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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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これから年末年始にかけて、

飲み会やらなんやらで、

多くの人と会話をする機会が増えると思います。




そんなあなたに、

マニア学科流会話上達法

を伝授したいと思います。




さて、

会話が上手な人とはどういう人でしょう?




きっと多くの人は

・話が面白い人。

・周囲の人も楽しく会話が出来るような配慮が出来る人。


だと思っているでしょう。








私もそう思っています。








「話が面白い」

というのは、




単に

・笑える話

というだけでなく、

・興味が持てる話

・刺激になる話

・勉強になる話


という要素も含まれると思います。




TPOに合わせて、

それらを自在に操ることが出来れば、

理想ですね。




てか、

それが出来りゃ、

苦労はないのですが。




逆に、




・笑えねぇ

・興味ねぇ

・刺激もねぇ

・勉強にも何にもならねぇ

ような話をしてはいけない。





ということは理解&実践出来ると思います。




そういう話をアウトプットするくらいなら、

黙っていた方が遥かに良いです。




でもって、

仮に自分では

・笑える話

・興味が持てる話

・刺激になる話

・勉強になる話

だと思っていても、

以下のありがちなカテゴリに当てはまる内容だと

周囲は楽しめないので要注意です。




男性の場合

①下ネタ

②自慢話

③説教





女性の場合

④仕事や家庭の愚痴

⑤主語が「私」ばかり

⑥テレビや韓流の話題のみ





特に男性は要注意です。

世の中の良くしゃべる男性の97%は

①、②、③のネタに依存しています。




不真面目キャラは①

仕事で成功している人は②、③

というパターンが圧倒的に多いです。




逆に、

それらに依存せずに会話を組み立てている男性は

かなりのツワモノと言えるでしょう。




女性の場合、

周囲が「この人の話を聞いてあげよう」モードの時は、

④、⑤、⑥が炸裂しても問題ないのですが、

「皆で一緒に楽しもう」モードの時は、

これらの傾向は避けた方が無難かと思います。




上沼恵美子級のトーク力があれば別ですが。








でも、まあ、

女性の場合④、⑤を話してストレス発散するために

社交の場に出ているようなものですから、

それがダメってことなら行く意味ないですかね。




④、⑤がNGなら、

接客の仕事してんのと同じですから。




ま、だからこそ周囲の人にとっては価値があるんですけどね。




続く。




☆本日の結論
「①、②、③を思わず口にした時は、自虐オチでフォローしましょう。」

3名以上の場では、

会話の役割分担を意識した方が良いです。




①会話を作る人

②サポートする人

③イジる人

④ガヤるだけの人

⑤うなずくだけの人


という感じですかね。




まずは自分の得意な役割を自覚することです。

出来れば①、②、③の中で。




本来の自分の適性が分かれば、

それを極めていくだけの修行ですから、

とても楽です。





あせる気持ちもなくなります。




コミュニティの違いや、

会ごとの自分の立ち位置によって、

自分の役割を変化させることが出来れば、

理想です。




そのことを踏まえた上で、

以下の内容を参考にしてください。








