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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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今年のGWはいつもに増して退屈なオーラが充満していますね。

こんな日に仕事ができることに感謝です。

家で暇してたら、絶対に情緒不安になっていたでしょう。

そういう意味でも介護の仕事っていいですよ。

介護スタッフはGW後に、世間の隙を付いて遊ぶのです。




さて、本日は

介護の仕事のやりがい

についてです。




「やりがい論」の前に、

2週間に渡って連載したコミュニケーション論

いかがだったでしょうか?




いざ活字にしてみると当たり前のことばかりで

画期的なことなど何一つなかったですね。

しかし、その当たり前のことが当たり前に出来ないから

全国の老人ホームの入居者が元気になれないのであり、

このような当たり前のことすら、

かなり意識しないと実践出来ないのが

介護の仕事
なのだと思います。




良い施設を作り上げるには、

画期的なアイデアやスーパープレイも必要だけど、

どんなスタッフでもやろうと思えばできる当たり前の仕事を

一つ一つきちんと高いレベルでこなしていくこと


土台として重要になると思います。




しかし、

良い施設を作るために最も必要なことは、

知識・技術・ノウハウではなく、

ビジョンです。

理念という言葉でもいいです。




ビジョンがなければ

やりがい」もないです。


では、介護の仕事における

ビジョンとは何か?

やりがいとは何か?




今日からは、

そういう深~いテーマを扱ってみようかと思います。

人によっては、うざ~いテーマですが。




考えてみてください。

そもそも、今後の日本において、介護の仕事って何のために存在し、何を目指すべきだと思いますか?

心身の弱った人の世話をするため?

家族を介護地獄から救うため?




確かにそれらは「ありがとう」の対象になる「行い」なので、

それ自体にやりがいを感じる人は多いでしょうが、

「それだけではモチベーションを維持するのは難しい」

という人もいるのではないかと思います。




こちらのサイト

日本を代表する企業のビジョンが描いてあるので覗いてみてください。

ピンとくるビジョンもあれば、

抽象的すぎて分からないものもあれば、

意味不明なものもありますね。




ちなみに、社会福祉法人や介護系企業のビジョンは

綺麗ごとばかりで全くピンとこないというのが特徴です。

「地域福祉のために」

「お年寄りの人権尊重」

「人々の幸せのために」

という感じのものが多いようです。




やはり、ビジョンとは、

分かりすくて、

ワクワクするもので、

プライドが持てるもので、

オリジナリティーがあって、

多くの人が共感できるもの


が良いと思います。





例えば、

ウォルト・ディズニー

ディズニーランドに対するビジョンは

「夢と魔法の王国」

「パークを訪れる全ての人が、現実を忘れ、幸せな時間を過ごせるためにはキャストはどんな努力でも惜しんではいけない」


というものです。

このビジョンの存在が

ディズニーランドを常に一流企業にしている所以だと思います。




私自身これを書きながら、

「もし自分が失業中の身だったら、すぐにでもディズニーランドに履歴書を送るかも」

というくらいワクワクしてしまいました。




老人ホームもこのように分かりやすくワクワクするビジョンを掲げることができれば、

介護の仕事も「やりたくない仕事」から「憧れの仕事」へと変わっていくのではないでしょうか。




明日に続く。




☆本日の結論
「従業員はおろか、経営者すら確かなビジョンを持っている人は少ない。」

今日は曇りですが、

あなたの会社のビジョンは曇っていませんか?

昨日に引き続き「やりがい論」です。




介護の仕事に限らず、

仕事にこれといったビジョンがなければ、

食うため

稼ぐため

ということがビジョンになってしまいます。

それでは、仕事人としてのQOLが低いですね。

「やりがい」どころか、

単なる労働者というメンタリティーになってしまいます。




そもそも、

その程度のビジョンしかなかったら、

仕事において、十分にポテンシャルを発揮することは難しいでしょう。




また、

ある程度、食えるようになったら、

ある程度、稼げたら、

そこから先の目標がなくなってしまいます。

目標がなくなると、仕事をする上で情緒不安定になってしまいます。




逆に、業界の景気が悪くなって、

稼げなくなったら、途端に、

や~めた

となってしまうのではないでしょうか。




あるいは、

仕方なくこの仕事を続ける

という状態に陥ってしまうのではないでしょうか。




「やりがい」というのは

そういうベースの上には存在しにくいものだと思います。




ビジョンが定まっていれば、

景気が良かろうが悪かろうが、

困難なことがあろうとなかろうと

楽しくいきいきと仕事ができると思います。





なので介護の仕事に「やりがい」を求めるのなら、

介護の仕事に対して、どういうビジョンを描くことができるのか

ということがポイントになります。




だから、

単に、食うため、稼ぐために、介護の仕事をしている人に

「やりがい」を持てと言っても、無理な話なのです。





しかし、一人ひとりの介護士に「ビジョンを持て!」

と言っても、それは不可能に近いですね。

ビジョンなんて、そんなに簡単に持てるものではありません。

もし明確なビジョンを持っている人がいるなら、

今スグに起業することをお勧めします。





なので多くの介護士に出来ることは、

会社なり法人なりのビジョンを手助けすることです。




会社のビジョンに共感し、

そのビジョンの達成のためなら全力で仕事が出来る

と思ったら、

迷わずその会社に就職すべきです。




もし、ビジョンを確認することなく就職したり、

そもそもビジョンのない会社に入ってしまったなら、

その人は「やりがい」を持って仕事をすることは難しいでしょう。





給与や休みや通勤距離だけで職場を選ぶと、

そういうことになってしまいます。

アルバイトやパートならともかく、

正社員として入社するのなら、

そういう職場の選び方は良くないですね。




知り合いの介護士に聞いてみてください。

あなたの会社のビジョンは何?」と。

もし、すらすらと答えられたら、

その会社は素晴らしいだろうし、

そのスタッフもやりがいを持って仕事が出来ていると思います。




明日は、今後の介護業界のビジョンについて書きます。




☆本日の結論
「本日の記事は全く理想論です。しかし、大事なことです。特にこれからの時代は。」

さてと、一週間が始まるか!

と思ったら今日は木曜日でした。

ということは、明日出勤したら、もう週末。

なんだか得した気分になりますね。

なりますか?




さて、本日も「やりがい論」です。




多くの一般企業の場合、

利益を追求している姿があまりにあからさまなので、

むしろその実態をごまかし、

少しでも世間の共感を得るために、

聞こえの良い理念(ビジョン)を掲げているのか?

とすら思ってしまいます。




さすがに、社名まで挙げることはしませんが、

業界で言えば、

消費者金融や土木・建築業界などは

ビジョンそのものに無理があるように感じます。

検索すればすぐに出てくるので、

暇なときにでも調べてみてください。

(例:「消費者金融 理念」で検索!)




その点、

介護業界(もっと大きなカテゴリーで言えば「福祉業界」)ほど、

ビジョンを掲げやすい業界はないと思います。


教育業界と双璧です。




逆に言えば、

介護業界なのにビジョンが明確でないという状況は、

かなり「痛い」です。




せっかく世間の人が納得するビジョンを掲げやすい業界なのだから

内容が薄いものや抽象的過ぎるものでなく、

分かりやすく具体的なものを掲げてほしいものです。




仮に企業理念は抽象的な言葉でお茶を濁したとしても、

せめて、

USP

行動指針(クレド)

あるいは

部署ごとのミッション

という部分では

バシッと具体的に示すべきだと思います。





なので、

そういうものの文面には、

良くありがちな、

「人権」

「誠意」

「利用者本位」

「真心」

「笑顔」

「家庭的」

「プライバシー」

「QOL」

「幸せ」

「愛」


というキーワードは安易に使ってほしくないですね。




もしそれらのキーワードを使うのなら、

「24時間のうち12時間以上笑顔で過ごせるサービスを創造します!」

くらい具体的な文章にしてもらいたいです。




そういう視点で介護企業や社会福祉法人のビジョンを探してみると

やはり、なかなかピンとくるものがないことに気が付きます。




こういうことからも、

どの業界よりも「やりがい」を感じやすい職業にも関わらず、

やりがいが感じられない

あるいは、

やりがいが上手く表現できない

という状況を招いてしまっているのは、

介護業界のビジョン対する考えの甘さ

だと言えるのではないかと思います。





そこで

マニア学科からの提案です。




今後の日本の状況を踏まえた上で、

介護系の企業及び法人は

これからは、以下のようなビジョンを掲げてみてはいかがでしょうか?



「介護予防を徹底し、入院患者をゼロにする!」

「認知症にならない町づくり!」

「介護保険制度がなくても困らない地域作り!」

「家族が面会に来たくなる老人ホーム№1」

「日本一入居者が明るい老人ホーム!」

「日本一老人が活発な地域に!」

「楽しく介護が出来る方法を追求し続けます!」





いかがですか?

こんな感じのビジョンを示してもらえたらワクワクしませんか?

そのビジョンの実現のために協力したくなりませんか??

そこに「やりがい」があるような気がしませんか???




少しはそう思っていただいた方も、全くそう思わなかった方も、

最後まで読んでくださって、ありがとうございます!




☆本日の結論
「介護を取り巻く状況がこれだけ変化しているのだから、ビジョンも変化していくべき。」


やっと花粉が気にならなくなりました。

今日から梅雨までが私にとっての春です。

一日たりとも無駄にぜず、どのように過ごすか?

