プロフィール

元気の子

Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

(連絡先)
info@yotsubakai.or.jp




最新トラックバック



カテゴリ


自分の短所が理解できている人は

大きな失敗を避けることが出来る。





自分の長所が理解できている人は

大きく飛躍することが出来る。





今日の会議中に、ふと浮かんだ言葉です。

気に入ったので書きました。




☆本日の結論
「自分を知ることって大事だなぁ。」

「今は不景気だから介護施設に就職する人が多いけど、

また景気が良くなったら…。」


なんてことをよく聞きます。




また景気が良くなったら…?




なるわけねーじゃん。




つーか、今の状況ってのは、

日本の現状を考えるとまだまだかなり好景気

だと言えるんとちゃいますか。




これからもっともっと悪くなるでしょう。




少なくとも、私たち団塊ジュニア世代が死ぬまでは

今以上に景気が良くなることなんてないですよ。




だから、冒頭のセリフを言ってる人に言いたいです。

「その心配はないからね」と。




でも、同時に言いたいです。




「本当の不況になったら、

年金、医療保険、介護保険、

そして介護施設自体が存続できなくなるから、

結局往生しますよ」
と。




でもって、本当に不況になるということは、

老人ホームに電気や水道すら

まともに供給されなくなることだからね。




ヤバイね。確実に。




残念ながら、

産業が完全に頭打ちになって、

超少子高齢化になっている国に

今後好景気がやってくる可能性は

限りなくゼロに近いのです。




悪くなる一方なのです。




もし、奇跡的に好景気になるとしたら、


①日本国内の企業が、

世界中の人々が高いお金を払って買いにくるような

画期的な商品をたくさん生み出す。


②日本国内から石油、ガス、金等の資源が

いきなりざっくざっくと出てくる。



くらいしかないでしょう。




でも、仮にこれらのことが起きたとしても、

その利権はアメリカや中国に強引に奪われてしまう

という可能性が高いので逆に不幸になるかもしれません。




というわけで、

景気の回復はございません。




ただし!




もし、今後、

社会の中で高齢者が活躍するようになれば、




もし、今後、

多くの若者がスーパー日本人として成長すれば、





状況は変わります。




そうなれば、

むしろどんどん良くなります。




よって、

これからの日本を元気にするポイントは二つです。




高齢者を元気にして活躍させる取り組み



スーパー日本人を創るための教育

です。




とりあえず、

前者を担当させて頂きます。




☆本日の結論
「じいちゃん、ばあちゃん、頼んだぞ!」(結局他力本願)

「80歳にも90歳にもなってねぇ、

栄養だの塩分控えめだの言っても仕方が無いよ。

だからうちの施設ではそういうのは度外視して

とにかく美味しいものを食べてもらってるんだよ。」


という老人ホームの施設長がいます。

しかも、意外と多いですね。




こういう話を聞くと、

多くの人が共感します。




皆さんはどう思いますか?




私はこう思います。




西洋・東洋を問わずさまざまな栄養学を研究し

それらがお年寄りに与える影響を理解している人が、

(要は明確な根拠をもっている人が)

敢えてそのようなスタンスを取るのであれば、

それはそれで一つの理念として良いでしょう。




でも、冒頭の発言をしている方々の多くは、

そこまで考えていません。

なんとなく適当に言ってるだけです。




つまり、

完全に素人考えなのです。




だから、私には素人の開き直りにしか聞こえません。




しいて根拠があるとしたら、

その方自身の食に対する価値観くらいでしょうか。




なので、

そういう施設に限って、

食事・水分の摂取量が悪かったり、

便秘者が多かったり、

冷え性が悪化する人が多かったり、

誤嚥者が多かったり、

食事介助者が多かったり

経管栄養者が多かったりします。





仕方が無いですね。

だって、素人だもの。




てか、素人管理者は、

ケアの中身には興味関心が無いけど、

唯一自分も共有体験する昼食の味だけは

こだわっているというパターンが多いですね。




だからその施設の唯一の理念は、

冒頭のセリフだったりするのです。




全国の施設の食事が超不味かった時代ならともかく、

今の時代の施設は食事が美味しくて当たり前だよ。

(それすらクリアしてないのは論外。)