知り合いが多く、

お得意の会においては、

頑張って①を買って出ましょう。




昨日の記事にあったNGネタなしで

会話を組み立てるのはとてもしんどいので、

もしあなたが上手く①をやり遂げると、

周囲の人は楽なので助かります。




しかも、

あなたが上手く隙なく会話を組み立てることで、

他の人のNGネタを封じることにもなります。




あなた以外の誰かが、

①を買って出て走り出したら、

しかも、その人の組み立てが悪くなければ、

無理せず、②か③の役割を選択しましょう。




Mキャラなあなたは②

Sキャラなあなたは③

を選択すれば無難です。




③が上手く機能すると、

①が自ら笑いを取りにいかなくていいので、

①は助かります。




但し、

③が目立ちすぎると悪人扱いされるので要注意です。

①にも嫌われてしまいます。

特に冗談が通じない①には慎重に対処しましょう。

どのみち③はスパイス程度にとどめましょう。




ちなみに、

①の組み立てがつまらなくて、

潰してやろうと思ったときは、

③か④を強烈にやっちゃいましょう。




会の雰囲気が不穏になるのが問題ですが…。




初心者には②をお勧めします。

②は、①が心地よく話ができるように心がけましょう。

そして、①がメンバーへの配慮を忘れた時に、

①の代わりに周囲に話を振ってあげましょう。




また、

会の傾向が読めず、

リスクを犯したくない時は、

②か⑤の役割をお勧めします。




その後、会の傾向が掴め次第、

①か②か③を選択するのがベターです。




以上、

こんなざっくりとした説明だけで、

内容が全て理解できた人には、

マニア学館黒帯を差し上げます。




続く。




☆本日の結論
「ソーシャルワーカーなら、②に見せかけて実は①という技を持っていて欲しい。」

今日は①について書きます。




「今日は自分が①を買って出よう」

という人が考えるべきことは、

・自分以外のメンバーの役割の確認

・話題の選択


です。




自分以外のメンバーの役割の確認

もし、自分以外に①タイプがいると、

ケンカしてしまうことになります。




なので、

そういう場合は最初から飛ばさずに、

まずは相手の出方を見て決めるのがベターです。




次に確認するのは、

②は誰か?ってことです。

①は基本②に対して話をしながら、

時々⑤に話を振る

というスタンスですから、




配席が重要になります。




仮に4人が真横に並んでいたとすると、

①⑤⑤②のような形がベストです。




もし

①②⑤⑤のような並びだと、

左側しか盛り上がらないし、

⑤に配慮するのが大変です。




ちなみに、

③と④はどこにいても絡んでくるので大丈夫です。




ただ、

③は⑤よりも寂しがり屋の人が多いので、

そこは配慮は必要です。




③がたまにイジッてきたときは、

しっかりと反応してあげましょう。




また、

①のテンションが下がるような③④⑤は、

敢えて遠ざけるというのも手です。

①のテンションが下がるということは、

会全体のテンションが下がるということですから。




①の本音は、

・②がいれば楽。

 ②がいればあとはどんなメンバーでもOK。 

・②がいなくて③だけはキツイ。ケンカになる可能性あり。

・②がいないのなら③より④の方がマシ。

・⑤が配慮すべき相手だとかなりしんどい。

・自分以外全員⑤だと地獄。


です。




話題の選択

①としてこれをミスるわけにはいきません。




しっとりトークでいくのか?

ハイテンションでいくのか?

仕事の話題か?

趣味の話か?

時事ネタか?

単なるバカ話か?