まずは、そのライフビジョンを定めないといけないですね。

というわけで、今日も「やりがい論」です。




昨日の記事で、

介護系会社及び法人(以下「組織」)における

具体的なビジョンの重要性について書きました。




もし、組織のビジョンが具体的且つ素晴らしいものになったなら、

次の作業は、

そのビジョンを達成するために

各部署のミッションを決定することです。

さらには、

その部署に属する個々の従業員のミッションの決定です。





そういった多くのミッションのベクトルが

全てビジョンの実現という方角を向いていたなら、

爆発的な力を発揮することでしょう。




なので、大きな成果を上げる組織は

介護士一人ひとりが、

自らのミッションを自覚している
はずです。




逆に、成果が上がらない組織は、

部署ごと、スタッフごとに、

仕事の方向性がバラバラのはずです。

どんなにスタープレーヤーを揃えても

そんな組織では何も出来ません。

このことは、介護施設における看護師の存在を例にして、

kinsanブログにも書いてあります。




自分の働きにどういう意味があって、

それが結果的にどういう成果をもたらすのか、

そしてその働きがしっかりとビジョンの実現(夢)につながっている。


こういうことを自覚しているスタッフに

「やりがい」がないはずがないですね。




なので、トップは介護リーダーに

介護リーダーは一人ひとりの介護士に

「あなたのミッションは○○だよ。」

と伝えていかねばなりません。

もちろん、

そのミッションとビジョンの関連性も

分かりやすく伝えていかねばなりません。





これは、リーダーの役目としてかなり重要です。

このことを伝えずして、

褒めたり叱ったりしても無意味です。

なぜなら、

褒めたり叱ったりする根拠も

ビジョンとミッションに依るところが大きいからです。

(明らかに人間的に、社会的に間違っていることを叱るときは関係ないですが。)




逆に言えば、

ミッションを伝えずして叱るというのは、

上司にとって都合が良いだけで、

部下にとっては、混乱するばかりか

上司への信頼が低下する原因にもなります。




話は少々それましたが、



何が言いたいかと言うと、

組織の中で働く者の「やりがい」というのは、

そういうマネジメントがあってのもの
だということです。




なので、

組織としてのビジョンもない。

従業員にミッションも伝えてない。

そんな状況で、

「もっとやりがいを持って仕事してよ!」

というのはあり得ないということです。




「福祉の仕事だからと言って、誰でもかれでもやりがいを持っていると思うなよコノヤロー!」

ということですね。




また、リーダーとして最も愚かなことは、

ビジョンも掲げず、ミッションも与えないままに、

単に給与を増やしたり、仕事を楽にすることで、

安易に「やりがい」を与えようとする行為です。




それは組織もスタッフもダメにするだけです。

怠け者スタッフを多く生み出すだけです。




給与や福利厚生は、本来、

ミッションの達成への動機付けに用いられるものです。

さらなるミッションの達成、

さらなる大きなビジョンの実現への

投資なのです。




ビジョンなき投資とは、

車が走らないところに高速道路を作るようなものです。

要するに無駄です。




こういうことを考えていくと、

「介護の仕事のやりがいって何?」

という質問自体が意味不明ということにすらなりますね。

仮にその問いに答えることが出来たとしても、

最大公約数的な非常に薄味のものしか出てこないでしょう。




☆本日の結論
「もろビジネス書のような内容になっちゃった…。介護への例えが少な過ぎる。反省。」


元気を創る!

この会議にいったい何の意味があるのだろう?

これだけ大勢のスタッフが揃うのだから、もっと有意義な場に出来ないか?

昨日の全体会議の間、こんなことばっかり考えていました。

でも、そのおかげで、

グッドアイデアを閃くことが出来たので良かったです。

早速来月から変えていこうと思います。

本日も懲りずに「やりがい論」です。




今日は自分とこの話です。




元気の家のビジョンは

「元気を創る」

です。




元気の家という老人ホームは

元気を創る場所なんだ


というメッセージです。




入居者を元気にし、

家族も元気にし、

スタッフも元気になる場所。




そういう介護を目指しています。




そして、

その元気は施設ばかりでなく、

地域も元気にします

さらには日本も

とうとう世界をも。




不可能を可能にする介護の仕事には、

それくらいのパワーがあるんだよ、

というメッセージです。




もうだめか…と思われていた認知症の方でも

元気の家では目的を持っていきいきと生活出来る。

このことは、

もうだめか…と思われるような経済不安の中でも

ポジティブに現状を打開していこうというエネルギーを生みます。




身体障害や認知症という状態でも、

いきいきと意欲的に生活する姿を

世の中に見せつけることにより、

人々に勇気希望を与えます。




まるで小橋健太のように。




介護保険が崩壊しようが、

岡山が夕張市のようになろうが、

超少子高齢化の時代になろうが、

新型インフルエンザが流行ろうが、

レギュラーが1L300円になろうが、

瀬戸内海にテポドンが飛んでこようが、

浅田真央ちゃんがトリプルアクセルに失敗しようが、

元気の家は、常に元気を生産し続ける場所でありたいです。



こんなことを本気で思っています。

ちなみに、何かの信者ではありませんので。




とにかく、これが私のやりがいです。




自分もお年寄りも地域も日本も世界も元気にしたい!

という方は、元気の家に集まれ!!




☆本日の結論
「元気が一番」

暑い。

いきなり暑くなったので、

ちょっと自律神経がおかしいような気がする

そういえば、昨日(5/9)の合同就職説明会も熱かった。

というわけで、

本日は「やりがい論」就活編!




昨日、私たちのネットワークが主催する

合同就職説明会を開催したのだが、

なんと、260名もの学生がやってきた。




去年の同じイベントは、

確か30名くらいだったような気がする。




この違いは何?




確かに今年のイベントはPRも上手く出来たし、

新たに導入した送迎シャトルバスも好評だった。

しかし、それにしても違いすぎる。




やはり、理由は世の中の状況だろう。




去年の介護業界は、

コムスン事件に端を発した

ネガティブ情報の雨あられ。

「給料安くて、労働きつい。報われない仕事。」

「介護の仕事なんてやるものではない。」

という風潮が世の中を覆っていた。

なので30名。




今年はというと、

一般企業が軒並み不景気で、

内定取り消し、派遣切りという

ネガティブ情報百裂拳!

一方の介護業界は、

不況のためにリストラされる人なんていないし、

収入も安定しているので、ボーナスも例年通りもらえている。

さらには、政策の良し悪しは別として、

介護職員の給与UPというムーブメントまで起きている。

結果的に、不況に強い福祉業界ということで、

とてもポジティブなイメージが生まれている。

だから260名。




介護系の短大や専門学校も、

去年までは、規模縮小、

さらには募集を停止するところもあったが、

今年に入って、入学者が激増したらしい。




このような変化は、ほとんど全て、

マスコミによる情報操作と

日本人得意の集団催眠心理


によるものだろう。

(太平洋戦争以来全く学習していない!やばいぞ!)




だって、

去年も今年も介護業界がやっていることは

全く変わっていないのだから。





就職の決め手は「やりがい」だと答える学生は多いけど、

「去年より今年の方が『やりがい』が増しています。」

という施設はない。





このことからも、

世間の多くの人が叫んでいる「やりがい」の正体は、

実は何の根拠もない「そのときの気分」だということが分かる。




まあ、100歩譲って、

学生自身がそういう心理であることは

仕方がないとは思うのだが、

教員や親に対しては、

「おいおい!」と思ってしまう。




なぜなら、学生の心理を構築しているのは、

教員や親から発信される情報
なのだから。




去年までは、介護系学校の教員にも関わらず、

介護業界に進むのはやめておけ。」

と学生に言っていた人もいた。

なのに今年になったら、途端に、

一般企業は厳しいから、福祉で決めろ!」

と言い始めるのはいかがなものか?




あなたたちプロまでもが、そういう視点でしか

介護の仕事を捉えることが出来ないのか?




介護の仕事の本質的な面白さを伝えたり、

「やりがい」について、学生と一緒に考えたりするのが

教員の本来の姿ではないのか?


就職さえできれば何でもいいのか?

そんな浅はかな根拠で去年一般企業を勧めた学生に、

今、いったいどんな顔をして会うのか?




親のアドバイスも微妙だ。

自分の子供がやりたい仕事、

適正のある仕事を見極めて、

助言するのが親の役割だろう。




なのに、そのときそのときで

猫の目のように変わっていく景気や流行に踊らされて

大事な子供の就職先を狂わしてしまってどうするのか?




「この子は介護の仕事が好きだし、向いているな。」

と思えば、仮にそのとき介護業界がどんな状況であれ、

その子は楽しく仕事が出来るし、成功できるに決まっている。




逆に、

大して介護が好きでもないし、向いてもいない子を、

不況に強いからと言って、介護業界に送り込んでも、

結局、嫌な思いをした挙句に退職してしまうのではないのか?

で、そのミスマッチの原因をまたしても「介護業界」に押し付けるのか?




せっかく、職業選択の自由というありがたい世の中なのだから、

介護の仕事に限らず、仕事を決めるときは

本人の性質と仕事の性質を良~く見極めて、

ポジティブにチカラを発揮できる環境に送りこんであげて欲しいと思う。




超少子高齢化のこれからの時代、

彼らが大いに活躍してくれなければ、

日本の未来はないのだから。




今回の件で、

今後何十年と続く仕事人生を左右する

最初の就職先を決めるという作業を、

「今」の状況だけをみて安易に決めることの

危うさと滑稽さをあらためて感じた。




話を合同説明会に戻す。




こういうことを考えれば考えるほど、

去年ぼ参加者は、たったの30名だったが、

彼らの信念の強さには恐れ入る。

きっと今頃は、バリバリと活躍していることだろう。

あるいは、「ラッキー!」とほくそ笑んでいるかもしれない。

なんせ、競争率が超低い状況で好きな施設に入社できたのだから。





で、今年の260名をどう評価するか?

介護にさして興味はないが、周囲の勧めもあって、

なんとなく合同説明会に来ただけなのか?

あるいは、今までの卒業生も含め、

元々福祉系学生の中には、福祉業界へという意向が強かったけど、

去年まではネガティブな雑音にかき消されてしまっていただけなんだと捉えればいいのか?




これから、そこをしっかり見極めていくのが人事担当者の仕事になる。




また、私たち介護業界の住人も、

どのような時代であれ、

明確なビジョンを打ち出し、

多くの学生に「やりがい」を提案し続けていかなければならない。


それが何より大事だということは言うまでもない。





最後に、

学生や子供一人一人の特性を見極めたうえで、

時代に流されず的確なアドバイスを送っている

教員や親も、当然大勢いることを付け加えておく。

特にマニア学科の読者であるあなたは間違いない。




☆本日の結論
「である調の文章って気持ちいいなぁ。」

この写真の方↓をご存じですか?

今、日本の介護業界の中で超熱い人です。
 
講演のために、はるばる倉敷までやってきてくれました。

 tujikawa




本日のテーマは、

昨日、この方とのトークでも話題に上がった

社会福祉法人

です。




社会福祉法人とは何か?