美味しいだけで満足せず、

それ以上の付加価値を考え続けるのが

施設運営者の義務だと思います。





もっと勉強しましょう。




☆本日の結論
「根拠の無い『当たり前の生活』は怪しいと思うべし。」

新人スタッフに現場で業務を教えるとき、

教え係と新人スタッフは常に行動を共にしなければいけません。





よくありがちなのが、

新人スタッフが少々仕事を覚えた頃、

教え係と新人スタッフが別々の動きをして

効率良く業務をこなそうとする

というパターンです。




例えば、

新人スタッフがとある入居者のトイレ誘導に行っている間に

教え係が配膳の準備をする。




あるいは、

教え係がとある入居者の水分補給をしている

最中(新人はそれを見学している)に

ヤカンの湯が沸いた。→新人スタッフがIHを切りに行く。




というケースです。

後者の場合はかなり細かい動きになりますが、

やはり行動を共にしなければいけません。




なぜなら、

一瞬でも二人が別々の動きをするということは

そのときフロアのスタッフ数が増えるということになり、

それだと新人がスタッフの多い状況に慣れてしまうからです。




そういう環境で育った新人は、

いざ一人立ちして、限られたスタッフの一員として

仕事をするようになった時に、

「出来ない!」と感じます。




「スタッフが少ねーじゃん!」

という不満が生まれます。




ただでさえ、一人立ちのプレッシャーがあるのに、

思ったように業務がこなせず、

さらに不安が強くなります。




結果、仕事に対してネガティブになります。




なので、

教え係は新人スタッフに対して、

常に少人数ながらも効率の良い動きを見せ、

そのスタイルでの仕事を教える必要があります。





ということは、

新人スタッフがある程度仕事ができるようになった段階では、

教え係はただ見ているだけということになります。




それでいいのです。




一切の手出しは無用です。




一切のフォローは無用です。




もしかしたら新人スタッフは、

「もしやこれってドSな先輩のプレイ?」

と思うかもしれませんが、

それでも一切手助け無用です。




むしろ、

「さっきからAさんの水分補給ばっかしてるけど、

ずっと歩いているBさんの動きも把握できてる?

ほら、そうこうしている間に

Cさんからトイレのサインが出てるよ。

おっと、Dさんがお風呂から出てきたよ。

次にお風呂に行くEさんは支度出来てる?

ほら後ろ見てよ、Fさんが立ち上がろうとしているよ。」


と、どんどん負荷をかけていきましょう。




もはや完全にプレイだと疑われるでしょう。




でも、これこそが新人スタッフのための

愛の教育なのです。




こういう厳しい教育を乗り越えたスタッフは、

一人立ちしても余裕をもって仕事をこなせます。





特に、二人で夜勤業務をするときは、

絶対に分身の術を使ってはいけません。




目の前の入居者のために良かれと思うことでも、

グッとこらえて、手出しをしない。




あくまで一人の力でこなせるように

トレーニングを重ねること。

効率の良い動きを教えること。

頭を使わせること。




そして、何より、

入居者の力を使う(借りる)というイメージを

持ってもらうこと。





新人を育てるには、

それが何よりの近道です。




☆本日の結論
「新人スタッフも、少人数の中で鍛えられるからこそ育つのだ。」

春になると認知症の人は情緒不安になるからねぇ~。

という定説がありますね。




これは介護業界に限ったことではなく、

「季節の変わり目には、ちょっと危ない人が増えて…」

という言い回しもご存知かと思います。




なぜ春なのか?

なぜ季節の変わり目なのか?




