施設を見学して、

しっくりくる施設と、そうでない施設とがあります。




個々のスタッフの能力や

活動内容にもよるのでしょうが、

もっと根本・本質的な面での違いを感じます。




それは、

組織として明確な目標を持っているかどうか

だと思います。




仮に現状が未熟であったとしても、

目標を持ってやっている所は、

見ていて納得できる部分があります。




目標がなければ、

様々な活動があったとしても、

炭酸の抜けたビールのようです。




おしまい。




☆本日の結論
「施設改革でまず必要なのは目標を掲げる人。」

凄すぎる施設

この子険しい顔をして、

様子も変だな。




町を歩いている際、

ふとそんな子をみかけました。




その後、

その足で目当ての施設を訪れると、

その建物がすごかったのです。




まるで、

大きな公園にあるアスレチック遊具のような、

いかにも子どもが喜びそうな要塞か基地のような、

ドーム型の施設でした。

怪しいアンテナみたいなものも付いています。




施設の入り口は、

いったんその建物の上に階段で上がり、

マンホールのような蓋を開けて、

そこから内部に上り棒のようなもので

降りていくのです。

まるで映画でよくある宇宙ステーションのような

出入口でした。




内部に入る前に気になる箇所がありました。




じょうろをイメージすれば分かり易いのですが、

建物の本体がじょうろの本体部分だとすれば、

その建物から棒状のようなものが伸びた先に、

人一人が入れるくらいのカプセルがあります。




良く見ると、

それにはレーダーや機銃のようなものがついており、

中はまるでガンダムのコクピットのようです。




その中に、

先ほどみかけた子どもがいて、

ジーと私の方を睨みつけています。

そして、誰かと無線で話をしているようです。




妙だな、いったい何をしているのだろう?

と思っていると、

そこにその施設の管理者が現れました。




聞くと、

その子には、とある障害があり、

行動が危険で大変なのだと。




しかし、

このコクピットの中で、

基地の見張り役を頼むことで、

使命感を持って、

その役割に没頭しているのだと。




いかがです?




画期的なケアだと思いませんか?




その子はそのコクピットの中に

閉じ込められているのではなく、

その中で重要な役割を担い、

他者に貢献しているのです。

(少なくともその子の世界においては)




わざわざ見学に来てよかった。

とんでもないすごい施設があるもんだな。

と思いました。




いつか、

そんな夢のような施設を作りたいと思いました。




☆本日の結論
「まあ、まさに夢で見た話なんですけどね。」

先日、

私たちが地域に対して何ができるのか?

というお題でブレインストーミングをしました。




出来るだけ

金がかかり、人手が必要で、リスクも高い

そんな非現実的な案をお願いします。




ということで色々と考えてみました。




ついでに私も案を発表したのですが、

その内容は、




全国の高齢者施設及び障害者施設に

子どもが遊びに来たら、

無条件でお菓子をあげること

というものです。




その名は、

毎日ハロウィーンプロジェクト

です。




子どもが出入りすることで施設が活性化するし、

子どもたちが施設を認識し愛着を持つことで、

将来の仕事として考えるきっかけになるかもしれないし、

余りに頻繁にお菓子をもらいに来る子どもがいたら

家庭環境に問題があるかも?という気付きも…

等と期待される効果もあります。




さて、




その時は、

ブレストで適当に言ったのですが、

考えれば考えるほど良いアイデアだな

と自画自賛するうちに、

とある現実的な企画にいたりました。




早速、来月実行します。




☆本日の結論
「ピンと来た人いますよね。」

例えばデイサービスセンターにて、

一時は定員オーバーを心配するほどの

高稼働率であったにも関わらず、

なぜか最近は稼働率が落ちてきた…

とボヤク管理者がいたとしましょう。




この時、

最も重要な問題は、

・きちんとしたサービスをしているか?

・営業に行っているか?

・広報誌の内容は?