よくご存じない方は、まずこちらのサイトをご覧ください。

要するに、普通の営利企業との違いは、

常に行政に管理監督される立場だけど、

その代わりに税金の免除のような優遇措置もあるよ、

というものです。




社会福祉法人(通称「社福」)の問題としては、

優遇されているにも関わらず、

それに見合った仕事をしていない


という面があります。




つまり、

多くの役所や第三セクターみたいになってしまっている

ということです。




もし、社福が本気で福祉事業に取り組めば、

中小の営利企業なんて逆立ちしてもかなわないだけの

ポテンシャルがあるだけに、惜しまれる部分です。




そこで、

今日はマニア学科の緻密な分析による

良い社福悪い社福を書き出してみます。




まずは悪い社福から。


・幹部が全てオーナー(理事長)の身内で固められているので、どんなに能力があっても絶対に出世出来ないシステムになっている。

・しかもその幹部たちには悲しいくらいに能力がない

・だが、役所のご機嫌をとる能力だけはしっかりとある。

なので、常に利用者よりも役人の顔色を見ながら事業をしている。

・よって、新しい取り組みやリスクのある取り組みはすべて却下。

経営上の最大のビジョンは、無事に監査をクリアすること

・オーナーが医師や議員である場合、福祉事業よりも病院経営や議員活動の方が圧倒的に優先される。

というか、最初から福祉事業にビジョンがない。




・オーナーが医師の場合、老人ホームのベッドは母体病院のベッドの付け足しという位置づけになっている。

・母体病院に空きベッドが出来たら、必要もないのに老人ホームの入居者が入院するというシステムがある。

・老人ホームにも関わらず、母体病院から天下った看護師が権限を持っているので、優秀な介護スタッフはもれなく去って行く。

・特養の場合、経営悪化の最大の理由が、異常に高額な嘱託医(オーナー)への給与であったりする。




・オーナーが議員の場合、選挙時は確実にスタッフが駆り出される。

・そのときに入居者へのサービスが低下しても、全く問題視されない。

・認知症であれ、寝たきりであれ、入居者の一票は全て、オーナーである議員へと入れられる。

・仮にそれを強制しなくても、施設内に他の議員のポスターがないので選びようがない。

・選挙時は、特養の事務所なのか選挙事務所なのか分からなくなる。




・オーナーが建築会社の社長の場合、建物のクオリティーの割に建築費が異様に高い。

・オーナーの建築会社の経営が苦しくなると、特養の修繕工事が始まる。

・オーナーが乗り回している高級車は、帳簿上はデイサービスの送迎車という扱いになっている。

・オーナーの愛人が組織内に入り込んでいる。

・しかも、介護主任よりも給料が高い。

・行きつけのスナックには、夜勤手当よりもはるかに高価なブランディーが法人名でキープされている。

・一応肩書は社福の理事長なので、スナックでは「先生」と呼ばれている。この呼ばれ方は「社長」よりもうれしいらしい。

・事業展開をする上で、箱作りを伴わない事業(訪問介護等)には全く興味を示さない。

・建築会社は、特養の設立は地域福祉のタメではなく、建築業界への景気対策だと思っている。




・施設長が天下りの役人の場合、施設は完全に役所と化す。

・自治体によっては、特養の認可と天下りの受け入れとが交換条件になっている。

・天下り施設長は全く仕事が出来ないので、実務を司る副施設長という人材が必要になり、人件費を圧迫する。

・天下り施設長は、「私は介護に関しては全くの素人なので」と平気で言う。

・天下り施設長がいても、監査は容赦なく受けるので、いよいよ存在意義が分からない。

・天下り施設長は、退職金規定に異常な関心を示す。

・天下り施設長は、土・日・祝と休んだ上に、水曜日あたりに有給休暇を取る。

・そのくせ、なぜかしんどそうにしている。

・自分だけ有給をとるのはさすがにマズイとおもうのか、スタッフにも有給の取得をしつこく勧める。

・その結果、入居者へのサービスがどうなるかということまでは、微塵も考えていない。

・天下り施設長は能力給を異常に嫌うので、その施設は「頑張らないスタッフ」の安住の地となる




・介護保険前から特養を経営している社福は保留金が何十億円とあるにも関わらず、必要な車椅子を一台買うことに躊躇する。

・腐るほどお金があるにも関わらず、いまだに利用者やその家族に寄付金を求める。

・大金を非課税で保留しているので、実は介護報酬が減っても痛くもかゆくもない。なので危機感もない。

・危機感がないから、経営陣の脳は完全に廃用症候群を引き起こしている。

・地域の中で知名度だけはあり、お客さんには困らないので、完全に殿様商売になっている。

・だから、事務員の愛想が悪くても問題視しない。

・経費削減という名目で、玄関や食堂の照明をOFFにしている。

・それだけやりたい放題しながら、必死で努力している営利企業の悪口を言う。





今日はこの辺で止めておきます。




もちろん、多くの医師や議員や建築会社社長のオーナーや

天下り施設長はそんなことはないですよ。

と、一応フォローしておきます。




良い社福については明日書きます。




☆本日の結論
「あくまでブログなんで

今、零時を過ぎて5/14になった。

どうやらこの時間までは、昨日のブログに対するクレームはないようだ。

とりあえず、ひと安心。

田母神さんみたいにならなくてよかった。




では、クレームが来る前に、

今日は良い社会福祉法人(社福)について書きます。




私は、

社福の最大の強みは、地域性にある

と思っています。




例えば、営利企業なら採算が合わなければ事業を撤退することもありますが、

社福の場合、それはあり得ません。




なぜなら、社福の場合、

基本的に法人や資産の売却が自由に出来ないルールになっているからです。

もし、途中で事業を中止した場合、それまでの先行投資がパーになります。

なので、いったんその地域で事業を始めたら、やり通すしかないのです。

事業を始めた瞬間に、地域と運命共同体になるのです。




その「背水の陣」の覚悟こそ、

社福のリスクであると同時に、最大の強みだと思います。

何があっても絶対に逃げない企業なので、

地域からの信頼は高いのです。





また、逃げられないだけに、

社福、及びそのオーナーは地域に嫌われるよなことは出来ません。


地域の溝さらいの日には、オーナー自ら鋤簾を持って出陣します。


地元の学校のPTAの依頼も安易に断ることはできません。


運動会や夏祭り等の地域のイベントの際には、

有無を言わさず協賛金を差し上げなければいけません。


地元の老人会が新年会をするから特養のホールを使わせてほしい

と言ってきたら、気持ち良くお貸しし、接待もします。

カラオケのマシーンも「どうぞ使ってください。」


地元の方が就職を希望したら、大きな問題がない限り採用します。

仮に不採用とする場合は、目一杯の誠意を伝えます。




そうやって築き上げた地域との信頼は絶大で、

地域全体がその社福の応援団と化します。

醍醐桜縄文杉かというくらい地域に根を張っています。




なので、福祉事業に関しては、

その地域内で営利企業が勝負を仕掛けても

玉砕されるだけです。




しかし、

実際はいくらでも付け入る余地があったりします。

それは、昨日の記事でも書きましたが、

ビジョンのなさ

危機感のなさ

向上心のなさ

戦略のなさ

やる気のなさ

頭のなさ


などからくるものです。




せっかく地域に根差した醍醐桜も

ウドの大木」になってしまっていることが多いのです。




そんな中でも、良い社福とは、


・さほど利益を意識しなくても継続できる稀な組織なので、利益を度外視したビジョンを掲げている。

・理想とも思えるビジョンを本気で追っている。

・地元の利を生かし、ボランティア活動を推進している。

・その活動を生かし、福祉施設の利用者のQOL向上につなげている。

・同時に地域住民の元気も生み出している。

地域に開かれた施設運営を展開し、施設入居者の孤独感の解消に努めている。

・安定した経営状態をバックに、営利企業が嫌いがちな低所得者へのケアを積極的に行っている。

・運営も安定しているので、地に足がついたスタッフ育成をしている。




・地域の拠点となり、地域を元気にするビジョンを掲げている。

・将来、行政や制度に頼らなくても困らない地域づくりを目指して活動している。

・高齢者や障害者の役割や仕事を生み出そうと頑張っている。

・採算度外視で、制度だけではカバーできないニーズを埋めようとしている。

・地域の中で重要な社会資源になっている。




このような綺麗ごととも思えることを本気でやっている社福に

営利企業が勝つことは難しいでしょう。

だって、絶対に真似できないことばかりだもん




しかし、これらの綺麗ごとは単なる慈善事業ではなく、

長期的には、法人にきっちりとリターンされることでしょう。

この姿こそ、地域と支え合いながら存続するという

理想的な企業像なのです。


社福に与えられている特権は、

その理想を追求するためにあるものだと考えるべきです。




残念なのは、

このような社福を見つけることは

四ツ葉のクローバーをみつけるくらい困難だということです。




☆本日の結論
「昨日の記事のような社福やったら、マクドナルドを見つけるよりも簡単やで。」

本日、介護スタッフを対象とした写真研修を行いました。

特養の仕事をしていく中で、

良い写真を撮ることの必要性を強く感じているからです。

良い写真を撮ることは良いサービスを生み出すことにつながります。

写真が上手いということも介護職の専門性のひとつだと思います。




写真ケア論については、また後日触れるとして、

社会福祉法人(社福)論の続きです。




この社福論は昨日で終了する予定だったのですが、

昨日の記事に対して、レギュラーコメンテーターのジオナさんから

以下のようなコメントをいただいたので、

今日は、このことについて書きたいと思います。




社会福祉法人が理想の企業像という認識には、少し違和感があります。

一般企業は、事業存続のため利益を追求します。

人間が、生きるために、生命を食べているのと同じ原理です。

社会福祉法人は、きっと陰徳を追求するべきなのだと思います。

そもそも、福祉事業そのものが、好んでやりたがらない事業であり、

福祉事業に利益は必要ないはずです。




また、社会的に本当の意味で必要なものかどうか分からなくなることがあります。

老人が増えることにより、介護施設を増やすというのは、

本当に社会的に必要なことなのでしょうか?

もともと住む家がある人に

介護施設という新たな建物を立てる必要があったのか?




明らかに、福祉事業には政策的意図があり、

それがゆえに租税面において優遇され、

その代わりに、政策的意図によりその事業を存続させるような仕組みは必要なのでしょうか?

仮に、貴方の施設に入居するとすると年間いくらお金がかかるでしょうか?

本当の意味の社会的援助を欲している人を受け入れているのでしょうか?



(中略)


私は、介護事業も存続するために利益を追求してよいのではないかと考えています。

利益がでる事業であれば、やりたがらない事業ではなくなり、

多くの企業が参加することにより、介護事業そのものが

本当に社会的に意味のあるものになるのではないかと思います。


(一部抜粋。全文をご覧になりたい方はコチラへ)




少々難解なコメントではありますが、

私流にジオナさんの主張を読み解いてみました。

以下がそれです。




国のサポートがなけりゃあ成り立たねぇような

第3セクターみてーな組織の社会福祉法人なんてよぉ、

そもそも企業として成立してねーんだよ。

だから、必死な思いで利益を上げつつ存続している営利企業とはよぉ、

比較をすること自体が、ある意味失礼つーことよ。




なのに社福のくせに、営利企業に対して

「金儲け主義」だの「ビジネスと福祉は違う」だのとほざくなど、

言語道断だっつーの




第一、オメーらも裏側で甘い汁を吸えるっつうメリットがあるからこそ

社福を立ち上げ、福祉事業をやってんだろうが。

じゃなけりゃぁ、誰も福祉事業なんてやりたがるはずねーし。

石井十次みてぇな人間がそんなにいるわけねぇじゃん。




そもそもねぇ、本当にこれだけ福祉事業ちゅうのが必要かどうかも疑わしいぜぇ。

利権欲しさに、無理やりニーズやサービスを作り出してるんじゃねぇのか

だったらよぉ、介護施設自体が、福祉どころか単なる金喰い虫だし、

政治家のネタに過ぎねぇってことか

それって、官民業が一体となって、老人を餌に私腹を肥やしているだけじゃねぇか。

マスコミがよくやってる「介護は大変だ」というネガティブキャンペーンも

そのための心理誘導だろが、どうせ。




特別養護老人ホームの建築に補助金が出るのもさぁ、

ぶっちゃけ、福祉のためなんかじゃなくて、ゼネコンのためだろ?