等など様々な選択肢があります。




その中で、

私が一番お勧めする無難な話題が

あるあるネタです。




「こういう人っているよねぇ」

「そういう人に限ってこういうことするよねぇ」

「こういう時って思わずこうなるよねぇ」

という感じで共感を誘いながら

話を展開していく方法です。




これに、

メンバー共通の仕事や趣味や価値観を

肉付けしていけばいいだけです。




但し、

この手法は愚痴や悪口になりがちなので、

必ず面白いオチや自虐ネタをセットにすることで、

ダークさを薄めていきましょう。





では、

検討を祈ります。




☆本日の結論
「無理して①に挑戦しないこと。特に②がいないときは。」

本日は、散歩研修を行いました。




その中で、

散歩中の会話テクの一つとして、




・単に自分の「感想」を述べる 60%

・「共感」を求める 30%

・「質問」する 10%


という構成を意識して、

利用者の五感を刺激するような声かけをするように

と伝えました。






相手に返事や反応を求める

「質問系」や「共感系」の連発は

利用者が負担に感じるので

避けた方が良く、




最も気楽な声かけである、

「感想系」を多くした方が良いのです。




※利用者の発言に対する共感はOK。




試しに、

新人スタッフ二人一組で、

まずは、

スタッフ側からの一方的な「質問」のみ

で会話するというケースを行いました。




「桜は好きですか?」

「もう散ったんですかねぇ?」

「寒いですか?」





案の定、

利用者役の人は、うんざりしていました。




次に、

「共感」のみで会話をしてもらいました。




「桜がきれいですねぇ。」

「桜が散ったら寂しいですねぇ。」

「ちょっと肌寒いですねぇ。」

「今日のご飯は美味しかったですねぇ。」





利用者役の人は、

さっきよりはマシだけど、

やはり鬱陶しがっていました。




最後に、

「感想」のみのパターンをやったのですが、

これはスタッフ側がかなり苦戦していました。




なぜなら、




独り言のような感想は、

通常、敬語を使わないからです。




なので、

「桜がきれいですねぇ。」

と、どうしても共感チックな言い方になってしまうのです。




相手が利用者でなければ、

「マジできれいじゃなぁ。」

とつぶやけばOKなんですけどね。




どうしていいか分からない新人スタッフたちは、

しどろもどろでした。




この場合、




実は、言い方は「共感系」と同じでも良いのです。




異なるのは、

声のトーンと方向性です。




では、お手本を示します。




「桜がきれいですねぇ。」




…。




文字では伝わりませんね。




要は、

今言っていることは、

あなたに答えを求めてないですから、

スルーしてもOKですよ。


という聞き方です。




つまり、

これって、

配慮なんですよね。




熱心な介護職にありがちな、

一方的に話し続けるスタイルというのは、

その配慮が欠けているわけです。




もちろん、

上から目線や無言ってのは論外ですが。




というわけで、

新人スタッフの皆さんには、

今からしっかりトレーニングしてもらい、




相手に負荷を与えることなく、

自然に感想を伝えるコミュニケーション


が上手くできるようになってほしいですね。




※ちなみに、これは食事中もかなり使えるテクです。




☆本日の結論
「お手本は、『ブラタモリ』のときのタモリの話し方。」


私、

挨拶の上手い人を尊敬しております。




この挨拶というのは、

「おはよう」なんてのじゃなくて、




では、一言ご挨拶をどうぞ、

と振られてしゃべるやつです。




急に振られたにも関わらず、

会の流れや、

メンバーの特性を考慮し、

礼儀を怠らず、

時事ネタもからませ、

ユーモラスも交え、

声の抑揚やメリハリをつけて、

「え~」も少なく、

噛まずに、

見事にしゃべってのける人を見ると、




この人って、本当に頭良いなぁ。

と尊敬します。




確かに、

場慣れというのもあるのでしょうが、




やっぱ、

ポテンシャルの違いかなとも思います。




緊張しなければ上手くしゃべれる

というわけでもないと思うし。




で、




疑問があります。




感心するくらい挨拶が上手い人は、

さぞかし頭も良くて、

会話のセンスもあるのだろうと思われがちですが、




私の経験上、

個別に会話すると、

とってもつまらねー場合が多いです。




不思議なんです。




でも、




なんとなく、




分かるような気がしてきました。




それは、




挨拶が上手な人は、




個別の会話の場面でも、




一方的なんです。




だから、




相手は面白くないんです。




さて、




この仮説は当たってますでしょうか?




いかがでしょう?




☆本日の結論
「なんか欠点がないと、不公平じゃん。」

これは特に老人ホームで言えることなのですが、




挨拶のときくらいならともかく、




他の場面で、

介護スタッフが笑顔で近づいてきたら、




多くのお年寄りは警戒します。




特に普段拒否の強いお年寄りは、

それだけで警戒します。




なぜなら、

「何の目的もなくスタッフが近づいてくるわけない」

と学習しているからです。




「絶対に何か企みがあるはずだ」と。




・水分を飲ませてやろう

・トイレに連れて行ってやろう

・風呂に誘ってやろう

・散歩に連れて行ってやろう




このような企みが。




それらの行為が好きなお年寄りなら

何も警戒する必要もないのですが、




だいたい、

スタッフが笑顔で近づいていくお年寄りというのは、

そういうのを拒否する人であることが多いのです。




逆に言えば、

拒否がない人に対しては、

さほど笑顔も作らず真顔で余裕で誘っていたりするわけです。




拒否られる可能性があるからこそ、

油断させようと笑顔を作っているわけです。




まるでマルチ商法やってる近所のおばさんのように。




さて、




案の定、今日も、

笑顔で近づいただけで警戒され拒否られましたとさ。




どうすればいいかって?




