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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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昨日、ちょこっとテレビを見ていたら、

家庭の節約術みたいなテレビ番組をしていました。

だいたい不景気になると、この手の番組が増えますね。



でも、

皆が節約をすればするほど、

さらに日本の景気が悪くなります。


なので、不景気の時ほど、

この手の番組はやめて欲しいと思います。



番組中、節約アドバイザーが

「ご主人のお小遣いをもっと減らしてください。」

と言うと、奥さんが拍手して共感していましたが、

これは非常に残念なシーンだと言わざるを得ません。



それって

「うちの亭主は、これ以上稼げない甲斐性なしだから、

小遣いを持たせても全く意味ないので、

ひたすら節約に勤しんでもらいたいです!」


とテレビの前で宣言しているようなものですから。



今回の出演者のような人は、

節約する→出世しない→ますます節約

という負のスパイラルに完全にハマってるのでは?

と思ってしまいました。



ある程度の節約は大事かもしれませんが、

所詮節約だけでは、その場しのぎです。

「しのぎ家計」です。

ビジョンがないので未来もありません。



家計の問題を解決するには、

まず収入を増やすことを考えて欲しいです。

節約よりもかなり困難なミッションですが、

家庭のためにも日本のためにもその方が良いです。



微々たる節約のために、アレコレ考える暇があったら、

仕事のアイデアの一つでも考えて欲しいものです。

本来はそれを後押しするのが、

奥さんのミッションでもあると思うのですが、

いかがでしょう?



というわけで、今日もちょこっと先週の続きを書きます。





前半の時事ネタが日に日に長くなるのが気になります。




さて、ここから先はメインの介護ネタです。




先週は、「しのぎケア」と「解決ケア」というテーマでしたが、

あらためて自分で読み返すと、

結局、このテーマに関しても、

いたって当たり前のことばっか書いてるな、

と思いました。




「解決ケア」、なんてわざわざ命名しましたが、

これは、画期的でも、奇想天外でも、クレイジーでもない

普通のケアのあり方を書いているだけでした。




ただ、その普通のケアが普通に行われていない

のが事実だと思います。

(もちろん、手前どもの施設も。)




年収○○○万円パワーという表現も、

「その場しのぎケアをしている以上、

介護士の年収は上がることはないですよ。」


というダイレクトメッセージです。




そもそも、

日本人は世話好きなのかも知れませんが、

日本のケアというのは、

「余計なお世話ばかしりして、老人をダメにする。」

という伝統的な文化があります。





それは日本古来の「甘えの文化」

包括されるものかも知れませんし、

一概に否定する気はないのですが、

結果的に老人が寝たきりや認知症になってしまうような

あり方というのは問題だと思います。





ましてや、

今後数少ない若者に対して

爆発的に老人が増えていく日本のことを思うと、

この文化は払拭されなければいけないでしょう。




もっとも、

問題解決を避けてその場しのぎだらけなのは、

介護業界だけでのことではなく、

日本国自体の問題なので、

非常にやっかいではありますが…。




数年後に介護福祉士取得のために

膨大なカリキュラムが課せられます。

私は、是非ともその中で

解決ケアを教えてもらいたいと思っているので、

関係者のどなたかがこのブログを読まれていたら、

ちょっとだけ考えてみてください。




☆本日の結論
「昨日ブログをサボったら、学校をサボった夢を見た。どういうこと?」

このブログの読者から、

もっと辛口な内容にして、バチバチやり合ってほしい!

というメッセージが送られてきました。

この方は、以前私が書いていた

傍若無人なブログの読者でもあったので、

マニア学科ではきっと物足りないのだと思います。



明らかに挑発されているので、

スルーしても良かったのですが、

「だったらオメーが一番嫌うネタ書いてやるよ!」

とまんまと引っ掛かりました。



なので、今日は、

さらに支持率が下がるような記事を書いてみようと思います。




「当施設では、ご利用者の方が入浴したいと思った時に、

お一人づつ、ごゆっくり入浴していただきます。」


みたいな文句を聞いたことがある人は多いと思います。




これを聞いた多くの介護士は、

「素敵な施設だなぁ」

「家庭での生活のようだなぁ」

「理想的な介護だなぁ」

と思うでしょう。




私だったら、

「もし、これが単なる宣伝ではなく本当のことなら、

なんて無駄なことに力を入れている施設なんだろう。」


と思ってしまいます。




こういう私の発言を受けて、多くの介護士は

根拠もなくとなります。




私の根拠は、

そのコストパフォーマンスの悪さです。

本当に好きなときにゆっくり風呂に入ってもらおうと思ったら、

そうとう手厚いシフトにしなければいけません。

これは非常に贅沢なことです。




変な例えですが、

深夜のコンビニの入り口にて、

(ホテルのように)ボーイがドアの開け閉めをしてくれる

という贅沢感、というか無駄感に近いものがあります。

「そんなのサービスいらないから、弁当安くしろよ!」

と言いたくなります。




私がその施設の経営者なら、

それだけ手厚いシフトであれば、

好きなときに風呂に入れることよりも、

毎日確実に風呂に入れることに力を注ぎます。




つまり、

「ホントに価値のあるサービスを効率よく提供しろよ!」

ということが言いたいのです。




こういうことを言うと、多くの介護士は

論理的な反論こそしませんが、になります。




彼ら彼女らは、おおむね、

「効率」という言葉を嫌います。

むしろ「無駄」を好みます。




最も人手がかかる業務である施設外への外出も

「無駄に」行くことは好みますが、

明確な目的と効果を求めると、嫌います。




介護士たちの、

こういった「効率」を嫌い「無駄」を好む傾向は

いったいどこからきているのでしょうか?




介護士たちに言わせれば、

効率的な介護=利用者の意志を無視した介護

無駄的な介護=利用者の自由を尊重した介護


というイメージなのでしょう。




しかし、私は、

効率的な介護=理論的な組み立てと集中力が必要なハードな仕事

無駄的な介護=テキトーで楽な仕事


というイメージが潜在意識の中にあってのことではないのかと

疑っています。




そういう意味では、冒頭の

「当施設では、ご利用者の方が入浴したいと思った時に、

お一人づつ、ごゆっくり入浴していただきます。」


というセールストークも、

実は顧客に向けてというより、

介護士に向けて発信されているように思います。

(だって、このメッセージからは、

スタッフが多くて仕事が楽そうなイメージが伝わりますからね。)




顧客のニーズと介護士の理想は明らかにズレています。




介護業界は長年、

「明確な顧客の意志」というものが不在でした。

未だにそうかもしれません。



なので、

「利用者のため!」と言いつつ、

実は介護士のエゴそのものだった、

というサービスは多いと思います。





そのようなズレや無駄を生まないためにも、

やはり明確で具体的なビジョンが必要ですね。




☆本日の結論
「辛口なだけに、いつも以上に文脈と論点がズレている。けどそんなの関係ネー。」

スコトーマという言葉をご存知でしょうか?

ストーマじゃないですよ(笑)。

スコトーマとは、心理的盲点という意味です。

詳しい意味を説明すると長くなるので、コチラを読んで見てください。

→スコトーマとは



要するに、人間はそれぞれの立場や思い込みによって

実際に見たり聞いたりした情報でも、

脳がスルーしているものが多い。

そういった盲点のことをスコトーマと言う。

ということです。



先日、カンブリア宮殿に、

セブンイレブンの鈴木会長が登場
して、

「(売り手が)専門家になってしまったら、

商品を消費者目線で見れなくなってしまう。

だから私は、いつも素人でいようと思う。」


という感じの名言を語っていましたが、

これもスコトーマのことを言っているのだと思います。

ちなみに、この言葉、

介護士・看護師にもグサッっときますね。



では、本日から、

「介護士のスコトーマ論」

スタートです。




「弱った老人には介護が必要だ!」

という思い込みも、スコトーマを生みます。

実は介護をする必要がないのでは?