福祉や介護という名目なら、無駄に税金を垂れ流したって

国民の批判は浴びにくいからなぁ。




ん?「そんなことはない」って?

「真面目に福祉をしてます」って?




おいおいマジかよ

だったら聞くが、そこまで言い張るっつーなら、

本当に福祉の対象となるような人に

オメーらはしっかりと手を差し伸べているのか?


まさか、老人ホームに入居するための費用が滞ったら、

容赦なく追い出したりしてるんじゃねぇだろうなぁ

もしそうだったら、普通の営利企業と全く変わんねーぞ、コラ




いやいや、変わんねーどころか、

国の援助を受けず、きっちり税金を払っている分さぁ、

営利企業の方がよっぽどかマシだぜぇ

本当に社福が世の中に認められるようになりてぇっつーならよぉ、

もっともっとハードル上げてぇ、

本当に国民が納得し尊敬するようなことをやってみろっつーんだよ




それが出来ねーなら、

介護事業もビジネスとして成立するような仕組みにしてよぉ、

さっさと営利企業に任しちまってさぁ、

社福なんてぶっ壊しちまった方がいいんだよ。




その方が、市場原理とかやらが働いてよぉ、

国民にとって本当に必要なサービスだけが残るしさぁ

切磋琢磨して質も上がって、無駄が省かれて、効率化されて、

結果、介護事業自体も今以上に意味あるものって感じで

位置づけられちゃうじゃねぇの?

まっ、そのへんのこと、もういっぺん考えてみてみ。

じゃな





以上、

私の解釈とジオナさんの主張が一致しているかどうかは別として、

それぞれの文章を読んで、皆さんはどう思われたでしょうか?

このことに対する私の意見は明日書きます。



☆本日の結論
「企業目線で見ると、社福ってあり得な~い存在みたいです。」

明日は、今年最初の就職説明会です。

前回が特別企画とはいえ

「笑ってはいけない老人ホーム」だったので、

今回は真面目にやろうと思っていましたが、

ついついウケ狙いの方向に進んで行ってしまいます。

「初めて説明会に行くから予習をしておかないと!」

ということで慌ててHPを見て、

このブログにも入ってきているあなた!

どうぞお楽しみに!




さて、本日は昨日の記事に対する私の意見ですね。




まず、今の社福は

完全なる公共機関でもなければ、

民間企業でもないです。




公共性の高い活動を行いつつも、

利益も上げなければ存続できない組織
です。




なので、単なるビジネスではダメ。

かといって、慈善事業でもダメ。

という位置づけです。




完全に資本主義に染まっている人には

この立場を理解することは難しいかもしれません。




そこの部分の微妙なバランスを上手く取りながら経営していくことが、

社福の良し悪しを決めるでしょう。

(もちろん、営利企業にもそういう要素はありますが。)




儲け主義では社福失格

赤字を出してしまっても経営者として失格

成果を上げることができなければ事業自体が失格


という感じです。




まずはこのことを前提としてご理解ください。




さて、これからが本題です。




昨日の記事を受けて、今さら、

あなた方は営利企業と違い、社福なんだから、

利益や見返りなんて求めないで、

もっともっと世のため人のために活動しなさい。

と言ったところで、それは無理です。

だって人間だもの(byみつお)。




今の日本人にその理屈が通用するくらいなら、

まず官僚や政治家があのよな体たらくになってはいないでしょう。




ましてや、

彼らよりも平均的にマインドの低い社福の経営陣が

奉仕の心に目覚めるということは期待できないでしょう。




なので、外部の圧力により、

さらに社福に対する規制を強める

あるいは、社福が社福らしく活躍できる方向に

利益誘導していくしかないでしょう。




そのアプローチすら期待できないのであれば、

営利企業に力によってとことん追い込んでいくしかないですね。

尻に火をつけるのです。

そうなれば、自分たちの強みを生かした経営方針を打ち出さざるを得ないでしょう。

結果的に市民にとって価値のある存在となっていくことが出来るとうことです。

市場の原理ですね。

(そういう意味では、福祉事業は、ジオナさんのおっしゃるとおり、営利企業から見ても魅力的な市場でなければいけないですね。)




賢い社福は、将来、そういう目に会わされる前に

先を見越して、既にそのような経営に着手していることでしょう。

それが自分たちを守ることになるのですから。




なので、

営利企業では実践することが難しく、

なおかつ市民にとって価値のある取り組みを

具体的なビジョンとして打ち出すことが

必要になります。




上場企業であれば、

どんなに市民にとって価値のある取り組みでも

採算性が疑問視され、

確実に株主総会で却下されるだろうな

というくらいのビジョンでちょうどいいかもしれません。




しかも、それは実践者自身がワクワクするものであり、

従業員の共感も得られるようなものでないといけません。




ということを考えると、

前々回の記事のようなビジョンになってくると思います。




もちろん、営利企業が、過酷な条件をクリアして

同じようなことを成し遂げそうであれば、

さらに、それ以上のビジョンを打ち出す必要があります。




まあ、どのみち、

このように外部からの激しい攻撃がなければ、

いつまでたっても「ウドの大木」
という

情けない立場であることは違いないですけどね。

それも仕方がないでしょう。

だって人間だもの。





<金曜コラム>

介護保険のように

福祉事業がビジネスとして成立するようになった時点で、

社福の存在価値はないに等しい。

よって多くの社福は、価値が消え行く中で

必死に存在意義をアピールしているだけにしか見えない、


つまり多くの社福はもはや死に体である。

ところが、コムスンショックと経済不安により、

外部からの攻撃力が弱まってしまい、

社福の寿命が延びてしまった。

だが、もうそれはミイラのようなものであり、

新たに何かを生み出すエネルギーはないだろう。

不況の嵐の中で雨宿りしているボロ屋のようなもの。

そんな中でも、時代に合った新たな価値を見出し、

今後もチカラ強く事業を展開していく社福に対しては

今一度期待してみようではないか。

あればの話だが。」





☆本日の結論
「で、結局、社福とは何かって? 利権だよ!利権。 あとはその利権を生かすかどうかだよ。」

せっかくの週末も

この天気では盛り上がりませんね。

こういう日は「介護ブログ村」で、

面白ブログを見て過ごすのがベターです。




さて、本日は日曜日なので、

マニア学科スピンオフ企画としまして、

ジオナコラムをお送りします。



ジオナさんといえば、

ご存知のとおりマニア学科のレギュラーコメンテーターです。

そのジオナさんが前々回の記事にコメントした内容が

面白かったので、その一部を抜粋して

今回あらためて掲載いたします。(全文はコチラ

前々回のコメント欄ですでに読まれている方も

もう一度読んでみてください。




一般企業と社会福祉法人の比較ですが、

競馬でたとえるなら 一般企業=牡馬 社福=牝馬 といったところでしょうか。

もちろん、エアグルーブやヒシアマゾン、ウォッカのような

牡馬顔負けの社会福祉法人もあるでしょう。

しかし、最強馬となると対等に比較することは難しいと思います。

社会福祉法人は、原則社会福祉事業しかできず、手かせ足かせがあるため、

企業として柔軟な対応がしにくいことでしょう。




また、介護士がフェラーリに乗っていたら、地域住民の目の色が変わると思います。

でも、なぜって思いませんか?

フェラーリ好きの介護士には、酷な話です。

フェラーリをとるか、介護士をとるかで悩むなんてナンセンスなことです。

圧倒的に社会に貢献しながら、

それが報われない事業が社会福祉事業だと思いませんか?

石井十次みたいにはなれないかも知れないが、

三次か四次ぐらいには、必然的にならざる得ない状況です。




しかし、介護事業は、かなり優遇されています。

これは、老人が増えるからです。

有権者に老人が多いから介護事業が優遇されると考えて不自然はないと思います。




それに比べ知的障害者施設は、悲惨な状況です。

介護事業の予算が増したせいでしょうか?

制度すらまともにできていません。

(介護事業は、介護保険制度ができましたが障害者には障害者保険制度で国民の給与明細からは給与を差し引かれていませんね。)

1,000人の老人を救うのと、1人の知的障害者を救うのとでは

どちらが重要なことなのでしょうか?

社会福祉事業としてみれば、同じはずです。




結局、圧倒的人数の多い老人に全てを支配されているにすぎない

と考えるのはおかしいことではないはずです。

なので、これを逆手にとり介護事業は脱社会福祉法人化することで

より理想的な企業へと近づくのではないかと思います。





いかがでしょうか?

先週のマニア学科を興味を持ってご覧になった方にとっては

ある意味、面白いコメントではないかと思います。




福祉の世界、介護事業というものに対して

客観的かつ素直に疑問を投げかけて下さっていますね。

得てしてそういう意見の中にヒントが隠されていたりします。




このジオナさんのコメントに対して

ご意見がある方は、

ぜひ、コメントを入れてみてください。




☆本日の結論
「ウォッカよりもダイワスカーレットの方が明らかに強いだろう。」

昨日の「本日の結論」は間違っていたかもしれません。

ウォッカは強かったです。

2着以下を7馬身ブッチ切ってました。

            (向きは逆ですがこんな感じでした)

果たしてブエナビスタとの夢の対決は実現するのでしょうか?




さて、今日は馬は馬でも「跳ね馬」にまつわる話です。

昨日の記事の続きでフェラーリ論です。




昨日の記事ジオナさんのコメントの中に、

「介護士がフェラーリに乗っていたら、地域住民の目の色が変わると思います。」

という一文がありましたね。

賛否両論あるとは思いますが、

以下に私の意見を述べます。




もし当方のスタッフが

V12気筒のエキゾーストノートを高らかに鳴り響かせながら

フェラーリで出勤してきたら、

やはり近所中の人が騒然とするはずです。




そして、

そのフェラーリに乗っているのが介護スタッフだと知ったら、

さまざまな憶測が飛び交うはずです。




まさか給料で買ったとは誰もが想像しないでしょうから、

「よほどのボンボンなんだろうな。」

「世の中には変わった人がいるな。」

という結論に、とりあえずは落ち着くと思います。




でも、もし他のスタッフもベンツやBMWで出勤するようになったら、

あの施設は悪いことをしている。」

老人から金を巻き上げている。」

みたいなネガティブな噂が立つと思います。




仮に、正当な経営をした上でのことだと説明したら、

福祉のくせに儲かり過ぎだ!」

という声が上がり、

近所周りで介護保険料不払い運動が起きるかもしれません。

新聞に投書されるかもしれません。

そして、間違いなく2ちゃんねるの餌食にされるでしょう。




そうなれば、市役所か県民局の役人がやって来て、

頼むから国産車で出勤してもらえないか?」

カローラや軽四ならありがたいのだが。」

と、要請してくるかもしれません。

結局、福祉事業とはそういうものだと思います。




介護事業をはじめとする福祉に対する市民のイメージには、

いまだに奉活活動、慈善事業という固定概念が刷り込まれており、

そのイメージに反する行いにはブーイングが浴びせられます。




その代わり、

少々性格が悪く非行歴があっても、

「今は福祉の仕事をしています。」

と言うだけで、

嫁入りの際に、相手の親に良いイメージを抱いてもらえます。

「慈悲深い謙虚な嫁さが来ただよ!」

と喜ばれます。

その点はキャバ嬢より圧倒的に有利です




ただ、残念なことに、

出会いのチャンスはキャバ嬢の方が圧倒的に多いです

しかも、将来、旦那の親の介護をするということが

嫁入りの際の不文律となってしまいます。

そういうのがけっこう面倒臭かったりします。




福祉事業が公費で成り立っているという事実。

福祉の仕事が本来持っているイメージ。


このふたつが大きくのしかかっている以上、

しばらくはフェラーリで出勤しない方がいいだろう、

というのが私の意見です。




ちなみに、介護保険事業の主な担い手が

いまだに営利企業ではなく、

社会福祉法人になっているのも、

このあたりに理由があるのかもしれません。

コムスンの会長がワイドショーの餌食になるわけですね。




☆本日の結論
「価格に関わらず、外車は贅沢、国産はOK。というイメージもいまだにある。」

今日、久々に本屋に行きました。

しかも、車で通りがかりに思い立ったように。

こういう時って、「何かに導かれている」と思っています。

なので必ず大きな発見があるのです。

皆さんもそういうことってないですか?




