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Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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今回も仕事論から少し脱線して、

広義の役割論です。




前回と前々回の記事で書いた役割というのは、

人に必要とされる、感謝されるという

「プラスの役割」のことでした。




今回は「マイナスの役割」について書きます。




基本的に要介護老人(利用者)は、

介護を受ける

人に世話になる

手間をかける

迷惑をかける

という「マイナスの役割」を担っています。




なので、

前回の記事の最後にも書きましたが、

人は献身的に介護をされればされるほど、

自らの存在意義を失い、

生きる意欲が低下していきます。





よって、

介護士にはそのマイナス面を少なくするという

働きかけが必要になります。




つまり、

利用者が、自分の力で身の回りのことが出来るようになる

ための支援をするということです。




いわゆる自立支援ですね。




このように、

自立支援ケアというのは、

利用者のマイナスの役割を少なくし、

意欲を引き出すという目的もあるのです。





心身の状態が不自由な中でも頑張って、

少しでも自立することが出来れば、

やはり、利用者は自己重要感を得ることが出来ます。

それがさらなる元気へと繋がります。




介護士のケアの方向性が、

自立支援に向いているのか、

単なるお世話で終始しているのかでは、

利用者に与える影響は正反対になるんですね。




と、ここまで書いてきたように

「役割」という視点でケアの目的を説明すると、

前回までの記事と合わせてこんな感じ↓になります。




利用者を元気にするために介護士がすべきことは、

①自立支援ケアにより利用者のマイナスの役割を減らすこと。

②利用者の心身の状態を仕上げ、プラスの役割を増やすこと。

③「仕事」を通じてさらにプラスの役割を増やすこと。


です。

この3つの方向性が互いにリンクし合って、

それらの相乗効果により、

利用者はどんどん元気になります。




☆本日の結論
「プロの介護士は献身的に介護をしたらアカンのよ。」

























(おまけ)

献身的に介護をしても良いのは家族です。

もちろん嫌々介護をしているケースは例外ですが、

もしポジティブに介護をしている家族がいたとすれば、

それはお年寄りへの一種の愛情表現になるからです。




そういう愛に満ちた介護を受けているお年寄りは、

介護されればされるほど自己重要感が高まります。





またその部分こそが、

「お金と引き換えに他人を介護している」という

悲しい前提を背負ってしまっているプロの介護士との

決定的な違いです。




よって、プロの介護士は、

上記の①~③をやり遂げてこそ評価されるのです。




自己満足系介護士の皆様には、

是非、その部分をしっかりとご理解いただきたいです。




☆本日の結論2
「将来、子供にポジティブに介護されるような人間になりたいものやね。(わては無理やけど…)」

大切な条件

利用者が「仕事」をすることの効果として、

利用者の自己重要感を高めることが出来る

と説明してきましたが、

そのためには絶対欠かせない

条件があります。




それは、

スタッフの利用者に対する態度が

基本的に謙虚である


ということです。




利用者に仕事をお願いする時には、

徹底的に低姿勢でなければいけません。




もし、スタッフが、

高圧的な態度で仕事を依頼したら、

利用者は、

「仕事をさせられている」

と感じます。




これでは、

単なる労働であり、

こき使われているだけです。




その場合、

利用者の自己重要感は高まるどころか、

低下してしまいます。





もちろん、

仕事を依頼する時だけ謙虚な態度を取ってもダメです。

日頃からそのような態度であることが重要です。




利用者の役割作りという取り組みを

してみたいなぁ、と思っても、

この条件をクリア出来なければ、

失敗します。




はい。

この時点で、

ほとんどの施設が脱落してしまいました。

残念ながら。




敬語の徹底すら出来ていないレベルで、

利用者の役割作り(仕事)など出来るわけがないのです。





このことが言いたくて

「役割」の意味を力説してきた

今日この頃です。




☆本日の結論
「形だけの役割作り(仕事)は、虐待になってしまうからね。」

久々の行進…

いや、更新です。




え~と、何書いてたっけ?




あ!そうだった!

4/26の記事からのシリーズ「仕事論」

でしたね。




なになに、

「感謝が大事…」

「役割とは…」

「とにかく謙虚に…」


おお!

超いいこと書いてるじゃん!




よっしゃ!

今日も気合を入れて書くぞぉ!




では、今回は、

仕事による効果その②

身体機能の向上

について書きます。




仕事をするということは

知らず知らずの内に身体のアチコチを動かすということですね。

だから当然、身体機能も向上します。




おしまい。




☆本日の結論
「シンプル イズ ザ ベスト」

またまた久々の口唇…

いや、更新になってしまいました。




まあ、でもしょうがないですよ。

だって…超忙しいんだから。




えっ?「忙しい」なんて言うもんじゃないって?