そんなの簡単です。




普段から、

何の用事も目的もないときに、

笑顔で近づいていけばいいのです。





で、




3回に1回くらいの割合で、

企みを実行すれば良いのです。




要するに、

デートしてもらおうと思ったら、

日頃からマメにメールしてないとダメよ。


ということです。




平日は連絡しても忙しい忙しいと言って、

まともに取り合わないくせに、

週末になって暇になったからといって、

いきなりデートに誘っても、

「あんたなんか何さ、

都合の良いときばかり連絡してきて!

知らない!」


ということのなるので、

この週末も、皆さん注意してくださいね。




☆本日の結論
「日頃の誠意ある行動が大切です。」

会話の癖

介護の仕事というのは、




利用者の話を積極的に聞くことよりも、

・話をさえぎる

・話をそらす

ことの方が多いような気がします。




悪意はないのですが、

業務の都合上、どうしてもそうなりがちだと思います。




てか、




そういうことが上手い人ほど、

プレーヤーとして評価されたりしそうです。




で、




そういうやりとりが癖になっているひとは、




上司になったとき、

部下に同じことをしているかもしれません。




介護の上司が

部下の話をまともに聞こうとしない傾向があるならば、

そういう原因も考えられるかもしれません。




☆本日の結論
「利用者の言葉を引き出そうとする介護士は、意外と珍しい。」

特養にきている実習生が、




利用者同士の会話を作り出そうとしているのだけど、

一過性のもので終わってしまい難しい。




と相談してきました。




私の応えは、

「それは理想ではあるが不可能」

です。




なぜなら、




心地良い会話をするためには、

①話す能力

②聞く能力

③配慮する能力


が必要になります。




運良く①と②の力を持っている入居者がいたとしても、

③がないのが通常です。




なので、

そういう方は、

一方的に話をしてしまい、

むしろ関係が悪くなったりします。




では、

仮に③も持っている人がいたらどうか?




おそらくそういう人は、

居室で一人でテレビを観て過ごすでしょう。




なぜなら、

他の入居者に配慮しながら話をするという

エネルギッシュな活動をするための

動機が弱いからです。





「なんでわてがそんなことせんといけんのん?

もう、しんどいわ。」

とう感じです。




もし、

①②③とも同じような能力を持っている人がいたとすれば、

その二人は会話を楽しむことが出来るでしょうが、




特養でその状況はかなりレアでしょう。




そういう人は、

在宅で家族と上手くやっていけるからです。




なので、

特養においては、

会話ではなく

ノンバーバルコミュニケーション

を意識した関係作りがテーマになります。




つまり、

「仮に会話がなくても、孤独でいるよりマシな関係」

を目指すわけです。




では、ノンバーバルな良い週末を。




☆本日の結論
「家族の面会が一番。」

コミュニケーションが上手な人って

どんなことが出来る人かと問われると,

まあ,色々あるのですが,

これから書くようなことが出来る人は,

間違いなくそういう人だと思います。




それは,




相手が上手く言語化できないことを

言語化してあげて,

尚かつ,

あたかも相手がその言葉を言ったかのように

受け止め承認することが出来る人。


です。




例)

「私の部下は,人に頼みごとをするときに,

なんだかんだ理由をつけるんだけど,

ほとんどのことが彼のミスが原因なんだよね。

なのに,それを言わずに頼みごとばかりしてくるから

なんかイライラするんだよね…。」




「なるほど,

部長はその人に謙虚さがないから

いつもイライラするんですね。」




「そうだよ,謙虚さだよ。

謙虚に自分のミスだって言えば,

皆気持ちよく協力できるんだよ。」




「なるほど,

やっぱ,サラリーマンにとって,

謙虚さって大事なんですね。

勉強になります!」




「そうだよ,謙虚さだよ。

君もよく覚えておきなよ。」




「はい!