JR中庄駅前にある「松島書房」という本屋。

私が昔から通っており、地元の人々にも愛されている本屋。

一歩店に入ると、マスターが「いらっしゃいませ」と

独特のメロディーの挨拶を、甲高くしかし適度に抑えられたトーンで

発しながら、笑顔で迎え入れてくれるナイスな本屋。




その松島書房で私の目に飛び込んできたのが、

         コレ↓です。

ダイヤモンド


例によって、介護地獄というネガティブな表現で

大衆の興味を引こうという常套手段ですが、

しっかりと私の目線を奪い取ってしまったので、

この手法の有効性があらためて証明されました。




内容も意外と興味深く、

特にP48~P53あたりは面白かったです。




また、普段、福祉・介護業界の

オブラートに包みまくったぬるい表現の書物に慣れている人は、

時々、こいういうビジネス・エコノミスト視点で書いた

介護ネタを読むのもいいと思います。

書き手は普通の感覚で書いているだけなのに、

私たち業界人にとっては容赦ない痛烈なメッセージという

パターンが多いですから。



例えば、P53では、

「介護業界で働くには、

あまり高い能力はいらない。

親切であればよい。」


と言い切ってますからね




いくら辛口のマニア学科でも、

ここまではっきりと書いたらさすがに炎上するでしょう。




他では、P52に、

「ワタミの施設長の年収は

他社より一段と低い。」


なんてのも書いてありました(笑)。

しかも会社ごとに具体的な金額を挙げて比較してました。

エゲツナイですねぇ。




いただけなかったのが、

「週刊ダイヤモンド」得意技のランキングで、

なんと、「24都道府県有料老人ホームベストランキング」

をやっちゃいました。

しかも延々45ページに渡って。

もはや単なるページ稼ぎにしか思えないですね。

ただ、本文で介護業界を辛口にバッサリ切っている割に

ランキングの根拠が突っ込みどころ満載なのはユニークでした。




この号は一週前の物なので、本屋にあるかどうかは微妙ですが、

是非多くの人に読んで欲しいと思います。




さて、今週のテーマは、昨日のリクエストにお応えして、

「福祉事業と市場原理論」です。

(ヤバイ!このタイトルだと、

絶対、介護スタッフは興味・関心を示さない!)




では、

「今後の介護保険制度について考える」

(ダメだ!余りにべタでチープ過ぎる!

役人か三流大学教授の講演のタイトルだ!)




ならば、

「福祉事業って儲けちゃっていいの?」

(またフェラーリ論に逆戻りしそうだ!)




よって、

「こんな介護保険だったらいいなぁ論」

で決定!




さて、いくらタイトルを柔らかくしたところで、

なんせ社会保障シテムスに関する話なので、

内容は「伊賀名物かたやき」くらい硬いです。




しかも問題は複雑です。

ちょうど、上記の雑誌のP135に、

P.F.ドラッカー大先生のありがたい言葉が載っていました。

「問題はすべて複雑である
 
   あらゆる視点から見るには
 
     あらゆる異論を必要とする。」





なので、読者の皆さんの異論を期待しつつ、

明日から書きます。

キーワードは「週間ダイヤモンド」の中にもあります。




☆本日の結論
「明日から介護保険制度の方向性について書くということなのだ。」


兵庫県の隣の岡山県もざわついています。

例の新型インフルエンザ(新フル)です。

メディアも新フルの脅威と言いながら、

マスクやタミフルの宣伝ばかりしているところが、

一応、資本主義国家らしいですね。

というわけで、今日も介護保険を論じます。




最初に、

介護保険制度に市場原理を導入することの是非を書きます。

※市場原理って何?というかたはコチラをクリックして下さい



少しおさらいです。


介護保険制度における市場原理とは、

それまで社会福祉法人の専売特許だった介護事業

一般企業にも開放し
、お互いが競争することにより、

より優れたサービスを効率的に提供できるようにしよう。

というものです。




そして、一般企業に開放するのだから、

それまで公にはタブーとされていた

「福祉で儲ける」ということを堂々と宣言してもいいですよ。

ということです。




なので、制度施行以来、

ビジネスチャンスを求めて多くの企業が

介護業界に乗り込んできました。

その結果、介護業界は以前に比べ華やかになり、

多種多様なサービスも(少しは)生まれました。




しかし、相次ぐ介護報酬のダウンにより

徐々に企業の介護業界に対する関心は薄れ、

極めつけにコムスン事件が起き、

やはり介護は市場原理に任せてしまってはいけないのでは?

行政がもっとしっかりと見張っていなければいけないのでは?

という風潮になったのでした。

(おさらい終了)




論じます。



私は、どの企業にも参入の機会を与えるという意味では

市場原理に賛成です。




しかし、営利企業であれ社福であれ、

介護業界内で自由に振舞うという意味では、

反対です。




つまり、門戸は広く開放するが、

運営上の締め付けは超厳しくする
、という方針を支持します。

「どうぞ介護業界に参入して下さい。ただし、覚悟は出来てるかい?」

という感じです。

これは今の厚労省の方向性と表面上はほぼ一致します。




なぜ、この方針を支持するかというと、

参入の壁を厚くすると既得権業者(介護の場合なら社福)

に緊張感が生まれず、業界の活性化につながらないからです。

要するに、努力せず、ぬくぬくと甘い汁を吸い続け、

日本の介護のレベルは低いまま、ということです。




次に、なぜ自由に振舞うことに反対するかというと、

介護サービスの質というのは非常に分かりにくいので、

仮に劣悪なサービスをしても、市場に容認される可能性が

他の業種よりも高い
からです。




その分かり難さは、

サービス事業所の割に高齢者が異様に多いという

需要過多の市場(特に入所系)と、

料金が一割負担という、

顧客意識を下げてしまうシステム
も後押ししています。




なので、本来の市場原理であれば

とっくに淘汰されるべきサービスでも、

「この料金ならいいかな?」

「他に選択肢もないし」


という環境で生き残ってしまうのです。




というように介護業界は

中身まで市場原理に任せてしまうと、

老人を食い物にして不当に稼ぐ輩が相次ぐだけでなく

介護保険財政を圧迫してしまうということになるので、

売り手と買い手以外の、第三の目

絶対に必要だと思います。




以上、

今日は非常~に面白くない意見で、すみませんでした。

明日からのオリジナリティー溢れる意見を書く上で、

今日の内容は前提として必要だったのです。




おそらく、最後まで読んだ方は、

95%以上が40歳以上の男性でしょう。




明日からの記事は期待してください!



☆本日の結論
「私は厚労省のまわし者ではない。」

さて、本日も介護保険論です。

昨日の記事を見ていない人はさっぱり分からないと思うので、

お手数ですが、まずはコチラをどうぞ→昨日のマニア学科の記事




昨日、介護市場においては、

①第三の目による厳しい締め付け。

をしなければ、市場そのものが無法状態になると考えました。

なんせ、多額の公費を投入しているので、

無駄に垂れ流すことだけは避けなければいけませんね。




しかし、もし市場が正常なものになれば、①の必要性も弱くなります。

市場を正常化するためには、介護市場独特の欠点を改善すること。

つまり、

②需要過多の市場を解消すること。

③劣悪なサービスは利用者に選択されず即淘汰されるというシビアな市場にすること。(客の意識をシビアにする)

が必要だと考えています。




ちなみに現状は、

②、③が改善されないまま、

超的外れな①が実施されているという有様です。




なので、今後の論は、

「どうすれば、②、③が改善出来るのか?」

「的外れでない①とはどういうものなのか?」

という方向で進めていきます。




まずは、

②需要過多の市場を解消するためには?ですが、

とりあえず、需要の多い入居施設に関しては、

総量規制なんてやめて、どんどん作りましょう。

不況のあおりで不動産価格が下落している今、

建築業界の仕事が不足している今、

老人ホームを大量生産するには最高の環境です。




今こそ、総量規制を撤廃する絶好の機会です。

そうなれば国民も介護業界も建築業界も、

みんな喜びます。




でも、それで日本のお年寄りがどんどん施設に入ってしまって、

介護保険財政を圧迫してしまってはいけませんね。




そこで、③客の意識をシビアにすることを

同時に着手します。

一番手っ取り早いのは、

介護保険の利用料金の支払いを全て償還払いにすることです。




どういうことかというと、

利用者1割負担の介護保険制度では、

利用者は1万円のサービスを受けても、

千円だけ支払えばいいというのが現状です。



それを、いったん事業所に1万円全額支払い、

数ヵ月後に利用者に9千円戻って来るシステム
にする

ということです。




これは効きますよ。

フェイタスくらい効きます。



よって、明日は、

「償還払いシステム導入後の介護保険業界」

をシュミレーションしてみます。

面白いですよ。




ちなみに、低所得者対策は?というような

システムのディティールに関しては、

ここではスルーして進めていきますので

ご了承ください。




☆本日の結論
「総量規制は、せこい地元政治家に活躍の場を与えるだけ。」

本日も介護保険論です。

今日は、償還払いシステム導入後の介護保険業界

シュミレーションします。




「償還払いって何?」という方はコチラへ→マニア学科の昨日の記事




償還払いになると、

例え一瞬でも、

今の10倍の高額な料金

を支払うわけですから、

利用者の目は10倍までいかなくとも、5倍は厳しくなります。




今回のテーマは入所施設ですが、

分かりやすいのでデイサービスで例えます。

デイサービスも現状は無駄な利用が多いですからね。





多くのデイサービスでは、

ほとんどの利用者が、

自分たちの支払う一人千円程度の料金で

施設が経営されていると本気で思っていたりします。




頭の片隅では「1割負担なんだ」と思っていても、

後の9割の料金の出所にはそもそも関心がないし、

実感もしにくい
ことなので、

消費者マインド的にはそういう感覚です。




だから、劣悪なサービスを受けても、

「二度と来るか!」

とは、なりにくいのです。




それが、

「本日のお支払は1万円です。」

とか

「今月分のお支払いは25万円です。」

と言われたら、

どうなると思いますか?