と思わせる場面を見たとしても、

スコトーマの働きにより、

脳がその映像をスルーしてしまいます。




また、「この人は認知症だから」と思い込むと、

その人の全ての言動が認知症に映ります。

で、「やっぱり認知症だな」と再認識し、

どんどんスコトーマが強くなります。

実際には、ボケていない場面があったとしても、

それに気付くことは難しくなっています。




老人ホームの介護士のうち99.9%は、

多かれ少なかれこのようなスコトーマが働いています。

(もちろん私も含めて)




だって、

そもそも彼らは、

弱った老人を「介護するため」に

働いているのですからね。


入社前からスコトーマがあるのです。




そんな人たちに囲まれているから、

入居者はどんどん弱っていき、

認知症も確実に進行します。




逆に、

「どんな入居者でも絶対に元気になれるんだ!」

「認知症の人でも、何でも出来るんだ!」


と本気で思い込むことが出来れば、

そういったガネティブなスコトーマが外れます。





そうすると、

「あれ?この人のトランスファー介助って本当に必要?」

「あれ?実は自分でトイレの場所が分かってるんだなぁ」


というように、

今まで当たり前のように見ていた光景から

思わぬ発見が生まれます。





介護士には、マインド教育が何より大事

だということは、このことからも分かります。




だから、私は介護福祉士の学校で

毎日、NHKの「百歳バンザイ!」を見せることを

推薦しているのです。

そうすれば、

「もう年だから…」という思い込みは絶対になくなります。

老人を見るときのスコトーマも、少しは外れることと思います。





もし今、あなたの職場に、

「年だから…」

「認知症だから…」

と言って消極的な仕事しかしていないスタッフがいたら、

「そんなことばっか言ってるから

スコトーマが働いて、

何も見えなくなってんだよ!」


と言ってやってください。




明日に続きます。




☆本日の結論
「常に現場の真っ只中にいるスタッフは、まるでロンドンの霧のようにスコトーマに覆われまくっている。」

カリスマ介護ブロガーたなかいごさんの許可を得て、

マニア学科版「ポジティブ・ジョーイ」を作ってみました。

結果的には、

単なる「クレバー・ジョーイ」になってしまいましたが…。



But!そんなことは気にせず、Let’s Go!



ここは老人ホーム 「ヒルズ・オブ・ポジティブ」。

安心と信頼のサービスが売りで、

設備も立派でスタッフも優しくて地元でも評判Sa



最近問題なのは201号室のキャサリンばあちゃん。

日頃より家族の面会も少なく、いつも寂しそう。

最近はスタッフの声かけにも上のskyで、

まともに食事も水分も摂ってくれな~い。オーマイゴッド



いつもなら、あの手この手でキャサリンを元気にする

介護主任ジョーイだが、

なぜか、今回は見て見ぬふり??



そしてなんと!

「キャサリンには市立ジエンド病院へ入院してもらいましょう」

とジョーイの口からネガティブな提案!

周囲はアンビリーバボ&エキサイト

「入院の決断は早いぜ!」

「ヘイ、ジョーイ!ユーは介護に対して情熱がなくなったのかい?」

「もしかしてキャサリンのことが嫌いなのか?」

「しかも、あの病院は設備もサービスも悪いと有名!

それはもちろんyou know?!」


と批判の声が続出。

それらの声を無視して、ジョーイは主任の権限で入院決行!



1週間後、スタッフのダニーが心配して病院に行ってみると、

なんと、キャサリンは笑顔で元気になっていた。

ノーマルなケアすらまともにされているようには見えないのに。

「Why?」



ヒルズ・オブ・ポジティブに帰って、ダニーがジョーイに報告すると、

ジョーイはニヤッと笑って、こう言った。

「だろうNe♪ あの病院はBadサービスだから、

強制的に家族に洗濯や付き添いを依頼するんだYo

だから必然的に家族と会う機会も増えるってわけSa!」



「今のキャサリンに必要なのは、

僕らのcareではなくて、家族と時間をshareすること!」


※share=共有



ご静聴ありがとうございました。

元祖の作品とは、まったく趣が異なりましたが、

これに懲りず、また挑戦します。

では本日もスコトーマ論です。




「スコトーマって何?」という方は、昨日のブログをご覧ください。




新人スタッフが現場に入った時に、

最初にリーダーや先輩から仕事を教わりますね。




その瞬間から、

施設のサービスに対して、

入居者の状態に対して、

非常に強いスコトーマが生まれます。





入居者は週に2回くらいしか入浴しないものだ。

入居者は滅多に外出しないものだ。

18:00に夕食を食べたら、その後はそのまま就寝するものだ。





あるいは、




Aさんは車いす利用者だ。

Bさんはトイレ誘導しなければいけない。

Cさんはコミュニケーションができない。

Dさんは食事介助が必要だ。

Eさんはいつも居室で過ごしている。

Fさんはいつもオムツを使用している。

Gさんはソフト食だ。

Hさんはフロア内に気の合う入居者がいない。

Iさんの家族は滅多に面会に来ない。





一日も早く仕事を覚えたい!という有能なスタッフほど

メモをとって、丸暗記しようとしますね。

まだ不安も大きく、余裕もないので、必死です。




でも、

一旦そういう情報が入り込んでしまうと、

例えば、

「毎日入浴しよう!」

「毎日散歩に行こう!」


という、(普通の感覚では)ごく当たり前の提案が、

生まれることはないでしょう。




さらには、

「Aさんは歩くとことが出来るかも?」

「Bさんは自分でトイレに行けるかも?」


ということも、イメージすら出来ないでしょう。




あっという間にスコトーマに覆われます。




なので、

せっかくフレッシュで有能な新人が入社しても、

サービスは相変わらず現状維持で、

入居者の状態も、

悪くなることはあれど、

良くなることはないのです。




もったいない話です。




かと言って、

新人スタッフに業務や入居者の状態を

一切教えないというわけにもいかないですね。




さて、

あなたが教える立場ならどうしますか?

どうするジョーイ




☆本日の結論
「やっかいなのは、新人スタッフ自身が無意識的にスコトーマを求めていること。」

キリンから、とうとうアルコール度0.00%のビールが出ました。

KIRIN FREE キリンフリー です。

CMでもおなじみです。

こんな商品、スコトーマが外れていないと開発できませんね。



正真正銘、これはお酒ではないのです。



なので、

運転中も堂々と飲めます

検問の時でも、警察官の前で堂々と飲めます



また、飲み物の持ち込み可能な場であれば、

会議中に上司の前で堂々と飲めます

大学の講義でも最前列で堂々と飲めます

高校の食堂でも先生の前で堂々と飲めます



絶対に叱られることはありません。

だって、お酒ではないのですから。

なので、「夏はやっぱビールだなぁ!」と言いながら飲みましょう

(詳しく言えば「ビールテイスト」)



皆さん、さっそく明日からでも試してみてください。

実践報告をお待ちしております



ということで本日もスコトーマ論です。

新人スタッフへの教育方法を考えてみました。




「スコトーマってなんやねん?」という方は、

3日の記事からご覧になって下さい。




脳は、

必要以上の情報をスルーして

必要以上に考えないようになっています。




つまり、

スコトーマは脳が楽をするために生まれます。

省エネシンキングです。




なので、スコトーマを外すということは、

より脳を活性化させるということなので、

多くのエネルギーが必要です。

疲れます。




前回の結論で言ったように、

新人スタッフは、

自ら積極的にスコトーマを生み出そうとしています。


理由は、もちろんその方が楽だからです。

無意識的に自ら脳の働きを抑えているわけです。




しかし、新人の時からそのような仕事習慣を身につけられると、

考える介護解決ケアの実践者にはなれませんね。




そのままだと、

単なる肉体労働者であり、

寝たきり老人作りの匠になってしまいます。




しかし、上司や同僚に迷惑をかけないように

(「利用者に迷惑をかけないように」が一番ではないのがミソ)

スムーズに仕事ができるかどうか不安な新人に対して、

「俺の教えることはベストではないぞ。

お前はもっと色々な角度から見て、

より良いケアの形を考えろ!」


と言ったところで、どうしようもないです。




逆に、そんなことばかり考えて、

一向に業務や入居者の状態を覚えないスタッフも

現実的には全く使えないですしね。




なので、効果的な教育のステップとしては

以下のようになります。




まずは、現状の業務や入居者の状態を覚えてもらい、

仕事に慣れてもらいましょう。

もちろん、このときに、

「一旦現状のことを教えるけど、決してベストではないよ。」

とだけは伝えておきます。




次に、数ヵ月後にそれを全て壊します




このときの壊し方には、かなりのテクニックとパワーが必要です。

具体的な方法としては、

「何で?」攻撃「絶対に?」攻撃は有効です。




完全に壊すことさえできれば、

再び創り上げるのは難しくないです。




でも、しばらくすると再びスコトーマに覆われるので、

また壊します




このように、

破壊と創造を繰り返すことがポイントになります。




そのようにして、

多角的で柔軟な頭でサービスやケアを考えることが出来れば、

絶対に良い施設になると断言できます!


スタッフが途中でリタイアしなければの話ですが…。



☆本日の結論
「壊せる人はとても貴重だよ。1000万円パワーだね。」

面白い話があります。



サーカスの象は、子象の時から杭につながれている。

子象の力では杭を抜くことができない。

何度抜こうと思ってがんばっても抜けない。

子象はやがて大人になる。力も強くなる。

でも象は逃げようとしない。

子供のころからできなかったことだから、

できないと思いこみ、杭を抜こうとすらしない。




この子象には強烈なスコトーマが働いていますね。



この子象を、老人ホームの入居者に例えてみても

同じようなことが多々あると思います。

本当は必要ないのにオムツを着け続けている人。

本当はしっかり噛めるのにおかゆばかり食べる人。


という感じです。



「杭が外せること」を気付かせるのが

介護士の仕事でもありますね。




本日もスコトーマ論です。




よく野球やサッカーの試合をTVで観戦していて、

状況判断の悪いプレーを見ては、

「なにやってんだよ!バカじゃねえのか?!」

と言うことがあると思います。




(もし、今日ウォッカが負けていたら、

武豊も容赦なく言われていたと思います。)




しかも、そういった意見は、

実際に正しい判断だったりします。

阪神ファンの監督や選手に対する愚痴は、

意外と正論が多いのです。




ど素人の人間にバカと言われるプロのスポーツ選手って

いったいなんなんでしょうね?




