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元気の子

Author:元気の子
多くの介護関係者が何となく思っていることを、あたかも理論的に言語化するのが好きですが、エビデンスはほとんどないのでご了承ください。

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久々に大きな石を投げてみます。




皆さんは、

全居室、食堂、機能訓練室等、

全ての場所に監視カメラが設置されている老人ホーム

ってどう思いますか?




反射的に「えー!」と言って、反対する人が多そうですね。

現場の介護スタッフほど言いそうです。(当たり前か…)




でも、実は…

私は大賛成なのです。




本日はその理由を書きます。




理由その1:多くの入居者は証言できないから。




仮にスタッフのミスにより居室内で転倒事故が発生したとき、

その転倒の衝撃が弱ければ、

「報告をしない」という選択肢がスタッフの脳裏をかすめます。

→少なくとも全国の介護士の70%以上の方には

 悪魔の囁きが聞こえます。





ましてや、その入居者が認知症かなんかで、

証言能力がなければ、尚更ですね。

→90%以上に悪魔の囁きが…。




では、

仮に「証言しない」という選択肢を選んだとしましょう。

で、後に、骨折していたことが判明し、

大騒ぎになったとしましょう。




その時点で、

「実は3日前の私の夜勤時に転倒していたのです。

でも、そのとき私は報告をしませんでした


と正直に言える人がどれくらいいるでしょうか?

→全国の介護士の98%以上の方は正直になれません。




おそらく、その時点では、

「絶対に何もなかったです!」

と言い切るはずです。




このように、

・目撃者がいない。

・相手に証言能力がない。

・事故の形跡(怪我、物品の破損)が残らない。


という状況下の事故を「証拠のない事故」と呼びましょう。




皆さんの施設では、

この「証拠のない事故」を正直に報告してくる人が

どれくらいいるでしょうか?




多分少ないと思いますよ。




おそらく事故報告書のほとんどが、

「証拠のある事故」だと思います。





隠しようのない事故だから

正直に報告しているだけですね。




例えば認知症の方への誤薬。

大して身体に影響がないと思えば、

まず報告してこないでしょうね。




そもそも、既に何年も働いているのに

「証拠のある事故」の報告はいくつもあるけど

なぜか「証拠のない事故」の報告が全くないスタッフ

というのは、状況的にも明らかに怪しいでしょう。





そういう人っていませんか?




さてさて、唐突ですが、

皆さんはかつて「救聖」と呼ばれたゴルファーの

ボビー・ジョーンズをご存知ですか?




はい、知らないですね(笑)。




でも、ゴルフのことや彼のことは知らなくても、

このエピソードは聞いたことがあるかもしれません。

伝説のエピソード

旦那!キャバクラトークでも使えまっせ!




ボビー師匠の申告に皆が驚いたのは、

それが「証拠のないペナルティー」だったからです。




そして、

そのことに皆が驚いた上に伝説の話にまでなったということは、

「オレだったら絶対に黙ってるのに」

という人が圧倒的に多いからですね。




それが普通の人間なのです。




なので、

介護施設における「証拠のない事故」を隠蔽するのは、

ある意味当たり前の現象なのです。




「そんなことはない!」

と言う人は、

性善説が強過ぎる天然キャラか、

現実と向き合っていない人です。




少なくともリスクマネジメントする立場にある人は、

まずその現実を受け止めなければいけないでしょうし、

施設の責任者であれば、入居者の立場を守るためにも

そういった厳しいスタンスを取るべきだと思います。




私は介護スタッフが聖人であることを期待するよりも、

監視カメラを設置した方がどう考えても現実的だと考えます。





また、職員教育という費用と手間を考えれば、

その設置費用も意外とコストパフォーマンスが良いのでは

ないでしょうか?




理由2以降は次回書きますが、

私が監視カメラに賛成する根拠は

この理由1が90%以上を占めます。




(補足説明)

・居室のカメラに関しては入居者や家族の同意がなければ

 設置出来ないというルール。


・トイレ、脱衣室、浴室に関してはさすがに設置しない…かな。

 設置するにしても事故発生時以外は絶対に観れないというルール。

 また脱衣室と浴室は、設置するにしても音声だけとか…。




☆本日の結論
「反論待ってます!」

コメント

えーと・・・

ポールポジションですか?