想像しただけでワクワクしてしませんか?




多くの人は後で9割戻って来ることなんて

イチイチ考えないでしょうから、

素直に支払う金額とサービスを比較するでしょう。

そのシビアな価値観でサービス利用の是非を考え、

事業所の選択を考えると、

市場は随分と健全になると思います。




何より事業所側の緊張感が半端ないでしょうね。

不味いランチなんか絶対に出せないし、

中途半端なリハビリだったら、

「タクシーに乗って、フィットネスクラブに行く」

と言われてしまいます。




花見企画も旅行会社と比較されるでしょうし、

チープな誕生日プレゼントも通用しないでしょう。

もちろん風呂もスーパー銭湯と比較されます。




現在デイサービスで行われている

素人チックなサービスが

全てダメだしされる
のです。




なので、自立に向けた取り組みとか

認知症改善という介護施設ならではの商品が

充実していないと勝負になりません。





仮に利用者間のコミュニケーションや

カラオケや手芸を提供したとしても、

それらのサービスが利用者に

どのような効果をもたらしたのか?

なぜデイサービスで提供される必然があるのか?


というプレゼンが出来なければ、

10割の料金をいただくことは難しいでしょう。




このような現象は、

行政の実地指導の必要がなくなることを意味します。





また、

利用者も本当に必要な人しかサービスを利用しなくなります。




分かりやすくデイサービスで例えましたが、

入所施設でも同じようなことが期待できるはずです。




そこまでシビアな市場でも参入してくる企業は本物です。

本気で介護をしようという覚悟があります。

同時に、ぬるま湯に浸かりすぎて身体中がふやけてしまっているような

一部の(多くの?)社会福祉法人はピンチになります。




以上、償還払いシステム、いかがだったでしょうか?

ちなみに、償還払いにすると、

レセプト(介護報酬請求)の不正もなくなります。




明日は、

「介護報酬を上げ、利用者負担率も上げる」

という案について書きます。




☆本日の結論
「償還払いになると、利用者に『お前ら儲け過ぎやろ!』と言われるよ。」

今日は、介護市場がさらに健全なものとなるために

「介護報酬と利用負担率を上げる」ことを提案します。




昨日の提案によって、利用者の目が肥え、

競争が激化し、倒産する事業所が増えるという、

自由市場としては当然の姿に近づくことは出来ます。




しかし、それは同時に市場の収縮を招き、

結果、誰も介護事業をやりたがらない

ということになる可能性が大きいです。

もしかすると、マクドナルドや吉野屋のような

サービス事業所しか生き残れなくなるかもしれません。

その姿は誰も歓迎しませんね。




よって、

同時に市場の魅力作りにも着手する必要があります。

最も効果的なのは介護報酬のUPです。

しかも、今より30%くらいのUPです。

市場は活気付きますよ!

そうなれば、

大きなインセンティブによる相次ぐ企業の参入と同時に、

シビアな利用者に対する高度なサービスの創造も可能になります。

それは、有能な人材の獲得と育成を意味します。




日本の介護のレベルを引き上げ、

超少子高齢化社会の問題を解決する。


そんなポテンシャルを持った人材には

その能力に見合った十分な報酬を差し出すべきです。




但しこれは、この間まで世間で論じられていた

「介護士の待遇を良くしろ!」というムーブメントとは

明らかに、趣が異なります。




なぜなら、上記のビジョンで事が進むと、

今いる介護スタッフはリストラされる可能性があるからです。




もちろん、有能なスタッフは待遇が向上するでしょうが、

そうでない方、つまり

シビアな市場に対応できないスタッフは、

逆に待遇が悪くなってしまう


とういうことです。




「ごーまんかましてよかですか?」
小林よしのり先生のパクリ)

待遇を良くしろ!と叫んでいる介護士の諸君!

本当に待遇を良くしてもらいたいのなら、

一日も早くそういう存在になるために、

日々成すべきことを積み上げていこう!

叫んだり愚痴ったりするより、遥かに効果的なアクションだよ。

でなければ、近い将来、介護市場から国が手を引いて、

本当に自由市場になったとき、真っ先にリストラされるよ。

そこにはもう全く、ぬるま湯はないんだから。


(※いつもながら人には厳しいマニア学科です。)




さて、介護報酬を上げるといっても財源はどうするの?

という問題ですが、

利用者負担率を1割から2割3割と増やします。

これ、意外とスムーズにいきます。

なぜなら、償還払いだからです。

「料金が倍だと!?ふざけんな!」ではなく、

「戻ってくるお金がちょっと減る」という実感だと思います。

※例によって低所得者への対応はここでは完全にスルーします。





最悪な政策は、今のように、

利用者負担を高くしつつ、介護報酬を下げる方針です。

利用者感覚をシビアにするのはいいのですが、

肝心の介護報酬が下がってしまっては、

業界全体がパワーダウンするだけです。

それは、介護士や利用者にとっても

不利益をもたらすだけです。




採算が合わないから参入企業の減少

業界がぬるま湯になりサービスレベルの低下

介護報酬が少ないから人件費の抑制

さらにサービスレベルの低下

寝たきり・認知症高齢者の増加

介護保険自体が無駄な投資


という負のスパイラルにはまってしまいます。




例え、利用者負担率が増えても、

本当に素晴らしいサービスが提供されれば、

利用者も納得するはずだし、

それこそ、不必要な利用は控えるようになります。


不必要なサービス利用がなくなれば、

財源も楽になります。




介護報酬が跳ね上がるということは

一旦全額を支払う償還払いの利用者は

さらにシビアにサービスを見るようになります。

(償還払いシステムにおける介護報酬UPは事業所にとっては諸刃の剣なので、「介護報酬を上げないで!」という事業所も現れるかもしれません。そういう意味では、現行の1割負担システムの中での「介護報酬を上げろ」コールは、いかにサービスの質にコミットしていない要求かということが分かります。)

そのシビアさに見事応えることができた事業所には、

大きな利益が待っているという仕組みです。




買い手よし、売り手よし、市場よし、スポンサー(国)よし

ですね。




以上、

特に今日の内容は社会保障という観点から見れば

明らかに暴論です。

でも、

財政難が既にフェーズ4くらいに突入している日本にとっては、

さらなる少子高齢化の将来を見越して、

こういった発想をしていくことも必要だと考えています。




☆本日の結論
「業界が生き残るためにも、自らが劇薬を飲み込む提案が必要だろう。」

今日、良い天気でラッキーでした。

なぜなら元気の家の入居者&家族が

愛媛のとべ動物園までバス旅行に行く日だからです。


「家族と一緒に動物園に行く」

このサービスに期待できる効果を根拠とともに述べよ。

と言われて、

理論整然と多くの効果を説明出来たら、

一流の介護士だと言えるでしょう。


それでは、今日も「ドキドキ介護保険論」です。




私が推奨している償還払いシステムには、

今まで説明してきたこと以外にも多くのメリットがあります。

本日はそれらについて書きます。




「はっ?んなこと言われても、この記事から読み始めてる俺には

さっぱり分かんねーよ!」
という方はコチラからお読みください。

5/18~のマニア学科の記事




スタッフがサービスの価値を認識し、サービスレベルが上がる。

前回、

「利用者は自分たちが支払う一割の料金で、

施設が経営されていると思っている。」

てなことを書きましたが、

もちろんそれはスタッフも同様で、

デイサービスセンターなら1回の利用につき8千円程度

老人ホームの入居者なら、1カ月当たり35万円程度

の料金が支払われているという事実を

実感しているスタッフは少ないはずです。

(そもそも、今利用者がいくら支払っているのかも分からない、という人も多いとは思うのですが…)




あなたの施設のスタッフに以下の質問をしてみてください。

「入居者がうちの施設に一カ月いたら、

施設にはいくら収入があると思う?

計算しないで、直感的に答えてみてよ。」


きっと面白い答えが返ってくると思いますよ。

その後、本当の料金を伝えたときのリアクションも見ものです。




一人ひとりのスタッフが料金のことを

実感として理解できていれば、

全国の介護サービスのレベルは向上するはずです。

事業主は償還払いシステムが導入された時点で

その洗礼を浴びている
という前提で書いているので、

ここでは、あえて現場スタッフのみ言及します。)




例えばキャバクラにおいても、

自分の接客に対して、お客さんが

なけなしの小遣いから数万円支払うということを

キッチリ理解しているキャバ嬢と、

全く理解していないキャバ嬢とでは、

接客の質は異なるはずです。

(※よく例えに使いますが、私はキャバクラには行きません。)




今は、利用者が1割負担分だけを支払うシステムですが、

それだと、スタッフも無意識的に

1割分にアジャストしたサービス

を提供しようとします。


そして利用者もそれで納得してしまいます。




こういう売買が成立するということは、

国民の負担である残り9割分のコストが

サービスに反映されない。


つまり、無駄に使われてしまうということです。




無論、実際にはそれらのお金は施設の運営に必要なので、

全く無駄とは言いませんが、

「生き金」か「死に金」かと問われれば、

「死に金」と答えます。





償還払いシステムにより、

全額の料金が利用者の手から直接渡されるようになれば、

そこに双方の緊張感が生まれ、

介護保険料も「生き金」となるのです。




会議の場で、管理者が

「利用者はお客様だから、きちんとしたサービスをしろ!」

とイチイチ吠えなくても、

スタッフの側から

「あれだけの料金をもらっているのだから、

こんなサービスでは失礼だと思います。」


という意見が出るかもしれません。




なので、もし償還払いシステムになったら、

せっかくなので、利用料の徴収は事務員ではなく、

現場のスタッフがすることをお勧めします。

交替で会計係とか設けて。しかも現金で。

「先月分35万円です」と家族から現金を手渡されたら、

その重みはきっとケアに反映されることでしょう。





また、あり得ないシチュエーションですが、

もし老人ホームの入居者が、

フロアの会計スタッフに毎日1万円渡して、

「これ今日の分ね。今日もよろしくね

と言ったら、

ナースコールにもすっ飛んで駆けつけるようになるでしょうし、

毎日入浴ということも考えざるを得ないのではないでしょうか。





そんな環境なら、介護主任が目を光らせるまでもなく、

スタッフの言葉使いや態度も矯正されていくでしょうから、

社員教育も効率化されます。




国民が納得する。

上記のような形でサービスが売買されるのであれば、

介護保険料や税金を負担している国民も納得するでしょう。

現行システムでは、社会保障としての介護保険ではなく

「サービスがたったの一割の料金で利用できますよ!」

というクーポン券感覚で利用されがちですからね。




料金が自由設定できる可能性がある。

じっくりとロジック立てしたわけではないので、

はっきりとしたことは分かりませんが、

償還払いシステム下では、理論的に

保険対象部分の料金の自由設定

も可能になるのではないかと考えています。

これはある意味、私の念願でもあります。

なんだかイケそうな気がします。




☆本日の結論
「もし1割負担でレクサスやエルメスが買えるなら、今の店員の緊張感は途端に失われるだろう。」

本日も「ウキウキ介護保険論」です。

このテーマは今日が最後です。




5/20の記事の中で、

介護市場がもし健全化出来ないのであれば、

第三の目による厳しい締め付けがないと、

市場は無法地帯になってしまう。

と書きました。

詳しくはコチラでチェック!→5/18~のマニア学科の記事




昨日までの記事では、

市場の健全化のためにすべきことを提案しました。

でも、それらのことが行われないのであれば、

やはり第三者による締め付けが必要です。




ただ、現在行われている締め付け、

すなわち行政による実地指導は、

的外れなので、

その機能を十分に果たしていないということです。




では、どういう締め付けならば、

的外れではないのか?