一般的には、

それは自律神経が異常をきたした結果だと言われています。




ざっくり説明するとこうです。




季節の変わり目

→日々の温度差が激しい

→体温調整が難しい

→自律神経に負荷がかかり過ぎる。

→自律神経が正常に機能しなくなる。

→交感神経と副交感神経のバランスがおかしくなる。

→心と身体のバランスが乱れ情緒不安になる。




最もな理由だと思います。




でも、私は他にも理由があると思っています。




それは…

気候が快適すぎる

という理由です。




どういうことかというと、




人間は恵まれた環境を与えられると

情緒不安定になる


ということです。




寒い冬というのは、

その寒さをいかにしのぐかという

人生における明確なテーマがあります。




暑い夏も同様です。




そういう時って、

寒さや暑さをしのぐことが出来ただけで、

幸せを感じることが出来ます。




コタツが暖かい!

クーラー超涼しい!

みたいに。




マイナス要素が消えるだけで幸せを感じるのです。




ところが、

春や秋は、

最初から申し分のない気候です。

特に春は。




なので、

その時期のテーマは、

いかにしのぐかではなく、

最高の気候をいかに楽しむか

とうことになります。




なので、

春に平凡な生活を送っているだけだと

「自分って不幸?」

と感じてしまうのです。




旅行や花見に行って、

最高の季節を最大限満喫しないといけないのでは?

という強迫観念が生まれます。




でも、現実的には、

そのお金がないし、

時間もない。




よって、

フラストレーションが溜まります。

なぜかイライラします。

情緒不安定になります。




というのが私の理論です。




つまり人間は欲深いとうことですね。




先進国ほど鬱な人が多い

という構造と同じです。




毎日が日曜日なお年寄りが

なぜか浮かない顔をしているのと同じです。




気候が良い。

ただそれだけで感謝する謙虚な心があれば、

春の情緒不安者も減るのではないか。

と思う今日この頃です。




☆本日の結論
「私の場合は春をいかにしのぐかがテーマ(花粉症)。だから情緒も安定。」

介護職員処遇改善交付金に付随して

キャリアパスシステムの導入を考えている施設が多いです。




というわけで、

本日はシステムに関する話です。




多くの人は

システムを作れば安心。

システム化されれば安泰。

と思いがちです。




でも、本当に重要なのは、

システムそのものではなく、

システムを作り出した頭脳であり、

そのプロセスで得られた経験値であり、

ノウハウなのです。




なぜなら、

そもそもシステムというのは、

常に状況に合わせてカスタマイズしていく

あるいは根本的に入れ替えていく

必要があるからです。





特に、変化の激しい今の時代においては、

「このシステムを導入したら10年は安心だ。」

なんてことはあり得ません。




というわけで、

誰かに頼んで完成品のシステムを手に入れたとしても

それだけではすぐに使い物にならなくなるのです。




そう考えると、

キャリアパスシステムにしても、

その作成をコンサルに丸投げしてしまうということは、

とっても愚かな行為と言わざるを得ません。




例え最初は不十分なシステムでも、

それを自力で生み出すことに意味があるのです。





しかも、

ある意味、従業員のマネジメントは

施設運営上、最も大事な部分ですよね。




その大事な部分を

まるでHPの作成を外注するのと同じような感覚で

他社に依存してしまうようでは、

失敗は目に見えています。




じゃあ、どうすりゃいいのかって?