カメラに関しては、入居者が「見張られている」感覚を持たずにすむ
ような配慮が必要ですね。
今は目立たないカメラも増えているので、工夫の余地はありそう。

老舗の有料老人ホーム「桜○園」は監視カメラを駆使していますが、
あそこのカメラは剥き出しです。

私がもし監視カメラを置くなら

ダミーと本物をうまく使い分けます。

本物は1台か2台あればいいかと思います。

監視カメラですか…

現場職員側だと「信じられてない」みたいな言葉が出そう。私的にはいつもみられているといい緊張感がもてそうですが…入居者様にとって「生活の場」ですからね~微妙ですね。

うう・・

さばねこ様のコメントと同じ時間あたりに記事を見たのですが、体調が悪くて死んでました・・
ぐったりしてる間にフロントローまでドキンちゃんさんに奪われてしまったです(*´ο`*)=3

どうやら記事についてのコメントまで考える根性は残っていません・・
また出直してきます
(:_;)

ではワタクシが。

老人ホーム内の事故を明確にするために、監視カメラの設置を良しとするのであれば、町中すべての事故を明確にするために、至る所に監視カメラを設置するもの止むを得ないという考えなのでしょうか?

見る側ならアリだけど、見られる側ならナシでしょうか。


人間もヒモと同じで、締め付ければ締めるほど、固くまとまってしまうか、切れてしまうものです。

ゴムの様な柔軟な発想や行動が出にくくなることもあるでしょう。


監視カメラの設置で、事故を起こした犯人特定や事故報告の徹底や、職員のサボりを減らすことはできるでしょうが、つまらない介護職、人間ばかりになりそうな気がします。

そもそも、そこまで入居者が求めているかどうかも微妙です。

誰の視点で考えるか

 (長文になります。すみません″)
普通に考えると、監視されている様で
カメラには拒否反応がでるでしょう。
一般市民的には。
それが、普通かな?
でもご利用者自身との家族の視点から
考えると・・・設置もありかな!と思います。

 クレームが言えるご利用者であればいいけど
そうでなければ、施設で何が起こっているか
皆目わからん。
また、
世間的に取り調べも可視化を!
という論調もあります。
 職員の生理的拒否感はひとまず置いて
視点を変えて考えてみよう。

 たとえば、事故があり、ご家族から
訴訟を起こされた場合を考えると、
証拠があれば、反って職員を守れる
可能性が高いと思うのです。
(普通、職員が故意に怪我させないでしょう)

だから、
こういうリスクマネージメント面も
考えると一概に反論できん。

そして、
いやらしい事言うと、
カメラがあって、やましさを
感じる心があるから設置が
いやなんだろ。
仕事に誇りがあればカメラは
こわくないだろ?
と、考えてません?元気の子さん。

デメリットよりメリットが多いのは何故?

これ、とっても勉強になります。
カメラがあったら(リアルな映像)があったら、説明なんかいらないのになんて思ったことがあります。
それは、ご利用者の姿や声。→も~のすごいいい顔されてご家族が知らないご利用者をご家族に見せてあげたいv-344
職員の精神誠意努めている姿を見てもらって信頼関係UP

後、ユニット型に居た時、ここは家庭的でいいですねぇと言ったご家族さんに、本来のどろっとした人間模様?(ユニット型のご利用者が、自分の家族でも他家族でも来たらめっちゃ、良い人に変化する事があった)

見たら絶対、ユニット形って本当にいいの?って考えると思います。
後は、ご利用者&職員の暴言v-404
自分のみっともない姿見たら、一発で心入れかえれると思います。
あれ?デメリットないじゃん…

福祉学生の私の立場で判断付きません。

 監視カメラの場合には、事故の詳細と証拠になる、家族が訪問時以外の利用者の生活の様子がわかる。そのことで職員さんが程よい緊張が意地ができる等のメリットがある。
 半面で監視されることによる無言の行動抑制につながるのではないかと考えます。そのため身体拘束になるのではないかと考えます。
 この事についてmasaさんに聞いてみるのも面白そうな気がします。
 だが、監視カメラをつけるにしても家族や利用者が納得するルールを設ける必要があるのではないかと考えます。そして目立たないようにする必要があると思います。
 この事については私自身は賛成か反対なのかはこれまでの知識では判断が出来かねます
 