実はこれには訳があって、

要するに、

グラウンドの外にいる人は、

スコトーマが外れているのです。





逆に言えば、

グランウンド内でプレーをしている人は、

スコトーマだらけなのです。





グラウンド内では、

実際の視野も心の視野も狭くなります。




格闘技の試合にも多いですね。

セコンドの言うとおりにさえしていれば勝てるのに、

なぜかワンパターンな攻撃ばかりして失敗したり、

暴走して負けてしまったりとか。




どうも、グラウンド内にいる人に対して、

スコトーマを外して考えろ!

と言っても難しいようです。




というわけなので、

現場の介護士のスコトーマを外す役割を担うのは

グラウンド外にいる人物が適任でしょう。




かなりの知識や眼力も必要なので、

老人ホームでいえば、

生活相談員

ケアマネージャー

施設長


のような立場の人が「壊し屋」には適任です。




逆に言えば、

彼らにそういう視点がなければ、

介護現場はボブ・サップのように暴走して、

施設は終焉へと向かいます。




なので、グラウンド外にいるスタッフは、

スコトーマを外して現場を見ようとする姿勢が必要です。

全ての前提や思い込みを捨てて、現場を見ましょう

全ての出来事を疑って、現場を見ましょう。





ただ、介護現場というグラウンドでプレーしている人たちは、

「私たちはこれだけ一生懸命仕事をしているのだから、

感謝こそされ、ダメだしされる筋合いはない


という自分本位の思い込みがあるいます。

自分たちのケアは正しいと思い込んでいるのです。

その思いから生まれるスコトーマがかなり強敵です。

「朝鮮中央放送」くらい強敵です。




特に、

「介護してあげている」という意識がどこかにある人

あるいは、

自己主張をする利用者が少ないフロアで働いている人

には、そういう傾向が強いです。




しかも、

泉ピン子クラスの戦闘力を持っている人もザラにいます。

頑張ってください



☆本日の結論
「現場に居ながらにして、自らスコトーマを壊すことが出来る介護士がいたら、是非紹介してください

誰かが言っていました。

本気で出来ると思い込むことができれば、

人間に不可能なことはないと。



病気も「治る」いや「治った」と心の底から

思い込むことができれば、治る。



本気で飛べると思えば、空を飛ぶこともできる。



但し、0.00001%でも、恐れや不安があったら、

出来ないそうです。



もし、大きな鷲に育てられた赤ん坊がいたら、

「飛ぶのが当然」と思って、飛べるのでしょうか?



羽根の有無や物理的な理屈は関係ないらしいです。

あれらは全て後付けの知識らしいです。



少なくとも地球上で最初に飛んだ鳥は、

とてつもない「思い込み野郎」ということですね。

鳥の中でスコトーマが外れた瞬間、飛べたのでしょう。



というわけで、本日もスコトーマ論です。




そう考えると、車椅子の利用者は、

「自分は歩けない」と思い込んでいるだけかもしれませんね。

アルプスの少女ハイジのクララのように。




空を飛ぶことを思えば、歩くことなんて簡単!簡単!

日本の介護士が世界最先端の介護を目指すなら、

それくらいのマインドで臨むべきでしょう。





なのに、なのに、なのに、

全国の介護士は、

足腰の弱ったお年寄りがクララのように立とうとすると、

「危ないと言ってダッシュで駆け寄り、

「転倒するからもう立ったらダメよとマジで念を押します。




一方で、

「歩けるようになりましょうね

と言いながら、平行棒でリハビリをします。




「あなたは歩けない」と洗脳しつつ、歩く練習もする。




これは、明らかに入居者をおちょくってますね。




本当に歩いて欲しいのなら、

「あなたは歩ける」と洗脳すべきでしょう。





介護士に言わせると、

「認知症や病態失認があるから、スタッフが気を付けないと…。」

ということなのでしょうが、

スコトーマ論においては、認知症や病態失認というのは

とてもありがたい症状です。




もし、認知症や病態失認がなければ、

そのお年寄りは、クララのように

必要以上に歩くことを恐れるでしょう。

その結果、本来歩くことができる能力があるにも関わらず、

車椅子利用者になります。




そして、車椅子利用歴が長くなればなるほど、

自分は車椅子なしでは生活できないという思い込みが強くなり、

自分で自分の歩く可能性を見失います。(スコトーマの発生)




ところが、

認知症の人の場合だと、

最初からスコトーマも何もないので、

歩けると思い込んでくれています。




また、仮に転倒するようなことがあっても、

そのネガティブな事実も

すぐに忘れてくれるので

助かります。

恐怖体験が常にリセットされるので最強マインドですね。




認知症でなければ、ふらついただけで、

「やっぱり危ないから、もう歩かない!」

となってしまいます。




認知症も悪くないですね。




というわけで、

私は、クララチックなお年寄りが歩くためには、

「自分は歩くことができるのだ!」

という思い込みが最も重要であり、

筋力やバランス感覚や関節の柔軟性云々は

後付けの理由に過ぎないと考えています。




介護士の、「絶対に転倒してはいけない」

という思い(恐怖?)が、強烈なスコトーマを生み出し、

このような発想をする機会を奪っていると思います。





☆本日の結論
「入居者のセルフ・エフィカシーを高めて、スコトーマをどんどん外していこう!」

昔読んだ、松下幸之助の本にこんなことが書いてありました。



「あのなぁ、売上を1割伸ばせと言ってもダメなんや。

思い切って、10倍にせぇ!ゆーたら上手くいくで。

なんでかっちゅうたら、1割UPやと現状の方法の

延長線上でしか考えよらんのやけど、10倍にしょー思たら、

根本的な考えを変えざる得ないんやな。これが。

どや?ワシええこと言うやろ?ワッハッハッハッハ!」




多少脚色しましたが、確かこんな感じだったです。



さすがに経営の神様と言われるだけあって、

スコトーマの外し方が良く分かってらっしゃいます。



介護の仕事も同じです。

今日は、そんなスコトーマ論です。




スコトーマ論は今日で最後にします。

最近スコトーマを連発しすぎて若干ノイローゼ気味です。




「スコトーマってなんすか?」という方は、

6/3の記事からお読みください。




もし、

「フロアの業務がスムーズにこなせない

という悩みが現場から上がってきたら、

施設長や介護主任は、

安易にスタッフを増やすべきではないです。




むしろ、そのフロアからスタッフを1名抜いてください。

5名のフロアなら4名にしてください。




い~え、大丈夫です。

その状態でも、現状維持のサービスは行えるはずです。

なぜなら、人間は変化を嫌い、現状維持が大好きだからです。

普段は迷惑な存在であるこの習性を

逆に利用しちゃいましょう。





なので、4名になればなったで、

以前では思いもつかないような工夫で無駄をなくします。

本来5名で行うと思い込んでいたサービスを、

4名で行わなければいけないと思った瞬間、

今までとは違った景色が見えてきます。

=スコトーマが外れます。





そして、

4名での効率の良い動きが身についたところで、

抜いた1名を戻しましょう。

超楽勝で業務がこなせるはずです。




でも、しばらくすると、再び無駄が生まれてくるので、

1名戻すときには、以前出来ていなかったサービスを

新たに行うことを条件にしましょう。


結果、サービスレベルのUPです。




仮に、スタッフ5名のままで、

「どうすれば上手くいく?」と考えたとしても、

絶対に無理です。

スタッフの脳裏に5名のスタッフで仕事をしている

イメージがある以上、画期的なアイデアは生まれてきません。

当然、サービスレベルのUPもあり得ません。




このように、スコトーマを外すには、

ちょっとあり得ないくらいシチュエーションを変えてみる

ことが有効だと思います。




もちろん、

利用者へのサービスが雑になってしまっては意味がないです。

あくまで、無駄の排除と利用者の能力の活用という部分で、

スタッフの動きを効率化するのがポイントです。




それこそ、私の大好きな「介護スタッフ少人数論」であります。

そして、「テキパキランド」への道であります。




業務改善を行う場合は、

現場の要望とは逆の発想をして、

スコトーマを外してから考えると良いです。





同じような要領で考えていけば、

老人ホーム入居者の

毎日全員入浴、毎日全員散歩

の可能性も生まれてくるはずです。




☆本日の結論
「本当に今の人員で今のサービスがベストなの?と毎日疑いましょう。」

昨日のブログで「全員散歩」と書きましたが、

私は、お年寄りが元気になるためには、

散歩が欠かせないと思っています。



その証拠に、「百歳バンザイ!」に出てくる人は、

全員といってもいいくらい、

毎朝散歩をしていますね。

(よく登場しますが、この番組にはヒントがたくさんあります。)



特に施設内にこもりがちな老人ホームにおいては、

その重要性は高まります。

老人ホームの基準では、

最低週2回以上の入浴というルールはありますが、

散歩のノルマは課せられてません。




せめて週2~3回は散歩をすべきです。

食事・入浴・排泄は三大介護といわれていますが、

今後は、散歩も加えて四大介護にして欲しいです。



そのことを強く訴えたい私は、

今日から「散歩論」を書くことを決意しました!




