足的主張だと思われたら

致命的にOUTです。




人間関係の構築に関しては,

ギブ&テイクの考えで,

日頃から他職種に貸しを作っておくくらいの

したたかさが必要でしょう。




ここらへんの

組織内の立ち回り方の器用さ

というのもSWの資質として重要ですね。




とにかく,

医療機関においては,

患者の人権が奪われがちなので,




特に長期入院の患者や

自身の病気や障がいに困惑している人に対しては,

このようなサポートが必要だと思います。




おしまい。




☆本日の結論
「若手には難しいかもね。」

「虐待」の勉強会,無事終了しました。





この勉強会を経て,

あらためて

社会福祉士の皆さんにお伝えしたいのは,





「虐待による人権侵害」

この問題こそソーシャル・ワークの神髄と考え活動してほしい,

ということです。




社会福祉士のワークブックにも,

虐待4法が多くのスペースを割いて

書かれていますし。




という視点で,

特養等の生活相談員に

何が求められるかというと,




自分の施設の介護現場で

利用者が虐待されていないか日々チェックし,

もしその気配があれば,

その都度直接問題解決するなり,

職員教育(啓発活動)するなり,

といった介入をする

ということです。




逆に言うと,

現場のスタッフとグルになってしまわないように

ということですね。




もしその傾向が多いようであれば,

生活相談員を外付けの職員にせざるを得ない

ということになります。




おしまい。




☆本日の結論
「あそこには社会福祉士がいるから絶対に虐待は起きないはず!と言われる資格になりましょう。」


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