確かに、

これらのシステム作りというのは

超アナログ文化で育った、

医療・福祉の経営者にとっては

非常に苦手とする所ですよね。




でも、それでも

私は自分で考えたものなら何でも良いと思います。




だってその方が、

変に背伸びして理解不能なシステムを導入するより

はるかに安全ですからね。




所詮、

その経営者の力量に見合ったシステムしか

上手く機能しないのですから。





☆本日の結論
「システムに幻想を抱くべからず。」

毎年、毎年、新人スタッフが入社するたびに、

「ったく、今時の若者は…」

ってなりますよね。




特に、

まだ実績もないのに、

自分の権利だけはしっかり主張する


という傾向は益々強くなっていると思います。




そういう新人スタッフには、

「実力」「謙虚さ」「ステータス」

という言葉を使って

世の中の道理を説明してあげましょう。




「実力」とは、

知識、技術、思考力、センス、器用さ等を含みます。




「謙虚さ」とは、

素直さ、協調性、真面目さ、ひたむきさ等を含みます。




ちなみに「謙虚さがない」とは、

堂々と自分の権利を主張する、エゴが強い、周囲に気を遣わせる

という感じです。




「ステータス」とは、

給与、役職、他者からの評価、会社のランク等を含みます。




さて、

最も「ステータス」が高いパターンは、

もちろん「実力」があって「謙虚」な人です。




そういう人は勝手に成功しますよね。




次に「ステータス」が高いのは、

「実力」がなくても「謙虚」な人です。




これは日本ならではの文化ですね。

※ちなみに「実力」の国アメリカでは

「謙虚さ」はほとんど査定されないでしょうから

このパターンは3位になるでしょう。




日本人ってのは「実力」以上に「謙虚さ」を好みます。




だって、農耕民族だもの。




未だにほとんどの経営者や上司が求めている

理想の社員像は、

真面目で、素直で、協調性があって、謙虚な人物です。




そういう人は「実力」がなくても、

決してクビになったりしません。

いつも上司や同僚が助けてくれます。




日本で成功するためには

「謙虚さ」は絶対に欠かせない要素なのです。





次に「ステータス」が高いのは、

「謙虚さ」は欠けるが「実力」がある人です。




いわゆるイチロータイプですね。

あるいはホリエモンタイプです。

もしくはコ〇スンの会長タイプです。




但し、この場合、

かなりの「実力」がなければ、

「謙虚さ」をカバーすることは難しいでしょう。




少しでも「実力」に陰りが見えると、

総スカンに合う可能性大です。





このタイプは周囲の協力が得られにくいので、

自分の力のみで成功を勝ち取る必要があります。




もし、自分の権利ばかり主張するような

「謙虚さ」に欠ける新人スタッフがいれば、

言ってあげましょう。

「君にイチロー級の実力があれば、

そのスタイルでも認められるかもしれないよ」
と。




最後に、

最も「ステータス」の低いタイプですが、

当然、「実力」も「謙虚さ」もない人ですね。




実は今このタイプが非常に多いのです。




このタイプは、

最終的に、

望んだ給与がもらえない

or

さらにステータスが低い会社に転職


ということになります。




まあ、それを分かった上で、

フリーターや派遣社員として甘んじているのなら

ともかく、




困ったことに

「実力」も「謙虚さ」もないくせに、

いっちょまえに「ステータス」を望む人もいます。


※あからさまに「ステータス」を望む時点で「謙虚さ」がない

 とも言えますが…。




それは、

打率がたったの2割6分なのに、

イチロー並に生意気なことを言って、

高額年棒を望む野球選手と同じで、

あり得ないのです。




このように

世の中の道理が全く理解できていない

新人スタッフには、

是非この記事をプリントアウトして

説教かましてやってください。




☆本日の結論
「生意気を言うのは先輩たちの実力を超えてからにしな。」

今日はこれの宣伝&書評です




潜在力を引き出す介助




筆者は生キャラメルでお馴染みの田中義剛…

じゃなかった

生キャラでお馴染みの田中義行さんです!




この方は理学療法士(PT)ですね。




本のプロフィールには以下のように書いてあります。




「現在、老人保健施設に勤めており、

そこで寝たきり老人へと悪化するリスクのある方々を

五反田で培った実践的トランスファーテクニックを駆使して

見事に自立へと導いている。

また、老人に対する身体拘束廃止を訴えている反面、

若者に対する拘束欲求は抑えきれていない。」





さらに、

「この本の原稿は夜な夜なバーミヤンで書き上げたため、

最近は体重増加と血圧の上昇に悩んでいる。」


と書いていありました。




どうやらとても不思議な方のようですね。




なので私も半信半疑で読んでみました。




が!