大方賛成かな

場所と条件によりますが、大方賛成です。
理由はブログの内容を現実に見てきたから
その行為を防ぐには、本人任せとはいかない
のが現実です。 実際、うちのグループホームでは
マイクを仕掛けるかカメラを設置するかをまさに
議論していたんで・・・ドアの向こう、死角での
介護。これがある限りは仕方ないのでしょうね。

発想が

少し悲しい。
事故の証言が得られないから・・・と言うのであれば。
素晴らしい介護の証言も得られないのであろう?
介護技術向上のための好事例収集が主目的であってほしい。
僕は現実と向き合ってないみたいです。m(__)m

現場に監視カメラを置けば、
リスクマネージメントしやすく、手軽でコスパも良く、
特に管理者の方にとって一時的にプラスになりますね。
また介護士の方に緊張を求めることになりますね。

ですが私は反対です。
カメラを置けば、確かに入居者の転倒した
あらかたの理由は分かるでしょう。
ですが私は介護士の方にそういったアプローチで
行動を規制することはするべきではないと思います。

もし、「証拠のない事故」に改善を求めるなら、
ミスの起きやすい現場にスタッフを複数の配置して、
一人の責任にせずに、目のいきわたった空間を作る
など対策をする。
監視カメラにさせることを他のスタッフにさせます。

介護スタッフに聖人を求めないかわりに
監視カメラを設置する とおっしゃってますが、
介護士の方はそこまで組織や機械に
管理されるべきでしょうか。

切り取られた仕事、一時的な業務のなかでは
それは完璧な対策かもしれません。
ですが仕事、業務は体験を通して
スタッフの人格をつくり、人間性を成長させるはずです。
そこに常に監視カメラがあることは
プラスにならないと私は感じました。

あっても なくても

そこを居場所とする方々に対してその方々の意思や可能性を大切にできるようつとめるだけです。
カメラがあることで守れるものもあり 守れないものもある。カメラがなくても同じくです
ただ行動や言動の原点にカメラがあるのではなく 原点には必ずそこを居場所とされている人 であるのを 当たり前に染み付いている自分でありたいと思います。

スタッフの立場になった時

自分がスタッフの立場になった時、監視カメラがあるのはどうか?

考えた時に私は「どっちでもいい。」です。
自分の仕事にカメラの有無は関係ありません。

利用者さまの立場になった時、監視カメラがあるのはどうか?

私は「ないほうがいい。」と思う気がします。
自分で判断能力がある間は、きっとそう思います。

では利用者さまの家族の立場に立った時、監視カメラがあるのはどうか?

「あったら安心。」そう思ってしまうのが現実です。


元気の家で監視カメラを導入されるのですか?

失礼します。
先日もコメントに返事をくださりありがとう
ございます。
監視カメラの問題は、

(利用者の)安全・安心VS(利用者の)プライバシーの問題
 
(介護者の)他者からの支配VS(介護者の)人としての道徳心

の論点になるのではないかと思います。
国家レベルでも公共施設の監視カメラを設置する国としない国で論争があるように、施設の監視カメラ問題も同じと考えています。
私の結論は、監視カメラがあるないにかかわらず、事故がおこるときには、起こるということです。
であるとしたら 利用者のプライバシーを尊重し介護者の道徳心に期待したいです。
監視カメラをつけたとしても、アウトかセーフかがはっきりするだけで根本的な問題解決にはつながらないと思うからです。

こんにちは。初コメントお邪魔します。

いつもながらお見事な分析で…勉強になります。

そうですか…かなりのメリットがあるんですね。

監視カメラって…。

でも私は反対ですね…

理由は2つ

1つめは、それでも死角はあるだろうし、事故も起きてしまうと思うから。

2つめは、経営者の指導能力が低下しちゃいそうだから(笑)なんていうのは冗談ですが

小さい頃母に

「自分がされて嫌な事は人にしちゃダメ!!」って
こっぴどく怒られたからです。

私、見られたくないですもん。



何て言ったらいいのか

何だか今までの〇〇論から少し離れたお話のような?
私だけですかね。

一方でスタッフは少ないほうが良い!
他方では、監視カメラを配置せよ!
何だか相容れぬような気がします。

さばねこさんへ

ポールポジションです!