「忙しい」とは「心を亡くすという意味なんだよ」って?




そんな屁理屈知らねーよ!

忙しいもんは忙しいんだよ!




じゃあ何か?

営業マンが「お忙しい所申し訳ありませんが…」って言うのは

「心を亡くしているところ申し訳ありませんが…」

ってことなのか?




なわけねーし。




ビジネスマンにとっては、

「忙しいでしょ?」というのは、

もはや褒め言葉だし。




「暇でしょ?」

って聞く方が遥かに勇気がいるから。




てか、

そもそも人間は忙しくしている方が良いんですよ。




老人ホームのお年寄りを見れば良く分かるでしょ!?




ってわけで、

あ~忙し!




ということで、

本日は、仕事の効果その3

「認知症の予防・改善」

について説明します。




仕事をするということは、

段取りや作業の手順を考えないといけません。

見る、聞くといった五感への刺激のほか、

記憶、予測、判断といった脳の機能をフルに使います。




だから、脳の廃用症候群を防ぐことが出来ます。




また、仕事をして周囲に認められることによって、

自尊心がUPします。




だから、メンタルが安定します。




前回説明した身体機能の向上と合わせて、

身体、脳力、メンタル

の3つが向上するので、

当然、認知症の予防・改善に超効果的です。




次回はこれらの仕上げ方や

目標の設定の仕方について

詳しく説明します。




☆本日の結論
「次回の更新は早めにします!」

突然ですが、セミナーの紹介です。




講師は二名。




まず一人目は、

笑う介護士として有名な

袖山卓也氏です。



ちなみに「そでやま」と読みます。

また気孔の講師でもないです。




私、この方の講演を聞いたことがあります。

壇上に登場していきなり背広を脱いで、

「さて、今私がどちらの腕から脱いだか分かりますか?」

「え?誰も分からないの?」

「それじゃあ、介護職失格ですよ。」

「利用者の着脱行為を介助するとき、

普段どちらの腕から出し入れしているか

観察していないと、正しい介助が出来ないじゃん。」


とブチかましてくれた記憶があります。




そのとき私は悟りました。

「間違いなくこの人はドSだな」と。

なので、ドMの私とは相性が良いと思いました。




今回もオーディエンスの前で

いきなりドSぶりを発揮してくれるのかと思うと、

今からゾクゾクしますね。




オープニングが要注目ですよ!




そうそう、

この方は元ヤンとしても有名です。

松井秀喜と同じですね。




元ヤンという意味では、

若干この方とキャラが被っているのが気になりますが、

もちろん別人です。




お間違いのないように。




さて、二人目は、

パーソンセンタードケアの講師として有名な

寺田真理子氏です。






セントバーナードじゃないですよ。

それは犬ですから。

パーソンセンタードケアです。




私はこの方とお会いしたことがないので、

どのようなセミナーか分かりませんが、

一つだけ言えることは、

写真よりも実物の方が美人だということです。




え?

会ったことがないのに、

なんで分かるんだ?って




フッフッフ、

それが真実かどうかは、

当日会場にて、

あなたの目で確認してみてください。




というわけで、

何かと注目度満点のこのセミナーを

プロデュースしたのは、

当ブログでも御馴染みのこの方です。

コンサルティング




またこの日は、

この方による、

上記の講師2名との

スペシャルセッションもあります。




しかも夜には

この講師陣と某所にて懇親会もあるらしいですよ。

面白そうですねぇ。




さあ、

セミナーの定員はたったの70名!

残り席はわずか!




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本日の結論
「私も行きたい…いや、行きますいざ東京へ!」