なぜ、介護現場では散歩の地位がこんなにも低いのか?

それはきっと、介護士が散歩の効果を

きちんと理解出来ていないからに違いない!

効果が分からないのだから、

当然、効果的な散歩の方法も分からないのだ!





なので、まずはその効果をざっくりと書いてみます。

大きく分類すると以下のようになります。

①歩行能力の向上

②生活リズムの安定

③ポジティブになる

④認知症の改善

⑤心肺機能・胃腸機能の向上

⑥肥満の改善





う~ん、

見事に当たり前のことばかりですね。




でも、ここで見限らずにしばらくお付き合いください。

かの老子も「散歩の道も一歩から」と言っております。

じっくり読んでいただければ、

必ずや介護士としてのあなたのキャリアUPにつながるはずです。




では、一つ一つの効果と

その効果を生かすケア方法を書きます。




と、その前に、




散歩の大原則として、

目的もなく歩き続けるようなことはしない

ということを押さえておいて欲しいです。




いくら散歩が心身の維持向上に効果的であったとしても、

用も無いのに連れ出されるのはストレスです。




なので、散歩には必ず楽しみや目的を設定しましょう。

お年寄りの場合、神社へのお参りが一番強烈です。

また、一番良いのは役割を設定することで、

花や木への水やり、犬の餌やり、新聞の受け取り等が

スタンダードです。




また、それらの楽しみや役割を

スタッフも共有して一緒に楽しむ

ということも超重要です。




では、順に書きます。




①歩行能力の向上


同じ時間歩くのなら、

施設内のバリヤフリーの床の上を滑るように歩くよりも、

屋外の、山あり谷あり段差あり犬の糞ありの

悪条件下でしっかり足を上げて歩いた方が

遥かに効果的です。





また、

歩行不安定な方に対してのリハビリという意味では、

スタッフが必要以上に身体を支えてしまうと、

入居者にとって効果的なトレーニングにはなりません。

よって、支えはギリギリ転倒しない程度にしましょう。

特に下り坂や段差においては、そうすることによって、

バランス能力が飛躍的に向上します。


注)新人スタッフは無理しないこと。




というわけで、


☆本日のプロ介護士の散歩術 

その1

「散歩に行くときは、モチベーションを高めるために、

入居者が興味を持てる目的(行き先、楽しみ・役割)

を提案しましょう。」



その2

「入居者の状態に応じて、敢えて段差のあるところや、

坂道や砂利道のあるルートを選択しましょう。」



その3

「歩行不安定な方に対しての支えは、

極力少なくしていき、バランス感覚を向上させ、

最終的には支えなしの状態で歩くことを目指しましょう。」





今日はここまでです。




たったこれだけのことだけど、

これらを実際に意識して実践している介護士は

実はあまりいないと思います。

散歩を甘く見てはいけません。




とまあ、こんな感じで書いていきます。

なんだか、散歩したくなってきたでしょ

明日からは、もっともっと面白くなるあるよ!




☆本日の結論
「安全なだけの散歩ならボランティアで十分なり。」




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②生活リズムの安定


老人ホームでよく見る光景として、

日中の暇な時間はもちろん、食事中ですら

ウトウトしている入居者がいますよね。




これは体力の低下という原因もあるのですが、

施設内でずっと生活することで、

体内時計が狂っているとも考えられます。




そういう方には出来れば午前中に

しっかり日光を浴びてもらいましょう。


(もちろん理想は朝日を浴びること!)

日中に適度に日光を浴びれば、

夜間も良眠出来ます。

※ただ、夜間良眠ということに関しては、

高齢者の場合睡眠物質メラトニンの分泌が少なくなっているので、

若者ほど効果的ではないようですが…。




日光を浴びれば良いと言うのなら、

日光が入る部屋ならいいのか?

ベランダや屋上でもいいのか?

と思う方もいらっしゃるでしょう。




もちろん暗い部屋よりは効果があるでしょうが、

はやり完全に外に出なければスイッチは入りません。




皆さんだって、家でダラダラ生活しているときは、

サッシ越しに光を浴びたり、

ベランダに洗濯物を干したりする程度のことでは、

ONにならないはずです。




でも、玄関から一歩外に出れば、

明らかに何かが変わりますね。

さらに、近くのコンビニやツタヤにでも行ったものなら、

完全に活動モードONになり、

家に帰って再びゴロゴロしようとは思いませんね。




なので、午前中に散歩に行けば、

施設内に戻ってからの入居者の活動意欲も違うはずです。

ただし、せっかくONになっても、

その後退屈な時間が続くと、再びスイッチOFFになるので、

ONになった後の活動が重要なことは言うまでもありません。




☆本日のプロ介護士の散歩術 

その4

「散歩は出来るだけ早い時間に行きましょう。」


その5

「散歩中はしっかり日光に当たってもらい、

スタッフの声かけや役割の中で覚醒してもらいましょう。」



その6

「散歩後の活動は必ず準備しておき、

ON状態が継続するように努めましょう。」



その7

「食事中にウトウトして食事が進まない方は、

食前の散歩を試みてみましょう。」





☆本日の結論
「あれ?この方って、もう二ヶ月間外に出てないよ。ってことが平気であるのが老人ホーム。」



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今日の内容は少し専門用語が多いので、

管理栄養士でない方にとっては、

ちょこっと辛抱が必要です。




面倒な人は、後半までスクロールして下さい。

それすら面倒な人は介護ブログランキングを応援プチッだけして、

ブログを閉じてください。

そして、明日また読みに来てください。

はっきり言って、

明日の記事の方が面白いです(笑)。





でも、蘊蓄が好きな人には今日の記事がお勧めです。

ちなみに、↑は「うんちく」と読みます。

これが読めない時点で、あなたは蘊蓄好きではないと思います(笑)。




③ポジティブになる


屋外を散歩するとセロトニンという脳内物質が分泌されます。

セロトニンが分泌されつと、心が安らぎ、やる気になるそうです。




逆に、

セロトニンが不足するとキレやすくなったり、

鬱になりやすい
と言われています。

その他にも、

姿勢の悪化、睡眠障害、頭痛、冷え性の原因になるらしいです。




セロトニンの分泌を促すための代表的な方法は、

セロトニンの原料となるトリプトファンを多く含む物を食べること。

(出来れば)朝、日光を浴びながら一定のリズムで歩くこと。

らしいです。→詳しくはコチラのサイトで。




要するに、

毎朝ウォーキングやジョギングをしている人は、

ますます元気でポジティブになるということです。


確かに、キレやすいマラソンランナーはいないですね。




もし、あなたの施設に、鬱傾向の入居者、

あるいはキレやすい入居者がいれば、

是非、毎朝のリズミカルな散歩を実施してみてください。




車椅子の方でも、リズミカルに足こぎしてもらえれば、

良いと思います。




これは余談ですが、

かつて、元気の家では、

セロトニン料理週間

というものを試験的に実施したことがあります。

すると、驚くべき結果がぁぁぁ!!!!!