意外と内容は大真面目で、

写真も多く、大変勉強になるものでした。




では、印象に残ったことを書きます。




まずうれしいのが、

私の大好きなベッドからの起き上がりについて

かなり詳しく書かれていることです。

さすが五反田ニストですね。




特にP58の寝返りのための重心移動につながる姿勢

の解説は、タメになりました。




寝ている状態で、

頭~左肩の距離を短くてやると、

(左側肩甲骨をベッドから離してやると)

右に倒れやすくなるという理論です。




ということは、右に寝がえる場合だと、

P57のように、反対側の右肩甲骨を

左側同様にベッドから離すのではなく

(支持基底面を狭くするため)

むしろ右側にまっすぐ伸ばしてやればいいのかな、

と思いました。

そうすれば頭~右肩の距離が長くなり、

より寝返りやすくなるかも…




と思って、

実際にそれを意識してやってみると

スムーズに寝返りが出来ました。




ということは、

やはり、ベッド上では健側のスペースは

広くなければいけませんね。




事実、P62やP72の写真を見る限り、

モデル(イケメン指数73)の体型の割には

狭いベッドなので、

健側への腕の伸び伸び感が物足りないように

見受けられました。




起き上がりの自立を促すのであれば、

やはりこの点が電動ベッド業界の課題になってきますね。




さてさて、

私が言っていることが意味不明の方は

是非、本を買って読んでください。


良く分かりますから




次にうれしかったのは、

P202に書いてある、

腰痛防止のタメの身体の使い方です。

この知識は完全にパクらせていただきます。




知りたい方は本を買ってください




おまけネタとしては、

P176の田中氏の写真が印象的です。

この写真にタイトルつけるならば、

「お譲さん!こっちを見て!」

ですね。




田中氏が屋外でこのポーズを取ると、

間違いなく通報されるでしょう。




どんな写真か見てみたい方は、

やはり本を買ってください

グーグルで画像検索しても出てきませんよ。




あと、

わざわざブログで書くことではないと思いますが、

P171に誤字がありました

「左側が下になりますので右背筋(脊柱起立筋)が

抗重力筋として緊張が高まっています。」

これ多分、「左背筋」の間違いだと思います。




おそらくこのページを書いたときは、

バーミヤンの赤タンタン麺を食べすぎて

集中力を欠いていたのでは、と推測されます。




尚、改訂版を出される際の謝礼は

一切お気遣いなく!




そんなこんなで楽しい本ですが、

ひとつだけ問題があります。




それは専門用語が多いという点です。




田中氏はきっと、この本をリハ職よりも、

介護職の方に読んでもらいたいと思っているはずです。




ならば専門用語は一切使わず、

漢字にもふり仮名を打つべきです。



介護職には「頸部前屈」なんて書いてはいけません。

その時点で本を読む意欲が喪失します。




改訂版では、是非、

「顎を引く」と書いてください。

いや、「顎(あご)を引く」と書いてください。




その他、

「支持基底面内」、「手掌面」、「膝関節過伸展」

もNGですね。

介護職はこれらの文字と出合った瞬間、フリーズします。




一応P10~15に分かりやすく用語解説がありますが、

多くの介護職は、

そんなところはすっ飛ばして読みますから。




また、「橈骨茎上突起部」なんて、

ふり仮名なしで書くのはイジメですよ。

ハラスメントです。




おそらく田中氏も、

専門用語を抑えて目一杯分かりやすく書いた

つもりでしょうが、

まだまだ配慮が足りませんね。

介護職を甘く見てはいけません。




改訂版では、

このあたりも修正していただければ、

と思います。

このアドバイスに関しても

例によって、一切お気遣いなく!