ありがとうございます!」




このやりとりを読むだけだと,

この部長は随分間抜けに思えますが,

リアルだと自然に成立してしまいます。




参考にしてみてください。




☆本日の結論
「『オレが言語化したんだぞ』という顔を微塵も見せない。」

前回お伝えした

『ゴーン ガール』は,

境界性人格障害の話でした。




そういうことに興味のある方には

特にお勧めです。




2倍楽しめると思います。




てか,

ただでさえ通常よりも3倍面白い映画ですから,

6倍の面白さになります。




さて,




今日はコミュニケーションについてです。




よく,

耳の遠い利用者や

認知症の利用者に対して,

大きな声で話しかけている介護士を見かけますが,




あれは極力避けた方が良いと思います。




その姿は,まるで,

言語で伝えることに固執しているようにすら

映ります。




高齢者を対象とした介護現場においては,

まずは

非言語(ノンバーバル)で伝えることを優先すべきです。




これは,

対象者が,

耳が遠かったり,認知機能が低下していたりという

理由だけではなく,

もっと良い効果が期待できるからです。




非言語で伝えようとすれば,

自ずと

相手の正面に回り込み,

相手の目を見て

笑顔で,

謙虚に丁寧な動作をせざるを得ません。




この状況は,

利用者の心理をポジティブにします。

確実に。




逆に言えば,




そういうプロセスを無意識的に嫌がっている介護士が,

強引に言語で伝えようとしているのかもしれません。




そういえば,

大きな声で話している介護士ほど,

言葉遣いが乱れているような気もします。




そんなこんなで,

ノンバーバルコミュニケーションをお勧めします。




☆本日の結論
「新人スタッフには必須の教育」

昨日の記事の続きです。




ノンバーバルで伝えるというのは,

難しい作業であり,

知性が問われます。




例えば,




高級レストランにおいて,

「すみませ~ん!メニューもってきてくださ~い!」

と大きいな声で言う客は珍しいと思います。




ほとんどの客は,

周囲の状況を見て,店員とアイコンタクトして,

手を挙げて,謙虚な態度で呼び寄せると思います。




この一連の動作ができない人が,

強引に言葉でどうにかしようとするのです。




そんな風にガサツでエラソーな振る舞いは

安い居酒屋でやってくれ

と思われても仕方がないですよね。




そういう意味では,

ノンバーバルで伝えるということは

謙虚さ(品性)の表れでもあります。




知性的で謙虚な伝え方というわけです。




もちろん,

挨拶の時や盛り上げる時は

大いに言葉を出すべきですが,




利用者に対して

行動を支持するような時は,

特にノンバーバルでお願いしたいですね。




☆本日の結論
「言葉を制限させるべし。」

部下相手でも,

上司相手でも,

利用者相手でも,

家族相手でも良いのですが,




相手の話を聞く時に,

最も重要なことはなんでしょう?




カウンセリングやコーチングの領域でも

様々なスキルがありますが,

(ペーシング,おうむ返し,要約等)




本質的に最も大事なことは何でしょう?