といったものではないのです。




それらはあくまで二次的なものであり、

一次的な、すなわち根本的な問題は

他にあります。




それは、

その管理者が、

「やばい、これ以上利用者が増えたら

定員オーバーしてしまうかもしれない。

スタッフにも負担をかけてしまうし…。」

と思ってしまっていることなのです。





つまり、

管理者自らが、

無意識レベルで

「利用者が減ってほしい。」

と強く願っているのです。




そしてそれは、

仕事の端々に現われます。




・申し込みの電話があったときのテンションンの低さ

・出来れば断りたいという雰囲気をまとった言い回し

・形式的な営業活動

・入院・入所を何が何でも防ごうとする姿勢の欠如




こういう空気というのを、

地域のケアマネは

敏感、というか無意識的に察知します。




で、結果として、

願いどおり、

利用者が減るわけです。




なので、

管理者は、

稼働率が下がってあたふたするのではなく、

「自分の願った通り稼働率が減ってくれた。」

と認識すべきなのです。




このことに気付くのが、

高稼働率を目指す管理者の第一歩ですね。




☆本日の結論
「無意識と意識を一致させよう。」

前回の記事に書いたようなことが原因で、

せっかく稼働率が90%近くになっても、

いつの間にか80%を下回って、

最悪、60%台になって…

また、気合を入れ直して、少しづつ増えて…

の繰り返しで、

結局、せいぜい稼働率70%を維持

なんてことになります。




しかし、

これからの通所介護は、

そんなことでは赤字になってしまうのです。




よって、

常に稼働率90%前後であるくらいの

攻めの運営が求められます。




つまり、

定員オーバーがちらついた時でも、

強気でさらに集客する姿勢が求められるわけです。




これをするための最も効果的な方法は、

管理者が思い込むことです。




定員30名のデイであれば、

「うちの定員は40名だ!」

と思い込むのです。




30名に対して本日の利用者が25名であれば、

上々だと思うかもしれませんが、

40名に対して25名だと思えば、

かなり危機感を覚えるはずです。




ケアマネからの新規の電話に対しても、

ハイテンションで即応することができます。




もちろん現実的に

定員オーバーをするわけにはいきませんが、




私の経験上、

それくらいでちょうど90%維持となるはずです。




☆本日の結論
「利用者数を制限しているのは管理者の脳。」


人はなぜ集団を形成するのでしょうか?