仕事論の続きです。




前回の予告どおり、本日は、

身体機能、脳力、メンタルの向上を図る上での

ポイントを説明します。




まずは身体機能

身体機能の向上=運動ですから、

その方の課題となっている運動が組み込まれた

仕事を行ってもらうと良いです。




座位が崩れがちな方なら、

しっかり座位をとらなければ出来ない

食器洗いとか。




あるいは、

下肢筋力の低下や足のむくみが問題になっている方なら

多く歩行してもらえる物品の配達とか。




便秘が問題の方なら、

とにかくしっかりと活動してもらえる

掃除や食事作りとか。




そんな感じで。




次に脳力の向上ですが、

これは仕事の中にいかに「考える」要素を盛り込むか

という視点で設定していきます。




よって、

利用者のレベルに応じて

出来るだけ単なる作業ではなく

やや複雑な仕事の方を設定していきます。




その設定のポイントは、

頑張れば100点が取れるというレベルです。




頑張っても上手く出来ないレベルにしてしまうと

やる気がなくなります。




また、逆に簡単過ぎる仕事だと、

利用者のモチベーションや自尊心が低下してしまいます。




つまり、

難し過ぎる仕事も簡単過ぎる仕事も

利用者にストレスを与えてしまって

逆効果という危険があるとうことです。





このことは、何も利用者に限らず

皆さんが仕事を選択するときの目安と同じですね。




メンタルの向上に関しては、

とにかく周囲からの感謝に尽きます。

存在を必要としている。

存在や働きを認めている。

そういうメッセージを大いに浴びせていきましょう。




また、

認知症による問題行動がある人は、

仕事をすることにより情緒が安定する

というのは、もはや定説ですよね。




そういう意味でも、

「仕事」はメンタル面にプラスに作用します。





てな具合に、

利用者の仕事を考えていく上では、

少なくとも以上の3点は含ませ

レバレッジの効いたものにしたいですね。




他にも、

・一緒に仕事をすることにより他の利用者と仲良くなる。

 →孤独感の解消(メンタルUP)

・コミュニケーションが増える。

 →認知症の予防

・整容意識の向上
 
 →自尊心のUP

・スタッフの仕事が楽になる。

という要素を盛り込めば、

さらにレバレッジの利いたものになりますよね。




次回は、

その中でも特に私が重要視している

仕事の効果その4

「スタッフの仕事が楽になる」

について説明します。




☆本日の結論
「今月は更新が少ないなぁ…。」

仕事論です。




本日は、仕事の効果その4

「利用者が仕事をすることによってスタッフが楽になる」

について説明します。




利用者の仕事を継続させようと思ったら、

その仕事が本当に意味のあるものでなければいけません。

取ってつけたような無意味な仕事は

フェードアウトしていく運命にあります。




意味のある仕事ってどんなのがあるかなぁ?

と考えたとき、

間違いないのが、

現在スタッフがしている仕事を利用者にしてもらう

ということです。




しかも、

その仕事をほぼ利用者にお任せ出来るように

しなければいけません。

常にスタッフが付き添っていなければ出来ない

という形では、これも長続きしません。





なぜなら、

そういう形で行われている仕事は、

スタッフが忙しい時や

スタッフの人数が少ない時には

省略されてしまうからです。




それでは本当の意味での役割とは言えませんね。

単なるレクリエーションです。




スタッフが少ない時こそ頼りにされる。

そんな仕事だからこそ、

スタッフもその利用者に対して

心底感謝することが出来ると思います。





もちろん、

そのような仕事を利用者がすぐに出来るわけはないです。

それが出来るようになるまでは、

スタッフがみっちりと付いて指導・アドバイス・工夫

していく必要があります。




そこには十分に手間暇をかける必要があります。




その後、

徐々に自立して仕事が出来るように仕上げていきます。




でも、それは利用者に限らず、

普通の新人スタッフにも言えることですから。




時には利用者の方が覚えが早かったりもするでしょうし…。

うれしいような悲しいような…。




とまあ、このように、

利用者が仕事をすることによってスタッフが楽になる

というのはとても大事な要素なのです。




もし、

その利用者が体調不良になったり

入院してしまったら、

スタッフが困る。

そういうのが良いですね。




頼むから元気でいてくれ!

というスタッフの思いが自然に強くなりますから。




ここにもレバレッジが効いてますねぇ。




また、

この方向性というのは、

私の持論である少数スタッフ論へと繋がっていきます。




スタッフの数が少ないからこそ、

利用者にも自然と仕事を依頼できる。





てか、スタッフが多かったら、

利用者の手を借りようという発想すら生まれない。




仮にその発想が生まれて、

利用者に仕事を依頼したとしても、

「大勢いるんだから、お前らがやればいいじゃん」

って思われますよね。




そして、

利用者が仕事をしてくれることによって、

スタッフは益々少なくて済む。




あるいは、

本当に必要性が高い方への十分なケアや

余暇活動の充実といったことに

マンパワーを投入することが出来る。




という、正のスパイラスが生まれます。




次回は、

仕事を選択する上での注意点

について書きます。




☆本日の結論
「スタッフが多くて利用者の役割まで奪ってしまうのは最悪だよ。」

仕事論です。




今日は、

利用者にどんな仕事をしてもらおうか、

と考える時の注意点について書きます。




注意点その1

好きな仕事、得意な仕事をしてもらう。




そのまんまですね。

面倒なのでイチイチ説明しません。




けど、

生活歴のみにとらわれず、

色々とチャレンジすることが大切です!




注意点その2

ステータスの低い仕事は避ける。




例えば、

窓拭きは〇だけどトイレ掃除は×

みたいな感じです。




仕事を通じて利用者のステータスを上げる

という目的も考慮した上で、

利用者には、

なるべく華のある仕事をやってもらいたいですね。





注意点その3

え~と…

思いついたら加筆します




☆本日の結論
「これでいったん仕事論はおしまいです。」

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