皆さんの施設でも、ぜひ実施してみてください。

管理栄養士なら、それくらいの発想をしないとね




☆本日のプロ介護士の散歩術 


その8

「歩行可能な方であれば、出来るだけリズミカルな歩行を試みましょう。」


その9

「引きこもり気味でネガティブな利用者ほど、散歩に誘いましょう。」


その10

「カンファレンス時、鬱や興奮の問題解決の手段として、

『朝、散歩に行こう!』とスラッと提案してみましょう。」





☆本日の結論
「その10は、管理栄養士なら『トリプトファンとビタミンB6を多く含む○○○を多めに出します!』とスラッと提案してみましょう。」



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④認知症の改善



認知症の原因の一つに、

脳の廃用症候群という問題があります。




例えば、

(水分や栄養や体力は考慮しないとして)

一人で何日間も、音が遮断された部屋で、

座ったまま、真っ白な壁を見続ける生活をすると、

どんな人でも、完全にボケてしまうらしいです。




目や耳などから脳に情報が入らない。

何も思考しない。

しゃべらない。

運動をしない。

喜怒哀楽の感情が生まれない。





このような「ない」が多いと、

脳は一気に錆び付いてしまいます。




なので、脳を活性化させ、認知症を防ぐためには、

五感から多くの刺激を受け、

色々なことを考え、

良くしゃべり、

良く運動し、

喜怒哀楽の感情を表現する


という機会を多く設ければ良いのです。




散歩は、これらの要素の全てを満たします。

なんて効率的なケアなのでしょう。




では、これらの要素をより効果的にするための

散歩ケアの方法を書きます。




恥ずかしいことですが、時々元気の家でも、

入居者の手を引っ張るように歩き、

黙々と淡々と散歩をしているスタッフを見かけます。

あれは最低の仕事です。

あれでは余計にボケます。





わざわざ人員を割いて

個別ケアをしているのに、


そのような無意味(あるいは逆効果)な仕事をされると、

非常に残念な気持ちになります。


どれくらい残念かと言うと、

県外まで食べに行ったカリスマラーメン屋に

臨時休業の札がかかっているのを見たときと同じくらいです。




無知のスタッフならともかく、

知識があるにも関わらず、

そのようなケアをしているということは、

カリスマラーメン屋と名乗りつつ、

化学調味料を使いまくっているくらい犯罪的です。




まず、手を引っ張って歩く時点でダメです。




スキンシップとして手をつなぐのは、

相手に安心感を与えるので良いのですが、




歩くときは、

むしろ相手の方が前を歩くようにしましょう。

つまり、

入居者自身が行き先を考えながら

散歩をするのです。





介護士が一方的に手を引っ張る場合と、

入居者が、仮に無意識的にでも、

「どこに行こうかな?こっちかな?」

と考えながら歩く場合とでは、

脳の活性化という面において雲泥の違いです。




さらに、例えば、

本来とは異なるルートを選択した入居者に対して、

いきなり「こっちですよ!」と言うのではなく、

「どうしてコチラから行くのですか?」

と、まずは質問してみましょう。

思わぬサプライズな答えが返ってくるかもしれません。




このように、散歩に限らず、

認知症の改善・予防ケアにおいては

相手にとってストレスにならない程度に、

脳に負荷をかけていくのがポイントです。


徹底的に頭を使ってもらいましょう。




☆本日のプロ介護士の散歩術


その11

「散歩のルートは、その都度入居者に選択してもらい、その理由も聞く。」




認知症改善散歩ケアの続きは明日書きます。




☆本日の結論
「本人より介助者が先にアレコレしてしまうことが、ボケを加速させる。」



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④認知症の改善



前回の続きです。




脳を活性化させるために、

五感への刺激というのはとても有効です。

三好春樹監修の「新しい介護」のP313にも、

きちんと書いてあります。




ちなみに、「新しい介護」を持ってはいるんだけど、

まともに読んでないという人は多いと思います。

当方のスタッフも、95%はそんな感じです




この本には介護の基本的な知識がぎっしりと

書かれてあるので、毎日読んでください。

その都度、新しい発見があるはずです。

漫画や図も多いので、介護士にはもってこいですよ(笑)。




話を戻します。




五感への刺激という観点で、

施設内で同じソファーに座って

ボーッとしているだけの生活を評価すると、

測定不能なくらいダメですね。

だから、施設に入居するとどんどんボケるのです。




かと言って、毎日違うソファーに座ってもダメですよ。

今度は情緒不安定になってしまいます(笑)。




というわけで、

五感への刺激を生み出すために

最も有効な手段は散歩です。





まずは、視覚への刺激。

外の景色は、季節の変化はもちろん、毎日微妙に異なります。

晴れの日と雨の日も違います。




次に、聴覚からの刺激。

小鳥のさえずり、車の走る音、六甲おろしの大合唱。

それらの音を聞き、

「近くに鳥の巣があるのかな?」

「このあたりも車が多くなったなぁ。」

「久しぶりに阪神が勝ったか…。」

ということを考え想像するのです。





次は、嗅覚

金木犀の匂いをかいで哀愁を感じるも良し、

パン屋さんの匂いをかいでお腹を空かすも良し、

付き添いの女性スタッフのシャンプーの匂いをかいで、

青春時代を思い出すも良し。

ここでも、想像力がかなり働きます。




次に、味覚

散歩の途中で、水分補給代わりにお茶をしましょう。

たまには刺激的なコカコーラでも飲みましょう。




最後に、触覚

動植物には積極的に触りましょう。

物の硬さや温度をしっかりと感じてもらいましょう。

老人ホームのお年寄りは、

そういう当たり前の刺激すら忘れかけています。


注)おじいさんは付き添いの女性スタッフの手ばかりを

握らないようにしましょう。




☆本日のプロ介護士の散歩術


その12

「お年寄りに、より多くの情報を意識してもらい、

インプットしてもらうために、

見えること、聞こえることに対して、

いちいちオーバーアクションすることを心がけましょう。」



その13

「散歩の途中で、必ず水分補給を絡めましょう。」


その14

「天気の良い日だけ散歩、という考えは捨てましょう。

雨の日こそ刺激的です。

同じく暑い日や寒い日や風の強い日も。」





☆本日の結論
「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、デモ巨人ニハ負ケル。」




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ダメな介護士の特徴として、

自分の仕事の至らなさを、

入居者のせいにする傾向があります。

しかも、その入居者が認知症であれば、

なんでもかんでも認知症のせいにします。



「認知症だから食べない。」

「認知症だからオムツが外れない。」


という感じです。



そういう人には言いたいですね。

「例え認知症の人でも、

少しでも普通の人と同じように自分で食事を食べたり、

オムツをしなくても良いように工夫して取り組んでいくのが

介護士の役割だろが!」

「そもそも認知症じゃなかったら、

最初からお前の出番はないだろ!」


と。



それを今さら「認知症だから…」って、なんじゃそりゃ



「お宅の子供はバカなので、成績が上がりません。」

って教師が言ってるのと同じだってことに気付いてほしいですね。



教師の役割は、例えバカな生徒であっても、

少しでも勉強を好きになってもらって

少しでも学力が向上するように働きかけることであり、

バカな生徒を発見してラべリングすることではないはずです。




一応、本題はここからなので

本日も引き続き散歩ケアです。




④認知症の改善



会話が少ない生活はボケます。

会話をするということは、それだけ脳を使っているということです。

なので、せっかく個別に散歩に行くわけですから、

しっかりと会話をしたいものですね。




てゆーか、

1対1で関わっているのに、会話がないというのは、

相手に対して失礼この上ないですね。

それは、相手の存在を認めていない

ということになります。




以前、「コミュニケーション論」にて、

会話のコツは共有している情報をネタにすれば良い

と書きました。




散歩中は風景や気温など、共有できるネタはたくさんありますが、

それでも、会話が進まない介護士がいます。




そんな方のために、ありがたいアイテムがあります。

それは、デジカメです。

デジカメで素敵な写真を撮る

ということを散歩のテーマにするのです。




もはや、

散歩の目的自体を写真撮影にしても良い

くらいです。




結果的に良い写真が撮れれば、

施設に戻ってからも話のネタになるし、

居室に飾ったり、アルバムを作ったり、HPに載せたりと、

色々と活用出来るので、一石二鳥です。




どんな面白い写真を撮ろうかな、

と考えながら散歩をすると、介護士も楽しいはずです。

会話も自然に弾むこと間違いなしです。




あと、やってはいけない会話法があるので、

ついでに書きます。




それは「質問攻め」です。




「暑いですか?」

「美味しいですか?」


ってやつです。




これは、お年寄り的に、非常にウザいです。

返事をするのが面倒です。




なので、言うのであれば、

「暑いですねぇ」

「美味しいですねぇ」

と、

共有体験している者が共感を求めるという形

で話をしましょう。

その方がお互いに気楽で、会話も弾みます。




☆本日のプロ介護士の散歩術


その15

「散歩時はデジカメ持参で。

お年寄りと一緒に面白い写真を撮ることを楽しみましょう。」



その16
「写真は様々な形で活用し、

より大きな波及効果を狙いましょう。」



その17

「質問攻めトークは避けましょう。

天気や気温に関する会話は

自分の感想をオーバーに表現するだけで良いです。」





☆本日の結論
「写真が上手な人は、介護も上手。」

本日も散歩論です。

ファイナルです。




本日の内容は主に歩くことが出来る方向けです。


⑤心肺機能・胃腸機能の向上


散歩を続けると確実に心肺機能が向上します。

要するにスタミナが付くということです。

体力が増すと自分で出来ることが増えます。

食事、入浴や身の回りのことがどんどん出来るようになります。




私は、施設の入居者に対して、

散歩以上に効果的にスタミナを付ける方法は

ないと思っています。

加圧トレーニングでもすれば別でしょうが。




また、

歩くという行為は全身運動なので

身体の循環が画期的に良くなります。

血行が良くなれば内臓の動きも活性化するので、

胃の働きが向上し食欲UP!