家族、職場、地域、国家等。

それは一人では生きていけないから、

つまり生き残るための手段として

いわば仕方なしに集団形成をしているのです。




逆に言えば、

一人でも生きていける完全な人間であれば、

あるいは、

一人でも生きていける完全な環境内にいれば、

集団を形成する必要はなくなります。




さて、

我々にとって重要だとされる

社会性やコミュニケーション能力というものは、

そもそもが集団形成に役立つものとして

発達してきました。




それらがなければ集団が崩壊する、

あるいは、

それらを持っていない個体は

集団から弾き出されるからです。




社会性が著しく欠けているサイコパスが、

集団から弾き出されるのは

そのためです。




ということは、




一人でも生きて行けるような環境内であれば、

社会性やコミュニケーション能力も

必要なくなるということです。




それは、人々が協力しなくても、

食べていける、ケガや病気が治せる、子育てができる、

そういう社会のことです。




このことは、

先進国ほど、

・家族が崩壊し

・少子化が進み

・介護施設が増え

・一人職場も増え

・地域もバラバラになる

ということを意味しています。




多くの人間は、

集団でいる必要がないのなら、

一人でわがままに過ごす方を選択するのです。




そして、

その世界ではサイコパスは躍動します。




ネット空間を覗くと分かりますよね。




さてさて、




何が言いたいかというと、




地域作りについてです。




地域作りとは、

地域における集団形成を意味します。




ところがこれは、

「一人では生きていけないかも」

という不安や危機感がなければ、

動機が生まれないのです。




夕張市が破綻し、市民病院がなくなったことを機に、

逆に地域住民同士の活動が活性化し、

皆が元気になった

という話を聞いたことがありますが、

まさにその典型だと思います。




つまり、

地域作りが促進される条件として、

財政破たん、過疎、医療・介護施設の供給不足

等の危なっかしい環境が必要なのです。




よって、

現状、そのような危機のない自治体においては、

本当の意味での地域作りは非常に難しいと考えます。




地域包括ケアシステム及び地域共生社会の実現は、

未然に達成できるものではなく、

住民がリアルに危機的状況に追い込まれてからですね。




仮に危機前に達成できるとしたら、

臨場感たっぷりに危機を煽る

カリスマリーダーの存在が必要でしょう。




☆本日の結論
「できたらいいな→失敗。やるしかない→成功。」

今後の介護事業所で生き残る組織は、

以下の2点で決まりそうです。




・全ての商品をかなりの規模で用意できる組織

・他機関との繋がりが強い組織




もちろん、

介護の需要がある地域で、

ある程度の人材を揃えることができて、

それなりに健全な財務である、

ということは大前提です。




さて、

前者のパターンは言うまでもないと思うので、

後者について説明します。




これは、

地域の医療機関に信頼され、

「このニーズならあの事業所だ!」

とブランディングされていること、

そして、

自分たちのサービスで対応できないレベルになれば、

次の良質なサービスにつなげることができることです。




この繋がりを、

事業所単位のみならず、

ケアマネのAさん、地域包括の保健師のBさん、

特養やSWのCさん、病院のMSWのDさん、

さらには、

民生委員のEさん、地域の世話役のFさん、

といった個人レベルでも広げていくわけです。




法人同士はライバルだったとしても、

個人レベルでは信頼関係がある

というケースもあります。




このように、

地域の様々な機関や人に対して

積極的に繋がろうとする動きができ、

まさに地域に根を生やすことができれば、

地域にとって必要不可欠なインフラとなり、

生存競争に勝つ確立が高まるでしょう。




私はこれを

シナプス戦略

と名付けました。




脳内の神経細胞(ニューロン)が、

新たな繋がりを求めて

広がり続けるイメージです。




広がっていくときに、

ニューロンとニューロンの間のシナプスで、

情報が伝達されていきます。




なお、

シナプスが活性化されなければ、

脳は退化していきます。




介護事業所も同じですね。




☆本日の結論
「中途半端な規模のくせに抱え込み体質の所に未来はない。」

先日、

東京周辺の有料老人ホームで仕事をしている

知人と話す機会がありました。




私が、

「都心部の入居需要はとても多く、

費用が非常に高額であっても

仕方なしに入居する人が多いのでは?」

と聞くと、

やはりそのような傾向のようです。




しかし、

有料老人ホーム、

ましてやサ高住などは、

一見建物は豪華に見えても、

中身は手薄い特養そのものであり、




本当にしっかりしたケアが必要な状態になったり、

特に認知症になってしまった時には、

それらに対応する体制は怪しい所が多いらしいのです。




まあ、

意志も金もあって、

銀座や浅草に頻繁に遊びに行くのであれば、

また、認知機能がはっきりしていて、

建物や食事の豪華さに満足できる時期であれば、

そういう所に住むだけの価値はあると思います。




でも、

そういうニーズがない状態であれば、

しかも要介護4以上であれば、

都心部の有料老人ホームに

高い金を払って住むのはアホな選択だと思います。




なぜなら、

東北や北海道、北陸や九州に行けば、

素晴らしいケアをしてくれる特養が多くあるからです。

入居金0円で、月々もせいぜい10万円+介護保険負担分で。

しかも、今は待機者もさほどいないですからね。




羽田空港からはあらゆる地方空港に

直通便があるでしょうから、

実は面会にも容易に行くことができます。

その際の費用にしても、

高額な入居費用を払うことを考えれば、

十二分におつりが出ます。




翌日、

とある東京の居酒屋にて、

経営者風のおじさんにその話をすると、

「そんなの知らなかった。もっとその情報を広めてくれ。」

と言われました。

どうやら完全に盲点のようです。




もしかしたら、

ここにビジネスチャンスがありそうですよ。




近い将来、

地域の入居ニーズがなくなった特養が、

都心部の老人ホーム紹介会社と

契約するようになるかもしれませんね。




☆本日の結論
「土地の高い所や豪華な施設に入居する理由を合理的に考えるべき。」

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