ということを、これから書きます。




まず、

介護施設のサービスの質を評価するということは

早々にあきらめなければいけません。


そのことは、高齢者福祉・介護部門7位?の

「情報提供介護の専門性新提案」の

最新記事
でも熱く詳しく書いてあります。

コチラからどうぞ!→にほんブログ村 介護ブログ




多種多様なビジョンを持っている

各事業所のサービスを

画一的な基準でのみ判断すれば、

事業所のモチベーションは確実に下がります。

それは決して業界の活性化には繋がりません。




また、そういう行政指導が行われれば、

画期的な取り組みや先駆的な試みの芽を積み、

日本の介護サービスの進化を妨げることになります。





また行政による運営へのアドバイスも必要ないです。

その証拠に、実地指導時に指摘されるアドバイスは、

結局、やってもやらなくても、

利用者及び家族には何の影響もないことばかりです。


つまり完全にサービスの本質からズレているのです。

無駄な仕事が増えて、

利用者やスタッフに不利益をもたらすだけです。




なので、厳しくチェックするのはサービスの質ではなく、

インチキをしていないか?ということに絞ります。

今、このことは「コンプライアンスの順守」という言葉で

行政サイドが都合良く強調していますね。




ただ、どうも実地指導においては、

木を見て森を見ない指導が多いように感じます。




例えば、年間何千万円もの施設のお金が、

社長のトンネル会社へと流れ込んでおり、

そのことが原因で施設経営が圧迫され、

スタッフにも入居者にも不利益をもたらしている

という事実があるにも関わらず、

そこには一切関心を持たず、

数千円の加算が適か否かという指導

を延々としているわけです。




この手のことは、以前のマニア学科の記事でも書いてますので、

ご覧になっていない方はコチラでチェックしてください。

5/12のマニア学科の記事




どうも、小さなインチキには良く気付く割に、

大きなインチキは分かりにくいようですね。

まあ、これは人の世の常ですが。




なので、介護保険に携わる事業所は

社福はもちろん、例え営利企業であったとしても、

他の事業にはない独特の縛りを設け

大きなインチキが出来ないような仕組み

を徹底的に作るべきだと思います。


大きなインチキの定石は決まっているので、

行政がその気になれば出来るはずです。




会計監査を徹底し、

介護報酬が介護事業以外の何かに使うことが

出来なくなれば、

本気で良い介護をしようとする企業以外は、

参入してこないでしょう。




そういうベースがあれば、

有料老人ホームの総量規制撤廃はもちろん

特別養護老人ホームの認可だって

大いに門戸開放出来ると思います。




そして競争を激化させ、

利用者に選択された事業所だけが生き残り、

負けた事業所は容赦なく倒産するという市場にすれば、

実地指導がコミットしなくても、

各事業所のサービスの質は向上すると思います。





☆本日の結論
「大きなインチキ防止ルールを作れば、役員や議員は自らの首を締めることにもなるので難しいだろう。いつもネックはそこにある。」

昨日までのマニア学科は、

「介護保険制度について考える」という

男性脳全開のオヤジチックな内容でした。

おかげさまで随分と女性読者が減ったことと思います。

よって、しばらくストロングスタイルは封印して、

明るく楽しいマニア学科を目指します。

というわけで、本日はケア論です。




介護士の皆さん、

ケアには「その場しのぎケア」「問題解決ケア」という

二種類があることをご存知ですか?




もちろんご存じないですよね。

これは、私が勝手に言っていることですから。

でも、この問いかけだけで、ピン!ときた方は、

かなりのツワモノです。

年収1000万円相当の実力です。




では、説明します。




例えば、

徘徊する方に対して、

寄り添ってついて歩くのは「その場しのぎケア」

略して「しのぎケア」

徘徊しないように取り組むことは「問題解決ケア」

略して「解決ケア」


です。




この時点でピン!ときた方、

年収400万円狙えます




もう一例挙げます。

食事を食べることが出来ない方

あるいは、食べようとしない方に対して、

食事介助をするのは「しのぎケア」

問題の原因を突き止め、

食欲満々で自力で食べる状態を目指して

アプローチしていくのは「解決ケア」


です。




この時点で、両ケアの違いが分からない方には、

年収250万円の壁が聳え立ちます。




但し、“聳え立つ”を“そびえたつ”とスラッと読めた方は、

年収350万円の潜在能力があります。




読めるどころか、

私は聳え立つという字を書けるよという方!

その能力は介護の仕事には全く生かせませんので、

年収の評価は変わりません




では、ここから先は、

年収350万円パワー以上の方を対象に書きます。




「しのぎケア」を続けると、

利用者は衰え、スタッフは忙しくなり、

負のスパイラルに陥ります。





「解決ケア」を続けると

利用者は元気、スタッフは楽になり、

正のスパイラルになります。





この意味がスーッと理解出来た方、

年収700万円パワーの可能性大です




ちなみに、30歳以上の男性で、

「スパイラル」って何?という方は、

300万円パワー止まりの可能性大です




30歳以下の男性と

オヤジ用語に余り縁のない女性のために説明すると

負のスパイラル=悪循環

正のスパイラル=好循環

ということです。




「だったら最初からそう書けよ!」

「その方が文字数も少ねーだろ!」

と速攻で的確な突っ込みを入れたあなた、

500万円パワーにレベルアップです。




オヤジになると外来経済用語が使いたくて使いたくて

仕方がないという心理を、どうかご理解ください。




尚、以前からマニア学科で書いている、

「肉体労働としてのケア」というのは

もちろん「しのぎケア」に当たり、

「考える介護」というのは

「解決ケア」に当たります。





ていうか、ただ単に、新たに言い換えただけです。




なぜわざわざ言い換えたのか?

その理由がすぐに分かった人は、

800万円パワー確定です。




明日に続きます。

ためになるケア論を目指します。


※興味があって尚且つ暇な方は

コチラで復習しておいて下さい。→「考える介護とは?」




☆本日の結論
「実際の年収と“年収パワー”は全く無関係です。」

見ましたか?

4/26放送のNHKスペシャル「介護保険が使えない」

内容は例によって超ネガティブで、

「そんなことばっかり、いつまでやってんの?」

という感じなので、ここではスルーします。



私が気になったのは演出です。

映像のトーンにしろ、BGMにしろ暗すぎる。

映画「呪怨」(じゅおん)の監督である清水崇さんが

制作したのかと思ってしまいました。

そういえば、あの映画の主人公も介護ボランティアだったっけ…。



私は、今回の放送と同じ内容でも、

同じNHKなら百歳バンザイ!の制作チームに

任せて欲しかったです。



映像のトーンを明るくして、

ナレーションを永井一郎さんにして、

BGMをパフィーの「これが私の生きる道」にするだけで、

「この老夫婦も頑張ってるなぁ」

「俺達も頑張ろう!」

「介護保険がなくてもいいじゃん!」


みたいなポジティブなメッセージに変わると思います。

皆さん、演出に騙されてはいけませんよ。

(逆に清水崇さん監督の百歳バンザイ!にも興味がある。

絶対、誰も出演したがらないだろうけど。)


というわけで、

本日も「しのぎケア」と「解決ケア」について書きます。




「しのぎケア???解決ケア????