腸の働きが向上し便秘改善!





⑥肥満の改善


施設入居者は案外肥満傾向の方が多いです。

痩せていくよりは随分マシなのですが、

太りすぎると活動力が低下してしまいます。




そんな方には、食事制限の前に、

散歩ケアによって、ダイエットに挑戦してもらいたいです。




また、座る時間が長いと足がむくんでしまう方も多いです。

これは足に血液が溜まってしまっているからです。

その血液を心臓に押し上げるには、

ふくらはぎの筋肉が収縮する必要があります。

要するに歩けばいいのです。

散歩をすれば、むくみは改善されます。




☆本日のプロ介護士の散歩術


その18

「機能的に問題はないけど

『しんどい』ことを理由にADLが落ちている方には、

散歩をしてもらいスタミナを強化しましょう。」



その19

「短時間でスタミナを付けるためには坂道を利用しましょう。」


その20

「食欲不振改善のアプローチとして

散歩が有効なケースもあることを覚えておきましょう。」



その21

「便秘の方には、どんどん散歩をしてもらいましょう。」


その22

「肥満は散歩で解消しましょう!」


その23

「足の浮腫の解消は散歩でバッチリ!」


その24

「多分他にもたくさんメリットがあるので、

積極的に調べましょう!」





以上で散歩ケアは終了です。

まるで、プリズン・ブレイク シーズンⅢのように

いきなり急展開での最終回でしたね。




訪問介護の皆さん、ケアマネージャーの皆さん、

散歩を介護計画に盛り込むときに、

ここで書いたような理論、効果、目的を明記すれば、

きっと行政も介護保険サービスとして認めてくれるはずです。

単に「楽しい」とか、「健康に良い」というのでは弱いですからね。

今後の理論武装にお役立て下さい。




☆本日の結論
「書きながら、歩ける状態を維持することの大切さをあらためて感じました。」

最強の脳トレ

認知症ケア研修を昨日行いました。

その中で、

認知症の改善と予防のために、

いかにして施設生活の中で入居者に頭を使ってもらうか?

ということを皆で考えました。



ここで言う、考えるということは、

思考するのみでなく、

想像する

期待する

選択する

決断する

反省する

記憶する

思い出す

推測する


のようなこと全てです。

感情や感覚を伴ったものほど強烈です。



さて、それを踏まえた上で、

施設の入居者が最も「考える」ことができる生活部分は何か?




正解は、



















今日何を食べるか考える!

です。




私たちが、

「今日の晩飯何食べよっかなぁ~」

と思った時、

さまざまな選択肢が脳裏をよぎります。




まずは、

昨日、一昨日食べた物を瞬時に思い出し

それとカブらないように注意します。




また、それらの選択肢の中の物を

いったんイメージ内で食べてしまい、

食べた後の自分の満足感を予測します。

そのとき、前回それらを食べた時の

味覚の記憶
をたどります。




さらに、予算との兼ね合いを計算したり、

健康上問題があるかどうかも注意したりします。




もし、調理もするのであれば、

買物の都合や調理の手間も考慮します。




酒を飲む人であれば、酒との相性も考えます。




翌日に大事な仕事があれば、

胃もたれしないものや、臭いの残らないものを、

ということも考慮します。




そのとき傍に他者がいれば、

その他者にも配慮した物を選択します。

もちろん、コミュニケーションもしっかりします。




その他もろもろの情報を整理した上で、

最終的に決断します。




しかも、

食欲という最大の欲望のために考えるわけですから、

ポジティブに集中して考えます。




そして、食事を待つ間は、ワクワクしながら期待します。




しかし、食べた後は反省します(笑)。




というわけで、

これからは元気の家でも、

常に5~6種類のメニューから選択できるようにする

ということに決定しました




えっ?施設でそんなことは不可能だろうって?

(明日に続く…かも)




☆本日の結論
「この案は6/14の記事に対するさばねこさんのコメントがヒントになっています。ありがとうございます。」

まずはコレを見てください!→倉敷美観地区のスゴい映像

昨日の夜、ここに行ってきました。

川面に映るライトアップが最高で、素晴らしい雰囲気でした。

その情緒あふれる景色を見ながら友人とワインを飲んだりしました。

(映像の最初に見える橋の右の川向こうの階段で)



地元だからいつでも簡単に行けちゃうんだよねぇ。

もちろん入場無料

うらやましいでしょ~

しかも、私たち以外誰もいない(笑)。



って、おいおい、土曜日の晩だぞ

これはイチ倉敷市民としては微妙だろ



全国の介護士希望の学生の皆さん

倉敷にある元気の家という老人ホームに就職すると、

今なら、美観地区を毎晩無料貸切という特典付きです



チボリ公園は潰れちゃったけど、

美観地区はますますパワーアップしているので、

これはマジで美味しい話でっせ

(夜営業している美味しい店もたくさんあるよ!)



ご応募お待ちしております。

リクルートのお問い合わせはコチラより。

元気の家の食事も美味しいですよ!



というわけで、

昨日の続きで老人ホームの「食事論」です。




以前、セブンイレブンの鈴木会長が

カンブリア宮殿に出たときに

以下のようなことを言っていました。




「お客さんというのは不思議なもので、

例えば牛乳を買うのでも、、

毎回同じメーカーの物しか買わない人でも、

他のメーカーの物もたくさん棚に置いてないと

購買意欲が下がるんですよ。」





確かにその通りですね。




マクドナルドでテリヤキバーガーしか買わない人でも、

もし、テリヤキバーガーしか売らなくなったら、

マクドナルド自体に行かなくなるでしょう。




何事も選択の余地があるということは大切です。

多彩なメニューを見て、一瞬他の商品も考えては見るんだけど、

「やっぱり今日もコレ!」というのが良いですね。




あくまで自分がチョイスしたんだ、という思いがポイントです。

「人は押しつけではなく自分が主体性を持つことに喜びを感じる」

と脳科学者の茂木健一郎氏も語っています。




さらに、茂木氏は、

「高価なフランス料理よりも、一杯の牛丼が食べたい時もある」

「嗜好性は単なる品質とは結び付かない」


とも言っています。

(わざわざ脳科学者の言葉を持ち出さなくても分かることですが…




つまり、老人ホームの食事がどんなに豪勢であっても、

それが自ら選択したものでない限り、

カップヌードルに負けてしまうかもしれないのです。




そういう視点で見ると、

毎日決まった食事を押し付けられている施設の入居者は、

酷くQOLが低いと言わざるを得ません。


意欲も元気も湧かないはずですね。




そこで考えて見ました。




要するに…




(ポイント1)

結果的に、ほぼ毎日

「日替わり定食」(今の通常メニュー)を食べたとしても、

一応他にも選択できるメニューがあるという状況を

作っていくこと。




(ポイント2)

仮に、「日替わり定食」以外のメニューが、

少々クオリティーの低い物であったとしても、

それは大きな問題ではないということ。




こう考えていくと、

老人ホームにおける選択メニューというものも、

現実味を帯びてくるのではないでしょうか?