というわけで、

リハ職・介護職の方でまだ読まれていない方は、

是非とも購入してください。

お勧め度 ★★★★☆




本日の結論
「最後の☆一つ減点の理由は、(おわりに)で私へのありがとうがなかったからです

今日紹介するのは

おはよう215月号です。




あれ?

「 」を付け忘れました。

これでは「おはよう」215月号

って思う人がいるかもしれないですね。




正しくは「おはよう21」5月号です。

こんな本です→おはよう21




なぜこの本を紹介するかと言うと、

元気の家の記事があるからです。




「おはようウォッチング」というコーナーで

4ページ掲載されています。




朝、「おはよう!」って取材に来られても、

私はまだ出勤していないので

どうしようかと思っていましたが、

実際に取材に来たのは昼過ぎでした。




だったら「こんにちはウォッチング」じゃん!

と思っていたら、

次の日は朝から取材に来ていたので、

一応納得しました。




さてさて、

この本を既にご覧になった方はご存知でしょうが、

元気の家の取材ポイントは、

「利用者の役割(仕事)」についてでした。




施設内で様々な仕事をこなしている

入居者たちが写真付きで紹介されています。




好奇心旺盛な方がこの記事を見られたら、

ウチの施設もやるぞ!

と思うかもしれませんが、

普通にやったら失敗してしまいます。




なので、

次回から「仕事論」を書こうと思います。




私の最も好きな論なので、

ご期待ください。




☆本日の結論
「辻川さん、ありがとうございます!」

本日は仕事論です。




まずは、

利用者はいったい何のために仕事をするのか?

という部分から整理して書いていきます。




利用者に仕事をしてもらうという取り組みには

以下の4つの目的と効果があります。




①自己重要感を高める→意欲的に生きれる

②身体機能の向上

③認知症の予防・改善

④スタッフの仕事が楽になる





まずは、

①自己重要感を高める

について。




自己重要感とは

「自分ってスゲーやつじゃん!」

と感じることです。




人は誰しも

「自分の存在が重要だと認めて欲しい」

と思っています。




他の表現だと、

「誰かに必要とされたい」

「自分の価値を認めて欲しい」


ってな感じです。




その欲求が満たされる可能性がなければ、

生きていく意欲は失われます。




その欲求がもっと満たされるかもしれない!

という思いを「希望」といいます。




希望のない人生は歩めません。

仮に無理やり歩んだとしても心は死んでいます。




なので、仕事の最大の目的は、

「必要とされている」

「価値を認められている」


という実感を得てもらうことになります。

それが自己重要感につながります。




そのためには、

何でもいいので、

とくかく誰かの役に立つこと(仕事)をする

という環境を作っていきます。





そして、それに対して、

周囲の人々の感謝の言葉があることですね。




よって、

介護スタッフは、

仕事をしてくださる利用者には

全身全霊で感謝の言葉を伝えましょう。




しかもその利用者がしてくださっている仕事が

④スタッフの仕事が楽になる

ことであれば、リアルに感謝できるはずです。




特に、毎日当たり前のように仕事をしてくださっている

利用者には感謝のメッセージが薄くなりがちです。

注意してください。




それでは何のために仕事をしているのか

分からなくなります。





極端な話、利用者は、

感謝してもらうために仕事をしてもらっている

わけですから。




感謝の言葉があるから、

その仕事に

やりがい、生きがい、価値、楽しみ

を見出すことが出来、

いきいきと取り組むことが出来ます。




なので、

スタッフはとにかく

スペシャルサンクス

を忘れないことですね。




また、

利用者にとって

もっとうれしいのが、

他の利用者や家族から感謝されることです。





彼らの存在はスタッフより

はるかに影響力が高いですから、

効果も絶大です。




なので、

スタッフは、

彼らから自然に感謝の言葉が生まれるような

環境作りや働きかけをしていく必要があります。





おい!ちょっと待て!

じゃあ、実際に仕事が出来ない人は

どうやって自己重要感を高めるんだよ!