なんだそりゃ?!聞いたことねーぞ!!」

という方は、まずはコチラへ→マニペディア




これらのケアに関しては、

書きたいことがありすぎて整理出来ていないので、

ずらずらっと箇条書きしちゃいます。




しのぎケアの特徴

・一見親切である。

・ほぼ誰でも出来る。

・余り考えなくても出来る。

・人手がかかる。

・肉体労働である場合が多い。

・腰痛と残業を生み出す。

・仕事としては面白くない。

・やりがいも感じにくい。

・介護福祉士の学校で教えてくれる方法。

・やればやるほど、お年寄りは廃用症候群になる。

・やればやるほど、意欲の低下を招く。

・やればやるほど、自立から遠ざかる。

・問題の根本的な要因は放置。

・問題がどんどん大きくなる。





解決ケアの特徴

・考えないと出来ない。

・理論的な考え方と正しい知識と技術が必要。

・素人には難しい。

・人手は必要としない。

・アイデアが必要。

・むしろ人手は少なくて済む。

・ただし、会議の時間は多くなる。

・ミッションをスタッフで共有するのが難しい。

・成功したときは超うれしい。

・とてもやりがいがある。

・介護福祉士の学校では教えてくれない。

・やればやるほど、お年寄りは元気になる。

・やればやるほど、意欲は向上する。

・やればやるほど、自立に近づく。

・ネックとなっている問題を解決する。





ざっと思いつく限りでは、こんな感じです。

但し、上記は、悪いしのぎケアと良い解決ケア

というイメージで書きましたが、

当然、良いしのぎケアと悪い解決ケア

というのもあります。




良いしのぎケアとは

・ケアを行いながらも解決ケアのためのヒントを探る。

・期間限定で行う。

・体調不良時のように特殊な状況下で行う。

・まだお年寄りが施設に馴染んでいない状況下で行う。

・スタッフがお年寄りの信用を得るために行う。

・とっさのその場しのぎ。





悪い解決ケアとは

・モニタリングをしない。

・スタッフ一人ひとりがケアの意味をわからないまま行う。

お年寄りの元気を奪う方向で解決しようとする。

・すぐにあきらめる。

・お年寄りが納得していないのに行う。

・お年寄りに過度のストレスをかけてしまう。

・スタッフのレベルと取り組みのレベルに差がある。





という感じです。

明日からは、具体例を挙げながら説明します。




☆本日の結論
「ここ数十年の日本の政治は、ずっと“しのぎ政治”。」

この時期、うちの施設では

時々ムカデが発見されます。

嫌ですねぇ。

自然に囲まれたロケーションなんで仕方がないのですが。



嫌だ、嫌だと言ったところで仕方がないので、

ポジティブに考えてみました。



「ムカデを一匹駆除したら千円あげる!」

とムカデを賞金首にしてしまいました。

そうなれば、スタッフはムカデを発見しても

見て見ぬふりをせず、どこまでも追いかけていきます。



面白いのは、

ムカデを発見したら喜ぶ

ような空気が生まれたことです。



しかし、残念ながら、

そのルールを作った途端にムカデは発見されなくなりました。

皮肉なものですね。



でも、実はそれが私の狙いだったのです。

世の中ってやつは、そういうものです。

殺さずして駆除する。

究極のムカデ駆除法です。

皆さんも試してみてください。



それでは、本日も「しのぎケア」と「解決ケア」です




このシリーズを始めて読む方はまずコチラから。

→5/25~のマニア学科の記事




以下は介護施設でよくある物語です。




入居者Aさんは硬いものが食べられないとうことで、

おかゆとソフト食対応になりました。

そのうち、だんだんと食欲がなくなりました。

自分で食事を食べようとしないので、

介護士は食事介助をしてあげました。



でも、そのうち介助しても食べてくれなくなりました。

結局脱水症状になり入院し、

退院時には胃ろう(経管栄養)になっていました。

その後は、ベッド上で過ごす時間が多くなり、

便秘になり、床ずれができ、手足は拘縮し、

コミュニケーションも難しくなり、

完全に寝たきりになりました。





これ、

あると思います。




その場しのぎケアばかり続けると、

こんな感じで悪化していきます。

早ければ最初の問題発生から寝たきりまで

半年くらいです。




なぜこうなってしまったのかを解説すると、



軟らかい物ばかり食べるから、さらに咀嚼力が低下する。

おかゆやソフト食は、

食感はもちろんメニューも味付けも単調なので、

飽きてくる。欲しくなくなる。



食事介助されると、食事の時間が苦痛になる。

また、次第に自力で食べることも出来なくなる。

毎日色々な介護士にせかされるように介助され続け、

ますます食欲がなくなる。



入院中、さらに食欲が低下したので、

脱水と栄養失調を回避するため、胃ろうにされる。

すると完全に意欲が低下する。



また、このころから介護士も

「Aさんは寝たきり老人」というイメージを抱くようになり、

安静重視の寝たきりモードのケアに変わっていく。

そして、本当の寝たきり老人になる。





一見親切そうで、

専門職らしき介護士の対応が、

全て状態の悪化につながっています。





本質的な問題の解決をせず、介助を提供し続けると、

お年寄りの元気はどんどんなくなるという例ですね。

介護士の介護量も増える一方です。





では、逆に解決ケアだとどうなるか?

明日に続きます。




☆本日の結論
「介護の学校で教えられた通りにすると、こうなっちゃいます。」

新型インフルエンザ騒動

どうやら治まったようですね。

以前、マニア学科で予想したように、

タミフルがソールドアウトしたのでしょうか

ちなみに、ソールドアウトとは「完売」の意味です。

分からなかった人は年収250万円パワーにダウン

(おぬし、油断してたな



しかし、こうも見事に多くの国民がマスコミに踊らされると、

何かのリハーサルのように思えてしまいます。



日本国民の集団催眠心理を再確認し、

いざというときの世論の煽り方を研究しているのでしょうか?



どこかで誰かが、ワインを飲みながら、

「見ろ、見事にマスクが売り切れたろ?賭けはオレの勝ちだな。」

「じゃあ、次やるときは本番だから、もっと派手に頼むぞ。」

ってやってそうで怖いんですけど。



↑の話がスーッと理解できて、ピンときた方。

その柔軟且つグローバルな発想は

年収2000万円パワーに値します。



では、本日も「しのぎケア」と「解決ケア」です。




このシリーズを始めて読む方はまずコチラから。

→5/25~のマニア学科の記事



昨日、しのぎケアの連発により廃用症候群を次々起こし

見事に寝たきり老人にさせられてしまったAさんですが、

解決ケアだと以下のようになります。




まず、

「硬いものが食べれない」という問題が、

本当かどうか疑います。





いつ?だれが?なぜ?

「Aさんが硬いものが食べれない」と判断したのか?

その根拠は?

それが本人の訴えなら、

その訴えをそのまま受け止めて良いのか?

ということを考えます。




なぜなら、

もし「硬いものが食べれない」という理由自体が間違っていたら、

その後のアプローチは全て逆効果になってしまうからです。


本当の理由が精神的な落ち込みからくる食欲不振なら、

おかゆやソフト食は何の意味もないどころか、

さらなる食欲不振と咀嚼力の低下を招くだけです。




そして、なぜ、まずそこを疑うかと言うと、

往々にして現場スタッフの勝手な思い込みによる発言が、

情報の発信源だったりするからです。




お年寄りは、スタッフの態度が気に入らないことを理由に

「もう食べない!」と言います。

そこでスタッフが「なぜですか?」と聞くと、

「こんな硬いもの、食べられない!」

と言ったりします。




なので、最初から原因を決め付けることはせず、

仮にソフト食という「しのぎケア」を実行するにしても、

「もしかしたら硬いから食べにくいのかも」

という仮説にとどめた中で行います。




仮説が正しければ、ソフト食をガッツクはずです。

なので、

もしソフト食を出しても相変わらず食欲がなければ、

原因は別にあると判断し、すぐに普通食に戻します






そして、他の原因をさぐります。

この繰り返しにより、問題を解決していきます。




「そんなことはとっくに実践しているよ!」

という方は、年収500万円パワーです!




次に、

「どうやら硬いものが食べにくい」という説が

本当のようであれば、

なぜ硬いものが食べにくいのか?

という原因を追究します。





年収300万パワー以上の方であれば、

予想される原因の2つや3つは

すぐに頭に浮かぶはずです。




体調が悪いのかな?

虫歯が痛いのかな?

入れ歯が合っていないからかな?

(咀嚼の為の)筋力低下かな?

もしかしたら、調理方法に問題があるのかな?

最近調理スタッフが代わったけぇ?

など等。




でもって、それらの中から本当の原因を見つけ出し、

それを解決するための取り組みをしていくわけです。




ここまで読んだ時点で、

「おい!もしかすると咀嚼ではなく、

食塊形成に問題があるのかもしれないぜ!」


と鋭い指摘をしたあなた

600万円パワーに跳ね上がりました




但し、今、「食塊形成って何だっけ?」

と思ってしまったあなた!

時給750円から再スタートして下さい




「もし食塊形成に問題があるなら、

脱水により唾液量が減っているかもよ。

あるいは、舌と頬筋の体操なんかもした方がいいかもよ。」


という的確なアドバイスまでして下さったあなた

一流キャバ嬢クラスの時給5000円も夢ではありません





てな感じで、

「入居者Aさんは硬いものが食べられないとうことで、

おかゆとソフト食対応になりました。」


という昨日の物語の最初の2行の部分だけで、

これくらい考えるのが「解決ケア」のプロセスです。

明らかに身体よりも脳を使いますね。

腰痛にはならないけど、頭痛にはなります。





ところで、これって

物語の最後まで続けたほうが良いですかね…?




明日に続きます。



☆本日の結論
「むしろ重要なのは知識の有無ではなく、常に考える姿勢があるかどうか。」

介護の真髄!

「ポアンカレ予想」ってご存知ですか?

ボンカレーじゃないですよ。

そんなもん予想してもどうしようもないんで。

実は、昨日、ため撮りしてたNHKスペシャル(よく出てくるなぁ)を

見ていたら、これがテーマになっていました。

ご覧になっていない方はコチラをどうぞ→NHKスペシャルのサイト



「ポアンカレ予想」とは宇宙の形を証明する仮説で、

「単連結な三次元閉多様体は三次元球面と同相と言えるか?」

というお題です。

(↑の意味が分かった人は年収3000万円パワー以上です。)



「世紀の7大難問」、「数学界の100年の難問」

と言われています。

しかも、2006年にそれを証明した人がいるらしいです。

数学的(物理的)な仮説と検証のみで宇宙の謎を解いてしまうのだから、

天才にもほどがありますね。

(「NHK見てねーぞ、でも超興味ある!」

という方はコチラをどうぞ→分かりやすい説明サイト



もし、この人が介護福祉士になっていたら、

どれだけすさまじい解決ケアを披露していたことか…。

間違いなく年収1億円パワー以上でしょう!



それでは今日も「しのぎケア」と「解決ケア」です。




このシリーズを始めて読む方はまずコチラから。

→5/25~のマニア学科の記事



「ポワンカレ予想」のことを理解しようと悪戦苦闘した後で、

介護のことを考えると、と~っても癒されます。




「私だっていつもポワンとしたカレの行動を予想しているわよ。」

と認知症のお爺さんの行動予測ケアにかけてみたあなた!

ちょっと寒いので、年収280万円パワーにダウン




では、解決ケアについて書きます。




昨日の記事の「本日の結論」で、

解決ケアを展開する上で重要なのは考える姿勢だと

書きましたが。

それ以上に大事なものがありました。




それはビジョンです。




「あの方には、○○のようになってもらいたい!」

というビジョンです。





前々回の記事の例だと、

「Aさんには元気でいて欲しい。なので可能な限り、

自分の力でムシャムシャと意欲的に食事をして欲しい!」


というビジョンがあってのことです。




解決ケアは、ビジョンを達成するための手段に過ぎません。




Aさんが自力でムシャムシャと意欲的に食事をする上で、

問題となる出来事を解決していくためのケアです。




そう考えると、前々回の記事にあったしのぎケアは、

どんどんビジョンから遠ざかるようなものだということが

分かると思います。

これはビジョンを無視したケア、というよりも、

最初からビジョンのないケアですね。




まずはビジョンを強くイメージし、

少しでもその姿に近づくために、

あきらめずにあの手この手でアプローチし続けること。


それが解決ケアの真髄です。

いや、介護の真髄と言ってもいいでしょう。




ところが、

介護士の中にはビジョンを持っていないどころか、

「どうせ無理だろう」

「もう年だし」

「認知症があるから」


と言って、

考える前からあきらめている人

が少なくありません。




こういう人は介護の仕事を辞めた方が良いと思います。

そういう介護士が多いと、

お年寄りは、

どんどん認知症になり、

どんどん寝たきりになります。

彼らがイメージした通りの衰えた姿

になっていきます。




例えば、もし学校の先生で、

生徒の出来の悪さの原因を自分の仕事の中に見出さず、

「だって、どうせバカな生徒ばかりだもん。」

と本気で考えている人がいたら、

その生徒たちはどうなると思いますか?




介護士がお年寄りに対して、

「どうせもう年だし」

「どうせ認知症だし」


と思ってしまうのは、同じことです。




☆本日の結論
「要するにポジティブシンキングが大事ということじゃ

★今週の反省
「結局、先週以上にストロングな内容になってしまいました。いつもこの繰り返しですね。」

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