スコトーマを外して考えれば、道は開けますね。




☆本日の結論
「他の老人ホームもたくさん見学に行ったけど、やっぱり元気の家が良い!という学生さん、大歓迎です!」

今、元気の家のHPにて、

写真研修を受けたスタッフによる写真をアップしていますが、

どうせなら、美観地区で腕を磨いてもらいたいなと思いました。



モデルとなる入居者と同行し、

あるいはスタッフ同士で、

撮影会ですね。



最高の一枚が撮れれば、

JR西日本のポスターに推薦します。

谷村新司の歌声に負けない写真を期待しています。



というわけで、

今日は、「スコトーマ論」です。




認知症研修をしていて再確認したことなんですが、

利用者のことを最も良く理解している人こそ良い介護が出来る。

というのは嘘ですね。

そういう人は末期的にスコトーマに覆われていますから。




特に認知症の方の問題解決を考える場合は、

むしろ、その方の顔も名前も知らない介護士が適任です。





もちろん、情報提供はしっかりとされるべきです。

なので、認知症の利用者のことをよく知っている介護士が、

全く知らない介護士に情報を提供しながら

相談するという形が良いです。




私が、その方が良いと思う理由を以下に書きます。




まず、なんといっても、当事者ではないので、

客観的に問題に取り組めます。

なので、落ち着いた精神状態で、

とことん理論的

考えることが出来ます。




逆にいえば、

当事者が考えると、

興奮した状態で、

感情的に問題に取り組むので、

理論無視の感情ケアが生まれます。

感情ケアとは、イコールしのぎケアですね。




解決ケアはとことん理論的でなければ出来ません。




在宅介護をしている家族に

正しいケアの方法を説明しても

一向に聞きいれてもらえないのも、

感情が高ぶっているからです。




問題行動を引き起こす利用者の近くにいる人ほど、

その影響を強く受け、感情が高ぶっています。

認知症の方がもらたすストレスとは、

誠に凄まじいものですね。




まるでアイ・アム・レジェンドのウイルスみたいに強力です。




もし、あなたが相談を受ける前に

その利用者の状況を下手に目の当たりにすると、

その瞬間、

「無理かもしれない」

「大変そうだ」


という思いを抱いてしまい、

どうしても、ネガティブな発想になってしまいます。




しかし、何も知らないのであれば、結果的に、

ポジティブに解決に向かうことができます。




知らないということは強いのです。




相談相手がどんなに感情的に介護の大変さを訴えてきても、

その感情には一切共感せず、

コンピューターのように、必要な情報を聞きだし、

有効と思われるアプローチを提案していきましょう。





中小企業のオヤジを相手にしている

コンサルタントのようなイメージです。

「会社の伝統?それは単なるあなたの趣味でしょう。」

「事実、その部門が経営の足を引っ張っています。」

「そういう部門こそ真っ先に廃止しましょう。」


みたいな。




感情移入しなければ、

ゴールへの道のりがくっきりと見えるものです。





それくらい冷酷非情にならなければ、

結局、あなたもウイルスに感染して、

「大変だ」

「難しい」


という結論になってしまいます。




認知症という難問を解決するために

冷静理論的ポジティブに取り組むには、

あなたはターミネーターになるしかないのです。




もし、自分の担当する入居者の認知症の問題を、

自らの力で解決しようと試みるのであれば、

知識以前に、マインドから鍛え直す必要があるでしょう。




以前のスコトーマ論で、

利用者の問題を解決するときには

思い込みや固定概念を持たないことが大事
と書きましたが、

同じような意味で、

利用者に対する感情を捨て切ることも、

スコトーマを外す手助けとなります。





☆本日の結論
「ターミネーター相談法は、決して家族に対して行ってはいけない。少なくとも表情や態度は徳光和夫を目指しましょう。」

レバレッジリーディング

レバレッジ勉強法」などの

レバレッジシリーズの著者の本田直之氏をご存知ですか?

この方が好んで用いるレバレッジという言い回しは、

私の中でしばらく流行語でした。



レバレッジとは「てこ」の意味で、

小さな力で大きな成果を上げることを意味しています。



皆さんご存じのように、元々は投資業界の用語で、

少ない投資で大きなリターンを狙う時に用いる手法です。

そのあたりの詳しい説明は面倒なので省略します。

興味のある方はコチラでどうぞ→レバレッジ投資の説明



本田氏の言うところのレバレッジとは、

投資で使われる意味合いとは少し異なり、

例えば、

少しの読書で確実な知識や成果を得る、とか

少しの勉強で東大に入る、というイメージです。



それを真似て、私は、例えば、

「家から近くて、安くて、旨くて、雰囲気が良くて、

遅くまで営業していて、商談の成功率が高い居酒屋」


のことを指して、

「あの店はレバレッジが効いている」

などと言っていました。



飲みに行く時に、

「良い店を教えてくれて、盛り上げてくれて、車で送ってくれる人」

は、かなりレバレッジが効いている人だと言えます(笑)。



あるいは、

「どうせ岡山市街に飲みに行くなら、

○○の仕事もからめて、●●も買って、△△にも会って、

というように、レバレッジを効かそうよ」


という具合に使っていました。



とうわけで、

本日のお題は「レバレッジケア」です。




介護の仕事ほど、レバレッジを効かせる必要があります。

介護士はより少ない労力で、

お年寄りをより元気にさせるべきです。





レバレッジが効けば効くほど、

少人数のスタッフで、

より良いケアを提供出来ます。





しかし、しのぎケアばかりやっている施設では、

大勢のスタッフが必死に働いているわりに、

お年寄りの元気はどんどん無くなってしまっています。




より過酷な労働で、お年寄りはどんどん弱っていく。

というように逆レバレッジが効いてしまっています。

笑いごとではないですよ、ほんとに。




多くのそのような介護現場に対して、

介護保険のお金は注がれ続けているわけですから、

厚労省はなんて無茶な投資をしているんだ!

ということになりますね。




まあ、国家予算の使い道ほど、

逆レバレッジが効いているものはないわけですが…。




話を戻します。




私は、これからの介護士は、

「そのケアはレバレッジが効いているかい?」

と問いかけながら、仕事をして欲しいと思っています。

そういう視点が欲しいということです。




では、レバレッジが効いている介護とは何か?

(次回に続く)




☆本日の結論
「一番レバレッジが効いているのは散歩ケア。←って、いきなりネタばれ?」

あのさぁ、福祉用具ってさぁ、

介護者が楽をするための物ばっかじゃねぇ?

でも、それってその場しのぎだよなぁ。

そんときは楽かもしんねぇけど、

そんな道具使い続けると、老人はどんどん弱るから、

結局、介護者もさらに大変になるってことが、

なんで分かんねぇのかなぁ?

結局、俺が言いたいのはいつもそこなのね、そこ。



福祉用具も、老人が元気になることを目的とした物

作ってほしいよな。

でも売れねぇだろうなぁ、きっと。

だって、そもそも老人に元気になって欲しい

って思っている人がどれくらいいるのか怪しいよ。


まずその発想がない。

元気になる福祉道具を作っても、

市場にニーズがなけりゃ意味ねぇな。



でもさぁ、これだけは作ってよ。

老人が自分で操作できる特殊浴槽。

そもそも特浴って、そのためにあるもんだろ。

この特浴があれば、介護士に裸を見られなくて済む。

そういうニーズってあると思うよ。



介護士が楽をするための特浴なんていらねぇから。

そもそも、20年前の業界ならともかく、

今の時代、プロの介護士には特浴は必要ねぇから。

なんのための介護福祉士なんだ!?ってことになるぜ。

今となっちゃぁ、あんなもん素人の道具だから。

でも素人が使う場所(在宅)にはないんだよなぁ。

てことは、そもそも市場にニーズがないんだよ。



実は医療器具メーカーも、それは分かってるんだよね。

商売だから、適当に脅して売り込んでいるだけなんだよね。

「これがないと介護が大変ですよ」って。

そんな口車に乗って買う奴が多いんだよね。

施設の経営者そのものが素人だから、しょーがねぇか。



まあ、とにかく介護士の操作がなけりゃぁ、

成立しない特浴は間抜けだよな。

いまどきは、洗車機だってセルフだっつーの。



と、夢の中で誰かが言っていました(笑)。



というわけで、

本日も「レバレッジ介護」です。




レバレッジケアとして一番に思いつくのは、

施設の入居者に仕事をしてもらうということです。

これは凄いですよ。

FXでいえば、200倍くらいレバレッジが効いています。




仕事をすることによって、

退屈な時間が減り、(廃用症候群の予防)

生活リズムが整い、(心身機能の向上)

活動量が増え、(身体機能の向上、便秘の改善)

頭を使うことが出来て、(認知症予防)

仕事仲間が出来て、(孤独感の解消)

コミュニケーションも活性化し、(認知症予防、孤独感の解消)

周囲の人から認められ、(自尊心、自己効力感の向上)

さらには、感謝されます。(いきがいの創出)




極めつけは、

入居者が生産性のある仕事をしてくれることにより、

スタッフの労働が楽になります。

場合によっては、経営が助かります。




どうですか?

施設においてこれだけレバレッジの効いた活動が、

他にありますか?

まさに一石十鳥、

レバレッジ10倍のケアですね。




逆に言えば、

入居者に役割や仕事を担ってもらう

という取り組みを実施するときは、

これらの要素が多く入っていなければ

効果が薄いということですね。




レバレッジの効いた仕事ケアを計画してみてください。




☆本日の結論
「あなたの“仕事”はレバレッジが効いていますか?」

昨夜、またもや美観地区に行ってきました。

相変わらず美しい景色でした。

そして、相変わらず誰もいませんでした

金曜の夜ですが…。



数少ない通行人は…皆さん外人でした。

白壁の街に外人…なぜか似合います。

東洋と西洋のフュージョンこそ、

倉敷美観地区の真骨頂なのでしょう。



さて、私たちはというと、

大原美術館の前の石橋の手すりに座って、

テイクアウトの地ビールを飲んでいました。

※その橋の映像です→美観地区の映像
(このカメラマンが1:20に渡っている場所です)



その外人たちの青い眼には、

さぞかし贅沢な行為をしている現地人に映ったことでしょう。



彼らの感覚では、ある意味、

パルテノン神殿で、かくれんぼして遊んでいる

現地の子供のようなものですかね?



そんな情緒あふれる倉敷から、

今日もマニア学科を発信します。

「レバレッジケア」です。




昨日の仕事ケアまでいかなくても、

老人ホームにおいては、

なんでもかんでも入居者の役割にしてしまおう!