それは,




相手の言いたいことを

徹底的に理解しようとする姿勢です。





多少表現を変えれば,




相手の話をとことん興味を持って聞く

ということです。




その姿勢さえあれば,

様々なスキルは自然に表出されます。




自然と,

より詳細により具体的にあらゆる角度から,

しかも相手が話しやすいように配慮しながら

話を聞こうとしますからね。




逆に言えば,

その姿勢がない状況で

スキルだけを駆使しても効果は薄い

ということですね。




大事なので繰り返します。




自分の聞きたいことだけを聞こうとする

のでなく,

自分の言いたいことに結び付けようとする

のでもなく,

相手の言い分を早々と分かった気になる

のでもなく,




相手の言い分をとことん聞き出そうとする姿勢です。




そういう姿勢の人と話をして

不快になる人はいないのです。





おしまい。




☆本日の結論
「この本質にたどり着くためにはスキルの習得と実践が必要だという矛盾もあります。」

特養の入居者で,

家族に会いたくても

現実的な諸事情により

なかなか会うことができない。




そういう方は多いと思います。




この場合,

ケアプランとしては,

・現実的なアプローチと

・心理的なアプローチの

二つが求められます。




現実的なアプローチとしては,

・あらためて家族に面会を要請する

・家族と電話できる機会を設ける

等でしょうか。




一方の心理的なアプローチとしては,

・いつか必ず家族が面会に来ることを伝え励ます

・きっと家族も心配しているということを伝える

等でしょうか。








んなわけないですよね。





ここはまさに共感的理解の場面であり,

・家族に会いたくても会えない気持ちを共有する

という姿勢が大事だと思います。





現実的,心理的,

このどちらの介入方法も重要ですね。




プランナーによっては,

どちらかだけの介入に偏りがちなので,

意識しておいた方がよいです。




おしまい。




☆本日の結論
「後者の方法は家族同意のケアプランにも堂々と書きましょう。一石二鳥です。」

来年以降,

皆さんのカンファレンスが

より垢抜けたものになるために,




使用頻度の高いカンファレンス用語の

正しい使い方をお伝えします。




本日は,以下の5つの用語です。

・可能性

・蓋然性 (がいぜんせい)

・確率

・ハザード

・リスク




これらの言葉は,

似たような意味をもっているだけに,

かなり混同して使用されています。




まあ,

蓋然性という言葉を使っている人は

珍しいと思いますが…




しかし,

この言葉を押さえておかないと,

他の言葉を間違って使用することになります。




では,順に説明します。




可能性とは,

「ある」か「ない」かを問うものです。




人生の中で宝くじで1億円当たる可能性は?

という問いに対しては,

「ある」

ですね。




ただ,

その蓋然性はかなり低いと思います。




このように,

蓋然性とは,

その出来事が発生する見込みの度合いを

「高い」か「低い」かで問うものです。




ちなみに,

蓋然性をより具体的に数値化したものを

確立と言います。

毎年宝くじを10枚買い続けたとして,

「平均寿命までに1億円が当たる確立は0.001%」

という感じです。




ここまでのおさらい。




・可能性が高い(×) → 可能性はある

・可能性がないに等しい = 蓋然性がかなり低い

・蓋然性は70%(×) → 確立は70%




次に,

ハザートについて。




これは,

一般的には日本語で「危険物」や「危険要素」と言いますが,

よく「リスク」と並行して使用しますので,

カタカナ用語として揃えるとハザードとなります。




例えば,

原発ですが,

その存在自体は明らかにハザードです。




しかし,

原発から放射能が漏れる可能性が「なし」であれば,

リスクもゼロとなります。




実際は,

放射能が漏れる可能性は常に「ある」わけで,

その蓋然性がかなり低い

という状況ですね。




リスクとは,

ハザードの強さ×蓋然性で計算されます。




原発の場合だと

放射能による悪影響 × 三世代のうち1回位被害に合うかも

という計算をします。




これは多くの人にとって,

かなりリスクが高い

という結論になりますね。




仮に,10年に1度程度の確率だったとしても,

放射能の悪影響がほとんどなければ,

リスクは低いと判断されます。



ここまでのおさらい。




・リスクがない(× )→ リスクは極めて低い

※リスクがないと言い切れるのは,
  それがハザードでないか,
  問題発生の可能性がゼロの時だけ

 

・戦争の可能性が高いのなら自衛隊員にはリスクがある(×)

→戦争の蓋然性が高いのなら,自衛隊員のリスクも高い(○)




さて,

以上の言葉の使い分けができると,

カンファレンスのやり取りも変わってきます。




フロアにある観葉植物って,

入居者が異食する可能性があるから

撤去しない?





というありがちな問題提起に対して,




「いや,その可能性は低いでしょう!?」

と言ってしまっては,

いきなり間違った表現になってしまいます。




この講座を読んだ人は,

以下のように言ってみましょう。




特養ですから,

確かに異食の可能性は「なし」ではなく「あり」ですね。

ただ,現状は,

そのフロアに異食傾向のある入居者は見当たらないので,

異食の蓋然性は極めて低いと考えられます。

また,

観葉植物は,異食という視点では

ある意味ハザードと考えられますが,

仮に異食が発生した場合,

入居者の身体に対する悪影響のリスクは

洗剤やポリデントと比較すると

かなり低いと思います。

つまり,

異食の可能性はあるものの

蓋然性もリスクも低いので,

観葉植物がもたらす

入居者やスタッフへの心理面への良い影響を考慮すると

撤去という結論には反対です。





おしまい。




☆本日の結論
「良いお年を!」

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