と思う方もいますよね。




それに関しては明日書きます。




☆本日の結論
「世界中で一番ありがとうを集めるお年寄りを目指そう!」

引き続き仕事論です。




今日は前回の記事の最後に書いたように、

「仕事」が出来ない人の自己重要感の高め方

について書きます。




ちょっと仕事論からは脱線する内容ですが…

大事なことなので。




まず、大前提として、

自己重要感を高めるには

「役割」を担う必要があります。




さて、

私は「役割」というものを

広義の意味と狭義の意味とで使い分けています。





「仕事」というのは狭義の「役割」

という位置づけをしています。




では、広義の「役割」とはどういうものか?




それは、

その人の存在自体が

他者に対して何らかのプラスの影響を与えている


という状態を意味します。




では、

他者に対して何らかのプラスの影響を与えている状態

とは何か?




それは、

「その人のことが好き。」

「その人が側いるだけでうれしい。」

「その人の顔を見るだけで安心する。」

「その人と会話をするのが心地よい。」

「その人に会うのが楽しみだ。」


という思いを、

他者に対して与えているということです。




別に仕事なんかしなくても、

存在するだけ、側にいるだけで、

他者に貢献しているという

「役割」をこないしているわけです。





仕事なんてしていない小さな子供やペットでも

「広義の役割」は立派に全うしている

ということですね。




で、




施設の入居者が、

そのような役割を担うために

介護士がすべきことは何でしょう?




それは、

①入居者同士の良き関係作り

②家族との良き関係作り


です。




①を促進させるには、

まずはその入居者が、

他の入居者に受け入れられる存在

でなければいけません。





ところが、

暴言や不潔行為等の

いわゆる認知症の問題行動が

放置されたままでは…




あるいは、

髪がボサボサ

服も常によれよれのパジャマ

風呂に入ってなくて不潔

オムツをつけていて臭い

という状態では…




その上…

廃用症候群が悪化し

寝たきりで居室から出れない。

出れたとしてもリクライニング車椅子に座らされて

ぐったりしているだけ。

という状態では…。




他の入居者に求められる存在になるどころか、

敬遠されてしまいますよね。




さらには、

その存在を無視されてしまいます。




②の家族も同じような思いを抱き、

次第に面会の回数が減ってきますよね。




仮に面会に来たとしても、

その入居者に対して思わずマイナスのメッセージを

送ってしまうかもしれません。




そうなると、

その入居者はいよいよこの世での役割を失ってしまい、

生きる意味がなくなってしまいます。





これでは「元気を奪う」というビジョンになってしまいますね。




こう考えるとケアの目的もはっきりしてきます。




仮に「狭義の役割」である「仕事」ができなくても、

その方が周囲の人たちに必要とされる存在になるように、

プラスの影響を与える存在になるように、

認知症の問題行動を改善させ、

社会的存在としてのQOLを高め、

少しでも他者とのコミュニケーションが

出来るように身体機能の向上を目指す。





そういういたって全うなケアをすることにより、

入居者の存在価値が高まり、役割が生まれ、

自己重要感を高めることが出来るのです。





まとめるとこういう感じ↓です。




「利用者の自己重要感を高めるために

介護士がすべきことは、

その人間関係において「プラスの役割」が担えるように

その方の状態を仕上げていくことであり、

それと同時に、

その方と他利用者や家族との良き人間関係が構築できるように

双方に働きかけていくこと。」






ちなみに、

自己満足系介護士は、

他利用者や家族との関係作りを疎かにして、

自分と利用者との関係作りに終始してしまいます。




それは非常に危険な行為です。




なぜなら、

それをすればするほど、利用者は

「金をもらって働くスタッフにお世話されているだけの自分」

という役割を植え付られるからです。




普通の感覚の持ち主なら、

次第に生きる意欲を失います。




介護の目的…やはり大事ですね。

(↑CMで使えそうなフレーズでしょ?)




☆本日の結論
「単なるお世話と本物の介護は、一見同じようでも中身は正反対。」

 | BLOG TOP |