という発想を持っていれば、

どんどんレバレッジを効かすことが出来ます。




例えば、

新規の入居者やショートステイの利用者が来られる時に、

積極的に話し相手になってもらえそうな入居者を指名します。




そして、

「私たちスタッフよりも、あなたが声をかけることにより、

新しい方もきっと安心されると思いますので、

よろしくお願いします。」


と役割にしてしまいます。




新規の方も安心し、頼まれた入居者も感謝され、

レバレッジ2倍です。


また、スタッフが個別に接客する必要もなくなるので、

レバレッジ3倍です。


さらに、次回の利用時はその入居者に会うことを楽しみに

してくださるという営業効果もあるので、

レバレッジ4倍です。




さて、

このミッションに対して、

さらにレバレッジをかけていくためには、

どのようなことを付加していけばいいでしょうか?

考えてみて下さい。




こんなことを考えながら仕事をすると、

介護はもっともっと楽しくなります。




☆本日の結論
「美観地区はもっとレバレッジを効かるべきだ。」

介護の達人

老人ホームにおいては、

スタッフが忙しそうに走り回っている施設ほど、

入居者は退屈そうにじっと座っています。




この手の現場では、

スタッフは疲弊し、腰痛になり、

入居者は廃用症候群を引き起こします。




要するに仕事が大変な割には、

入居者はどんどん弱る
という形です。

この仕事は全くレバレッジが効いていませんね。




一方

介護士がレバレッジを効かせている介護現場では、

スタッフは極力動かず、

入居者が目一杯活動しています。





その結果、

スタッフの肉体的な負担は減り、

入居者はどんどん元気になります。





まさに、小さな力で大きな成果という

「てこ」の原理ですね。




そういう現場を作るためのヒントは、

少人数スタッフ論

考える介護論

生産性向上論

解決ケア論

に書いてある、かな??




とにかく、

「介護の仕事は肉体労働だ」

「介護スタッフはしっかり動かないといけない」


という思い込みを外すこと。




そして、その代りに

「入居者が活動的な現場ほど良い現場である」

というイメージを叩きこむこと。




それだけで、随分と変わってくると思います。




限られたスタッフ数で、

最果てなく入居者を元気にしていくため
には、

とことん仕事にレバレッジをかけなくてはいけませんね。




そんな、達人のような仕事を目指してみてください。




☆本日の結論
「レバレッジという言い回し、結構便利でしょう?」

とんでもない記事を発見してしまいました。

すぐにクリック!→介護職員は「働き過ぎるな」

これを読んで、皆さんはどのような感想を持たれましたか?



とりあえず、

不況でボーナスカットの中、一般企業に勤めながら

必死に税金や社会保険料を捻出しつつ、

家では認知症の祖母を介護している人が読んだら、

「ふざけんな、コラ!」と言いたくなる

タイトルであり記事であることは間違いないですね(笑)。



ちなみに、この岡田教授は、

5/18のマニア学科でも紹介し、また最近では、

「北九州から福祉を盛り上げる!~ふくし啓発研究会~」

6/25の記事(プチ炎上記事)でも取り上げられた、

例の「週刊ダイヤモンド」にも、

同様のテーマの記事を書いていました。



ダイヤモンドの記事を読んだ時は、

「面白いことを書いてるなぁ」くらいの感じで

私も余裕綽綽だったのですが、

さすがに今回の記事はツッコミを入れざるを得ません。



(これはあくまで私の考えですが)

仮にこの方のビジョンでコトが進むと、

とりあえず介護の仕事をやってみようかな、という

ビジョンもやる気もない若者は増えるかもしれませんが、

日本中の施設がほのぼの荘(by残業廃止論)になり、

膨大な社会保障費により日本の財政は圧迫され、

寝たきり、認知症の高齢者があふれ返り、

納税者は怒り狂う

という、誰も歓迎しない状況を招いてしまいます。




しかし、

介護スタッフの人数の問題にしろ、

残業に関する問題にしろ、

やりがいやビジョンに関することにしろ、

ことごとくマニア学科の論と正反対なので、

実はアンチの読者ではないのかと疑ってしまいます(笑)。




もうひとつ疑っていることがあります。

文中に、

「現場の現状からすると、管理者が掲げる理想が高過ぎる」

とありますが、

コレ絶対にウソでしょう(笑)。

もし、本気で言っているのなら、

よほど、日本の介護に精通していない方ですよ(笑)。




あるいは、北欧の状況と比較して、

そのような意見を持ったということであれば、

北欧の施設管理者ってどんだけ志が低いんだ!?

ってことになります(笑)。





なので、とりあえずウソを言っていると仮定しましょう。

だからきっとこの方も、内心では「日本の施設の管理者はダメだ」

思っているはずです。




「日本の施設の管理者たちは、

マネジメントはおろか、ケアの知識も、ビジョンも何もない」


と思っているはずです(笑)。




だからこそ、

今回の記事のような超ネガティブな妥協案を述べているのだと

いうのが、私の仮説です。




そうでなければ、納得できません。




だって、

専門で介護やマネジメントを研究している教授なら、




日本は北欧と違い、

超財政難であり、

超少子高齢化なので、

社会保障システムを考える上での前提が全く異なる

ということは十分に承知しているだろうし、




施設管理者の理想が低くなれば、

良いスタッフほど、真っ先に幻滅し退職する

ということも承知だろうし、




介護サービスの質が下がれば、

認知症や寝たきりの方が増えてしまい、

ますます介護が大変になる

ということも承知だろうし、




そんな状況を生み出せば、

介護の仕事の面白さややりがいはさらに失われ、

ますます介護職離れが起こる。

つまり、さらにマネジメントが難しくなる

ということも承知だろうし、




労働時間の長さや介護スタッフの多さ=質の高い介護サービス

という方程式は成り立たず、

むしろ現場では、その逆のパターンの方が良く見受けられる

ということも承知だろうし、




そもそも仕事のレベルを下げること(専門性の低下)が

業界を救うことになるわけもなく、

むしろ、業界の衰退を加速させるだけであり、

介護士のさらなる待遇悪化につながる

ということは、百も承知でしょうからね。




ここに書いてあることがいかにズレているかということは、

誰よりもご存知のはずなんですが…。




☆本日の結論
「この方の記事は、ハードな労働に不満を持っている介護スタッフの理論武装には役立つかも?」

節約と称して玄関の照明をOFFにしている福祉施設

って多くないですか?

いくらエコブームといえど、

それって、ふざけていませんか?



仮に、

同様にホテルやレストランが節約に勤しんだとしても、

玄関の照明は絶対に切らないでしょう。

もし切ったならば、閉店だと思われるでしょうし(笑)。

何よりも、お客さんに失礼です。



これからの介護はサービス業だ!

と吠えている施設に行ってみると、

やはり玄関の照明がOFFになっています



何のための玄関か?

何のための照明器具か?


というビジョンがないのでしょう。



いや、そもそも、

何のための施設か?

というビジョンすらないのだろうと疑います。




福祉施設の立派な玄関や照明器具は、

何のためにあるのでしょうか?




もちろんそれは、

理事長や設計士の虚栄心や自己陶酔のためにある

わけではない。




元来、

福祉施設というのは閉ざされた場所

というイメージが強いのです。




それこそ、昭和の時代であれば、

「あそこに近づいてはいけないよ!」

とお母さんに注意されていたかもしれません。




しかし、

「地域で高齢者や障がい者を支えよう!」

「地域に開かれた施設を作ろう!」


というノーマライゼーション思想が強くなるにつれ、

福祉施設の建築テーマは、

明るく、親しみやすく

というものが主流になってきました。




その結果、

ピンク色の気味の悪い建物や

無意味にバブリー(豪華)な建物という

失敗作も多く出来上がりました。




中には、

明らかにラ●ホテルにしか見えない老人ホームも、

全国各地に生まれました。




しかし、そんなこんなで、

福祉施設のイメージは随分と変わりました。




ソフト的にも、

かつての福祉施設は、

陰湿でジンメリとしており、

客が来ても見て見ぬふりをする事務員ばかりでした。




そういうイメージを払拭しようと努力した結果、

今ではTOTOのショールームよりも愛想良く

お客さんを迎え入れてくれる施設も珍しくないです。




利用者や地域の方々が、

心の壁を感じることなく

気持ちよく施設内に入ることが出来るようになりました。




なのに、

なのに、

なのに、

なぜ玄関の照明を消す!?



施設の利用者ごときは、

灯りをつけて迎え入れる価値はないと言うのか?



薄暗い玄関に地域の方が訪ねて来ても平気なのか?



収入さえ確保できれば、

暗く陰湿なイメージを抱かれても問題ないのか?



黙っていても利用者は絶えないから、

わざわざ温かい玄関を演出する必要はないのか?




本当にそれらのことを犠牲にしてでも、

わずかな電気代を節約する意味があるのか?





よ~く考えてもらいたいですね。




☆本日の結論
「実地指導の日や議員の見学の日だけは光輝く玄関になっていたりして。」

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