剥き出しのカメラは空間の雰囲気をかなり損ないますよね。

ドキンちゃんへ

> ダミーと本物をうまく使い分けます。

スタッフを見張る目的ならダミーで十分ですね。
居室内にカメラがあるというだけで、
夜勤中のオムツ交換や体位変換を省けなくなります。
そういうサボリや虐待の抑止力になることは
間違いないですね。

うみさんへ

おそらく入居者様は
カメラがあってもいたって呑気だと思いますよ。
気にするのは専らスタッフだけです(笑)。
良いか悪いか分かりませんが、
スタッフの仕事に緊張感が生まれることは間違いないです。

キルアさんへ

お大事に。

ワカさんへ

>町中すべての事故を明確にするために、至る所に監視カメラを設置するもの止むを得ないという考えなのでしょうか?

町中全ての人が子供や認知症の人ばかりなら
ほとんどの人が賛成すると思いますよ。

証言能力があり、責任能力もあり、カメラの存在がストレスになる人、
つまり普通の大人であれば反対するだろうし、必要性も薄いでしょうね。

>監視カメラの設置で、(中略)つまらない介護職、人間ばかりになりそうな気がします。

つまり監視カメラのある場所で仕事をしている人たちはつまらない人が多い、という結論でよろしいでしょうか?(笑)

>入居者が求めているかどうかも微妙

求める力がある人には監視カメラは必要ないと思います。

ウエッティさんへ

ウエッティさんのコメントに同意します(笑)。

kirariさんへ

自分たちのサービスに自信を持っている施設及びスタッフなら
監視カメラにはポジティブかもしれませんね。

イメージ的に、一見デメリットの方が多いと思う監視カメラ設置も
考え方によってはメリットが多かったりする。
やはりここにもスコトーマが働いているようです。

長野の学生さんへ

一部分を除いて
長野の学生さんのコメントに同意します(笑)。

さざんさんへ

さざんさんの所の切実な状況が
ヒシヒシと伝わります(笑)。

debu-taさんへ

>発想が少し悲しい

今回はあえて悲しい記事を書いてみました。
だから…そんなに悲しまないでくださいi-238

mitsumiさんへ

mitsumiさんへのコメントは
次回の記事を持って代えさせて頂きます(笑)。

一つ言えることは、
私はmitsumiさんより遥かに性悪説派で捻くれている
ということです。

おこめさんへ

>ただ行動や言動の原点にカメラがあるのではなく~

私もそう思います。

ドキンちゃんへ

元気の家は1Fの事務所やロビーにはカメラがあります。
高性能カメラなので来客者のシワまでバッチリ写りますよ。

皇帝ネロさんへ

>監視カメラがあるないにかかわらず、事故がおこるときには、起こるということです。

>根本的な問題解決にはつながらないと思うからです。

多くの施設で現在報告されている事故のほとんどは「証拠のある事故」です。
「証拠のない事故」はそれが起きたことさえ分かりません。

監視カメラは「証拠のない事故」の隠蔽に対する抑止力になります。

「証拠のない事故」の報告が増えると、
大きな事故の防止や業務改善につながります。

ハナコさんへ

初コメントありがとうございます。

>それでも死角はあるだろうし、事故も起きてしまうと思うから。

監視カメラの一次的な目的は、事故を防ぐことではなく、
「証拠のない事故」の報告を正直にさせることです。

その報告やヒヤリハットが生かされれば、
事故は減るでしょう。

>「自分がされて嫌な事は人にしちゃダメ!!」

今の「自分」はもちろん嫌でしょうが、
認知症になってスタッフに抵抗できなくなった「自分」だったら、
果たしてどう思うでしょうか?

ひよこ理事さんへ

今回はちょっとネガティブなテーマですからね。

>一方でスタッフは少ないほうが良い!
>他方では、監視カメラを配置せよ!
>何だか相容れぬような気がします。

私は違和感ないんですが…。

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